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2012年12月19日 (水)

『少年は残酷な弓を射る』

今日は、賞レースで注目されたイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、金のかかった大作ではないんやけど、カンヌ映画祭やゴールデン・グローブ賞でのノミネートを始め、いろいろと各地で話題になったらしいんよね。とりわけ、主演のティルダ・スウィントンの演技が絶賛されてるみたいなんよ。

ティルダ・スウィントンと言うと、個人的に彼女の存在を認識したのは『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』あたりかもなぁ。それまでの出演作もいくつか観てるんやけど、正直、そこまでインパクトはなかったような気がするんよね。

彼女、何気に年齢がすでに50歳を超えてるってのが驚きで、そうは見えない若さと、どんな役もさりげなくこなす抜群の演技力には、いつも感心してまうんよ。

というわけで、ちょっと気になる作品の感想は.........?!

少年は残酷な弓を射る / We Need To Talk About Kevin   ★★★☆☆   (2011年)

監督:リン・ラムジー

出演:ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー、ジャスパー・ニューウェル、ロック・ドゥアー、アシュリー・ガーラシモヴィッチ、アースラ・パーカー

愛する夫との間にできた息子、かわいいはずが、なぜか小さい頃から自分にだけ懐かず、やがて高校生になった息子は、ある事件を引き起こす.........ってなサスペンス調の親子オン関係を描いたドラマ?!

かわいいはずの一人息子が、ことごとく自分に反発し、年齢を重ねるごとにエスカレートする、そんな母と息子の複雑な関係を追いながら、一方で事件後の様子を挟みつつ、主人公の苦悩を描いてるんよね。

出だしは、ちょっと散漫な感じで、状況が読めないために、取っつきにくさを感じるんやけど、途中からグイグイと引き込まれてもうたよ。それは主演のティルダくんの控えめながら確かな演技と、息子役の若手俳優のふてぶてしい大胆さが作り出す歪んだ親子関係に、思わず呑まれてまうからなんかもね。

観終わってすべてがクリアになるような話ではなく、“なんでや?”って疑問がわき出てくる作りが、そのままタイトルの“We need to talk about Kevin”につながる当たりが、この作品の“ナルホド”なところなんかも。キレイにまとめた邦題なんやとは思うけど、残念ながら、原題の深みは出てないよなぁ.........?!(苦笑)

作品としてはかなりのクオリティやとは思うんやけど、ちょっとクセがあって、観るひとを選ぶ作品ってことで、個人的には“おススメ”モードではあるんやけど、控えめに3つということで。でも、かなり後を引く、なかなかのデキやったね!?

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