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2012年12月23日 (日)

『もうひとりのシェイクスピア』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ちょっと個性的な作品をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるローランド・エメリッヒと言えば、『インデペンデンス・デイ』で有名やんね。その他にも『スター・ゲイト』や『デイ・アフター・トゥモロー』、最近では、地球滅亡を描いた『2012』とか、主にパニックものやSFで有名になったひとなんよなぁ。

そんな監督さんが、これまでと全く毛色の違う歴史ものに挑むってことも興味深いんやけど、その内容がこれまた、なかなかオモロイんよね。ウィリアム・シェークスピアと言えば、誰もが知ってる、イギリスの有名な作家なわけやけど、実は彼には別人説や、複数の人がペンネームとして使った説なんてのがあるらしいんよ。

詳しい話はネットで検索してもらえば、いろいろと出てくるんやけど、そのいくつかある別人説のひとつを描いたのが、この作品で、あのオーソン・ウェルズなんかも、この説を支持してたらしい。

というわけで、そんなテーマで描かれた作品の感想は.......?!

もうひとりのシェイクスピア / Anonymous   ★★★★   (2011年)

監督:ローランド・エメリッヒ

出演:リス・エヴァンス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジョエリー・リチャードソン、デヴィッド・シューリス、レイフ・スポール、ゼイヴィア・サミュエル、セバスチャン・アルメストロ、ジェイミー・キャンベル・バウアー

16世紀末のロンドンで、人々を演劇で夢中にさせた劇作家ウィリアム・シェイクスピアの本当の正体は、別の男だった......ってな、シェイクスピア別人説のひとつをドラマ化した作品?!

舞台に夢中になる民衆の姿を見て、そのエネルギーを政治に利用しようと、ある貴族の男が書き溜めた自作の戯曲を匿名で上演するのだが.....ってなことで、シェイクスピアは単に名義貸ししてただけやったっていう説に基づいて、なかなか興味深いドラマが展開するんよね。

これ、何がいいって、単に“シェイクスピア”の真実に迫るってなミステリー要素だけやなく、当時の朝廷の中で繰り広げられる、エリザベス女王の跡目争いという、ちょっとドロドロの権力闘争のようなものを絡め、更に秘めた恋話を足して、巧みに人間関係を描いてるところがスリリングなんよ!?

そんでもって、主役を演じるリス・エヴァンスが、これまでの作品で見せたことのないような、抜群のシリアスな演技をしてて、ヴァネッサおばちゃんのような大ベテランから若手まで、それぞれの役者がエエ演技をしてるんよなぁ。

まぁ、話に興味が持てるかどうかってところがハマるかどうかのハードルになるんやろね。エメリッヒ作品にしては、エイリアンも地球の滅亡も全く関係ない、地味な話(?)ではあるんやけど、こういうの個人的に嫌いやないんよ......ってことで、ちょっとマニアックにおススメ♪(笑)

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