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2013年1月 2日 (水)

『ぼくたちのムッシュ・ラザール』

今日は、カナダの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カナダといってもケヴェックが舞台で、フランス語で作られてるんよね。そんなこともあって、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされて、その内容も評判になったりして、ちょっと話題になってたっけ。

監督さんは、TV番組の企画で外国に行ってショート・フィルムを作るってのに参加したのをきっかけで、この道に進んだらしく、映画監督としては、少し異色の経歴なんやって。

本国カナダでは、アカデミー賞に当たるジェニー賞で作品賞や監督賞、主演男優賞や助演女優賞等を独占した作品は、なるほどと思わせるものがあったね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

ぼくたちのムッシュ・ラザール / Monsieur Lazhar   ★★★★☆   (2011年)

監督:フィリップ・ファラルドー

出演:モハメッド・フェラグ、ソフィー・ネリッセ、エミリアン・ネロン、ブリジット・プパール、ダニエル・プルール、ルイ・シャンパーニュ

寒い冬の朝、担任の女教師が教室で首を吊って自殺した。子供たちは動揺し、誰も後任の教師をやりたがらない中、ひとりのアルジェリア人の男が、募集広告を見て、学校にやって来た。最初は戸惑う生徒たちだったが、次第に打ち解けていき......ってな、先生と生徒の交流を描いた、ちょっと感動的なドラマ?!

う~ん、これは期待どおりのナイスなドラマやった。決して感動を押し売りするわけやなく、むしろ抑えた演出のなかで、平静を装いながら、どこか不安を感じてる生徒たちと、自らも悲しみを抱えながら、子供たちを優しく見つめる男の関係を、丁寧に描いてるんよなぁ。

何か特別なことをするわけやなく、ただ真っ直ぐに生徒たちと向き合い、一緒になって悲しみを受け止めようとする姿に、静かな感動を覚えてもうたよ。

モンスター・ペアレントや教師と生徒の関係といった教育現場の問題に触れながらも、教育の本質を語りかけるような話は、余計な演出をするよりも、効果的ってことなんかもなぁ。

教室という場所は、友情や勉強のためのもので、傷つけあうところやない、そうであって欲しいと思うやんね!?

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