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2013年1月21日 (月)

『ある秘密』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年の春に、劇場未公開のフランス映画を取り上げた特別上映作品のひとつやったらしい。実話が基になった話ってことで、本国フランスではセザール賞で11部門においてノミネートされ、助演女優賞を受賞したってことで、かなり話題になった作品らしい。

個人的な見どころとしては、着実に女優としての実力をつけてきたセシル・ドゥ・フランスと、フランソワ・オゾンの手を離れ、フランスの若手女優の中では貫録さえ感じさせるようになったリュディヴィーヌ・サニエの組み合わせってのが楽しみやったんやけどね。

というわけで、そんな隠れた話題作(?)の感想は........?!

ある秘密 / Un Secret   ★★★☆☆   (2007年)

監督:クロード・ミレール

出演:セシル・ドゥ・フランス、リュディヴィーヌ・サニエ、マチュー・アルマリック、パトリック・ブリュエル、ジュリー・ドパルデュー、イヴ・ジャック、ヴァランタン・ヴィグール、ナタリー・ブトゥフ、イヴ・ヴェルフーヴァン

両親と暮らすひ弱な少年は、幼い頃から自分には兄がいると思い込み、想像の中で作り上げた兄の姿を追いかけていた。そんなある日、屋根裏のトランクの中から縫いぐるみを見つけ.......ってな、ある家族の秘密を描いたドラマ?!

親の期待に応えられずに苦しむ少年、厳しい父、そして美しく優しい母、両親が語らない家族の秘密......運動神経抜群の父と元モデルの美しい母、一見すると完璧な家族に隠された悲しい過去、ナチス占領下のユダヤ人迫害がもたらした悲劇を、じっくりと描いてるんよね。

普通は現在をカラー映像に、過去を白黒にするところを敢えて逆にして、歴史のうねりに翻弄され、悲しみを背負った一家の苦悩を際立たせてるんかな。

好みの分かれるところやとは思うんやけど、淡々とした流れのなかで、男と女の微妙な心情を描くあたりが、フランス映画らしい味わいやった。

忘れることで前に向かって一歩を踏み出した、それは誰が悪いというわけでもなく、悲しみを乗り越えるための必然やったんかなぁ........戦争の悲劇を背負ってるのは、実際に苦しんだひとりひとりなんよね?!

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