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2013年1月10日 (木)

『瞳は静かに』

今日は、アルゼンチンの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、これが初監督作品らしいんやけど、そのテーマに選んだのが、自分自身が体験した軍事政権時代の話やったってことらしい。

アルゼンチンって国は、マラドーナやメッシといったフットボールの選手で有名で、南米ってことで、どこか陽気で愉快な国って80年代始めにイギリスとの戦争に負けるまで、軍が支配していた国で、様々な弾圧によって人々が苦しい思いをしてた時期があったんやって。

そんなこともあってか、アルゼンチンの映画って、国に対して思う浮かべるイメージと反対に、印象としては、意外とシリアスなものが多いように思うんよね。そういった過去の歴史や当時の苦悩ってのが、人々の心の中に残ってるのかなぁ、なんて思ったりもするんよなぁ。

というわけで、そんなアルゼンチンで作られた作品の感想は........?!

瞳は静かに / Andres No Quiere Dormir La Siesta   ★★★☆☆   (2009年)

監督:ダニエル・ブスタマンテ

出演:ノルマ・アレアンドロ、コンラッド・バレンスエラ、ファビオ・アステ、セリーナ・フォント、エセキエル・ディアス、マルセロ・メリンゴ

母親と兄と3人で楽しく暮らしていた少年だったが、ある日、母親が事故にあって亡くなり、別居していた父と祖母と一緒に暮らすことになったのだが.......ってな、70年代の軍事政権下のアルゼンチンを少年の目を通して描いたドラマ?!

幸せだった世界が突如として崩れ去り、厳しい父親に次第に反発する少年を使って、大人の世界に翻弄される子どもの心情を描いてるんかな。

全体的に淡々としたドラマの構成になってるんやけど、そんな中で、無邪気に日々を送ってた子どもが、少しずつ“大人の事情”を知りながら、周囲の人たちとの関係に抵抗する様が、丁寧に描かれてた。

真っ直ぐな視線で大人たちを見つめ、静かな怒りを表現する少年の演技が、なかなか秀逸やったね!?

地味な作品ではあるんやけど、悪くはなかったかな。

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