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2013年2月 5日 (火)

『アジアの純真』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんと脚本家さんは、昨年末に交通事故で亡くなった若松孝二監督の助監督を務めてたっていう、“若松組”のひとたちなんやってね。

ちょっと“アナーキー”すぎる内容のために、配給しようという会社も現れず、出来上がってから劇場で公開されるまでに相当な苦労があったらしいんやけど、海外の映画祭への出品等しながら、こうやって日の目を見ることになったらしい。

そんな作品の特典映像に、故若松監督とのトークイベントの模様が入ってたんやけど、監督さんの“映画愛”が伝わる、ストレートな物言いに、ちょっと心躍らせてしもたよ(笑)

てなわけで、“若松イズム”を引き継いだ作品の感想は........?!

アジアの純真   ★★★☆☆   (2009年)

監督:片嶋一貴

出演:韓 英恵、笠井しげ、黒田耕平、丸尾丸一郎、川田 希、澤 純子、パク・ソヒ、白井良明、若松孝二

世界を変えたいと考える女の子と、カツアゲされてる時に彼女に助けられた気弱な青年。しかし、彼女は拉致問題のニュースで世の中が揺れるなか、チンピラに絡まれて殺されてしまう。そんな彼女の妹は、旧日本軍の毒ガスが手に入れ、彼を連れて無差別テロに向かうのだが......ってな青春(?)ロードムービー?!

抑えきれない怒りを抱き、社会に対する復讐のために突き進む女の子と、彼女に付いていく男、若いふたりの、ちょっと過激な旅を、全編白黒の映像で追いかけるんよね。

話の内容としては、ちょっとムリがあるような気もするんやけど、何となく感じる漠然とした不安や、どうしていいのか分からない無力感、そんでもって無関心でいることで得た平穏の意味のなさ、そんなものを若い男女を使って表現するあたり、なかなかの意欲作なんと違うかなって思ったよ。

まぁ、低予算のインディーズ作品の臭いがプンプンするところが残念ではあるんやけど、ちょっとした切なさとシニカルさを内包しつつ、力強く描ききったドラマは、とってもマイナーな仕上がりながら、悪くはないと思うんやけどね?!

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