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2013年2月20日 (水)

『きっと ここが帰る場所』

今日は、ヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

主演がショーン・ペンで、アメリカでも撮影してて、なんでハリウッド映画やないかっていうと、イタリア人の監督さんがカンヌ映画祭で審査員賞を受賞したときに、選ぶ側やったショーン・ペンと親しくなって、一緒に映画を作ろうってことで実現した企画がこれやったってことらしい。

そんな作品は、音楽を元 Talking Heads のデヴィッド・バーンが担当してたりして、しかも、ついでに本人役で出てきたりと、ちょっとマニアックに楽しめる要素もあるんよね(笑)

というわけで、監督さんの本国イタリアでは、アカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でいろいろと受賞した作品の感想は........?!

きっと ここが帰る場所 / This Must Be The Place   ★★★★   (2011年)

監督:パオロ・ソレンティーノ

出演:ショーン・ペン、フランシス・マクドーマンド、ジャド・ハーシュ、イヴ・ヒューソン、ケリー・コンドン、ハリー・ディーン・スタントン、デヴィッド・バーン、オルウェン・フエレ、シェイ・ウィガム

深い悲しみを抱えたまま、ダブリンにある豪邸でヒッソリと妻と暮らす元ロックスターは、30年以上も会っていない父親が危篤という知らせを聞き、アメリカに向かうことに。死に目には間に合わなかったが、生前の父がナチスの戦犯を追いかけていたと知り、父が探し求めていた男を自らが探すことに.......ってな、自分探しのロードムービー?!

片手で買い物カートを引きずり、背中を丸めて歩く老いぼれたロッカー、そんな厚化粧の冴えない主人公ってのに、最初は戸惑ってもうたんやけど、オーバーアクションぎみなキャラ設定ながら、さりげなく見る側を惹きつけ、魅了してまうショーン・ペンの演技力は、もう見事やったね!?

かつて栄光を手にしながら、どこか卑屈でネガティヴに生きる主人公が、旅でいろんな人と出会い、自分の過去と現在、そして未来と向き合う、そんな過程を大上段に構えるんやなくて、ちょっとしたユーモアを織り交ぜながら、さりげなく描いてくところに、この作品の味わいがあるんよなぁ。

“Something is not quite right. I'm not sure exactly what it is, but something...”

そんな気の利いたセリフを添えながら、センスのいい音楽で味付けされた自分探しの旅は、何ともリッチなテイストに仕上がってたね!?

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