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2013年2月 2日 (土)

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、話題作をひとつ、ご紹介♪

これ、今年のアカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞など11部門でノミネートされてるんよね。ゴールデングローブ賞では3部門でノミネートされ、作品賞と監督賞はアカンかったけど、音楽賞を受賞したらしい。

監督のアン・リーというと、個人的には初期の『推手』、『ウェディング・バンケット』や最近の『ラスト・コーション』、『ブロークバック・マウンテン』といった作品から、アクションよりもドラマ系の監督さんという印象なんやけど、一方で『グリーン・デスティニー』や『ハルク』なんかを手掛けてて、いろいろと引き出しを持ってる監督さんなのかもね。

今回は『アバター』のジェームズ・キャメロンも認めたっていう映像を堪能しようということで、隣駅のシネコンのIMAXバージョンで鑑賞してみたよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 / Life Of Pi   ★★★☆☆   (2012年)

監督:アン・リー

出演:スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、アディル・フセイン、タブー、レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー

インドで動物園を営んでいた一家は、カナダへの移住を決意し、動物たちと一緒に貨物船に乗り込んだが、途中で嵐に遭い、少年だけが生き残ったのだが.......ってなサバイバル・アドベンチャー?!

嵐の中で飛び乗った救命ボートには、脚を骨折したシマウマと子どもを失ったオランウータン、獰猛なハイエナ、そしてベンガルトラがおり、過酷な状況の中で少年の必死のサバイバルが始まる......ってなわけで、少年とトラの関係を軸にしながら、“死”と“生”を問うドラマが展開するんよね。

この作品、何といっても映像やろなぁ。最初から最後まで、作り手側のこだわりが十分に伝わる、とっても手の込んだものに仕上がってた。3Dであることを活かしきれたかというと、ちょっと物足りなさは感じるんやけど、それでも映像の美しさという点では、かなりの質やと思うんよね。

ただ、逆に言うと、あまりにもよくデキた映像であるがゆえに、リアリティを感じられない気がして、そのためにもう一つ感情に訴えかけるものが欠けてたんと違うかな。

究極のサバイバルの状況にあって、挫けそうになりながらも決して諦めることなく、希望を胸に耐え続ける、なかなかエエ話なんやけどね?!

多分アカデミー賞では、撮影賞や視覚効果賞といった技術系の賞は受賞できると思うんやけど、作品賞や監督賞というと、ちょっと弱いかもなぁ.......。

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