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2013年3月

2013年3月31日 (日)

『ジャックと天空の巨人』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、大作もの(?)をひとつ、ご紹介♪

ブライアン・シンガーって監督さんは、このブログでもイチオシしてる『ユージュアル・サスペクツ』以来、X-MENシリーズやトム・クルーズと組んだ『ワルキューレ』等、ずっと好きな監督のひとりなんよね。

ただ、最近は、どちらかというと製作に回ることが多くて、ちょっと寂しいなぁって思ってたんやけど、そんな監督さんが久々に自らメガホンを取るってんで、かなり小躍りしながら(?)期待してもうた(笑)

そんな作品で主人公を務めてるのは、トム・フォード監督の『シングルマン』で注目された若手俳優ニコラス・ホルトなんやけど、彼って、実はヒュー・グラント主演で話題になった『アバウト・ア・ボーイ』で少年役を演じてた子役やったんやって。あれから10年ちょっと.....すっかり大人になって.......って、いかにもオヤジくさいコメントをしてみたりして。

ちなみにお姫様役のエレノア・トムリンソンは、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』って作品で、主人公の親友役で出てたイギリスの女優さんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ジャックと天空の巨人 / Jack The Giant Slayer   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ブライアン・シンガー

出演:ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、スタンリー・トゥッチ、ユアン・マクレガー、ビル・ナイ、イアン・マクシェーン、エディ・マーサン、サイモン・ロウ、クリストファー・フェアバンク

謎の僧侶から託された豆、そのツルは地上と天との間にある巨人の国に届くものだった。伸びたツルで空高く上り、巨人に囚われた姫を救うため、王の精鋭と一緒に上を目指す貧しい農家で育った青年ジャックだったが......ってな、童話を基に作られたアクション・アドベンチャー?!

かつて地上を追われ、復讐に燃える巨人たちと立ち向かう青年と兵士たち、未知の冒険の行方は.....ってなことで、ファンタジーな要素や少しダークな味わいも混ぜて、語り上手なシンガー監督らしい、それなりのデキのドラマに仕上がってたかな。

まぁ、ちょっと期待したほどの面白味がないとか、主役の若いふたりのインパクトが薄いとか、物足りなさはあるんやけど、きっとより幅広い客層を狙うために、少し中途半端な感じになってもうたんやろね?!

しかし、勇敢な隊長役で出てたユアンくんが、妙にアッサリした演技で男前を演じてて、最初、別人かと思ってもうたんよなぁ。そんな所も含めて、素直さを忘れつつあるオヤジには、ちょっと上品すぎる作品やったのかも?!(苦笑)

2013年3月30日 (土)

『偽りなき者』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ズシリと重いドラマをひとつ、ご紹介♪

トマス・ヴィンターベア監督は、あのラース・フォン・トリアー監督のお友だちで、北欧の監督さんたちの個性なのか、作風も同じように重くてヘヴィーなものが多いんような気がする。以前に紹介した『光のほうへ』っていう作品もそうやったんやけど、悲しみを背負った主人公の葛藤を描くようなイメージが強いかな。

そんな監督さんに主役として指名されたマッツ・ミケルセンは、この作品でカンヌ映画祭の男優賞を受賞したんやって。マッツくんと言えば、ちょっと前に取り上げた『ドライヴ』『ヴァルハラ・ライジング』のニコラス・ウィンディング・レフン監督や『アフター・ウェディング』のスザンネ・ビア監督との作品で有名やけど、きっと才能のある監督といい仕事をしてることが、彼の役者としての価値を高めてるんやろうって思うんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

偽りなき者 / Jagten   ★★★★☆   (2012年)

監督:トマス・ヴィンターベア

出演:マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、アニカ・ヴィタコプ、ラセ・フォーゲルストラム、ラース・ランゼ、スーセ・ウォルド、アレクサンドラ・ラパポルト

勤めていた学校が閉校となり、幼稚園で働くことになった男は、別れた妻と暮す息子が、自分と同居することになり、喜んでいたが、そんな時に、園児のひとりが付いた嘘により、性犯罪者の嫌疑をかけられ......ってな、ちょっとシリアスな社会派ドラマ?!

子供好きの心優しい男が、身に覚えのない罪に問われ、やがて社会から迫害され、追い詰められる、そんな様子を描いてるんよね。

この作品、何といっても理不尽な状況の中で、必死に耐えながら静かに抵抗する主人公を演じるマッツくんの存在感が抜群やった。抑えた演技のなかで、やり場のない怒りと苦悩を抱えた男を体現するところが、なんとも見事なんよ。

主人公の立場から観てると、強い憤りを感じるドラマなんやけど、一方で子供を持つ親の立場や、周囲のリアクションにも理解できる部分もあり、そんな絶妙のバランスで構築された話やからこそ、これが何か特異なシチュエーションを描いてるわけやなく、どこかリアリティのある話として、より考えさせられるんかもね?!

テーマがテーマだけに、ちょっと重たいドラマではあるんやけど、小さな嘘から人生を狂わされる、そんな男の刹那を描くドラマは、ヨーロッパ映画らしい、静かな緊迫感と深みがあって、見ごたえ十分やったかな?!

2013年3月29日 (金)

『相棒シリーズ X DAY』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、あの人気ドラマの関連作品をひとつ、ご紹介♪

いつも水曜に放送してるTVドラマ「相棒」は、好きなドラマではあるんやけど、いつも水曜は帰りが遅かったんで、実はあまり観てないんよね。ただ、先週は、ちょうど水曜が休日で、たまたまシーズン最終話を2時間スペシャルでやるっていうんで、久しぶりに観たんやけど、なかなか深いドラマに、それぞれのキャラが話の中で活きてて、相変わらずオモロイなぁって思った。

そんなわけで、気分的に少しノリノリで公開初日に劇場に足を運んだわけやけど、なかなかの盛況ぶりで、客の年齢層も幅広く、その人気ぶりを感じたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は........?!

相棒シリーズ X DAY   ★★★☆☆   (2013年)

監督:橋本 一

出演:川原和久、田中 圭、国仲涼子、別所哲也、深水元基、戸次重幸、関 めぐみ、田口トモロヲ、山西 惇、六角精児、神保悟志、山中崇史、大谷亮介、木村佳乃、鈴木杏樹、及川光博、水谷 豊

ある日、ビルから転落したと見られる銀行員の死体が発見され、その側には燃えた札束が見つかる。その男を不正アクセスの容疑で追っていたサイバー犯罪対策課と殺人事件として調べる捜査一課は、合同で真相の究明に乗り出すのだが.......ってなTVドラマ「相棒」の新たなスピン・オフ作品?!

ドラマでは、いつも空回り気味の“熱い”キャラの伊丹刑事がメインで、そこにIT系の専門捜査官が絡むってことで、なかなか意外性のあるコンビ結成やったかな。伊丹くんは、これだけ長く愛されてるシリーズで、ひと際キャラ立ちしてる役どころだけに、期待を裏切らない弾けっぷりやった(笑)

そんなメイン以外にも、いつものように個性的な面々が、ここぞとばかりに大暴れで、さながら“相棒キャラ祭り”的なノリで、演技や掛け合いを見てるだけで、十分にファンを楽しませる内容になってたんと違うかな。

話の方はというと、ひとつの事件から、その背後に潜む闇を描くってことで、なかなかスケール感のある社会派の内容になってるんやけど、多少“ヤリすぎ”な演出もあったりで、正直、ちょっと消化不良な感じが残ってもうたかも。

まぁ、そうは言っても、ドラマの勢いをそのままスクリーンで炸裂されるデキは、悪くなかったと思うんよね?!

2013年3月28日 (木)

『闇を生きる男』

今日は、ちょっとマイナーなベルギー映画をひとつ、ご紹介♪

マイナーといっても、この作品、去年のアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされてたものらしく、フランスのセザール賞でもノミネートされたみたいで、その他小粒な映画祭なんかで受賞したりもしてるんやって。

そんでもって、この作品の主役を務めるマティアス・スーナールツって俳優さんはベルギーの役者さんなんやけど、以前に紹介した『ロフト.』って作品にも出演してて、この春に公開される予定の『君と歩く世界』って作品では、マリオン・コティヤールの相手役をしてて、ちょっと話題になってる注目の(?)俳優さんらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

闇を生きる男 / Rundskop   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ミヒャエル・R・ロスカム

出演:マティアス・スーナールツ、イェロン・ペルセヴァル、バーバラ・サラフィン、ジャンヌ・ダンドワ、フランク・ラメルス、ティボ・ヴァンデンボーレ

食用の牛に認可されていないホルモンを投与する事件を調査していた刑事が殺され、警察にマークされる畜産農家の男には、ある暗い過去があった.......ってなサスペンス調のドラマ?!

少年時代に起こった忌々しい事件、20年後に巡りあう関係者たち、封印していた心の闇が騒ぎだす.......ってなことで、なかなかシリアスで重厚なドラマに仕上がってたね。

違法なホルモンを売買する“ホルモン・マフィア”なるものが暗躍してるってのがテーマとして興味深いし、主人公の男の背負ってる過去ってのがまた、なかなかヘビーで、同性として考えさせられる(?)ものがあったよ(苦笑)

派手なアクションがあるわけでもなく、どちらかというと地味な話ではあるんやけど、主人公とその周りのキャラを丁寧に描きながら、うまく心理描写をしてたんと違うかな?!

2013年3月27日 (水)

『ザ・レイド』

今日は、インドネシアのアクション映画をひとつ、ご紹介♪

インドネシアと言っても、監督さんはウェールズ出身のイギリス人らしく、彼が最初に作った短編映画は、日本人の留学生を主人公にした、侍の話やったんやって。

この作品、国際的にも評価されてて、トロント国際映画祭では、ピープルズ・チョイス・アウォードを受賞したりもしてて、それ以外のマイナーな映画祭などでも話題になったらしい。

これ、ハゲしいアクションがフィーチャーされた内容になってるんやけど、東南アジアの伝統的な格闘技“シラット”が使われてるらしく、同じく東南アジアで人気になった『マッハ』といったタイのアクション映画と同じ系統の作品みたいなんよ。

というわけで、そんな日本でもマニアックな人気を得てた作品の感想は..........?!

ザ・レイド / The Raid (Serbuan Maut)  ★★★☆☆   (2011年)

監督:ギャレス・エヴァンス

出演:イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン、ジョー・タスリム、ドニー・アラムシャー、レイ・サヘタピー、テガール・サトリヤ、ピエール・グルノ

裏社会を牛耳る男が住む高層アパート、そこには多くの犯罪者が住み、麻薬の精製も行われていた。そんな悪の根城を強襲する警官隊だったが..........ってなインドネシア発のアクション映画?!

ひゃぁ~、最初から最後までアクションがキレキレやった(笑)

ハゲしい銃撃戦で始まり、そこから武術を使った肉弾戦へ、なかなか凄まじい迫力やったよ。ビートの利いた効果音を使いながら、鈍い音響で盛り上げつつ、手加減なしの殴り合いが繰り広げられるんよなぁ。

何がスゴイって、ピンポイントで関節を攻めるアクションが圧巻やった。ここまで「アクションが.....」って言うと、ただひたすら殴りあう単調な映画かって思うかもしれんけど、そこに腐敗した警察組織や人間関係の葛藤を織り交ぜ、ドラマ性を持たせてるあたり、なかなか工夫されてるんよね。

まぁ、そうは言いつつ、やっぱりアクションがメインなわけで、テンポよくキックやパンチが繰り出されるこの小気味よさは、クセになるかもね。すでに続編の撮影に入ってるらしく、ちょっと楽しみかも..........?!(笑)

2013年3月26日 (火)

『ぱいかじ南海作戦』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんは主に舞台の演出等で活躍してるひとらしく、これが初監督作品なんやってね。そんでもって、そんな話は、椎名 誠さんの同名小説を映画化したものってことなんやけど、毎度ながら原作は読んだことがないんよなぁ。

舞台が沖縄の島ってことで、映画を観てて、無性にすべてを投げ捨てて、南国の穏やかな風に吹かれながら、いろいろリセットしたいなぁ、なんて考えてもうたよ。そんな自分、ちょっとお疲れかも.........なんて思ったりして(笑)

というわけで、そんな“マッタリ”ぎみなコメディ映画(?)の感想は........?!

ぱいかじ南海作戦   ★★★☆☆   (2012年)

監督:細川 徹

出演:阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木 希、ピエール瀧、浅野和之、斉木しげる、大水洋介

離婚とほぼ同時に会社が倒産し、職を失った男は、マンションを引き払い、南の島へ向かった。島のハズレの浜で出会った4人組のホームレスと意気投合し、一緒に生活を始めるのだが、ある日、彼らは自分の荷物と共に姿を消し......ってなコメディ・ドラマ?!

知り合いもいない南の島で一文無し、絶望的な状況で出会った新しい仲間、サバイバルをしながら、奇妙な暮らしが始まる......ってなことで、阿部くんのキャラを活かし、コミカルにってところなんかな。

まぁ、それなりに楽しめないことはないんやけど、阿部くんの作品でいつも感じることなんやけど、オモロそうな雰囲気は分かるんやけど、それほど笑えない、どこか中途半端な気分なんよね(苦笑)

あと、東北出身の“女優っぽいひと”に関西弁しゃべらすのは勘弁やわ。セリフ聞くたびに背中がムズムズしてきてもうて........。

そんなわけで、この作品、美しい沖縄の景色に癒されたってところが救いやったかなぁ.......なんて!?(笑)

2013年3月25日 (月)

『その男、国家機密につき』

今日は、劇場で未公開の作品の中から、ちょっと変わったテイストのものをひとつ、ご紹介♪

この作品、フィクションを実際の話のようにドキュメンタリー・タッチで描く“モキュメンタリー”っていわれるジャンルなんよね。語源は、モック(mock にせもの、真似たもの)とドキュメンタリーを掛け合わせたらしい。

“モキュメンタリー”という手法自体は、50年代くらいからあるらしく、必ずしも新しいというわけではないらしいんやけど、これが注目されたのは、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』っていうホラー作品で、その系統では、その後『パラノーマル・アクティビティー』のシリーズや『THE 4TH KIND フォース・カインド』なんかも話題になったかな。

というわけで、そんな作品の感想は............?!

その男、国家機密につき / One Hundred Years Of Evil   ★★★☆☆   (2010年)

監督:エリック・エガー、マグヌス・オリーヴ

出演:ヨーン・レクダル、ジョルディ・アルメイダ、ジャック・フランケル、アンドレア・スーチ、ジェイムズ・ディクソン

犯罪心理学を研究するスウェーデン人の男は、地下室で自殺したとされるヒトラーの最後を目撃した関係者のインタヴューを見て、彼らがウソを付いていると確信し、真相の追及に乗り出すのだが......ってな“モキュメンタリー”作品?!

戦後、アメリカに移送されたヒトラーに似た男たち、その中でただ一人アメリカに残った男の足跡をたどり、歴史のウソを暴こうとするが、そんな彼らは何者かにマークされ.......ってことで、アイデアとしてはオモロイよね。

ヒトラーの存在が歴史上あまりにも大きいだけに、もし生きてたら.......って話だけで、陰謀好きにとったら、いろいろと想像が広がって、ちょっとワクワクするやんか(笑)

ただ、残念なことに、戦後史の事件の裏に、実はヒトラーが........ってのが、ちょっと悪フザケが過ぎたようで、シラけてもうたかなぁ。

低予算の作品で、アイデア勝負という点では頑張ってるんやけど、題材がユニークなだけに、もう少し頑張れば........って思ってもうた。もう一息?!

2013年3月24日 (日)

『野蛮なやつら/SAVAGES』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品を監督するオリヴァー・ストーンと言えば、アカデミー賞で監督賞を受賞した『プラトーン』『7月4日に生まれて』といった作品や、ケヴィン・コスナーが主演の『JFK』やアンソニー・ホプキンスの演技が話題になった『ニクソン』といった作品で知られてるやんね。

ただ、いずれの作品も80年代から90年代半ばまでのもので、その後の監督さんの作品というと、話題性という意味では9.11の後に作られた『ワールド・トレード・センター』で注目を浴びたくらいで、まさかのラジー賞ノミネートを受ける始末で、個人的にはあまりパッとせんよなぁって思ってたんよ。

なので、今回の作品もちょっと不安な気持ちもあったんやけど、最近はすっかりメジャー作品でヒロイン的に扱われてる『旅するジーンズ』シリーズのブレイク・ライブリーも出てるってことで、劇場に向かったってわけ。

ということで、そんな作品の感想は..........?!

野蛮なやつら/SAVAGES / Savages   ★★★★   (2012年)

監督:オリヴァー・ストーン

出演:テイラー・キッチュ、アーロン・ジョンソン、ブレイク・ライブリー、サルマ・ハエック、ジョン・トラヴォルタ、ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、エミール・ハーシュ、サンドラ・エチェベリア、シェー・ウィガム、ショーン・ストーン

学生時代からの付き合いの男たちは、元傭兵の男がパキスタンから持ち帰った最高の種を使い、植物学者の男が純度の高い大麻を育て、それを売買して大儲けしていた。そんな彼らは、メキシコの麻薬組織に目を付けられ、共通の恋人を人質に取られ、強引に取引を迫られるのだが......ってなクライム・サスペンス?!

独特の緊張感に、どこかぶっ飛んだ感じ、それでいてよく練られた展開、いやぁ~、久々の“オリヴァー・ストーン節”、堪能させてもらったよ(笑)

この作品、主演の若手3人も、それぞれに個性が出てて悪くないんやけど、その脇を固める面々がエエんよね。

クセ者の悪党を演じるデル・トロくんの抜群の存在感に、メキシカン・マフィアの女ボスを演じるサルマ嬢の醸し出す雰囲気、さらに悪徳警官のトラボルタと、脇で見事なスパイスを効かせてくれてるんよなぁ。

バイオレンスにサスペンス、アクションにエロスと、バランスよく織り交ぜながら魅せるドラマは、オリヴァー・ストーンならではの仕上がりで、会心のデキなんと違うかな!?

2013年3月23日 (土)

『キャビン』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ホラー系のものをひとつ、ご紹介♪

この作品、予告編を観たときに少し気になって、「定番のホラーと思ったら、それだけやないんやでぇ~」的な宣伝の仕方に、まんまと釣られてもうたんよなぁ(笑)

監督さんは『クローバーフィールド/HAKAISYA』の脚本を書いてたひとらしく、『アベンジャーズ』の監督をしてたジョス・ウェドンが製作&脚本で参加してるんよね。

キャスティングの方も、ベテランのリチャード・ジェンキンスやシガニー・ウィーヴァーを出演させるなど、それなりの気合い(?)を感じてたんやけど........。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

キャビン / The Cavin In The Woods   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ドリュー・ゴダード

出演:クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ、リチャード・ジェンキンス、ブラッドリー・ウィットフォード、エイミー・アッカー、シガニー・ウィーヴァー

山奥にある山小屋で週末を一緒に過ごすためにやってきた男女5人の大学生だったが、実は彼らはある目的のために、その場所に連れてこられたのだった.......ってな、ホラーにサスペンスを混ぜて、ついでにSFまで加えると......何となくコメディ調??(笑)

何も知らずに遊びにやって来た若者と、そんな彼らを監視しながら“シナリオ”を進める男たち、山小屋の地下室で見つけた日記から、恐怖が始まる.......ってなことで、ちょっと浮かれた若者が災難に遭って次々と、っていうホラーの定番の流れを踏襲しながら、同時進行で何者かがそれを仕組んでるっていう、ちょっと意味深な展開ではあったんやけど、途中からはオイオイって思わずツッコミを入れずにはいられない感じで、最後はドッカーンってね!(笑)

まぁ、ある意味ちょっと斬新(?)で、本来のホラーとしてやなく別のモノとして楽しめる.....のかもしれんけど、なんともビミョーな感じやった。

話の内容は置いといて、コノリーくんやアッカーくんといった女優陣の見映えはいいって所は、個人的には十分楽しめたんやけど.......ね!?(笑)

2013年3月22日 (金)

『ひまわりと子犬の7日間』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、“日本中が涙した話を~”ってな宣伝文句で予告を流しまくってて、どこか感動を押し売りされてるみたいで、「ちょっとなぁ....」と思う気持ちもあったんやけえど、元来“犬好き”なオヤジだけに、やっぱり気になってもうて、試しに鑑賞したってわけ。

この監督さんは、山田洋次監督の作品の助監督や脚本を書いてたひとらしく、山田作品の人情ドラマを理解した後継者ってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

ひまわりと子犬の7日間   ★★★☆☆   (2013年)

監督:平松恵美子

出演:堺 雅人、中谷美紀、若林正恭、吉行和子、近藤里沙、藤本哉汰、でんでん、夏八木 勲、草村礼子、小林稔侍、檀 れい、左 時枝

妻を交通事故で亡くし、母親の助けを借りながら子どもふたりを育てる男は、勤めていた動物園が閉園となり、今は保健所で働いていた。そんなある日、住民の要請を受け、野良犬を捕まえに行ったところ、3匹の子犬を抱えた母犬を発見するのだが.....ってな、人と犬の関係を描いたドラマ?!

子どもを守るために誰も寄せ付けようとしない母犬、保健所で預かれる日数には限りがあり、殺処分にならないよう、主人公はいろいろと試みるものの、うまくいかず.......ってな感じで、自らも子育てに悩む父親が、子どもとの約束を守るために頑張るってなとこかな。

子供と動物を使って泣かせようとするのは反則やろって思いながら、それでも涙してしまうオヤジがひとり.......ってことで、かつて飼ってた愛犬のことなんかを思いだしつつ、見事にやられてもうたね(笑)

かなりベタな感じの作りで、ちょっとどうかと思うんやけど、主役の堺くんは、この手の“いかにもいい人”キャラはハマり役だけに、大きくハズすことはないんよね。お笑い担当の若林くんは、使命を果たそうと頑張ってはいるんやけど、演技のレベルの問題があるのと、ベタすぎるボケには少し引いてもうた。まぁ、いいアクセントにはなってたんやけど.....。

それにしても、飼えなくなったり、捨てられて野良犬になり、保健所にやってくる犬がいるっていう現実は、ちょっと悲しいもんやよなぁ。犬は人間と同じ生き物で、アクセサリーや電化製品とは違うんやけどね?!

2013年3月21日 (木)

『そして友よ、静かに死ね』

今日は、フレンチ・ノワールな作品をひとつ、ご紹介♪

『あるいは裏切りという名の犬』を観て衝撃を受けて以来、これまでもプッシュしてきたオリヴィエ・マルシャル監督の新作が登場ってことで、早速、取り上げようと思うんやけど、実は、数週間前からレンタル開始になってて、地元のTSUTAYAにも2本ほど入荷されたものの、どういうわけか週末には誰かに先にレンタルされてもうて、なかなか順番が回ってこんかったんよね。

まだまだ日本ではマイナーやと思ってたんやけど、ちょっと前に紹介したTVドラマ『猟犬たちの夜 オルフェーブル河岸36番地-パリ警視庁』『猟犬たちの夜 そして復讐という名の牙』なんかもアクセスしてくれてるひとがいたので、徐々に名前が知られてきてるのかも、なんて、ちょっと嬉しかったりもして(笑)

今後の予定をチェックしたら、役者としての出演は3本ほど予定されてるみたいなんやけど、監督作品はないので、ちょっと残念なんよね。

というわけで、貴重(?)なマルシャルくんの監督作品の感想は............?!

そして友よ、静かに死ね / Les Lyonnais   ★★★★   (2011年)

監督:オリヴィエ・マルシャル

出演:ジェラール・ランヴァン、チェッキー・カリョ、ダニエル・デュヴァル、ディミトリ・ストロージュ、オリヴィエ・シャントロー、フランソワ・レヴァンタル、リオネル・アスティエ、ヴァレリア・カヴァッリ、フランシス・ルノー

足を洗って、家族に囲まれて平穏な日々を過ごしていたギャングの元リーダーは、幼なじみの親友で仲間のひとりだった男が警察に逮捕されたことを知り、悩んだ末に救出することを決意するのだが......ってな、実在の伝説的なギャングの自叙伝を映画化した作品?!

若い頃に一緒に大暴れしたものの、いつしか疎遠となっていた男との切れない絆、友情を描きつつ、過去の因縁にとらわれた男たちの哀しい性(サガ)を描いてるんよね。

いやぁ、久しぶりのマルシャル節は、キレキレに冴えわたってた。独特の抑えた描写のなかで、途切れることのない緊張感、そして無駄のない演出、もうたまらんですよ!?

主演のジェラールおじさんの哀愁たっぷりの雰囲気に夢中になりながら、スタイリッシュでかつ静かに熱いドラマに、グイグイと引きこまれてもうたよ。カッコ良すぎやわ~(笑)

それにしても、“マルシャル印”の作品の原題を完全に無視したこのタイトル、いつまで続けるんやろなぁ。ちなみにこの作品の原題は、ギャング団の名前にちなんで“リヨンの男たち”なんやけどね?!(苦笑)

2013年3月20日 (水)

『愛、アムール』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、今年のアカデミー賞の外国語映画賞を受賞した作品を、ご紹介♪

この作品、昨年のカンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞して、そこから数々の賞レースで注目を浴びたんよね。フランスのアカデミー賞に当たるセザール賞では、作品賞、監督賞、脚本賞、最優秀主演男優に主演女優と主要部門を独占し、ゴールデングローブでも外国語映画賞を受賞、全米批評家協会賞をはじめ、様々なメジャーな賞を獲得したっていう、話題作ってことらしい。

監督のミヒャエル・ハネケってひとは、オーストリア育ちのドイツ出身の監督さんで、実は前作の『白いリボン』でもカンヌでパルム・ドールを受賞してるんやけど、個人的には初期の『ファニーゲーム』といった作品のように、ちょっと毒気のある“キワもの”的な作品を作るひとっていうイメージなんよなぁ。

というわけで、世界が絶賛する作品の感想は..........?!

愛、アムール / Amour   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ミヒャエル・ハネケ

出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール、ラモン・アジーレ、リタ・ブランコ、ウィリアム・シュメル、カロル・フランク、ディナーラ・ドルカーロワ、ローラン・カペリュート

パリで暮らすひと組の老夫婦、長年連れ添ったふたりは仲睦まじく、穏やかに余生を送っていたが、ある日、妻が病気となり、手術の失敗で半身不随となるのだが........ってな、老いた夫婦の愛を描いたドラマ?!

二度と病院には入れないで欲しいという妻の願いを受け、自宅で介護する夫、変わらない愛情をもって接するが、徐々に妻の病状は悪化し......ってことで、介護される側、介護する側の心情を繊細に捉えながら、夫婦の絆を描いてるんかな?!

誰もがいつかは老いて、心や体が弱ってくる、そんな介護の問題をテーマに、ある夫婦の姿を使いながら、いろいろと問題提起されてるんよね。

思うように動けなくなり、かつての自分ではなくなったときにどうするか、愛するひとが苦しむ姿をどう受け止めるか、ふたりの間に強い愛情があるからこそ、悩み、苦しむんやろなぁ。

そんな夫婦を演じるトランティニャン&リヴァのふたりの演技は、夫婦間の微妙な距離感までも少ない言葉や仕草で表現してて、なるほど絶妙やったね!?

作品としては、夫婦の重ねる日々を淡々と追いかける静かなドラマで、テーマがテーマだけに、ちょっと重たいこともあって、観るひとを選ぶ作品なのかもしれんけど、丁寧に心理描写をしていくあたり、ヨーロッパ映画らしい作りになってて、賞レースで評価されたのも分かる気はするかな。

ただ、ちょっと重すぎて辛くなってもうたかなぁ.......?!(苦笑)

2013年3月19日 (火)

『ブルックリン橋をわたって』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主演を務める石橋杏奈って女優さんは、ホリプロのスカウトキャラバンでグランプリを受賞した過去をもつらしく、個人的には映画デビュー作となった『きみの友だち』って作品での演技が印象的で、その後もボチボチとTVや映画で頑張ってるらしく、気になって追いかけてるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ブルックリン橋をわたって   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:横山浩之

出演:石橋杏奈、堀井沙織、高田里穂、阿部祐二、磯村彰吾、ロバート・ガッサー、アジャ・スピアーズ、ノア・フェニックス、ドリアン・ストーン

病気だった母親が亡くなり、ニューヨークで単身赴任中の父親の元にやって来た高校生の娘だったが、日本人学校では周囲と馴染めず、家では父親とケンカばかり。そんなある日、彼女はブルックリン橋を渡り、イーストサイドに行くのだが.......ってな、自分探しのドラマ?!

大好きな母を失い、人生に目的を見いだせずに迷っていた女の子が、新しい出会いをし、少しずつ前に足を踏み出すってなお話なんやけど、う~ん.......なんやろう、この学芸会チックなのは?!(苦笑)

主演の石橋くんが目当てではあったんやけど、キュートな表情を見せるときもあれば、“?”マークなところもあったりで、ちょっと微妙やった。まぁ、それでも頑張ってる風やったんで、そこはそれ以上ツッコむのはやめにして、なんと言っても父親役の阿部くんの演技が........失笑もの♪(笑)

観てる方が“こっ恥ずかしく”なるような演技、久しぶりに映画で目にした気がするってくらいヒドかったね。

まぁ、若い女の子が出会いや様々な出来事を経て成長するって話なのは分かるんやけど、話自体もありきたりで先が読めてまうって時点でどうかと思いつつ、あまりにもセンスのない演出に、80分ちょっとの尺ながら、最期は辛くなってもうたよ?!(苦笑)

2013年3月18日 (月)

『レッド・ステイト』

今日は、劇場未公開のアメリカ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、シッチェス・カタロニア映画祭ってのでグランプリを受賞したらしい。で、そのシッチェス・カタロニア映画祭ってなんなのかっていうと、スペインで60年代後半から毎年開催されてる、SF、ホラー、サスペンスといったジャンルのものを専門に集めた映画祭で、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭とポルト国際映画祭の3つで“世界三大ファンタスティック映画祭”って言われてるんやって。

過去の受賞作を見てみると、『オールド・ボーイ』『CUBE』『座頭市』『リング』なんかもあったりして......えっ、後半が微妙?確かに......(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

レッド・ステイト / Red State   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ケヴィン・スミス

出演:マイケル・アンガラノ、ケリー・ビシェ、ニコラス・ブラウン、ジョン・グッドマン、メリッサ・レオ、カイル・ガントナー、ケヴィン・ポラック、スティーヴン・ルート、ケイリー・デファー

ヤリたい盛りの高校生の3人は、仲間のひとりがネットで知り合った女性とセックスをするため、彼女の家に向かうが、それは過激なカルト教団が仕組んだワナだった........ってなサスペンス?!

囚われの身となった高校生と、そんな彼らを神の教えに反する悪として殺そうとする信者、そして教団を火器の違法所有で取締ろうとする爆発物取締局、果たしてその結末は......ってな感じで、どないなるかと思ったら......ちょっとシュールな話やった(苦笑)

監督のケヴィン・スミスと言えば、クダラないコメディ映画を作るひとってイメージがあったから、そういう意味では、笑いのまったくない作りになってて、ちょっと意外やったかな。

狂信的に宗教を信じて、極端に走るカルトな面を描きながら、少しチクリとやりたかったんやろなぁとは思うんやけど、なんか救いのない結末に、B級感をたっぷりと感じてもうたよ(苦笑)

ホラーにもなりきれず、サスペンスとしても、もう一息で、ちょっと中途半端やったかな?!

2013年3月17日 (日)

『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品は、原作は人気の4コマ漫画なんやってね。ほとんど漫画は読まないんで、よう知らんのやけど、たまたま隣駅のシネコンのサービスデーで時間が合ったんで、¥1,000ならということで鑑賞してみたってわけ。

まぁ、“柴咲コウ主演”って時点で、これまでなら確実に金払うまでもないかって思うんやけど、どういうわけか予告編を観てから、少しだけ気になってたってのはあるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

すーちゃん まいちゃん さわ子さん   ★★★★   (2012年)

監督:御法川 修

出演:柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ、染谷将太、木野 花、井浦 新、佐藤めぐみ、上間美緒、高部あい、吉倉あおい、風見章子、銀粉蝶

かつて一緒にバイトをしていた仲で、今でも友だち付合いをしてる3人の女性。結婚もせずに生きてる彼女たちのちょっと複雑な心情を描いたドラマ?!

勤務先のカフェのマネージャーに片想いのすーちゃん、バリバリのキャリアOLで不倫関係に行き詰ってるまいちゃん、そして寝たきりの祖母の介護をする母親を手伝いながら、久しぶりに再会した同級生と付き合うことになったさわ子さん、30代の女性の悩みや心の傷を、ちょっとコミカル、かつビビットに描いてるんよね?!

なんか“さりげない”テイストの作品なんやけど、不思議とスッと心に響いてくるんよなぁ。たぶん、主役の3人のキャラが上手く設定されてて、それをそれぞれのキャストが等身大に無理なく演じてるからなんやろうと思うんよ。

今まで間違っても柴咲くんの演技を褒めるようなことはなかったんやけど、この作品でみせる彼女の演技は、なかなか秀逸やったね!?

もちろん、同世代の女性やないと切実さは完全には理解できんかもって思うこともあるんやけど、同じように独りで生きてるオヤジにも、将来の不安や孤独ってのは十分すぎるくらい共感できるんよなぁ(苦笑)

ちょっぴり笑えて、どこか切なく、それでいて自分も頑張らなって気分にさせてくれる作品は、思いのほか心地いい余韻を残してくれたかな。

きっと観る側の立場で作品の印象は違うんやろうとは思うけど、これ、ちょっと拾い物かもなんて思った作品は、“30歳を過ぎた迷える大人たち”には........おススメ?!(笑)

2013年3月16日 (土)

『フライト』

今日は、劇場で公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるロバート・ゼメキスといえば、80年代に『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のシリーズを監督をして有名になったんよね。90年代の『フォレスト・ガンプ/一期一会』やジョディー・フォスター主演のSF『コンタクト』なんかも好きやったものの、その後アニメをやりだしてからは映像技術に走りすぎ、ちょっとなぁ......って感じやったんよね。

そういう意味で、今回、久々に実写ものの人間ドラマを監督するってことで、しかもアカデミー賞で2部門にノミネートと聞けば、ちょっと期待してもうたワケなんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

フライト / Flight   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ロバート・ゼメキス

出演:デンゼル・ワシントン、ドン・チードル、ジョン・グッドマン、ケリー・ライリー、ブルース・グリーンウッド、メリッサ・レオ、タマラ・チュニー、ナディーン・ヴェラスケス、ジェームズ・バッジ・デール

上空で突然に操縦不能となった旅客機、ベテランのパイロットの男は、巧みな技術をもって、機体を墜落させることなく奇跡的に緊急着陸させ、多くの命を救ったと一躍ヒーローになったが、彼には公に言えない秘密が.......ってなドラマ?!

アルコール中毒であり、ドラッグを常習する彼は、事故の日の朝も酒を口にしており、それがバレると刑務所送りになることに......ってなことで、深い悩みを抱えた主人公をデンゼルくんが熱演......というわけなんやけど、う~ん、残念ながらそこまでのインパクトはなかったかなぁ(苦笑)

話としては、真実から目を背けようとする弱い男の心の葛藤を描くってことで、オモシロくなりそうな感じはしたんやけど、時間をかけて主人公のキャラを描こうとしてる割に、あまり伝わってこんかったんよなぁ。

そんな流れでそのままクライマックスに行くもんやから、特に共感するものもなく、かなり拍子抜けな印象になってもうたね。

2時間以上をかけて残ったものが、背面飛行する航空機の墜落シーンだけってのは、ちょっと物足りなさすぎるよなぁ(苦笑)

ゼメキス監督の久しぶりの実写ものってことと、デンゼルくんのアカデミー賞ノミネートで期待しすぎてもうたのか、どうにも消化不良な感じやったね?!

2013年3月15日 (金)

『横道世之介』

今日は、劇場で公開中の作品の中から邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、Yahoo!のユーザーレビューでやたらと高得点で、“傑作”なんてコメントもチラホラと見受けられたりして、「この顔ぶれでホンマかいな?」ってのが正直な気持ちではあったんやけど、どうにも気になって劇場で向かったんよ。

監督さんは、『南極料理人』や前作の『キツツキと雨』では、ユーモアを前面に出した作風で高い評価を得たひとやし、個人的にも前作は楽しめたもんやから、その点では多少の期待はあったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

横道世之介   ★★★☆☆   (2012年)

監督:沖田修一

出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤 歩、綾野 剛、朝倉あき、黒川芽以、佐津川愛美、柄本 祐、江口のりこ、國村 隼、堀内敬子、きたろう、余 貴美子、井浦 新

東京の大学に入学するために、故郷の長崎から上京してきた青年の80年代の学生ライフを描きつつ、そんな彼と同じ時間を過ごす周囲の人たちとの関係を描いたドラマ?!

人懐っこく心優しい、それでいてどこかエキセントリックな横道くん、そんな彼が出会う同級生や年上の憧れの女性、そして恋人になるお金持ちのお嬢様、そんな彼らの青春の日々を少しコミカルにってことなんかな。

オープニングでAXIAの斉藤由貴のデカいポスターを見たときは、監督さんのこだわりが伝わってきて、かなり期待してもうたんやけど.......う~ん、もうひとつリズムがよくなかった感じやったね?!

タイトルからしても、笑い優先のコメディ調のドラマを想像してたんやけど、そこまで笑いを取りにくる感じはなくて、どちらかというと“アッサリ”系やった。

まぁ、それでも主役の高良くんは、それなりに役にはまってたし、調子ハズレのお嬢様を演じる吉高くんは、演技してないんと違うかと思わせるくらいナチュラル(?)なズレ具合で、悪くなかったかな。

期待しすぎたのもあったとは思うんやけど、もう少しコンパクトにテンポよく楽しませてくれると良かったんやけどね?!

それにしても........80年代ファッションを今の目線で見ると.........結構、イタイもんやね!(笑)

2013年3月14日 (木)

『だれもがクジラを愛してる。』

今日は、感動の(?)ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、実際にニュースになって注目された出来事について書かれたノンフィクションを映画化したものらしいんよね。タイトルやあらすじを見て、いかにも感動しそうな雰囲気に惹かれて、鑑賞してみたんやけど.........。

ちなみに監督さんは『旅するジーンズと16歳の夏』のひとで、主演がドリュー・バリモアってところに個人的には不安があったんやけど、ひょっとして、また爽やかな感動があるかもって思ったんやけど........ちょっとハードルを上げ過ぎたかなぁ........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は........?!

だれもがクジラを愛してる。 / Big Miracle   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ケン・クワピス

出演:ドリュー・バリモア、ジョン・クラシンスキー、クリステン・ベル、ダーモット・マローニー、ヴィネッサ・ショウ、ジョン・ピンガヤック、テッド・ダンソン、ジェームズ・レグロス

アラスカの氷海で3頭のクジラが氷に閉じ込められて海に戻れなくなったことを知ったグリーンピースの女性活動家は、かわいそうなクジラの救出作戦に乗り出すのだが........ってな実話を基にしたドラマ?!

メディアに大々的に取り上げられ、アメリカの大統領まで係ることになり、様々な思惑を抱いたひとたちが“クジラ救出”のために奔走するってなことで、報道関係者、実業家、政府関係者、軍、発明家等、ニュースの裏側で何が起こって、“奇跡”がもたらされたかを描くってとこなんかな。

話としては感動的なんやろうけど、映画の作りとしては、う~ん、どうなんやろなぁ......。ドリューくんの演技のせいなのか、どうもワザとらしさがプンプンと臭いすぎて、とっても“作られた感”に溢れてるんよ。

クジラの命を救うってことで、様々な立場の人たちが、それぞれに苦労しながら力を合わせて協力するってところが話のキモになるんやろうけど、素直にスッと心に入ってこなかったね。

まぁ、悪い作品ではないんやろうけど、期待しただけに、ちょっとガッカリやったかな.......(苦笑)

2013年3月13日 (水)

『ロック・オブ・エイジズ』

今日は、懐かしのロック・ナンバー満載のミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時はロック・スターを演じるトム・クルーズのシャウトぶりが話題になってたやんね。デフ・レパードとガンズ・アンド・ローゼズの名曲を歌ってたんやけど、どちらも結構な高音パートがあって、簡単に歌いこなせるもんでもなさそうなんやけど、それをやってのけたトムくんの頑張りが評価されてたっけ。

個人的には、80年代半ばは中学から高校に通ってた頃で、ちょうどヴァン・ヘイレンの名盤「5150」やボン・ジョヴィ、AC/DCにモトリー・クルー、デフ・レパードあたりからロックにのめり込んで行った時代で、その頃に聴いてた曲は、ちょっと特別なんよね。

というわけで、そんな世代にど真ん中にヒットした作品の感想は........?!

ロック・オブ・エイジズ / Rock Of Ages   ★★★★   (2012年)

監督:アダム・シャンクマン

出演:ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータ、ラッセル・ブランド、アレック・ボールドウィン、ポール・ジアマッティ、マリン・アッカーマン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、メアリー・J・ブライジ、ブライアン・クラストン

田舎町から夢を抱いてロスにやって来た女の子は、街でひとりの青年と出会い、彼が働いていた憧れのライブハウスで雇ってもらえることに.......ってな人気ミュージカルを映画化した作品?!

いやぁ~、まいった。80年代後半の洋楽を聴きながら青春を過ごした者にとっては、たまらん内容やったね。デフ・レパード、ガンズ・アンド・ローゼズ、ジャーニー、スターシップ、ホワイトスネイクにポイズン、あの頃、胸を熱くした音楽が流れだすと、一緒に口ずさみながら頭フリフリで、話の内容なんて........うん??(笑)

いやいや、話の内容の方も淡い恋あり、夢見る青春あり、ギラギラの愛あり、笑いやら業界ネタ、いろいろ盛り込まれてて、それを歌を使いながら、切なく、熱く、ユーモアを込めて作り込まれてた。

『マグノリア』に似た感じで、ちょっとキレぎみのロック・スターを演じるトムくんの弾けっぷりもいいし、なんと言ってもロック界の女帝、メアリーおばちゃんが豪快に歌を聴かせるあたり、良かったなぁ。あと、お調子者キャラでかき回すラッセルくんは、ホンマに歌が上手いんよ。

というわけで、たぶん世代がズレると、“なんか微妙なミュージカル映画”ってことになりそうではあるんやけど、80年代後半に“ロックな青春”を送ってたひと限定で、おススメ♪(笑)

2013年3月12日 (火)

『遺体 明日への十日間』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

昨日3月11日で、ちょうど震災から2年が経ったんやね。それが早いのか、遅いのか、正直よう分からん感じなんよ。関東に住んでるんで、津波のことはテレビの映像でしか知らないわけなんやけど、それでも、あの日の揺れやその直後の不安は今でも覚えてるし、先日の栃木での地震の際に、久しぶりに地震警報を耳にしたときは、あの日のことが記憶によみがえってきて、すごく落ち着かない気分になった。

想像もしなかったことが現実に起こり、多くの尊い命が一瞬にして奪われる、そんな光景はあまりにもショッキングで辛いものやよね。2年という月日が経っても、その時のことが自分の中にも残ってることに気づいたときに、少し動揺してもうたんよ。

なので、この作品の内容を見たときに、観るかどうか迷ったんやけど、逆に気になってもうて、足を運んだんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

遺体 明日への十日間   (採点なし)   (2012年)

監督:君塚良一

出演:西田敏行、佐藤浩市、柳葉敏郎、筒井道隆、沢村一樹、勝地 涼、酒井若菜、志田未来、國村 隼、緒方直人、佐野史郎

3.11に東北を襲った未曾有の大震災。多くの犠牲者を出した岩手県釜石市では、亡くなった人たちの遺体を安置するため、廃校となった中学校が使われた。混乱する現場で、民生委員をしていた男は、中心になって働くのだが.........ってな、実際の出来事をドラマ化した作品?!

誰もこれまでに経験をしたことのない出来事に、戸惑い、混乱する現場、そこで必死に頑張る職員、医師と、大切な人たちを亡くした遺族の様子を描くってね。

なんかね.......やっぱり辛いんよ。映像として再現されると、胸が苦しくなってもまうよなぁ......。

ドラマの内容としては、亡くなった人たちを“死体”という物として扱うんやなく、“ご遺体”として心をこめて接する、そんな人たちの様子を描いてるんやけど、どうにも悲しくてね。

まぁ、これを“美談”として過度に演出することなく、実際に即して描こうとしてる気持ちは感じられたんで、出演陣のリアクションを含め、伝わるものがあって悪くはないのかもなぁとは思うんやけどね。

ただ、これをドキュメンタリーではなく、あえてドラマとして2年後のこのタイミングで作品化するということが、果たしてどういう意味があるのか、そこらへんの気持ちの整理がちょっと個人的にはつかなかったりして.......。

ということで、この作品の評価は、これを観た人の体験や経験、立場で感じ方が違うんやろうし、それぞれが考えるものなんやろうから、少し卑怯なのかもしれんけど、今回は採点せずにおこうと思う。

震災で亡くなられた方たちのご冥福を祈って........。

2013年3月11日 (月)

『アブノーマル』

今日は、劇場未公開の作品の中から、オランダとスペイン合作の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、TSUTAYAではエロ系の洋画コーナーに置いてあるんやけど、そうはいいつつベルリン国際映画祭でフォーラム部門(新人監督の作品が多く集まる)の国際批評家連盟賞を受賞したらしい。

主演のハンナ・フークストラは、地元のオランダ映画祭で最優秀女優賞であるゴールデンカーフ賞を受賞したらしく、確かにエロ要素は満載の作品ながら、それだけやないってことやと思うんやけど.......。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

アブノーマル / Hemel   ★★★☆☆   (2012年)

監督:サシャ・ポラック

出演:ハンナ・フークストラ、ハンス・ダーヘレット、リフカ・ローダイゼン、バーバラ・サラフィアン、アリ・ベン・ホースティング

母親を知らず、父親とずっと暮らしてきた娘は、年上の男たちと体を重ねながら、性欲を満たすことで満たされない心を忘れようとしていたのだが........ってなドラマ?!

この“いかにも”な邦題に、エロにスポットを当てたパッケージ、まさに見た目重視のB級映画かと思われるんやろうけど、いや、なかなか......まぁ、確かにオープニングから“オイオイ”ってツッコミながら、どこまでエスカレートするんやろうって、ちょっと心配にはなったんやけどね(笑)

ただ、この作品は原題にあるとおり、“ヘンメル”って名前の女の子の、繊細で壊れそうな心を描いてて、父親への屈折した愛を他の男との性交でごまかす彼女の心の痛みが伝わってくるんよなぁ。

ヘタするとエロだけがクローズアップされてまいそうなんやけど、やることは大人なんやけど、心が親離れできない女の子の不器用な生き方ってのを見てると、なんや切なくなってもうた。

こんな邦題を付けたひとは、きっと映像だけに心浮かれて(?)もうたんやろうけど、そんな安っぽい邦題よりも、もっと深いドラマやと思うんやけどね?!(苦笑)

2013年3月10日 (日)

『ジャンゴ 繋がれざる者』

今日は、今年の賞レースを賑わせた作品のひとつ、タランティーノ監督の新作を、ご紹介♪

先日発表されたアカデミー賞では、クリストフ・ヴァルツが助演男優賞を受賞し、タランティーノ自身も『パルプ・フィクション』に続き、二度目の脚本賞を獲得することになったんよね。

助演男優賞については、この作品を観る前は、『世界にひとつのプレイブック』で好演してたデ・ニーロって線もアリかもって思ってたんやけど、なるほど、これを観てまうと、『イングロリアス・バスターズ』に続いてタランティーノ作品で弾けまくったヴァルツくんの受賞ってのは、納得やった。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

ジャンゴ 繋がれざる者 / Django Unchained   ★★★★   (2012年)

監督:クエンティン・タランティーノ

出演:ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ドン・ジョンソン、ジョナ・ヒル、ジェームズ・レマー、デニス・クリストファー

ドイツ人の賞金稼ぎに買われ、自由の身となった奴隷ジャンゴは、男の片腕として賞金稼ぎをしながら旅をするが、奴隷として売られて離れ離れとなった妻の居所をついに突き止め、ふたりで買主である男の農園に乗り込むのだが......ってな、ちょっと型破りな西部劇?!

オープニングの“いかにも”なテイストから、ユーモアとグロとクールさ満載で繰り広げられる“タランティーノ流”のウェスタンは、“ロック”で“パンク”な感じで、もうたまらんってね?!(笑)

豪華な顔ぶれの面々が、それぞれに個性的なキャラを監督の遊び心を理解しながら、一緒に楽しんでる風なところが、なかなかナイスやった。

とりわけ、クリストフ・ヴァルツのノリノリでキレキレな演技は、約2時間45分の長尺のドラマにメリハリを利かせる役目をしてて、上手いなぁって思うんよ。

それに加え、音楽を効果的に使いながら、場面展開をうまく進めるあたり、他の監督さんにはない、タランティーノの個性であり、巧みなところで、単なるB級映画をワンランク上げるところなんやと思うんよ。

これまでの、ちょっとキワもの的な作品の作り方に巧さが加わったタランティーノの新作は、文句なしに楽しめる“痛快な西部劇風のアクション映画”ってことで、ナイスやったね!?(笑)

2013年3月 9日 (土)

『王になった男』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、韓国映画をひとつ、ご紹介♪

一時は“韓流ブーム”なんて言って盛り上がってたのに、最近は、領土問題やらいろいろあって、すっかり両国間の関係も変わってもうた感じやんね。映画の世界も同じで、自分自身が最近あまり韓国映画に興味を引かれてなかったせいか、話題作がないような気がしてたんよ。

別に映画に政治を持ち込む気はサラサラないし、どこの映画かってことが重要なわけやなくて、いい映画に出会えればうれしくなるわけで、何となく感じる今の状況ってのは、ちょっと寂しいなとは思ったりもするんよなぁ。

というわけで、そんな中で、久々に評判のいい作品があったんで、気になって観てみたってわけ。ただ、主演がイ・ビョンホンってことで、コアなファンが絶賛してるだけやなかったらエエんやけど......って、ちょっと心配にはなったんやけど......。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

王になった男 / Masquerade   ★★★★   (2012年)

監督:チュ・チャンミン

出演:イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、キム・イングォン、シム・ウンギョン、チャン・グァン、キム・ミョンゴン、キム・ハクチュン

かつて名君と言われた李氏朝鮮の15代目の王は、宮廷内の権力抗争がハゲしくなるなか、政治よりも保身に走り暴君となる。他人を信用することができなくなった彼は、政敵に暗殺されることを恐れて、影武者を探していた。そんな時、王にそっくりだったために連れてこられた道化師の男は、政敵の策略により病に倒れた王に代わり、15日間、代役を務めることに.......ってな歴史ドラマ?!

いやぁ、これ、オモロかったね。普通の男が王の代役となって、宮廷ライフを送る、その戸惑いをコミカルに描きながら、笑いだけで終わることなく、そこから本気で王になろうとした男の葛藤を表現しながら、重厚な人間ドラマに仕上げてるんよ。

そんな主人公を演じる“ビョン様”は、個人的には、これまでアイドル俳優の域を出なかった印象やったんやけど、なかなかエエ味出してたね。ちょっと見直してもうたよ!

宮廷という閉鎖的な社会のなかで、異端でありながら、人を思い、民を憂い、国を変えようとする、そんな主人公の姿には、折れない信念と強い意思があって、なんやカッコええんよなぁ。

“韓国で大ヒット”って言われても、眉唾ものも多いんやけど、これは確かにエエ作品やった。いろんな雑音は排除して、純粋に楽しめる映画やと思うんやけどね!?

2013年3月 8日 (金)

『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、若松孝二監督が三島由紀夫を描いたものなんやけど、三島由紀夫といえば、有名な作家であり、かつ、自衛隊の本部で切腹自殺したひとっていうイメージなんよね。

実際に事件が起こったのは、自分の生まれる前の話で、リアルタイムには知らんわけやけど、過去のニュース映像を振り返るような番組では、軍服を着て演説する姿を見たことがあるし、なんかスゴイひとやなぁっていう感じやったかな。

この作品を観終わった後で、少しネットで検索したりして、また本人が語ってるインタビューの様子や事件のニュース映像を改めて観ると、そのカリスマ性ってのは分かる気がする。

というわけで、そんな三島由紀夫の最期を描いた作品の感想は.........?!

11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち   ★★★☆☆   (2011年)

監督:若松孝二

出演:井浦 新、満島真之介、タモト清嵐、寺島しのぶ、永岡 佑、地曵 豪、大西信満、渋川清彦、鈴之助、長谷川公彦、韓 英恵、小倉一郎、篠原勝之

学生運動に安保闘争と左派の活動が活発化するなか、戦前のような天皇の復権と、自衛隊の国軍化を目指し、民兵組織である「盾の会」を結成した三島由紀夫。その彼が自決するまでを描いたドラマ?!

国の未来を憂い、クーデターで憲法改正を訴え、自衛隊を中心に世の中を変えようとした男と、そんな彼を慕い、行動を共にする学生たち、世間を騒がせた“三島事件”はなぜ起きたのかを描くってとこなんかな。

個人的には三島由紀夫の考えには共感できないんやけど、この作品を観てると、その生き方には興味がもてるかなって思った。

焦りや迷いを抱えながらも、強い信念をもって行動し、最後の瞬間を迎える、その姿を演じた主役のアラタくんは、なかなかの熱演やったね。

ただ、作品全体として観ると、途中で意味不明な演出があったり、どうみても現代の車に乗って、現代の街並みを走ってたり、コタツ布団が妙にポップやったりで、低予算な臭いがプンプンしてたのが残念やったかな(苦笑)

作家であり、活動家だったひとりのカリスマの最期を描くという点では、悪くない作品ではあるんやけど、トータルで見ると、もう一息感は拭えないってとこかもね?!

2013年3月 7日 (木)

『ユナイテッド -ミュンヘンの悲劇-』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イギリスのフットボールの人気チーム、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)に実際に起こった悲劇を映画化したものなんよ。

マンUといえば、今シーズンから香川選手が入団して、サッカー界では相当な話題になってるやんね。世界的にも人気のビック・クラブで日本人のプレーヤーが試合に出るってことが、どれほどスゴイかってことは、まぁ、ここで出しゃばってアレコレ言うのはやめとくかな(笑)

というわけで、作品の感想は........?!

ユナイテッド -ミュンヘンの悲劇- / United   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジェームズ・ストロング

出演:デヴィッド・テナント、ダグレイ・スコット、ジャック・オコンネル、サム・クラフリン、ディーン・アンドリュース、ケイト・アシュフィールド、ティム・ヒーリー、メラニー・ヒル

前年のリーグチャンピオンだったマンチェスター・ユナイテッドは、ベオグラードでヨーロッパ・カップを戦い、チャーター機でイギリスへ帰国する途中の1958年2月6日、ミュンヘンの飛行場で離陸の際に事故にあい、8名の選手を失った......ってな、“ミュンヘンの悲劇”を描いたドラマ?!

不慮の事故で選手を失い、生き延びた者も心に傷を負い、クラブ存続の危機に直面しながらも、逆境に屈することなく戦うチーム、そんな実話を基にしたドラマってことで、話の内容からすると盛り上げまくるのかと思ったら、随分と抑えた演出やった。

どちらかというと、事実を淡々と追いかけるといった感じで、“感動”を期待すると、少し肩すかしをくらうかも。まぁ、逆にその控えめなところが、静かな気持ちの高ぶりのようなものを伝えるのかもね。

そういう意味で、過度な演出で悲劇をドラマチックに茶番化するんやなくて、実際に起こったことに忠実に作った、良心的な作品ってことなのかも。

それにしても、あの“レジェンド”のボビー・チャールトンも同乗してたとはなぁ.........ちょっとビックリ!?

2013年3月 6日 (水)

『PARKER/パーカー』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、“ハゲのカリスマ”ことジェイソン・ステイサム主演のアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気の犯罪小説なんやってね。でもって監督を務めるのは『愛と青春の旅立ち』のテイラー・ハックフォードで、彼の奥さんってヘレン・ミレンなんよなぁ。

ついでに出演のジェニファー・ロペスといえば、今や監督として大注目のベン・アフレックの元恋人で、片やラジー賞の常連となってるジェニロペにしたら、ちょっと複雑な心境やったりするんかも......余計なお世話やけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

PARKER/パーカー / Parker   ★★★☆☆   (2013年)

監督:テイラー・ハックフォード

出演:ジェイソン・ステイサム、ジェニファー・ロペス、マイケル・チクリス、ニック・ノルティ、ボビー・カナヴェイル、ウェンデル・ピアース、クリフトン・コリンズ・Jr、エマ・ブース、カルロス・カラスコ

犠牲者を出すことなく、狙った獲物を確実に頂く凄腕の強盗パーカーは、4人の男たちと組み、見事に大金を手にするが、仲間から更なるヤマを持ちかけられ、断ったことで、殺されかけてしまう。生きて病院を抜け出した彼は、復讐をするため、男たちの後を追うのだが.......ってなクライム・アクション?!

名うての悪党でありながら、物事にきっちりと筋を通す、そんな男を演じるジェイソンくんは、今回も“クール&セクシーなハゲ”っぷり全開で、カッコええんよなぁ(笑)

そこに、キャスティングを見た段階で想像したとおりに、中途半端な役どころで絡んでくる“ジェニロペ”ことジェニファー・ロペスがお色気を担当(?)しつつ、なかなかのテンションで展開してくってね?!

この手の作品としては、それほど目新しさもないんやけど、キレキレのジェイソンくんの活躍に、結構、夢中になってもうたかな。あと、ジェニロペよりも主人公の妻役で出てるエマ・ブースの方に目が行ってもうたかも(笑)

というわけで、特にスゴイってことはないんやけど、ジェイソンくん目当てで見ると、それなりに楽しめる、そんな仕上がりの作品やった?!

2013年3月 5日 (火)

『孤独な惑星』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どことなく小洒落た風のパッケージ写真なところが、ちょっと気になって、微かな期待を胸に、TUSTAYAで手に取ったんよね。主演の綾野くんは、若手俳優の中では注目されてる感じやし、女優さんの方は女性誌のモデルさんらしく、そこらへんも話題やったんやろね。

Yahoo!のユーザー・レビューなんかを見ると、なかなか高評価みたいやし、少し気分も盛り上がりギミやったんやけど、観終わって、特典映像に収められたトークショーで、監督さんと語り合う犬童くんの姿を見て、妙に納得してもうたりして........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

孤独な惑星   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:筒井武文

出演:竹厚 綾、綾野 剛、三村恭代、水橋研二、ミッキー・カーチス

仕事を終えて一人暮らしのマンションに帰ると、ドアの前に隣に住む男がカギを忘れたといって佇んでいた。そんな彼は、同居する女と喧嘩し、隣人の彼女にしばらく泊めて欲しいと頼むのだが……ってな、恋愛ドラマ??

ちょっと変化の利いた設定で男女の距離感を描こうってことなんやろうとは思うんやけど、自意識過剰なナルシストの勘違いなロンゲ男と、そんな相手を簡単に受け入れてまう淋しい女のグタグタの“痛い”恋愛ドラマにしか見えなくて、そもそもの設定が素直に受け入れられないところからして、アカンかったね(苦笑)

そんな話も、役者の演技がしっかりしてれば、まだ観れるんやろうけど、演技素人のモデルさんと、ルックス先行(?)の中途半端な演技の役者では、どうにもならんよなぁ……?!

あまりにも無意味な恋愛ドラマを見せつけられてもうて、終わったときにはグッタリしてもうたよ。まぁ、出てる役者に興味があるひとにはエエんかもしれんけど、そこに惹かれない者には、ちょっとキツイ作品やったね。

2013年3月 4日 (月)

『バスルーム 裸の2日間』

今日は、劇場未公開の作品の中からスペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この“いかにも”な邦題や若い女の尻をオヤジが掴んでるパッケージに、“密室で絡み合うインモラルとエロティシズム”なんてキャッチを目にしたら、ほぼエロ満載の作品かと思われるんやろなぁ......(苦笑)

以前に紹介した『蒼ざめた官能』『ローマ、愛の部屋』なんかもそうなんやけど、映画は見た目だけで判断したらアカンと思うんよ。どれもスペイン映画なわけやけど、スペインには一見エロながら、実はそこに人間の本質を掘り下げるような、ちょっと味のある作品がある......“かも”ってこと.......?!

ちなみに、この作品で主演のマリア・バルベルデって女優さん、ちょっと前に紹介したイギリス映画『汚れなき情事』で印象的な役を演じてたひとで、美しさの中にかわいらしさがあって、しかも表情豊かに雰囲気で演技ができる、個人的に注目してる女優さんなんよね♪

というわけで、そんな作品の感想は........?!

バスルーム 裸の2日間 / Madrid, 1987   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デヴィッド・トルエバ

出演:マリア・バルベルデ、ホセ・サクリスタン

何十年も新聞にコラムを書いている男は、物書きを目指していて、自分に相談してきた女子大生を誘い、友人の画家のアトリエへ。彼女を何とか口説こうとする彼は、彼女がシャワーを浴びにバスルームに入ったときに、後に続くが、ドアを閉めたところ開かなくなり.........ってなドラマ?!

初老のオヤジと若く美しい女子大生が裸で狭いバスルームに閉じ込められ、ああだ、こうだと語り合う、そんなやり取りで構成された、ちょっと個性的な作品やった。シチュエーションを想像すれば、“どんなエロ話やねん”って思うんやろうけど、これ、ひたすら“しゃべり倒す”密室の会話劇なんよ。

お爺ちゃんと孫くらいの年の差ながら、有名なコラムニストとそんな彼を尊敬してた女の子が、互いの裸身を見つめながら、ホンネとタテマエで距離感を計りながら、いろんなことを語る、そんな様子がちょっとした緊張感と互いの心の揺れを使って描かれてるんよなぁ。

同じ時代を生きながら、老人のちょっと捻くれた、それでいて諦めの入った見方と、どこかまだ無限の未来を信じている若者の真っ直ぐな見方、そんな世代間のギャップがひとつの空間の中ですれ違うところに原題に込められた意味があるんやろうし、ドラマとしての面白味があるんかもね。

確かにシチュエーションはエロなんやけど、作品の内容はもっと違うところにあるわけで、個人的にはこういうの好きなんよなぁ.......TSUTAYAでは、当然のようにエロ系の洋画のコーナーに置いてあるんやけど.......?!(苦笑)

2013年3月 3日 (日)

『世界にひとつのプレイブック』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、今年のアカデミー賞を賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

この映画、劇場でチケットを買うときに、売り場のひとが「『世界にひとつのプレイバック』ですね」って連呼するもんやから、頭のなかを真っ赤なポルシェが走り回ってもうて、笑いをこらえるのに必死になってもうたよ(笑)

そんなどうでもエエ小話は置いといて、この作品、先日発表されたアカデミー賞では、作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、主演女優賞等すべての演技部門でノミネートされるっていう31年ぶりの快挙を成し遂げたんよね。

結果的にジェニファー・ローレンスの主演女優賞のみの受賞に終わったんやけど、個人的にはベン・アフレックが監督賞のノミネートから外れたことで、スピルバーグとラッセル監督のどちらかが監督賞かと思ってたんやけど、ちょっと“まさか....”の結果やった(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

世界にひとつのプレイブック / Silver Linings Playbook   ★★★★   (2012年)

監督:デヴィッド・O・ラッセル

出演:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカー、アヌパム・カー、ジュリア・スタイルズ、ジョン・オーティス、ポール・ハーマン

妻の浮気現場を目撃し、不倫相手を半殺しにして精神病院に入っていた男は、退院して実家で両親と暮らすことに。そんな彼は、ある日、親友の妻の妹と知り合うが、彼女も夫を失い、心を病んでいた.......ってなラブ・コメディ?!

接見禁止の処分を受けても、妻との復縁を信じて疑わない男と、夫の死をうまく受け止められず、人生に迷う女、そんな心に深い傷を持つ男女が、最悪の出会いをし、それでも互いに相手を必要としながら、次第に惹かれあっていく、そんな恋の話を、かなり強烈なキャラを前面に出しながら、少し切なく、それでいて温かいドラマに仕上げるあたり、なかなかやったね!?

それぞれにアカデミー賞にノミネートされた主役のふたりのイカレっぷりも見事やったんやけど、その脇を固めるデニーロの演技も味わい深かったなぁ。

個人的には、ジェニファーくんにヒロインとしての魅力がイマイチ感じられないんで、ちょっとその点はマイナスぎみではあるんやけど、ただ、キャラの作り方は上手いし、役にはまってたから、オスカー受賞も納得できるかな。

ボロボロになった人生でも、家族や仲間、そして大切なひとがいれば、立ち直れる、そんな前向きな話は、コメディと恋愛ドラマが程よい塩梅やったね?!

2013年3月 2日 (土)

『ダイ・ハード/ラスト・デイ』

公開から2週間ほど経ってもうたけど、ちょっと遅ればせながら、『ダイ・ハード』シリーズの新作を、ご紹介♪

あのジョン・マクレーンがスクリーンに帰ってくるってことで、この作品、ちょっと話題になってたやんね。80年代後半にブルースくんの頭がまだフサフサやった頃........俺の頭もフサフサで.......懐かしいなぁ.........(笑)

そんなノスタルジーに浸りつつ、前作は2007年の公開やったんで、約5年半ぶりに登場の“世界一ツイてない男”のマゾヒスティック(?)な活躍を期待しながら、劇場へ向かったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ダイ・ハード/ラスト・デイ / A Good Day To Die Hard   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジョン・ムーア

出演:ブルース・ウィリス、ジェイ・コートニー、セバスチャン・コッホ、コール・ハウザー、ユーリヤ・スニギル、ラシャ・ブコヴィッチ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド

NYPDのマクレーン刑事は、音信不通だった息子が、ロシアで裁判沙汰を起こしたことを知り、モスクワまで会いに行くことに。公判当日、何者かが裁判所を襲撃し、別の被告人と一緒に逃げる息子と出くわしたのだが.......ってな、お馴染みのシリーズ最新作?!

豪快なカー・チェイスに始まり、ハゲしい銃撃戦、お決まりのアクション満載でブルースくんが息子を連れて大暴れってね(笑)

アクションの質でいくと、なかなか大掛かりな凝った演出もあったりで、迫力のあるシーンが多かったかな。話の方はというと、そんなアクション中心の構成に、今回は親と子の関係を盛り込みつつ、ロシアの政界の裏側の陰謀を絡めて、ちょっと複雑に.......ってことやったんやろうけどなぁ......?!

部分的には“おぉ~”って思ったりもするんやけど、終わってみると、なんか普通のアクション映画って印象しか残らんかった(苦笑)

ちなみに、勝手に世代交代を期待したのか、ブルースくんの年齢からくる老いを心配したのか、邦題は原題とはまったく関係のないものになってるんよね。そういえば、“ラスト”ってタイトルに付けて、続編やってアレコレ言われてた邦画があったよね........?!

2013年3月 1日 (金)

『きいろいゾウ』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、これまで肌の露出をしなかった宮﨑あおいが、ついに濡れ場を.......ってことで、少し話題になってるんかな。まぁ、最近はプライベートで不倫やら離婚やらあって、また、年齢的にも女優として踏ん切りをつけるってこともあったんかもなぁ。子役の頃からその演技力に注目して追いかけてきた者としては、ちょっと複雑な心境でもあるんやけどね。

監督さんは、『雷桜』『軽蔑』『RIVER』と、ここ最近、立て続けに駄作を発表してる廣木くんってことで、なんとなく“脱ぎ損”になってないかっていうイヤな予感がしてたんやけど........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

きいろいゾウ   ★★★☆☆   (2012年)

監督:廣木隆一

出演:宮﨑あおい、向井 理、濱田龍臣、柄本 明、松原智恵子、浅見姫香、本田望結、リリー・フランキー、緒川たまき、(声の出演)大杉 漣、柄本 祐、安藤サクラ、高良健吾

老人介護施設で働きながら作家をやってる“ムコ”と、人には聞こえない様々な声が聞こえる“ツマ”、田舎にある古民家で暮らす若い夫婦の愛の物語??

感受性が人一倍強い彼女を見守る彼、お互いに相手を必要とし合う仲のいい夫婦だったが、彼には秘めた過去があり、それに気づいた彼女との関係に微妙な変化が........ってことで、心の痛みをテーマにした男女の愛情を描くってとこなんかな。

出だしは何ともエキセントリックな感じで、そのままコミカルに軽いタッチで行くのかと思いきや、その後はどんよりと重たくなってもうて、仕舞にはホラーチックにって........う~ん、そういう話なの??(苦笑)

話の内容も、基本的には夫婦の愛情についてってことなんやろうけど、いろいろと脇道に逸れてもうて、どうもシックリとこんかった。

“ツマ”を演じるあおいくんは、今回は大胆な露出が......ってことで、そっちに注目がいってるんかもしれんけど、演技そのものは、やっぱり上手いよね。未だに“アイドル女優”のように見るひとも多いんやけど、細かい表情や仕草から出てくる表現力のスゴさは、この役を他にできる女優がいるかって考えると、納得やと思うんやけどなぁ。

でも、そんな熱い演技は、逆に相手役の技量のなさで演技の温度差が出てまうことになり、今回も向井くんの薄い演技でアンバランスになってもうてるのが残念やった。

まぁ、心が枯れ気味なオヤジには伝わらんかったってことなんかもしれんけど、作品としては、まとまりがなく、イマイチな感じやったね。主演女優が違ったら、間違いなく目も当てられない駄作になってたやろなぁ。

それにしても......相変わらずオヤジのバーターで声の出演をする息子ってどないなの......あれ、ついでにヨメまで........柄本さん、親バカは程々に?!(笑)

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