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2013年3月11日 (月)

『アブノーマル』

今日は、劇場未公開の作品の中から、オランダとスペイン合作の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、TSUTAYAではエロ系の洋画コーナーに置いてあるんやけど、そうはいいつつベルリン国際映画祭でフォーラム部門(新人監督の作品が多く集まる)の国際批評家連盟賞を受賞したらしい。

主演のハンナ・フークストラは、地元のオランダ映画祭で最優秀女優賞であるゴールデンカーフ賞を受賞したらしく、確かにエロ要素は満載の作品ながら、それだけやないってことやと思うんやけど.......。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

アブノーマル / Hemel   ★★★☆☆   (2012年)

監督:サシャ・ポラック

出演:ハンナ・フークストラ、ハンス・ダーヘレット、リフカ・ローダイゼン、バーバラ・サラフィアン、アリ・ベン・ホースティング

母親を知らず、父親とずっと暮らしてきた娘は、年上の男たちと体を重ねながら、性欲を満たすことで満たされない心を忘れようとしていたのだが........ってなドラマ?!

この“いかにも”な邦題に、エロにスポットを当てたパッケージ、まさに見た目重視のB級映画かと思われるんやろうけど、いや、なかなか......まぁ、確かにオープニングから“オイオイ”ってツッコミながら、どこまでエスカレートするんやろうって、ちょっと心配にはなったんやけどね(笑)

ただ、この作品は原題にあるとおり、“ヘンメル”って名前の女の子の、繊細で壊れそうな心を描いてて、父親への屈折した愛を他の男との性交でごまかす彼女の心の痛みが伝わってくるんよなぁ。

ヘタするとエロだけがクローズアップされてまいそうなんやけど、やることは大人なんやけど、心が親離れできない女の子の不器用な生き方ってのを見てると、なんや切なくなってもうた。

こんな邦題を付けたひとは、きっと映像だけに心浮かれて(?)もうたんやろうけど、そんな安っぽい邦題よりも、もっと深いドラマやと思うんやけどね?!(苦笑)

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