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2013年3月 9日 (土)

『王になった男』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、韓国映画をひとつ、ご紹介♪

一時は“韓流ブーム”なんて言って盛り上がってたのに、最近は、領土問題やらいろいろあって、すっかり両国間の関係も変わってもうた感じやんね。映画の世界も同じで、自分自身が最近あまり韓国映画に興味を引かれてなかったせいか、話題作がないような気がしてたんよ。

別に映画に政治を持ち込む気はサラサラないし、どこの映画かってことが重要なわけやなくて、いい映画に出会えればうれしくなるわけで、何となく感じる今の状況ってのは、ちょっと寂しいなとは思ったりもするんよなぁ。

というわけで、そんな中で、久々に評判のいい作品があったんで、気になって観てみたってわけ。ただ、主演がイ・ビョンホンってことで、コアなファンが絶賛してるだけやなかったらエエんやけど......って、ちょっと心配にはなったんやけど......。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

王になった男 / Masquerade   ★★★★   (2012年)

監督:チュ・チャンミン

出演:イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、キム・イングォン、シム・ウンギョン、チャン・グァン、キム・ミョンゴン、キム・ハクチュン

かつて名君と言われた李氏朝鮮の15代目の王は、宮廷内の権力抗争がハゲしくなるなか、政治よりも保身に走り暴君となる。他人を信用することができなくなった彼は、政敵に暗殺されることを恐れて、影武者を探していた。そんな時、王にそっくりだったために連れてこられた道化師の男は、政敵の策略により病に倒れた王に代わり、15日間、代役を務めることに.......ってな歴史ドラマ?!

いやぁ、これ、オモロかったね。普通の男が王の代役となって、宮廷ライフを送る、その戸惑いをコミカルに描きながら、笑いだけで終わることなく、そこから本気で王になろうとした男の葛藤を表現しながら、重厚な人間ドラマに仕上げてるんよ。

そんな主人公を演じる“ビョン様”は、個人的には、これまでアイドル俳優の域を出なかった印象やったんやけど、なかなかエエ味出してたね。ちょっと見直してもうたよ!

宮廷という閉鎖的な社会のなかで、異端でありながら、人を思い、民を憂い、国を変えようとする、そんな主人公の姿には、折れない信念と強い意思があって、なんやカッコええんよなぁ。

“韓国で大ヒット”って言われても、眉唾ものも多いんやけど、これは確かにエエ作品やった。いろんな雑音は排除して、純粋に楽しめる映画やと思うんやけどね!?

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