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2013年4月

2013年4月30日 (火)

『かぞくのくに』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、在日2世の監督さんが、自分の体験をもとに脚本を書いて、監督した作品なんやってね。でもって、そんな作品は、アカデミー賞の日本代表に選ばれてて、残念ながらノミネートまではいかんかったんやけど、十分に評価されたってことなんやと思う。

核やミサイルの問題、拉致被害者の問題、いろいろとあって、単純には解決できないことばかりで、なかなか難しいんやけど、こうやって実際に問題に直面している立場で描かれた作品ってのは、同じ国に住む者として、考えさせられるものがあるような気がするんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

かぞくのくに   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ヤン・ヨンヒ

出演:安藤サクラ、井浦 新、ヤン・イクチュン、京野ことみ、大森立嗣、村上 淳、省吾、諏訪太朗、宮崎美子、津嘉山正種

帰国事業で25年前に北朝鮮に渡った兄は、病気の治療のために3か月間の一時帰国が認められ、家族と再会することに。久々の一家団欒を楽しむが、そんな兄には常に北朝鮮の監視がつき、また、病気の検査結果も思わしくなく........ってな、日本と北朝鮮という二つの国の間で揺れる家族の様子を描いたドラマ?!

自由のない国で暮らしてきた兄、日本で育った妹、かつて息子を祖国に送り出した両親、つかの間の家族一緒のひと時は、それぞれの意思に反して、またすぐに引き離されることに......う~ん、なんとも切ない話やった。

北朝鮮から帰国した兄を演じたアラタくんは、感情の表現の難しい役どころを頑張って演じてたね。個人的に安藤サクラの演技ってのが、もともと好きやないだけに、ちょっとキャスティングに疑問はあるんやけど、それでも家族それぞれの苦悩がよく出てて、深みのあるドラマに仕上がってたかな。

それにしても、何が正解かは分からんけど、こうして離ればなれになって苦しむ家族がいて、それが国家や政治のせいやってことに、なんとも言えない“やるせなさ”を感じてももうたなぁ......?!

2013年4月29日 (月)

『イル・ディーヴォ ―魔王と呼ばれた男―』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、一応、劇場未公開作品ってことらしいんやけど、企画ものの上映会で2回ほど公開してるらしい。作品自体は、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞し、イタリアのゴールデン・グローヴ賞や、アカデミー賞でも賞を獲ってるんやって。

監督のパオロ・ソレンティーノは、先日紹介した、ショーン・ペン主演の『きっと ここが帰る場所』を監督したひとで、イタリア期待の若手監督ってことなんかな。

主演のトニ・セルヴィッロは、『湖のほとりで』『ゴモラ』『穏やかな暮らし』『至宝』にも出てる、イタリアの名優で、この作品ではアカデミー賞でメイクアップ賞にノミネートされたくらいの変わりっぷりで、背中を丸めて首相を演じてるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

イル・ディーヴォ ―魔王と呼ばれた男― / Il Divo   ★★★☆☆   (2008年)

監督:パオロ・ソレンティーノ

出演:トニ・セルヴィッロ、カルロ・ブチロッソ、アルド・ラッリ、フラヴィオ・ブッチ、ジョルジュ・コランジェリ、パオロ・グラツィオージ

イタリアの政界に君臨し、7期にわたり首相を務めたジュリオ・アンドレオッティを描いた伝記映画?!

この作品、自分の敵となる人物を、次から次へと闇に葬り、政界を牛耳る男、そんな彼の飽くなき権力への欲望と、深い孤独を、独特のタッチで表現してるんよね。

実在の首相を描いた政治ドラマというと、どこか重厚な暗いドラマを想像するんやけど、この作品、音楽や映像をうまく使い、どこかコミカルで、印象的な作品に仕上がってるんよなぁ。

とりわけ映像については、意外な角度や手法を駆使して、巧みにドラマを盛り上げる演出がなされてて、なかなか見事なデキやった。

まぁ、内容の方は、いろいろと登場人物がいるものの、ドラマ自体はひとりの男に焦点を合わせてるために、当時のイタリア政界を知らないと、ちょっと分かりにくさはあったかな。

それでも、独特の風貌と話し方で個性を出して、クセのある政治家を描いて見せた作品は、それなりに興味深いものやったね!?

2013年4月28日 (日)

『HK/変態仮面』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、この作品、原作のコミックはよう知らんのやけど、その設定が妙に男心をくすぐるというか、何というか......気になってもうて、タマタマ行ったシネコンでやってたんで、ついでに鑑賞してみたんよ。

チケット買う際に、かわいい店員さんに「変態仮面1枚.....」って言ったときに、「自分は変態やないんやけど、ちょっと変態が主人公の映画を観てみようかと.....」なんて弁解を心の中でツブヤキながら、震える手で(?)チケットを手にしたんよね(笑)

こんな作品を観ようってひとも、そうおらんやろうっと思って劇場に入ったら、公開2週目の先週でも、やや大きめのハコがほぼ満席の状態で、やっぱり時代は“エロ”なのか.......なんてシミジミと思ったりして........。

そんなわけで、ちょっと微妙な緊張感を覚えながら鑑賞した作品の感想は.......?!

HK/変態仮面   ★★★★   (2013年)

監督:福田雄一

出演:鈴木亮平、清水富美加、ムロツヨシ、安田 顕、佐藤二朗、片瀬那奈、塚本高史、岡田義徳、大東駿介、池田成志

捜査でSMクラブに踏み込んだ際に知り合い結婚した刑事とSM女王の間に生まれた息子は、ガタイはいいがケンカすると弱い、そんな高校生だった。ある日、ひと目惚れの転校生が強盗事件に巻き込まれ、助けに入った際に、間違って女性用下着を被ったところ、母親から受け継いだ変態パワーが覚醒し、変態仮面に........ってな、ナンセンスなアクション・コメディ?!

いやぁ~、マイッた。「バットマンを越えた」と豪語するだけあって、まさに“笑劇的”な作品やったよ(笑)

正義のために悪を倒すっていうヒロイズムと、そのために女性用下着を被らなければならないという屈辱的な感情、その内なる葛藤を抑えながら、変態仮面として“奥義”を炸裂させる........そんなカタルシス溢れるヒーローに、抱腹絶倒やった。

そんな主役を、文字どおり体を張って演じた鈴木くんも見事やったんやけど、“変態”に心を奪われるヒロイン役の清水くんがキュートなところが、更にナイスやったね。

そんでもって、悪役の安田くんや、母親役で女王様として弾けまくる片瀬くん等、脇のキャラも過ぎるくらいキャラが立ってて、パッケージとして見事やった。

まぁ、下品でくだらないコメディであることに間違いはないんやけど、ここまで突き抜けると、まさに“これは、これで........”ってことで、十分にアリなんと違うかな!?(笑)

2013年4月27日 (土)

『カルテット!人生のオペラハウス』

今日は、劇場で公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

この作品、あのダスティン・ホフマンが初めて監督したってことで、ちょっと話題になってるんよね。ちょこっと調べたところ、70年代後半にホフマンが主演した『ストレート・タイム』って作品で、最初は監督をしてたんやけど、演技と演出の両方をやるのは難しいってことで、途中で別のひとにお願いしたってことはあったらしい。

ちなみに、この作品、イギリス映画ってことでBBCが金を出してて、出演陣もイギリスを代表するベテラン俳優や、実際の引退した音楽家が出演してるんやって。

個人的には、マイケル・ガンボン&マギー・スミスのホグワーツの先生コンビニが、いつ魔法を使うか注目やったんやけど........なんて(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

カルテット!人生のオペラハウス / Quartet   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ダスティン・ホフマン

出演:マギー・スミス、ビリー・コノリー、トム・コートネイ、ポーリーン・コリンズ、マイケル・ガンボン、シェリダン・スミス、グウィネス・ジョーンズ

引退した音楽家たちが暮らすケア・ハウスでは、施設の運営費をねん出するために、コンサートを企画していた。目玉となるはずの出演予定者が出演を取りやめ、困っていると、新たな大物の入居者がやってくるのだが.........ってなコメディ調のお話?!

オペラ歌手や楽器の奏者、さまざまな音楽家が暮らす施設を舞台に、クラッシックな音楽を奏でながら、ちょっと微笑ましい人間ドラマが展開するってなとこかな。

初監督作品となるホフマンくんの腕前は、ちょっと散漫な感じはあるものの、ユーモアを交えて、うまく役者の個性を引き出してたんと違うかな。

というわけで、この作品は、ベテラン俳優たちの演技の掛け合いがポイントになるわけやけど、さすがベテランだけあって、それぞれにキャラを立てて、上手かった。とりわけ、コノリーくんとガンボンおじさんは、エエ味出してたね。

年を重ねたからこそ出てくる人生の悲喜こもごも、そんなものを優しさで包み込んだ作品は、小粒ながら、なかなか悪くないデキやったかな?!

2013年4月26日 (金)

『映画版 マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、テレビ東京の深夜ドラマから始まって、『幼獣マメシバ』で映画になり、なんと前作『マメシバ一郎』は3Dにもなって、マニアックな盛り上がり(?)で、今回、劇場版3作目ができたってわけ。

TV版の方は、実はほとんど見たことがないんやけど、映画になるたびにマメシバの愛らしさに惹かれるのか、妙に気になってもうて、ついついレンタルしてまうんよなぁ......。

これまでレギュラー扱いやった渋谷琴乃くんが出てないってのが、ちょっと個人的に残念ではあったんやけど、今回のヒロイン(?)をつとめる南沢くんも、なかなかの期待の若手ってことで、これはこれでOKかも。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

映画版 マメシバ一郎 フーテンの芝二郎   ★★★☆☆   (2012年)

監督:亀井 亨

出演:佐藤二朗、南沢奈央、高橋 洋、高橋直純、キムラ緑子、志賀廣太郎、藤田弓子、角替和枝

母親が家を売り払ったために、叔父の経営するアパートでマメシバの一郎と暮らすことになった二郎、ペットショップで働くものの、相変わらず労働意欲はゼロで.......ってな、ダメ男のゆる~い“人生立て直し”ドラマ?!

30代後半の元ひきこもり、社会生活が苦手で、気ままな生活とうまい棒をこよなく愛するダメ男、そんなキャラを独特の“ヒネくれ具合”で演じる佐藤くんのキャラ勝ちやよなぁ。まったく冴えないオヤジの無気力な奮闘(?)に、とってもキュートなマメシバの映像で癒しを加え、この調子ハズレな感じが、いつのまにかクセになってたりして.......(笑)

実は、強烈なキャラの主人公の周りにいる、志賀おじさんや、親友役の高橋くん、ペットショップのオーナーに駄菓子屋のおばちゃん、それに藤田ママといった脇のキャラが、しっかりと絡んでくるあたりで、安心のクオリティに仕上がってるんやと思うんよ。

それにしても........このシリーズを観るたびに、うまい棒の“おとな食い”をしたくなるんよなぁ.......定番ではあるんやけど、味はやっぱり“チーズ”やねぇ........?!(笑)

2013年4月25日 (木)

『さあ帰ろう、ペダルをこいで』

今日は、ちょっとめずらしいところで、東欧の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、ブルガリアとドイツを舞台にしてるんやけど、主演のミキおじさんは、『パパは出張中!』『アンダーグラウンド』『ウェディング・ベルを鳴らせ!』といったエミール・クストリッツァ監督の作品によく出てくるユーゴスラビア出身の役者さんで、東欧では名の知れた人なんやろうと思う。

まだキャリアの浅い監督さんらしいんやけど、この作品で各地の映画祭で賞をもらってるみたいで、これから先、期待できるかもしれんなぁ。

そんなこんなで、作品の感想は..........?!

さあ帰ろう、ペダルをこいで / Svetat E Goylyam I Spasenie Debne Otvsyakade   ★★★★   (2008年)

監督:ステファン・コマンダレフ

出演:ミキ・マノイロヴィッチ、カルロ・リューベック、フリスト・ムタフチェフ、アナ・パパドブル、ドルカ・グリルシュ

車で事故に遭い、両親を失った上に、事故前の記憶を失った青年。そんな彼に会うために、ブルガリアからドイツにある入院先の病院までやってきた祖父の登場に、彼は相手が誰か分からず、戸惑うのだが.......ってな心温まるロード・ムービー?!

バックギャモンの名手で、かつては共産党にタテついたこともある“やんちゃ”なおじいちゃんと、記憶を失くした孫とのチャリンコの旅、いやぁ~、なんかエエんよなぁ(笑)

孫を思うおじいちゃんの優しい気持ちが随所に表れてて、人生の先輩としての薀蓄のある言葉なんかもあってふたりの強い絆を描きながら、かつて社会主義国家だったブルガリアでの暮らしと青年と家族の過去を挟み、ちょっぴり切なく、それでいて心温まるドラマが展開するんよ。

一対一で向かい合い、サイコロを振ってやり合うボードゲーム、そこには深く味わいぶかい人生があり、世代を越え、時代を越えて、家族の愛と絆があるんやろなぁ......なかなかナイスやったね!?

2013年4月24日 (水)

『ハーフ・デイズ』

今日は、ちょっと変わり種(?)の作品をひとつ、ご紹介♪

『(500)日のサマー』での出会いから、『キルショット』『インセプション』『50/50フィフティ・フィフティ』『メタルヘッド』『ダークナイト ライジング』『LOOPER/ルーパー』と、ずっと注目してきたジョセフ・ゴードン=レヴィットくん、ホンマに気づいたら売れっ子役者になってたね!?

二枚目路線を行きつつ、そこから少しハズれた役どころも“さりげなく”こなすあたりが、主役を張れて、かつ脇でも個性を出せるってことで、重宝されてるんやろうって思う。今回は、そんな彼が主役を務めるってことで、ついついレンタル屋で手に取ってもうたんよ。

ちなみに、この作品のヒロインのリン・コリンズって、以前に紹介した『ジョン・カーター』ってSFアクションにお姫様役で出てて、その時もかなり“ビミョー”な感じやったんやけど........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は........?!

ハーフ・デイズ / Uncertainty   ★★★☆☆   (2009年)

監督:スコット・マクギー、デビッド・シーゲル

出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、リン・コリンズ、アサンプタ・セルナ、オリヴィア・サールビー、ルイス・アルセラ、アナ・ケイン

7月4日の独立記念日、彼女の家族と一緒に過ごすのか、それともふたりだけの時間を過ごすのか、あるカップルがそれぞれの決断をした場合に起こる出来事を、同時進行で描く異色のドラマ?!

タクシーの中で他人の携帯を拾ったことから始まるマンハッタンでのふたりの逃避行を描くストーリーと、彼女の家族と過ごしながら、ふたりの関係を見直す様子を描くストーリー、同じ時間軸のなかで“静”と“動”を組み合わせながら、ひとつの作品に仕上げるってことで、なかなか実験的な内容やったかな。

同じ主人公を使いながら、異なるテイストのドラマを混ぜてメリハリをってことやとは思うんやけど、作り手の狙い通りになったかというと、ちょっと疑問が残るデキやったね。

原題から察するに、“不確かさ”の中で、若いカップルが、それぞれのシチュエーションにおいて決断を迫られる様を描くってのが作品のテーマになってるんやと思うんやけど、それを邦題で“ハーフ・デイズ”って........“半日”の物語でもなければ、別に半分半分でもないし.........??(苦笑)

2013年4月23日 (火)

『スイッチを押すとき』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ずっとレンタル屋で視界に入ってて、借りようかどうしようか迷いつつ、試してなかったんやけど、先日、久々に小出くんが頑張ってる姿をスクリーンで見て、ようやくその気になったんよね(笑)

そんな作品の監督は、以前に紹介した林 遣都が主演した『RISE UP ライズアップ』のひとで、これが2年ぶりの監督作品ってことらしい。ちなみに原作は、『リアル鬼ごっこ』シリーズの山田悠介っていう人気作家さんの小説なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

スイッチを押すとき   ★★★☆☆   (2011年)

監督:中島 良

出演:小出恵介、水沢エレナ、佐野和真、與 真司郎、太賀、阪本奨悟、菅野莉央、福士誠治、西村雅彦、田中哲司、鈴木砂羽、小倉久寛

青少年の自殺が多発し、対策を検討した政府は、ランダムに選ばれた子どもの心臓に自殺装置を埋め込み、装置を起動させるスイッチを子どもたちに持たせ、集団生活の中で自殺の原因を研究するプロジェクトを実行するのだが.......ってなサスペンス調のドラマ?!

プロジェクトが始まって7年、未だに自殺せずに残った6人の男女が暮らすサイトにひとりの看守がやって来て、被験者に優しく接するが.....ってなことで、少しヒネリの利いたドラマが展開するんよね。

途中までは「ベタやなぁ」って思いながら、少し冷めた目で観てたんやけど、なんで死ぬのかという問いの一方で、なんで死なないのかってのがあって、そこから何かちょっと考えさせられてもうたんよなぁ?!

「希望があるから絶望する」そんなことを言われると、なるほどって思ってまうし、かといって絶望しないために無機質に生きることはホンマに“生きてる”って言えるんかって考えると、この話、意外と深みがあったりして.......って思ったりしてね?!

若手の役者の演技も“もう一息”な感じやし、“くだらないドラマ”と簡単に切り捨ててしまえるような気もするけど、ただ、このちょっと切ない若者の姿をとおして、生きるってことを考えてみるってのも、案外エエかもなぁ、なんて。

2013年4月22日 (月)

『大臣と影の男』

今日は、劇場未公開の作品の中から、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国フランスでは、セザール賞の主要6部門でノミネートされ、助演男優賞と脚本賞を受賞してるらしいんよね。

主演のオリヴィエ・グルメといえば、この作品で製作を務めるベルギーのダルデンヌ兄弟の作品の常連さんで、いつも渋い演技をみせてくれる、そんな印象のベルギー人俳優かな。

そんなオリヴィエくんの脇で、物静かな男を演じるミシェル・ブランといえば、パトリス・ルコント監督の作品で、ちょっとコミカルな役どころをやってる俳優さんっていうイメージが個人的には強いんやけど、コメディー系からシリアスなものまで、幅広いジャンルで活躍するフランスのベテラン俳優やんね。

というわけで、そんないい役者が出演してる作品の感想は........?!

大臣と影の男 / L'exercice De L'etat   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ピエール・ショレール

出演:オリヴィエ・グルメ、ミシェル・ブラン、シルヴァン・デブレ、ザブー・ブライトマン、ロラン・ストーケル、ジャック・ブーデ、ディディエ・ベザシュ、フランソワ・シャト、エリック・ナガール

運輸大臣を務める男は、深夜にバス事故が起こったとの知らせを受け、急きょ現場へ向かうことに。そんな彼の周りには、20年間ともに政界を渡って来た秘書官を始め、ブレーンが彼を支えているのだが........ってな、フランスの政治の裏側を描く政治ドラマ?!

コメント発表等のマスコミへの対応、政策を巡る政府内での駆け引き、刻一刻と変わる状況のなかで、生き残りに必死のひとりの政治家と、その周囲の人たちとの関係を描きながら、スリリングなドラマをってとこなんやろね。

この作品、なんといっても大臣役を務めるオリヴィエくんと秘書官役のミシェルおじさんの存在感やろなぁ。泥臭い政治の世界で生きる男たちを、ふたりとも抑えたトーンでうまく演じてたね!?

話自体は、何か特別な盛り上がりがあるわけではないんやけど、逆にそれがリアルな感じを演出してて、フランス政治の知識がないだけに、少し分かりにくいところはあるものの、それでもなかなか興味深い作品になってたかな。

まぁ、そうはいいつつ、政治に興味がないと、ただの単調なドラマってことになってまうんかもしれんけど、個人的には十分に楽しめたね?!

2013年4月21日 (日)

『リンカーン』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、賞レースを賑わせたスピルバーグの新作が公開されたので、そいつをご紹介♪

スピルバーグというと、インディー・ジョーンズや『E.T.』といった作品の監督ということで、どちらかと言うと“娯楽作品”のイメージがあるんやけど、実はシリアスな作品にもエエのがあるんよね。

初期でいえば、あのウーピー・ゴールドバーグが世に出るきっかけとなった『カラーパープル』は名作やし、アンソニー・ホプキンスやモーガン・フリーマンが出てた『アミスタッド』もエエ作品やった。『シンドラーのリスト』は言わずもがなやんね!?

そんな本気(?)のスピルバーグ作品で、3度目の主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイスは、イギリスの俳優さんなんやけど、その演技もさることながら、生き様も個性的なんよ。

若い頃から『眺めのいい部屋』『存在の耐えられない軽さ』『マイ・レフト・フット』『ラスト・オブ・モヒカン』『父の祈りを』といった作品で演技を評価され、人気になったんやけど、どういうわけか、突然に靴職人になると言いだして、ホントに俳優をやめてイタリアで修行生活に入ったってニュースを聞いたときは、驚いてもうたよね(笑)

無事に俳優業にカムバックしてくれたおかげで、またこうして素晴らしい演技が見れることになったわけやけど、そんなダニエルくんが気合いで演じたリンカーンの感想は.........?!

リンカーン / Lincoln   ★★★☆☆   (2012年)

監督:スティーヴン・スピルバーグ

出演:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、トミー・リー・ジョーンズ、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィ、ジェームズ・スペイダー、ハル・ホルブルック、ジャッキー・アール・ヘイリー、ブルース・マッギル、ティム・ブレイク・ネルソン、ジョン・ホークス

南北戦争で激しい戦闘が続くなか、2期目の大統領を目指すリンカーンは、奴隷制度を廃止するための憲法改正法案を下院に提出しようとするのだが.......ってな、アメリカの歴史を変えた出来事の裏側を描いた政治ドラマ?!

共和党の党内ですら一枚岩ではない状況で、更に法案の成立のために民主党議員の賛成を必要とする困難な状況のなか、己の信念を貫き、歴史を変えたひとりの男の姿がそこにはあったんやね。

「奴隷制度、いつやめるの?」「今でしょ、今!!」って、まさかスピルバーグがどこかの塾の先生を意識したわけやないと思うんやけど、そんなリンカーンの熱い思いが伝わるんよなぁ(笑)

一国のリーダーとしての包容力のようなものを漂わせながら、一方で何事にも屈することのない強い意思をもった男を演じて見せたダニエルくんは、自伝ものが大好きなアカデミー会員ってのを差し引いても、納得の主演男優賞やったと思う。

そんな見事な演技を堪能しつつも、作品としての評価となると、ちょっと内容が難しすぎたかも。特に前半は、議会内の政治的な駆け引きがメインになるんやけど、その当時の状況や政治の仕組みが分からないと、ちょっと観てて疲れてまうんよね(苦笑)

それでも、さすがにスピルバーグ作品だけに、最後の盛り上げ方は上手いし、リンカーンの人間性もよく描けてて、悪い作品ではないと思うんやけど、誰が観ても楽しめる作品かと言われると、ちょっと違うかも。まぁ、そんなところが賞レースで注目されながら、受賞を逃した理由なのかもね?!

2013年4月20日 (土)

『声をかくす人』

今日は、今年のアカデミー賞で見事に主演男優賞を受賞した『リンカーン』の公開に合わせて、ヴァンパイアー・ハンターやったっていうやつではない、別のリンカーン大統領にちなんだ作品をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるのは、何を隠そう、あの御大ロバート・レッドフォードなんよ。役者としても大好きなんやけど、監督としても、最初の『普通の人々』から始まり、『ミラグロ/奇跡の地』『リバー・ランズ・スルー・イット』『クイズ・ショウ』と、その繊細なタッチがごっつい好きなんよね。

そんな監督さんの作品作に出演してるロビン・ライトって女優さん、元ショーン・ペンの奥さんなんやけど、彼女の演技も好きなんよ。どういうわけか、世間からはあまり演技力を評価されてないんやけど、賞レースとは無縁なのが不思議なくらい、エエ女優さんやと個人的には思うんやけどなぁ。

というわけで、そんな大好きな監督さんと女優さんのコラボの感想は.........?!

声をかくす人 / The Conspirator   ★★★★   (2011年)

監督:ロバート・レッドフォード

出演:ジェームズ・マカヴォイ、ロビン・ライト、ケヴィン・クライン、エヴァン・レイチェル・ウッド、トム・ウィルキンソン、ダニー・ヒューストン、コルム・ミーニイ、アレクシス・ブレデル、ジャスティン・ロング、ジェームズ・バッチ・デール、ノーマン・リーダス、ジョン・カラム

南北戦争後しばらくして、南軍の残党によりリンカーン大統領が暗殺される。そんなショッキングな事件の容疑者のひとりの弁護を、元北軍の将校だった若い弁護士が担当することになったのだが.......ってな、アメリカで初めて処刑になった女性の裁判に焦点を当てたドラマ?!

大統領を殺した一味を弁護することに、最初は抵抗していた男は、彼女を知るうちに次第にその無実を確信するが、法の正義を守るために戦うものの、国家という巨大な敵を相手にした裁判の行方は......ってなことで、なかなか重厚なドラマが展開してるんよ。

あまりにも理不尽な状況のなか、必死に無罪を勝ち取ろうと奔走する男と、大切なものを守るために耐え忍ぶ女、結末は分かっていても、なんや胸をギュッと締めつけられるんよなぁ。

見どころは、何といってもロビン・ライトの静かな演技なんやけど、言葉は少なくても、その佇まいで語りかけてくるような存在感が見事やよなぁ。

その一方で、主役のマカヴォイくんが、他のキャストに比べて少し“弱い”ところが残念やったね。もう少し声を張れるだけの迫力があればなぁ.......。

それにしても、この邦題、どういう意味なんやろ。なんとなく意味深な雰囲気はあるんかもしれんけど、サッパリ訳がわからんわ?!(苦笑)

2013年4月19日 (金)

『私の叔父さん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で高橋くんの相手役をしてる若手女優の寺島 咲といえば、ちょっと前に紹介した『受験のシンデレラ』って作品で、野暮ったいながらも、一生懸命に頑張る女の子を演じてた子なんよね。

実は、戸田恵梨香が出てたNHKで夜やってた『書店員ミチルの身の上話』ってドラマの初回をたまたま見て、“プチ”ハマってもうたんやけど、その中でも寺島くんは、エキセントリックな役柄で気になる演技をしてたんよなぁ。

というわけで、そんな所にも注目しながら鑑賞した作品の感想は..........?!

私の叔父さん   ★★★☆☆   (2012年)

監督:細野辰興

出演:高橋克典、寺島 咲、松本 望、松原智恵子、鶴見辰吾、長谷川初範、山田キヌヲ、草野康太

カメラマンをしている男には、かつて兄妹のように育った、年の近い姪がいた。若くして亡くなった彼女には、ひとり娘がおり、上京してきた際に、しばらく泊めてあげたのだが......ってな、ちょっとノスタルジック(?)な淡い恋心を描いたドラマ?!

叔父と姪という関係でありながら、幼い頃から一緒に過ごし、実の兄妹のような関係のふたり、しかし年頃になった彼女と再会した彼は、彼女に惹かれる自分を必死に抑えようとするのだが.......ってなことで、ちょっとドギツイ“禁断の恋”を描く.......ってな感じの話かと思わせるような設定なんやけど、そんなこともなく、どこか無邪気で切ないドラマになってたかな?!

主演の高橋くんは、個人的に最近すっかり役者としての評価を上げてるんやけど、この作品でも、いつものように“さりげなく”上手い演技で存在感を出してて、悪くなかった。

でもってヒロイン役の寺島くんも、ずば抜けてどうってことはないんやけど、幼さと、それでいて少し背伸びした感じで、役柄に合った雰囲気やったかな。

ただ、その娘役の子がちょっとなぁ.....まぁ、新人さんらしいから、しょうがないんやろうけど......(苦笑)

忘れられない想いと、そんな叶わなかった恋がもたらしたひと騒動、話としては分からんでもないんやけど、それでもやっぱり、その結末は.......ね?!

2013年4月18日 (木)

『ジェーン・エア』

今日は、ちょっとクラシックな雰囲気の漂う作品をひとつ、ご紹介♪

この作品は、イギリスの女性作家シャーロット・ブロンテの小説を映画化したものなんやけど、“ブロンテ”と聞くと「嵐が丘」かぁって思ってたら、そちらは妹のエミリー・ブロンテの作品で、シャーロットはお姉さんなんやってね。いやぁ、お恥ずかしい限りで.......(苦笑)

そんな作品で主役を務めるミア・ワシコウスカは、オーストラリア出身の若い女優さんなんやけど、ジョニー・デップと共演した『アリス・イン・ワンダーランド』では、世間の評判はイマイチやったみたいやけど、個人的には、すごく透明感があって、将来が楽しな女優さんやなぁって思ったんよね。

その後も『キッズ・オールライト』やガス・ヴァン・サント監督の『永遠の僕たち』と、順調にキャリアを積み上げてるんと違うかな。なんとか頑張って欲しいなぁって、思わず応援したくなるわけよ♪(笑)

ちなみに監督さんは、日系人の父を持つアメリカ人の監督さんで、南米の悲惨な現実を描いた前作『闇の列車、光の旅』って作品が結構、評価されてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

ジェーン・エア / Jane Eyre   ★★★☆☆   (2011年)

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

出演:ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、ジュディ・デンチ、サリー・ホーキンス、イモージェン・プーツ、ホリデイ・グレインジャー、アメリア・クラークソン

幼くして両親を亡くし、預けられた伯母の家では虐げられ、厄介払いですぐに寄宿学校に入れられるが、そこでも辛い日々を送ることになる少女は、やがて成長し、卒業と同時に、とある屋敷で家庭教師をすることになるのだが.........ってな、ひとりの若い女性のロマンスを描いた古典作品?!

不遇な過去に屈することなく、強い意思をもって生きようとする主人公の切ない恋の物語を紡ぐわけやけど、そんな難しい役どころを演じるミア嬢は、なかなか頑張ってたかな。

まぁ、文芸作品だけに、全体的に重く抑えた演出になってて、パッと見は演技のインパクトという点で物足りなさはあるんやろうけど、静かな佇まいのなかに、なにか凛としたものを包み強さを感じさせながら、それでいて脆く崩れそうな危うさもあったりで、表現力は悪くなかったと思うんやけどね。

原作の内容をよく知らんだけに、小説と比べてどうかってのは分からんのやけど、映画として見れば、それなりに雰囲気のある作品に仕上がってるんと違うかな?!

ちょっと地味ではあるんやけど........(苦笑)

2013年4月17日 (水)

『恋と愛の測り方』

今日は、大人の恋愛映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと普通のハリウッド映画とは違ったテイストになってるような印象やったんやけど、どうやらイラン出身の女性監督が作ってるらしいんよね。これまでは脚本家として活躍してたらしく、これが長編デビュー作なんやって。

そんな作品に出演してるのは、今やすっかり人気女優になった、かつての“お転婆娘”のキーラ・ナイトレイに、期待されながら乗りきらないサム・ワーシントンに、ラテン系の期待の女優と言われながら、ジェニ・ロぺ同様に勢いに陰りのあるエヴァ・メンデス、そして監督としても才能を発揮しつつあるフランス人俳優のギョーム・カネと、なかなか個性的(?)な面々が揃ってるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

恋と愛の測り方 / Last Night   ★★★☆☆   (2011年)

監督:マッシー・タジェディン

出演:キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、エヴァ・メンディ、ギョーム・カネ、ダニエル・エリック・ゴールド、グリフィン・ダン、ステファニー・ロマノフ

結婚して3年になる夫婦は、ニューヨークで幸せに暮らしていたが、ある日、一緒に行ったパーティで、夫が同じ職場で働く女性と親しく話しているのを見て、妻の心にある疑念が......ってな、男と女の揺れる心を描いた恋愛ドラマ?!

同僚の魅力的な女性に惹かれている夫と、夫には話していない過去の恋人と再会し、忘れていた気持ちを思いだした妻、それぞれに別の相手と過ごす“ひと夜”を経て、ふたりの関係はどうなるか......ってなところかな。

互いに相手を愛しているはずが、別の異性に惹かれる気持ちを否定できず、心の迷いと胸騒ぎを抱きながら過ごす夜を、うまく会話でそれぞれの心情を映し出しながら描いてた。心理描写に重きを置いた演出は、どこかアメリカ映画というよりは、ヨーロッパ映画に近いテイストかも。

女のウソと男のズルさ、恋愛の中で繰り広げられる男女のホンネのようなものが見え隠れしてて、なかなか悪くなかったかな。

ただ、この分かったような分からん邦題は、どうなんやろなぁ。原題の意味は、“昨晩”ってことで、一晩の出来事が夫婦の愛にどう影響したかってことなんやと思うんやけど.......ね?!(苦笑)

2013年4月16日 (火)

『オードリー』

今日は、マイナーな(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、積極的に海外の映画祭なんかに出品してるらしく、それなりに評価を得てる、将来を期待されるひとなんやって。で、これまで作った作品は、女子高生が主人公になったものばかりらしいんやけど、どうやらその点にコダワリがあるらしい........う~ん、ちょっとアブないのか.......(苦笑)

主役を務めてるのは、アイドルらしいんやけど、その方面は疎いんで、まったく知らんのよね。その親友役を演じてる梶原ひかりって女優は、園 子温監督の作品にチョクチョク出てて、『冷たい熱帯魚』の娘役や『希望の国』での近所の青年の彼女役では、それなりにインパクトを残してたかな。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

オードリー   ★★★☆☆   (2011年)

監督:勝又 悠

出演:笠原美香、暮 浩平、梶原ひかり、水野祐樹、小田島 渚、上村公臣代、葛上昇吾

自分が前から気になっていたクラスの男子を、親友が好きになってしまい、自分の気持ちを言い出せなくなった彼女は、そんな親友のために、彼と少しの間付き合い、好みとかをリサーチする役を引き受けるのだが.......ってな、女子高生の甘酸っぱい恋を描いたドラマ?!

目前に迫った学園祭までの期間限定の恋、分かっていても抑えきれない本当の気持ち、果たして不器用な彼女の恋の行方は......ってことなんやけど、ちょっとツッコミたくなる設定ではあるものの、それなりに切ない気持ちってのは、少し伝わったかな。

そうは言っても、これ、いかにもな感じで低予算のインディーズ映画の臭いがプンプンとする、そんな作品なんよね(苦笑)

主演の子も、演技素人なところがリアリティを生んでる部分もあるような気はするものの、やっぱりちょっとなぁ......って思ったりもするし。

まぁ、限られた予算の中でやってるんやろうし、特典として収録されてたトークショーを見ると、撮影中はいろいろと予想外のハプニングもあったみたいで仕方がないとは思いつつ、やっぱりもうひと頑張り欲しかったかな?!

2013年4月15日 (月)

『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ちょっと愉快(?)なドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品に出てるマイケル・シーンってイギリス人の俳優さん、個人的にちょっと注目してるんよね。まぁ、例の“白塗りの薄気味悪い男に恋をしてまうイタイ女の子”を描いた『トワイライト』シリーズに出てたりもするんやけど、そこは別にどうでもエエんよ(苦笑)

最初に注目したのは、ヘレン・ミレンがイギリス女王を演じてアカデミー賞を受賞した『クィーン』って作品でのトニー・ブレア役やったかな。その後、話題作の『フロスト×ニクソン』で、ニクソンにインタビューする男の役でブレイクし、『くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-』で主役を演じてるのを観て、上手い役者やなぁって思ったんよ。

『アンダー・ワールド』のシリーズにも出てて、主演のケイト・ベッキンセールとの間には娘もできたらしいんやけど、どうも浮気されて、結婚する前に破局を迎えたんやって。

ちなみに、どうでもエエことなんやけど、この作品の製作総指をしてるのは、あのジュリア・ロバーツやったりするんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー / Jesus Henry Christ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デニス・リー

出演:マイケル・シーン、トニ・コレット、ジェイソン・スペヴァック、サマンサ・ワインスタイン、フランク・ムーア、アーロン・エイブラムス、ジェイミー・ジョンソン

異常に高いIQを持つ少年は、頭が良すぎるがゆえに周囲ともうまくいかず、小学校を退学処分に。提供された精子で体外受精して産まれたため、母親とふたり暮らしの彼は、ある日、祖父からドナーの手がかりを聞き、会いに行くことに.........ってな、ちょっとエキセントリックな家族ドラマ?!

変わり者の少年とトラウマを抱えた母親、個性的な大学教授と捻くれたその娘、ちょっと普通やない登場人物たちが織りなすひと騒動は、どこかズレてるんやけど、それが妙に心地いいんよね(笑)

マイケルおじさんとトニおばさんのキャラ立ちした、さりげなく上手さを感じさせる抜群の演技に、子役ふたりのインパクト、そんなキャストを使いながら語られる、どこか普通やない家族のドラマってのが、絶妙にツボを刺激してくれたんよ。

単純に爆笑するコメディというのやなくて、あまりの捻くれ具合に思わず観ててニヤリとさせられながら、それでいてホッコリさせてくれる、そんなドラマは、万人受けする類のものではないんかもしれんけど、どこかウェス・アンダーソン監督の作品と同じ匂いがしたりして、個人的には嫌いやないんよねぇ?!(笑)

2013年4月14日 (日)

『君と歩く世界』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

「ジャック・オーディアールが......」なんて言っても、「誰や、それ?」ってツッコミが入るのかもしれんけど、このフランス人の監督さん、個人的にとっても好きなんよ。

ちょっと前にカンヌ映画祭で審査員特別グランプリを受賞した作品ってことで『預言者』ってのを紹介して絶賛したんやけど、その前のロマン・デュリスが主演の『真夜中のピアニスト』ってのも、なかなか秀逸なドラマなんよね!?

フランス人らしく、繊細な心理描写を得意とし、それに加えて独特の洗練された雰囲気のなかで、刹那や悲哀を表現してくるあたり、たまらんなぁって思ったりして。

というわけで、そんな監督さんの新作のデキは..........?!

君と歩く世界 / De Rouille Et D'os   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジャック・オーディアール

出演:マリオン・コティヤール、マティアス・スーナールツ、アルマン・ヴェルデュール、セリーヌ・サレット、コリンヌ・マシェロ、ジャン=ミシェル・コレイア

妻と別れて5歳の息子を連れて放浪した末に姉の家に辿りついた男は、ナイトクラブで働いていた時に、水族館でシャチの調教師をする女性と知り合う。その後、ショーの最中の事故で両足を失った彼女に呼び出され、ふたりは再会するのだが.......ってなドラマ?!

なんかね、この作品って、マリオン・コティヤールにスポットを当てすぎて、脚を失った女性が苦しみを乗り越えて生きる感動のドラマって感じの売り方してるけど、ちょっと違うんよなぁ(苦笑)

ここで描かれてるのは、上手くいかない人生の中で、もがいてる男と女がいて、そんなふたりが知り合い、互いに影響を与えながら生きて行く様子なんやと思う。そこには派手な感動はないし、涙を誘う演出もなく、どこかやるせなく、辛い日々を静かに映し出してるんよね。

何か心揺さぶられるものを期待してこの作品を観ると、きっと肩すかしをくらってもうて、評価も下がるんかもしれんけど、人生の目的を見失ったときに、何気ない瞬間に生きてることを実感し、失敗や過ちを繰り返しながらも、それでも前に向かって生きて行く、そんな刹那な日常を切り取った作品は、やっぱりオーディアール監督らしさの光る語り口で、個人的には良かったなぁ。

まぁ、そもそも原題を無視して、こんな邦題を付けてる時点で、売り方が間違ってるような気はするんやけど......?!(苦笑)

ところで、この作品、何気に音楽の使い方がよくて、さりげなく耳に残る曲ってのがあったりして、ちょっとサントラが欲しくなってもうた♪

2013年4月13日 (土)

『HICK-ルリ13歳の旅』

今日は、個人的に注目の若手女優クロエ・グレース・モレッツが主演の洋画をひとつ、ご紹介♪

あの『キック・アス』でのヒット・ガール役で受けた衝撃以来、すっかり目が離せなくなったクロエくん、今年はいよいよ続編公開で楽しみでしょうがないんやけど、他にもポスターが怖すぎて話題になった『キャリー』のリメイク版が公開予定で、どうやら相当に血みどろになってるらしい........(笑)

この作品には、他にもヒットしたミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で娘と恋に落ちる青年を演じたエディ・レッドメインや、『旅するジーンズ』シリーズから気にかけてるブレイク・ライヴリーなんかも出てたりして、なかなか豪華な顔ぶれやったりして。

ちなみにタイトルの“hick”って言葉の意味は、“田舎者”とか“純朴なひと”ってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

HICK-ルリ13歳の旅 / Hick   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デリック・マルティーニ

出演:クロエ・グレース・モレッツ、エディ・レッドメイン、ブレイク・ライヴリー、レイ・マッキノン、ロリー・カルキン、ジュリエット・ルイス、ロバート・ベイカー、アレック・ボールドウィン

男を作って母親が家を出て行き、飲んだくれの父親もいなくなり、家に取り残された13歳の少女は、衝動的にラスベガスを目指してヒッチハイクの旅に出るのだが.........ってなロード・ムービー?!

ティーンになったばかりの世間知らずの女の子が、人と出会い、いろいろと経験しながら、少し大人になっていく様を描くってとこなんかな。

この作品のポイントは、何といっても主役のクロエくんやろね。あどけない表情の中にも、時として大人びた雰囲気を醸し出してみたりして、この年代の女優としては、つくづく上手いよなぁって思ってまうんよ!?

そんな彼女が頑張ってる話の内容の方はというと、最初はエモーショナルなロード・ムービーになるんやとばっかり思ってたら、なんか途中から方向性が変わってもうたみたいで、ちょっと“痛~い”展開やったかなぁ........(苦笑)

まぁ、クロエくんの魅力満載で、女優として成長する様子を確認できるってだけで、個人的にはお腹いっぱいな気分にはなれたんやけどね?!(笑)

2013年4月12日 (金)

『眉山 ―びざん―』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時はそれなりに話題になってたし、さだまさし原作ってことで、『解夏』では泣かされてもうたこともあって、観ようかどうか迷ったんやけど、どうしても監督が好きやなくて、そのままパスしたっきり、レンタルでも手にすることなく、今日に至ったんよ。

それを敢えて鑑賞した理由ってのは、行きつけのTSUTAYAで1本無料レンタルの券をもらったからなわけで、オマケで何を借りようか迷ったときに、たまたまパッケージが目に入って、どこからともなく「いつ観るか........今でしょ♪」ってな感じの、ほぼ間違いなく今年の流行語大賞に出てきそうなセリフが聞こえてきて、そのままレジに向かったってわけ(笑)

というわけで、誰が監督してるかは極力考えないようにして、自分は宮本信子と山田辰夫の演技を見るんやって、呪文のように繰り返し唱えながら観た作品の感想は...........?!

眉山 ―びざん―   ★★★☆☆   (2007年)

監督:犬童一心

出演:松嶋菜々子、宮本信子、大沢たかお、山田辰夫、円城寺あや、永島敏行、夏八木 勲、中原丈雄、黒瀬真奈美、金子 賢、本田博太郎、野波麻帆、河原崎建三、竹本孝之、入江若葉

東京で旅行代理店に勤めている主人公は、徳島にいる母親が入院したとの知らせを受け、久しぶりに故郷に帰ることに。末期のガンに冒されていると言われ、動揺する彼女だが、気丈に振る舞う母親と素直に向き合うことができず.......ってな母と娘の物語?!

父親を知らず、心のわだかまりを解けない娘と、過去を胸にしまい生きてきた母、残された時間の中でふたりの溝は埋まるのかってね。

いやぁ~、この作品観てると、つくずく宮本信子ってエエ役者やなぁって思うよなぁ。過去を背負いながら、母親の大きな愛情を感じさせる存在感、抜群やった。監督がヘボくても一流の女優は一流の仕事をする、そんなことを実感できる作品やったね(笑)

作品のデキはというと、長い年月の間ずっと胸に秘めていた叶わない愛と親子の絆ってのが描かれてて、話としては悪くないんやけど、やっぱり監督さんのウデがなぁ.......いや、だって関係のない話してて、いきなり抱き合うか.......“瞬間湯沸かし器”やないんやから?!(苦笑)

もとから微塵も期待せずに観たもんやから、大抵のことは許せてまうわけで、まぁ、これはこれで、こんなもんかなぁってな感想やった。

2013年4月11日 (木)

『トガニ 幼き瞳の告発』

今日は、韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、障害を持つ子供たちが教師に虐待されてたっていう実話を映画化したものらしいんやけど、この作品が公開されて、実際の学校が廃校に追い込まれたっていうくらい、韓国では話題になったものなんやって。

日本でも、例えば老人ホームでの虐待なんてのがニュースになってたりするわけで、社会的弱者の人権を守るってことは、もっと取り上げられるべきことなのかもね。

というわけで、そんな問題を取り上げたセンセーショナルな作品の感想は........?!

トガニ 幼き瞳の告発 / (ハングル)   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ファン・ドンヒョク

出演:コン・ユ、チョン・ユミ、キム・ヒョンス、チョン・インソ、チャン・グァン、ペク・スンファン

田舎町にある聴覚障害者のための学校で美術を教えることになった男は、ある日、ひとりの女子生徒が虐待されている現場を目撃する。助け出した少女の話から、校長をはじめ複数の教師が、生徒たちに性的虐待をしていることを知るのだが......ってな、韓国で実際にあった事件を描いたドラマ?!

社会的な弱者となっている子どもを、大人が性のはけ口として虐待する、そんなセンセーショナルなドラマが事実に基づいてるってところが“ヘビー”やし、切ないよなぁ。

そんな子どもたちを助けようと、苦悩しながらも告発に踏み切る男と、彼をサポートする人権団体で活動する女、彼らの奮闘を描くんやけど、あまりにも理不尽な現実に、なんや辛くなってもうた。

口をきけないことをいいことに、虐待され、傷ついた子どもたちの心を考えると、胸が締め付けられてまうし、悪が金で許されてまうような社会に憤りを覚えてまうよなぁ。

作品としては、よくできてるし、役者の演技も良かったんやけど、あまりにも観終わって気分が凹んでもうたもんやから、とりあえず3つということで........?!

2013年4月10日 (水)

『スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜』

ついでと言っちゃなんやけど、勝手に“激オシ”のマルタ・エトゥラの出演してる作品をもうひとつ、今日のオマケとしてご紹介♪

主演のルイス・トサルとは、『プリズン211』でも共演をしてるんやけど、どうも二人は恋人同士やったらしいんよね。役柄のイメージのせいか、“美女と野獣”的な組み合わせではあるんやけど、こんなハゲ男に恋をするなんて.........エトゥラ嬢はなんてステキなんやろう(笑)

ちなみに、この作品の監督を務めるジャウマ・バラゲロってひとは、『REC/レック』ってホラー映画で注目された、そちら系を得意とする監督さんなんよね。でもって、スペインのカタルーニャで行われてるガウディ賞では、最優秀監督や主演男優賞、脚本賞を受賞してるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...........?!

スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜 / Mientras Duermes   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジャウマ・バラゲロ

出演:ルイス・トサル、マルタ・エトゥラ、ぺトラ・マルティネス、アルベルト・サン・ファン、カルロス・ラサルテ

マンションの管理人として住み込みで働く男は、生きる目的を見つけられず、苦しんでいた。そんな彼が見つけた生きる喜びとは、管理するマンションに独りで暮らす美しく陽気な女性を“困らせる”ことだった..........ってなサスペンス・ホラー?!

合鍵で侵入し、彼女が寝付くまでベットの下に隠れ、薬で昏睡状態にして、やりたいことをやる、いやぁ、半端なく狂ってまんなぁ......(苦笑)

パッと見は人のいい、親切な男、しかしながらその胸の内はドロドロとしながら、鋭い殺意を隠してる、そんな複雑な心情を持つ役柄を演じるルイスくんは、なかなかの“病みっぷり”で、存在感は十分やった。

そんでもってマルタ嬢の弾ける笑顔、なんてキュートなんやろなぁ。そんな彼女を苦しめるとは、この男、許せん......なんて妙な感情移入の仕方をしてみたりして(笑)

屈折した愛情と暴走する狂気、そんなものを少し抑えたトーンで描くあたり、小粒ではあるんやけどボチボチな作品やったかな。

それにしても.........ラテン系のマルタ嬢は適度に日焼けしてて、どちらかというと小麦色の肌やったんやけど、邦題に付け足された“白肌”って......誰??

勝手なタイトルを付けるのは自由やけど、せめて内容を観てから決めたらどないなんやろね?!(苦笑)

『EVA<エヴァ>』

今日は、劇場未公開ながら、先日紹介した『レッド・ステイト』と同様に、“シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション”なる企画で公開されてた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、そのシッチェス映画祭で最優秀視覚効果賞を受賞したほか、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞でも新人監督賞や助演男優賞を受賞していて、その他の主要部門でもノミネートされてた作品なんやって。

そんな作品には、『蒼ざめた官能』で見かけて、その後『プリズン211』って作品でも男臭いドラマに華を添えてたマルタ・エトゥラっていうスペインの女優さんが出てて、これはハズせんってね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

EVA<エヴァ> / Eva   ★★★☆☆   (2011年)

監督:キケ・マイーヨ

出演:ダニエル・ブリュール、マルタ・エトゥラ、アルベルト・アンマン、クラウディア・ベガ、アン・キャノヴァス、ルイス・オマール

ロボット開発が進んだ近未来、新型の自律型ロボットの開発のために、大学に呼ばれて久しぶりに故郷に戻ってきたロボット科学者の男は、ロボットのモデルとなる子どもを探していた時に、兄と自分の元カノの間に生まれた姪のエヴァと出会うのだが.......ってなSFドラマ?!

愛してはいけない相手、そして不思議な魅力を持つ少女、ちょっと微妙な人間関係には、ある秘密が......ってな感じで、SF的な要素を取り入れながら、男と女の揺れる気持ちを描くってとこなんかな?!

ゴヤ賞で視覚効果賞を受賞ってことで、なるほどコダワリは分かるし、話の方もヒネリを加えてってのは悪くないんやけど、ちょっと先が読めてまうところがね.....(苦笑)

ところで、主演のダニエルくん、いつもドイツ語をしゃっべってる彼がスペイン語で主役をやってるのに驚いたんやけど、実は母親がスペインのひとなんやってね。どの作品でも安定した存在感を示す彼は、ヨーロッパ映画では欠かせない、実力派の若手俳優やよなぁ!?

2013年4月 9日 (火)

『劇場版 目を閉じてギラギラ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる富永昌敬ってひと、染谷将太が主演の『パンドラの匣』や、浅野忠信や小池栄子が出演して話題になった(?)『乱暴と待機』って作品の監督さんで、ちょっと個性的な作風ってのが特徴なのかもね?!

そんな監督さんの作るドラマは、哀川くんの135作目の主演作ってことらしく、若手の注目株の綾野くんが共演し、ターゲット層を広げて.......ってとこなんやろなぁ。

個人的には、『極道めし』で注目した木村文乃って女優さんが出てるところがポイントかなぁ。『ボクたちの交換日記』『ポテチ』にも出演してて、順調にキャリアを積んでるみたいで、益々期待かな。

というわけで、そんな作品の感想は......?!

劇場版 目を閉じてギラギラ   ★★★☆☆   (2011年)

監督:冨永昌敬

出演:哀川 翔、綾野 剛、三浦誠己、渋川清彦、水崎綾女、木村文乃、児嶋一哉、渡辺真起子、山本裕子、政岡泰志、小沢仁志、杉山彦々

暴力が嫌でヤクザを引退した男は、借金を返済しようと頑張る人たちを応援するため、「ホープ商会」という名の貸金を営んでいた。そんな彼の債務者のなかに、ギャンブルに溺れる元高校球児がいて......ってなコメディ調のドラマ?!

心優しい元ヤクザとドラフト不正でプロになる夢を失った元有名選手、そんな彼らの関係を軸に、ちょっと個性的な面々をコミカルに描いてるんよね。

まぁ、何と言っても、ケンカやなくて説教で相手を倒すっていう、ちょっと意外性のある設定に、スッポリと納まる哀川くんのキャラが絶妙やよなぁ。少しカミカミなセリフ回しもご愛嬌ってね?!(笑)

そんな“アニキ”哀川くんに若手のイケメン(?)俳優を絡めてってことで、ちょっとヤリすぎ感はあるものの、それなりに楽しめるドラマにはなってるかな。

個人的には、最近、脇役で気になってる渋川くんのワンポイントな存在感が、妙に気になる作品やったかな?!

2013年4月 8日 (月)

『空の上3メートル』

今日は、劇場未公開の作品の中から、スペインの恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、脚本賞にノミネートされた作品なんやってね。パッケージには、「スペイン年間興収1位」って書いてあったんやけど、そんだけ盛り上がったってことなんかな?!

まぁ、個人的な注目は、ヒロイン役で出てるマリア・バルベルデって若い女優なんやけど、以前に紹介した『汚れなき情事』って作品で、スペインからの転校生役でインパクトのある演技をしてて、ちょっと前に取り上げた『バスルーム 裸の2日間』ってのでも、キュートな魅力を振りまいてたんよなぁ。

そんな個人的イチオシ女優の活躍をチェ~ックってことで、作品の感想は.........?!

空の上3メートル / Tres Metros Sobre El Cielo   ★★★☆☆   (2010年)

監督:フェルナンド・ゴンサレス・モリナ

出演:マリオ・カサス、マリア・バルベルデ、アルバーロ・セルバンテス、マリナ・サラス、ルイス・フェルナンデス、ディエゴ・マルティン、パブロ・リベロ、アンドレア・ドゥーロ

ワケあって他人を暴行し、起訴された青年は、バイクを乗り回し、仲間と騒ぐ不良だった。そんな彼は、ある日、裕福な家に育った女子高生と出会い、彼女に惹かれるのだが........ってな、若い男女の燃え上がる熱い恋を描いたドラマ?!

最悪の出会いから始まるふたりの関係は、ぶつかり合いながらも、やがて抑えきれない愛となり.......ってことで、若い男女の情熱的な愛とその結末は、果たしてどこへ......ってな感じで展開するんよね(笑)

話自体はちょっと強引で、何となく先が読めてまう感じやから、正直どうなんやろうって思わんでもないんやけど、運命の出会いをして、それが忘れられない恋となり、そんでもって永遠と思えた愛の結末は......って感じで、それなりに盛り上がらんことはなかったかな。

まぁ、個人的には、ヒロインのマリア嬢がすべてなわけで、そのキュートな姿にイチコロってところで、もうお腹いっぱいなんやけどね!?(苦笑)

しかし、最初で最後の恋、そんなことを考えつつ自分自身の忘れられない過去のほろ苦い思い出をたどりながら、ちょっぴりビターな気分に耽るってのも、またオツかもなぁ.....なんて思ったりもして.......。

ちなみに、これ続編が作られてて、本国スペインでは昨年公開されたらしい........ってことは、主人公ふたりのその後があるってことかぁ........どうなるマリア?!(笑)

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続編の感想はこちらへ →  『その愛を走れ』

2013年4月 7日 (日)

『アンナ・カレーニナ』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、今年のアカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞した作品を、ご紹介♪

この作品を作ったジョー・ライト監督は、イギリスのひとで、『プライドと偏見』『つぐない』『路上のソリスト』そして『ハンナ』といった作品で知られてるんやけど、最初の2作品の主演女優は、この作品と同じキーラ嬢やったんよなぁ。

文芸作品からキャリアをスタートさせて、ハリウッドに行って現代劇に挑戦し、アクション映画までやってみたってところなんやけど、どうも最近の作品はイマイチ感が強かったもんやから、またまた文芸作品に挑戦ってのは、原点回帰ってことでプラスの印象やったんやけど.......。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

アンナ・カレーニナ / Anna Karenina   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジョー・ライト

出演:キーラ・ナイトレイ、ジュード・ロウ、アーロン・テイラー=ジョンソン、ケリー・マクドナルド、マシュー・マクファディン、アリシア・ヴィキャンデル、オリヴィア・ウィリアムズ、エミリー・ワトソン、ドーナル・グリーソン、ルース・ウィルソン

19世紀後半の帝政ロシア、政府高官の妻として、ひとり息子を育てながら何不自由のない暮らしをしていた女は、ある日、若く男前の将校と出会い、恋に落ちてしまうのだが........ってな、トルストイの小説を映画化した愛憎劇?!

夫との間には愛という感情はなく、初めて知った胸のときめきに、やがて身も心も溺れていくが、許されない愛には大きな代償が......ってな感じで、ドロドロの恋愛ドラマが繰り広げられるんよね。

この作品、ちょっと他と違うのが演出の手法で、部分的に舞台を模して物語が作られてるんよ。この手の文芸作品は、どうしても重苦しくなりがちで、ウケにくいってところを、小気味よくテンポを変えるためにっていう工夫なんやと思うし、確かに斬新ではあるんやけど、どうしても違和感と中途半端な感じが残る気がして、監督さんの狙いどおりの効果が出たかというと、ちょっと疑問やったかな。

冴えない夫役になりきるために、自らソリを入れたジュードくんの生え際は、ハゲしく共感できて見事やったし、部分的には監督さんのカットの切り取り方なんか、印象的で悪くはなかったんやけど、ドラマとしては、ちょっと期待ハズレやったかもなぁ?!(苦笑)

そんな中で、主人公の破滅的な愛と対比して描かれるエピソードの中心にいるアリシア・ヴィキャンディっていうスウェーデン人の若い女優さん、なかなか魅力的やった。個人的に、ちょっと今後に注目ってね!?(笑)

2013年4月 6日 (土)

『THE GREY 凍える太陽』

今日は、最近すっかりアクションでアピールしまくってるリーアム・ニーソン主演の作品をひとつ、ご紹介♪

実はこの作品、監督さんに注目してたんよ。ジョー・カーナハンと言えば、前作は『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』を監督してて、「そんな軟弱な作品を」って思うかもしれんけど、更に遡ると『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』っていう、コメディ調のアクション映画を作ってて、「やっぱりコメディとアクションか」ってツッコミを受けつつ、ポイントは、その前の『NARC ナーク』って作品で、これがゴリゴリのハードボイルド系のアクションで、ちょっと話題になったんよね。

なんで話題になったかっていうと、その作品を観たトム・クルーズが気に入って、『ミッション:インポッシブル』の3作目の監督に抜擢されたっていう話があったからなんよ(確か記憶が正しければやけど.....)。結局のところJ・Jエイブラムスが監督に収まって、実現はしなかったんやけどね。

今回はコメディ要素を捨てて、カーナハン監督の原点回帰的は作品に仕上がってるってことで、楽しみにしてたわけやけど、そんな作品の感想は..........?!

THE GREY 凍える太陽 / The Grey   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジョー・カーナハン

出演:リーアム・ニーソン、フランク・グリロ、ダラス・ロバーツ、ダーモット・マローニー、ジョー・アンダーソン、ノンソー・アノジー、ジェームズ・バッジ・デール、ベン・ブレイ

極寒のアラスカにある油田で、作業員をオオカミなどの野生動物から守るために雇われたスナイパーの男は、休暇で家に戻るために飛行機に乗ったのだが、悪天候で雪原に墜落してしまうことに。彼を含め7名の生存者は、襲ってくる野生のオオカミから逃れるため、森への移動を試みるのだが......ってなサバイバル・ドラマ?!

過酷な状況のなかでの生死をかけた戦い、生き延びるために必死にもがく人々と彼らを狙う獰猛なオオカミのバトルを描くんよね。

まぁ、話の展開としては、この手の作品にありがちな作りになってて、一人減り、二人減りってな感じで、特に意外性のようなものはなかった。それに、抜群のタイミングでピンポイントで襲ってくる“敵”ってのも、ちょっとデキすぎやし(苦笑)

ただ、これ、平凡でオモシロミのない作品かっていうと、そうとも言えんのよ。極限状態の中で“生”を強烈に意識させられるんやけど、その話の中心に、生きる目的を失った主人公の心の葛藤ってのが描かれてて、そのヘビーな役柄を、リーアムくんが渋く演じてるんよね!?

この監督さんの特徴でもある、緊張感あふれる演出ってのが、白銀の世界のなかでも存分に活きてて、そんなところに夢中にさせられてもうたよ。

作品としてオモロイと思えるかどうかは、ちょっと好みが分かれるところやと思うけど、個人的には悪くはなかったかな?!

2013年4月 5日 (金)

『ボクたちの交換日記』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ウッチャンナンチャンの内村くんが監督した作品を、ご紹介♪

これ、森三中のひとりを妻に持つ構成作家さんが書いた小説が原作になってるらしいんやけど、オフィシャルHPなんかを見ても、“ベストセラー小説”って書いてあるものの、申し訳ないんやけど、全然そうとは知らんかった.......(苦笑)

でも、以前に何かのTV番組で、人気のお笑いコンビが、ふたりの間で交換日記のやり取りをするって企画ものコーナーを何度が目にしたことがあって、きっとその流れなんかなぁって思ったんやけど、違うんかな??

まぁ、そんなこんなで、勝手に納得しながら鑑賞してみた作品の感想は.........?!

ボクたちの交換日記   ★★★☆☆   (2013年)

監督:内村光良

出演:伊藤淳史、小出恵介、長澤まさみ、木村文乃、川口春奈、ムロツヨシ、佐々木蔵之介、佐藤二朗、カンニング竹山、大倉孝二

高校を卒業して12年、コツコツと頑張っては来たものの、なかなか売れないお笑いコンビのふたり。30歳を目前にして安定した収入はなく、焦りが出始めた頃、ツッコミ担当の相方の提案で交換日記をすることになったのだが.........ってな、コンビ愛を描いたドラマ?!

夢を追いかけて一緒に頑張って来たものの、気づいたら後輩に抜かれ、ふたりの関係も、舞台以外では言葉も交わさない状態に。互いの心の内をさらけ出すために始めた日記のやり取りだったのだが........ってなことで、お笑いの世界を知り尽くした内村くんが監督してるだけに、ちょっとリアルなドラマに仕上がってたね。

主演のふたりは、なかなか頑張ってたし、特に最近ちょっとキャリア的に停滞気味な感じで心配してた小出くんは、2枚目半な役どころで、奮闘してたかな。

そこに、すっかり“爽やかな(?)お色気担当”で再ブレイクしつつある長澤くんが絡み、個人的に注目の木村くんがいて、“じゃがりこ娘”まで登場して、なかなか華やかやないですか(笑)

肝心の話の方は、ちょっと途中が間延びした感じがして、終いもどうかなぁという気もしないでもないんやけど、感動とまでは行かないものの、全体として見れば、まぁ、悪くないドラマやったんと違うかな?!

2013年4月 4日 (木)

『パラダイス・ナウ』

というわけで、アサド監督の評判を落とさないようにする(?)ため、彼の代表作をオマケでひとつ、ご紹介♪

この作品は、アカデミー賞に初めてノミネートされたパレスチナ映画らしいんやけど、自爆テロを描いてるだけに、当然のことながらイスラエル側から反発をくらって、大騒ぎになったんやって。ハリウッドなんかはユダヤ系が強いだけに、さすがにアカデミー賞は......ってとこなんやろうけど、それでもゴールデングローブ賞やインデペンデント・スピリット賞を受賞したり、なかなか頑張ってたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

パラダイス・ナウ / Paradise Now   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ハニ・アブ・アサド

出演:カイス・ネシフ、アリ・スリマン、ルブナ・アザバル、アメル・レヘル、ヒアム・アッバス、アシュラフ・バルフム

イスラエル占領地域に住むパレスチナ人の男は、ある日親友と一緒に自爆テロをするよう命令を受ける。心の中の葛藤と戦いつつ、彼の下した決断は...ってなイスラエルに住むパレスチナの人々を描いた、ちょっとヘビーなドラマ?!

宗教的、政治的な対立のなかで、後を絶たない自爆テロ、少し距離のあるこの国で暮らしてると、「なんで爆弾を抱えて罪のない人々を巻き添えにし、自分の命を投げ捨ててまで自爆テロをするのか?」ってのは理解しがたいものがあるやんね。

この作品は、ふたりのごく普通のパレスチナ人の男たちを主人公にしながら、そんな大きな疑問に対する答えを示そうとする、かなり意欲的な内容になってるんよ。

パレスチナ人の監督さんは、決してその行為を肯定するわけでなく、反対意見も語りながら、逆に人々に何が出来るかを問いかけてるんよなぁ。

イスラエルとパレスチナ、歴史のなかで互いに苦しめあう人々の苦悩が伝わるドラマを観せられながら、「平等に生きられなくても、平等に死ぬことはできる」そんなセリフが胸にグッと突き刺さるんよ。

音楽もなく展開する映像はシンプルで、また平和に暮らす者にとってその行為が完全には理解できず、すぐには共感できる内容やないんやけど、観終わって「なぜ」を自問しながら、いろいろと考えさせられた作品やったね!?

『クーリエ 過去を運ぶ男』

今日は、サスペンス調の作品をひとつ、ご紹介♪

これ、一応アメリカ映画なんやけど、監督さんはイスラエル出身なんよね。2005年に作ったイスラエルの自爆テロを描いた作品で、ベルリン映画祭をはじめ、いろいろと評価され、アカデミー賞でも外国語映画賞にノミネートされて話題になったんよ。

というわけで、この監督さんに個人的には注目してるんやけど、この作品、レンタル屋で見かけたときに、どうもタイトルがシックリとこんかったんよなぁ。でもって、後で調べたところ、レンタル時のタイトルが『クーリエ タイムリミット60HOURS』に変更になったらしく、それで違和感があったらしい。どういう理由かは知らんけど、どう考えても.......ね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

クーリエ 過去を運ぶ男 / The Courier   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ハニ・アブ・アサド

出演:ジェフリー・ディーン・モーガン、ジョシー・ホー、ティル・シュヴァイガー、リリ・テイラー、ミッキー・ローク、ミゲル・ファラー、マーク・マルゴリス

指定された時間までに指定された場所に依頼のブツを運ぶ、そんな腕利きの運び屋の男は、ある日、謎の男から誰もが恐れる裏社会の伝説の男に、60時間以内にスーツケースを届けるよう依頼されるのだが.......ってなサスペンス&アクション??

限られた時間の中で、居所も分からない危険な男に届ける、そんな困難な依頼に挑む主人公が大暴れ......ってことなんやろうけど、う~ん、イマイチ感が残るデキやったかな(苦笑)

主役のジェフリーくんは、見た目は渋さみあって、雰囲気としては悪くないんやけど、アクションをやるタイプやないよなぁ。あまりにも動きがギコチなくて......。

話自体も、ヒロイン的な役を絡めるものの、中途半端にフェードアウトしてまうし、ヒネリを加えようと必死に考えた展開も、うまく繋がってなくて、しかも新鮮味がないんよ(苦笑)

ハリウッド的な娯楽の要素を加えつつ、緊迫感と意外性のあるサスペンスをって思ったんやろうけど、“それっッポイ”ものが出来上がったっていう程度で、クオリティとしてはもう一息な感じやったかな。

迷走する邦題ともども、どうにもB級なドラマになってもうたみたいやね?!

2013年4月 3日 (水)

『ゴッド・ブレス・アメリカ』

今日は、ちょっと過激(?)な作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、トロント国際映画祭では、ピープルズ・チョイス・アワードで3位になってるらしいんやけど、普通のオヤジと女子高生が銃をぶっ放して人を殺すっていう内容に、アメリカでも賛否両論になったらしい。

そんな問題作を作った監督さんは、その経歴を見てみると、80年代に流行った『ポリスアカデミー』っていうコメディ映画のシリーズに出演(2作目以降らしいんやけど...)してたりするコメディ俳優さんらしく、最近では、ロビン・ウィリアムス主演でコメディ映画を監督したりもしてるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...........?!

ゴッド・ブレス・アメリカ / God Bless America   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ボブキャット・ゴールドスウェイト

出演:ジョエル・マーレイ、タラ・リン・バー、メリンダ・ペイジ・ハミルトン、マッケンジー・ブルック・スミス、リッチ・マクドナルド、マディー・ハッソン、ラリー・ミラー

離婚して寂しくひとり暮らしをしてる中年オヤジは、クダラナイTV番組やトークショーにうんざりしていた。そんなある日、セクハラを理由に会社をクビになり、偏頭痛で医者に行くと脳に腫瘍があると言われ、絶望した彼は、自殺する前にリアリティ・ショーに出演してたワガママ女子高生を殺すことを決意するのだが.......ってなバイオレンス・ドラマ?!

ヤケッパチのオヤジと、そんな彼と出会った過激な女子高生、死に値すると考える人たちを容赦なく殺すふたりの奇妙な旅を描くロード・ムービーってなとこかな。

優しさや思いやりを失った社会を世直しするために、悪いヤツらをぶっ殺す、あぁ、なんてアナーキーなんやろう(苦笑)

気持ちは分からんでもないんやけど、気にくわないヤツらは撃ち殺せばいいってなところが、いかにも銃社会のアメリカ的で、ちょっとどうかと思ってまうよなぁ。

まぁ、そこが逆にシニカルなユーモアってことやと思うんやけど、もっと陽気なコメディを想像してたところ、意外とシリアスな雰囲気なもんやから、余計に笑えなくなってもうたよ(苦笑)

そんな中、主人公の“相棒”を務めるタラ嬢は、これが長編映画デビューらしいんやけど、なかなかのインパクトやった。どこかエレン・ペイジの最初を彷彿とさせるものがあって、ちょっと今後が注目かもね?!

というわけで、個性的な作品やとは思うんやけど、素直に笑えないコメディってことで、作品全体としては、ちょっと“微妙”な感じかも.......(苦笑)

2013年4月 2日 (火)

『ペンギン夫婦の作りかた』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、中国人のダンナさんの帰化をきっかけに“辺銀(ぺんぎん)”という性を名乗ることになった実在の夫婦を描いてるんやってね。

監督の平林克理ってひとは、これまで是枝裕和監督や西川美和監督、中島哲也監督や中村義洋監督といった面々の作品で助監督を務めてきたなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

ペンギン夫婦の作りかた   ★★★☆☆   (2012年)

監督:平林克理

出演:小池栄子、ワン・チュアンイー、深水元基、平良 進、吉田妙子、北村三郎、山城智二、田仲洋子、大田 亨

北京で出会った日本人の女性と中国人のカメラマン、ふたりはやがて結婚し、東京で暮らすのだが、彼の勤め先が倒産したのをきっかけに、石垣島へ旅行に行き、そのまま移住を決意するが.....ってな、とある夫婦のお話?!

島が気に入り、そのまま移り住んだ夫婦が、島の人たちとの触れ合いを大切に、生き生きと暮らす様を描くってとこなんかな。

ちょっと前に流行った“食べるラー油”の火付け役やった実在の夫婦の話ってことで、てっきり“ラー油”メインの苦労話なんかを感動的にってことなんやろうと思ったら、なんか違うんよなぁ。

ところどころ狙ってるような笑いが“イマイチすぎる”のと、前半のサスペンス調のくだりが必要やったのかっていう、演出のアザとさが鼻についてもうて........それに、いつも思うんやけど、どうも小池くんの魅力ってのが理解できなくてねぇ..........?!(苦笑)

夫婦間の愛情の深さをってことなんやろうとは思うんやけど、印象的には中途半端なコメディ調のドラマってことで、石垣島の景色の美しさ以外に残るものはなかったかなぁ.......?!

2013年4月 1日 (月)

『グレイティスト』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ちょっと胸にくる話をひとつ、ご紹介♪

これ、未公開作品ながら、なかなか豪華な顔ぶれが出てるんよね。ブロスナン、サランドンの両ベテランに、中堅どころでマイケル・シャノンがいて、若手の人気女優のキャリーマリガンにアーロン・ジョンソンと、ついでにレニークラヴィッツの娘まで出てるし......(笑)

そんな作品の監督を務めてるシャナ・フェステってひとは、ちょっと前におススメした『カントリー・ストロング』っていう作品の監督でもあるんよね。サンダンス映画祭でもノミネーションを受けてるみたいやし、むしろ未公開になったのが不思議なのかも。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

グレイティスト / The Greatest   ★★★☆☆   (2009年)

監督:シャナ・フェステ

出演:ピアース・ブロスナン、スーザン・サランドン、キャリー・マリガン、ジョニー・シモンズ、アーロン・ジョンソン、ゾーイ・クラヴィッツ、マイケル・シャノン

息子を交通事故で失い、悲しみに暮れる家族のもとに、事故の際に車に同乗していた彼女が、息子の子どもを身ごもっているといってやって来る。他に行くあてのない彼女と同居することになるのだが........ってな、家族の再生の物語?!

執拗に死ぬ間際の息子のことを知ろうとする母親、悲しみを乗り越えようと気丈に振る舞おうとする父親、兄がいなくなり心の隙間を埋められずに戸惑う弟、そして、好きだった彼を失い、その子どもを出産しようとする彼女、それぞれ悲しみと向き合う様子を描いてるんよね。

失われた命と新たに生まれてくる命、その間でもがき苦しみながら、支え合う家族の話は、なかなか味わい深いものがあったかな。

まぁ、ちょっとオーバー・アクションぎみなところもあるんやけど、それでもブロスナン&サランドンのベテランと、若手の演技がいい具合に絡んで、悪くなかったね。それに、キャリー嬢.......エエよね。独特の雰囲気があって、いろんな意味で癒しを象徴してるんよなぁ。

“Greatest”を何を勘違いしたのか“グレイテスト”って表記してもうたことを除けば、ちょっと小粒ではあるんやけど、このドラマ、なかなかやったね!?(笑)

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