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2013年4月29日 (月)

『イル・ディーヴォ ―魔王と呼ばれた男―』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、一応、劇場未公開作品ってことらしいんやけど、企画ものの上映会で2回ほど公開してるらしい。作品自体は、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞し、イタリアのゴールデン・グローヴ賞や、アカデミー賞でも賞を獲ってるんやって。

監督のパオロ・ソレンティーノは、先日紹介した、ショーン・ペン主演の『きっと ここが帰る場所』を監督したひとで、イタリア期待の若手監督ってことなんかな。

主演のトニ・セルヴィッロは、『湖のほとりで』『ゴモラ』『穏やかな暮らし』『至宝』にも出てる、イタリアの名優で、この作品ではアカデミー賞でメイクアップ賞にノミネートされたくらいの変わりっぷりで、背中を丸めて首相を演じてるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

イル・ディーヴォ ―魔王と呼ばれた男― / Il Divo   ★★★☆☆   (2008年)

監督:パオロ・ソレンティーノ

出演:トニ・セルヴィッロ、カルロ・ブチロッソ、アルド・ラッリ、フラヴィオ・ブッチ、ジョルジュ・コランジェリ、パオロ・グラツィオージ

イタリアの政界に君臨し、7期にわたり首相を務めたジュリオ・アンドレオッティを描いた伝記映画?!

この作品、自分の敵となる人物を、次から次へと闇に葬り、政界を牛耳る男、そんな彼の飽くなき権力への欲望と、深い孤独を、独特のタッチで表現してるんよね。

実在の首相を描いた政治ドラマというと、どこか重厚な暗いドラマを想像するんやけど、この作品、音楽や映像をうまく使い、どこかコミカルで、印象的な作品に仕上がってるんよなぁ。

とりわけ映像については、意外な角度や手法を駆使して、巧みにドラマを盛り上げる演出がなされてて、なかなか見事なデキやった。

まぁ、内容の方は、いろいろと登場人物がいるものの、ドラマ自体はひとりの男に焦点を合わせてるために、当時のイタリア政界を知らないと、ちょっと分かりにくさはあったかな。

それでも、独特の風貌と話し方で個性を出して、クセのある政治家を描いて見せた作品は、それなりに興味深いものやったね!?

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