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2013年5月

2013年5月31日 (金)

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

もう公開初日から3週間ほど経ってるから、ちょっと遅ればせながらって感じではあるんやけど、前作の『探偵はBARにいる』を映画館で観たこともあり、ちょっと微妙な世間の評判ではあったんやけど、シネコンのサービスデーを利用して、とりあえず鑑賞に。

監督の橋本くんと言えば、テレビドラマの「相棒」「臨場」の監督を務め、それぞれ『臨場 劇場版』『相棒シリーズ X DAY』でも監督してたひとで、ちょっと骨太なドラマを期待するやんね。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点   ★★★☆☆   (2013年)

監督:橋本 一

出演:大泉 洋、松田龍平、尾野真千子、ゴリ、田口トモロヲ、渡部篤郎、篠意英介、波岡一喜、近藤公園、松重 豊、徳井 優、マギー、安藤玉恵

北の歓楽街ススキノをベースに活動する探偵は、親友を殺した犯人を捜し出そうと独自に捜査を始めるが、そんな彼の前に、同じく事件を調べている美人バイオリニストが現れ........ってな、シリーズ第2弾?!

事件の裏に潜む、政界を巻き込んだ大きな闇、そして次々と襲ってくる謎の敵ってなことで、基本的に“ゆる~い”中に、ちょっとサスペンスやらバイオレンスを散りばめってな感じで、まぁ、それなりなデキではあるんかな。

主演のふたりのキャラは十分に立ってるし、前回に比べてヒロインがレベルアップしてる(個人的な嗜好に基づく見解ではあるんやけど.......)ところは、評価できるんやけどね!(笑)

結局のところ、ゆる~い流れのなかで、いかに変化を付けるかってところがポイントなんやろうけど、突然のエロ攻勢も含めて、唐突に社会派になってみたり、その当たりの演出は、ちょっと場当たり的で、どうかと思うんよなぁ。

まぁ、それなり楽しめるからエエんやけど、よくできた作品かと言われると..........??(苦笑)

2013年5月30日 (木)

『桃(タオ)さんのしあわせ』

今日は、少し“しっとり”した感じで、香港映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主人公タオさんを演じてるディニー・イップってひとは、ベテランの女優さんらしいんやけど、これが実に10年ぶりの映画出演やったんやって。でもって、そんな彼女の演技は、ヴェネチア映画祭でも評価され、最優秀女優賞を受賞したんやって。

そんな“タオさん”の相手を務めるアンディ・ラウといえば、カンフーものを始めとするアクション、ロマンチックなラブ・コメに、歴史ものの英雄、ハード・ボイルドなヤクザもの、シリアスなメロドラマと、幅広い作品で活躍する役者さんやんね。

というわけで、なかなかの前評判やった作品の感想は.........?!

桃(タオ)さんのしあわせ / 桃姐   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アン・ホイ

出演:アンディ・ラウ、ディニー・イップ、チン・ハイルー、チョン・プイ、ワン・フーリー、アンソニー・ウォン、サモ・ハン、ツイ・ハーク

幼い頃に両親を亡くし、預けられた家で60年間、家政婦として働いてきたタオさん。家族のほとんどは海外に移住し、香港で映画のプロデューサーをする一家の長男の世話をするのだが、ある日、病気で倒れてしまい.......ってな老いと“家族”を描いたドラマ?!

生まれたときから家族と一緒にいて、ずっと面倒を見てくれているタオさん、病気になって初めて、タオさんが自分の人生においていかに重要かが分かった男は、今度は逆に彼女を助けようとする......ってな感じで、血のつながらない親子のような関係を描いてるんよ。

作品としては、どちらかと言うと淡々と進む感じではあるんやけど、その中でも、それまでの二人の歩んできた時間、歴史を感じさせるような、さりげない演出が秀逸やったかな。

派手さはないものの、丁寧に演じる主演ふたりの存在が、じんわりと心に伝わってきて、なかなかの味わいやった。

自分も周りに感謝しながら、生きていかんとアカンなぁ.......なんて、ちょっと優しい気持ちにさせられてもうたよ?!(笑)

2013年5月29日 (水)

『ロンドン・ヒート』

今日は、イギリスのクライム・アクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、70年代にイギリスで流行ったTVドラマを映画化した作品らしく、本国イギリスではヒットしたらしい........パッケージに“全英No.1大ヒット!!!”ってエクスクラメーションが3つもついてるからね......ホンマかどうか知らんけど(苦笑)

監督のニック・ラヴってひとは、『フットボール・ファクトリー』っていうフーリガンの抗争を描いた作品を監督したひとで、ちょっと前に紹介したニコラス・ウィンディング・レフン監督の『ブロンソン』って作品では、自分で監督する予定やったのを、降板してレフン監督に任せ、製作総指揮にまわったらしいんよね。

そんなわけで、イギリス人が熱狂した(?)らしい作品の感想は.........?!

ロンドン・ヒート / The Sweeney   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ニック・ラヴ

出演:レイ・ウィンストン、ベン・ドリュー、ヘイリー・アトウェル、ダミアン・ルイス、スティーヴン・マッキントッシュ、アラン・フォード、ポール・アンダーソン

ロンドン市警の特捜部隊を率いる男は、その手荒な捜査方法で内部監査部門から睨まれながらも、凶悪犯を逮捕するため、必死に容疑者を追うのだが.......ってな、ちょいとハードなポリス・アクションもの?!

情報屋へのブツの横流しにチーム内での不倫、主演のレイおじさんの“ワルっぷり”が半端ないんよ(笑)

そんなちょっとダークな主人公が、容赦ない捜査で犯人を追いこんでいくってところが、どこか人間臭く、ハードボイルドな感じを醸し出してるんかもね。

トラファルガー広場でのハゲしい銃撃戦やスリリングなカーチェイスなど、テンポのいい流れと程よいサスペンス要素もあり、アクションものとしては悪くなかったかも。

原題の“Sweeney”を辞書で調べると、「70年代の英国のテレビ警察ドラマ。(英俗)特別機動隊員」って出てくるところをみると、元ネタはかなり有名なTVドラマやったんやろね。そこまで有名なら、邦題を変える必要もないような気もしたりして.......?!(苦笑)

2013年5月28日 (火)

『赤い季節』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、解散したロックバンド“Thee Michelle Gun Elephant”のボーカルのチバユウスケってひとが書いた曲を使って、彼の事務所の代表をやってる人が監督したんやって。ちょっとどうかと思いつつ、それで映画が作れてまうんやから大したもんやないね?!(苦笑)

そんな作品で主演を務めるのが新井くんで、今やドラマや映画に引っ張りだこの彼は、キャリアを重ねながら役者として着実に成長してるようで、益々頑張って欲しいって個人的には思うんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

赤い季節   ★★★☆☆   (2012年)

監督:能野哲彦

出演:新井浩文、村上 淳、風吹ジュン、田口トモロヲ、新居延遼明、泉谷しげる、永瀬正敏、渡辺真起子、戌井昭人、柳 俊太郎

かつて組織のために殺し屋をやっていた男は、裏稼業から足を洗うつもりでいたが、そんな彼を組織は許さず、関係を断てずにいたのだが...........ってな犯罪ドラマ?!

過去の因縁にとらわれて生きる男の苦悩を描くってなことで、主演の新井くんが、ちょっとワケありで陰のある男を、さりげない“渋さ”で演じてるんよね。特別に“上手いなぁ”って思わせるような演技ではないんやけど、さりげなく頭に残る、そんな感じなのかもなぁ。

作品を全体的に評価すると、ところどころ印象的な映像があって、なかなかの雰囲気を醸し出してはいるものの、分かりにくさが残る前半のグタグタ感や、素人っぽさ丸出しの悪趣味な描写がマイナスで、ちょっと惜しいというか、中途半端な感じやった。

というわけで、部分的には評価できるんやけど、もう一息なぁ..........?!

2013年5月27日 (月)

『スノータウン』

今日は、劇場未公開の作品の中から、オーストラリアの犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、実際に起こった男女12人が犠牲になった猟奇殺人事件を描いてるらしく、本国オーストラリアでは数々の映画賞を受賞したんやって。そんな作品は、カンヌ国際映画祭でも批評家週間特別審査委員賞を受賞したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

スノータウン / Snowtown   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジャスティン・カーゼル

出演:ルーカス・ピッタウェイ、ダニエル・ヘンシュオール、ルイーズ・ハリス、マシュー・ハワード、マーカス・ハワード、アンソニー・グローブス、リチャード・グリーン

母親の恋人から性的虐待を受けていた青年は、そんな彼や弟のために相手を町から追い出してくれた母親の新しい恋人を信頼するのだが.......ってな、実際に起こった事件をモチーフにした犯罪ドラマ?!

唯一、信頼できると思った大人が、実は性犯罪者や麻薬中毒者を次々と殺す殺人者で、気が付いたら自分も仲間にされていた、そんな若者の視点から描いたドラマは、かなり衝撃的というか、エゲツないものやった(苦笑)

冷徹な狂気のなかで、戸惑いながら、逃げ場すらなく巻き込まれていく、そんな不条理な展開に、ちょっと胸が苦しくなってもうたよ。

その内容から、園 子温監督の『冷たい熱帯魚』を思い出させるんやけど、それよりも作りに“アソビ”がなくて、ドギツかったね。

インパクトは十分なんやけど、何とも後味の悪いドラマやったなぁ.......(苦笑)

2013年5月26日 (日)

『モネ・ゲーム』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、コメディをひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは60年代にシャーリー・マクレーンとマイケル・ケイン主演で人気になった『泥棒貴族』って作品で、それをアレンジしてリメイクしたものなんやってね。でもって、脚本を担当してるのが、ジョエル&イーサンの“コーエン兄弟”ってことで、それだけでも興味が湧いてくるやんか。

監督のマイケル・ホフマンってひとは、前作で『終着駅 トルストイ最後の旅』を監督してたんやけど、これが個人的にかなりツボやったもんやから、今回も“笑いと感動の.......”って期待してたんよ。ただし.........監督さんの過去の純粋なコメディ作品ってのを思い出すと.............いや、いや、まさか.........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

モネ・ゲーム / Gambit   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マイケル・ホフマン

出演:コリン・ファース、キャメロン・ディアス、アラン・リックマン、スタンリー・トゥッチ、トム・コートネイ、アンナ・スケラーン、ジェラード・ホラン、伊川東吾

雇われ美術鑑定士の男は、ボスである大金持ちの男にイビられ、腹いせに仕返しを計画する。テキサスの田舎娘を仲間に加え、贋物のモネの作品を彼に買わせようとするのだが.........ってなコメディ作品?!

想定してた計画では、簡単に大金が手に入るはずが、すべてが計画通りにいかず、アレやコレやと大騒ぎってなことで、ドタバタな感じのコメディやった。

なかなか芸達者な役者を使って、それなりに弾けた(?)演出で笑いを取りにきてはいるんやけど、なんやろなぁ........あざと過ぎるのか、イマイチ笑えんかった(苦笑)

まぁ、細かいツッコミを入れるような内容の作品ではないんやけど、それにしてもオイオイって言いたくなってもうて、尺が短いワリに、気づいたら途中でグッタリと疲れてもうてたよ。

しかし、未だに海外から見た日本人ってのは、こんなアホな人種に映ってるんやろか。コメディを観てるはずが、ちょっと切なくなってもうた........?!(苦笑)

2013年5月25日 (土)

『きっと、うまくいく』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、インド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、インドの歴代興収記録を塗り替え、インドのアカデミー賞で賞を総なめにして話題になったらしいんよ。でもって、あのスピルバーグやブラッド・ピットも絶賛したってことらしく、ハリウッドでもリメイクの計画が進行中やとか.......?!

それに、どうやら都内の上映イベントでは、この作品のために“ゆるキャラ”で頭が巨大なナンの形をした“ナン子ちゃん”なるキャラクターが、インドから来た(という設定)らしく、ひたすら「ナマステ~」を連発してるらしい(苦笑)

まぁ、そんなどうでもエエ話はおいといて、肝心の作品の感想は.........久々のフルマークで♪

きっと、うまくいく / 3 Idiots   ★★★★★   (2009年)

監督:ラージクマール・ヒラニ

出演:アーミル・カーン、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ、カリーナ・カプール、オミ・ヴァイディア、ボーマン・イラニ、モナ・シン

大学の寮で同部屋になり、親友となった3人は、学校の規則を破り、学生生活を楽しんでいたが、いつしか3バカと呼ばれ、学長から目を付けられ.......ってな、忘れられない青春の日々を描いた、愛と友情の物語?!(笑)

いやぁ~、なんなんやろね、この見事なデキは。約3時間弱の尺がありながら、まったく時間を感じさせないんよね。

いや、確かにボリウッド映画ならではの“歌って、踊って”の場違いなミュージカル調の演出があったりで、初めてインド映画を観たひとやと戸惑うのかもしれんけど、でも、そんな違和感も些細に思えてまうくらい、ごっつい話がエエんよ。

男3人のハチャメチャな学生生活で痛快に笑いを取りながら、様々な出来事を通して作られる、揺るぎない熱い友情が描かれてて、そこに恋やら家族のドラマが加わって、いろんな要素が絶妙に組み合わさって、珠玉のハーモニーを奏でるってね♪

思いっきり声を出して笑い、グッと感動して涙する、そんでもって最後はとびっきりの笑顔にさせてくれる作品は、自然と拍手したくなるほど、見事なデキやった!?(笑)

インド映画というと、どうしてもキワもの的なイメージが先行してもうて、この作品も興行的にはアカンかもしれんけど、少しでも注目されるよう、ささやかではあるんやけど激プッシュ!!

さぁ、オレも“All is well !?”ってつぶやきながら、口笛吹いて頑張らんとアカンなぁ........なんて♪(笑)

2013年5月24日 (金)

『旅立ちの島唄~十五の春~』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で映画初主演となった若手女優の三吉くんは、前作『グッモーエビアン!』で麻生久美子の娘役でナイスな演技を見せてくれてたんやけど、その時に共演してて、今やNHKの朝ドラでブレイクした能年玲奈や、最近ちょっと週刊誌を騒がしてる橋本 愛なんかと同じ世代で、なかなか将来が楽しみな女優のひとりやと思うんよね。

そんな彼女、実は子役として『女の子ものがたり』って作品で、当時、売れてた子役の森迫永依の親友役で出てて、個人的にすごい印象に残ってたんよなぁ。あの女優の卵やった子が、こうして主役を張るようになったと思うと、なんか嬉しくて........なんて(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

旅立ちの島唄~十五の春~   ★★★★☆   (2012年)

監督:吉田康弘

出演:三吉彩花、小林 薫、大竹しのぶ、早織、立石涼子、ひーぷー、山本舞子、普久原 明

沖縄本島から360キロ離れた南大東島には高校がないため、進学する子供たちは15歳で島を出て行かなければならない。本島で暮らす母や兄、姉と離れ、父とずっと島に残っていた女の子にも15歳の春がやって来ようとしていた.......ってなドラマ?!

卒業まであと1年、バラバラの家族のなかで、悩みながら成長していく思春期の主人公の姿を、南大東島の人々の様子とともに描くってとこなんやろね。

いやぁ~、もう完全にやられてもうたよ。巣立っていく子供たちと、それを見送る大人たち、仕方のないことなんやけど、そんな別れを繰り返す島の人たちの喜びと悲しみってのを考えると、胸が締めつけられるやんか。

もう、オープニングタイトルが出る前の前フリの時点で目頭が熱くなって、ウルっときたときは、どないしようかと思ったよ(笑)

そんなドラマの主人公を演じてる三吉くんは、初々しい演技のなかに、キラリと光るものがあって、なかなか良かったね。父親想いの孝行娘は、切ない歌声で泣かせてくれるんよなぁ♪

そんでもって、娘を送り出す父親の胸の内を、少ないセリフで表現する小林くんは、やっぱり上手いって思うんよね。

もう、最後は涙ボロボロで“オヤジ泣き”してもうた作品は、穏やかな南大東島の景色と一緒に、ちょっぴり切なく、それでいて爽やかな気分にさせてくれる、エエ仕上がりのドラマやった。ちょっとベタではあるんやけど、良かったなぁ........!?

2013年5月23日 (木)

『思秋期』

今日はイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で長編映画での監督デビューを飾ったパディ・コンシダインってひと、俳優としてもソコソコ売れてるんよ。マイケル・ウィンターボトム監督がファクトリー・レコードを描いた『24アワー・パーティ・ピープル』で名前が知られて、ちょっと前に紹介した『ブリッツ』では“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんと共演してたりするんよね。

そんな新人監督さんの作品は、本国イギリスで大絶賛されただけやなく、サンダンス映画祭ではドラマ部門で監督賞と審査員特別賞を受賞したんやって。

個人的には、年齢を重ねて、更に“ヤサグレ”具合が倍増のイギリスの名優、ピーター・ミュランおじさんに注目やったんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

思秋期 / Tyrannosaur   ★★★★☆   (2010年)

監督:パディ・コンシダイン

出演:ピーター・ミュラン、オリヴィア・コールマン、エディ・マーサン、ネッド・デネヒー

人生に行き詰まり、毎日、朝から酒を飲んでは暴れる、そんなどうしようもない日々を送る男は、ある日、街で店の店長をしている信心深い女性と出会うのだが........ってな、ちょっぴり切ない人生ドラマ?!

飲んだくれのダメ男と心優しい女、正反対の生き方をしているふたりのようだが、彼女にも深い悩みがあり.......ってなことで、それなりの年月を生きてきた中年の男女が偶然に巡りあい、交わるハズのなかった人生が交錯するってなとこなんかな。

いやね、この作品、主演のふたりの演技が秀逸なんよ。それぞれに心に傷を抱えながら、必死にもがき苦しんでる、そんな役どころを見事に演じ切ってるんよ。

ちょっと胸が締め付けられて、切なくなってまうような話なんやけど、その先に微かな希望があるってのがエエんかも。何か“スゴイ”って感じの作品ではないんやけど、静かに心に沁みてくる、そんな話なんかもね?!

それにしても........この原題からかけ離れた邦題、どないなの。タイトルの意味は、しっかりと話しのなかで語られてるわけで、その言葉に込められた主人公の感情ってのが物語の味わいなわけで、それを変える必要がどこにあるんやろなぁ......はぁぁ.......(苦笑)

2013年5月22日 (水)

『SAFE/セイフ』

今日は、洋画のアクションものをひとつ、ご紹介♪

今や年2~3作のペースで出演作が公開される、“ハゲのカリスマ”ことジェイソン・ステイサムは、すっかり売れっ子アクション俳優になった感じやんね。また、どうやら今年公開の“ワイルドスピード”シリーズの新作に出演したらしく、その続編にも出演が予定されてるんやって。

現在は『エクスペンダブルズ2』の監督さんと新作を撮影中らしく、ジェームズ・フランコと共演した作品も撮影が終了し、公開に向けて最終段階に入ってるらしい。

そんな活躍にワクワクしつつ、とりあえずレンタル開始されたばかりの作品の感想を..........?!

SAFE/セイフ / SAFE   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ボアズ・イェーキン

出演:ジェイソン・ステイサム、キャサリン・チェン、ジェームズ・ホン、ロバート・ジョン・バーク、クリス・サランドン、ジョセフ・シコラ、レジー・リー、サンドール・テクシー

かつて腕利きのNY市警の刑事だった男は、格闘技で食いつないでいたが、ある日、八百長で負けるはずが相手をKOしてしまい、ロシアンマフィアを怒らせ、妻を殺される。そんな時、彼は地下鉄でロシア人に追われる中国人の少女を見かけ........ってなアクション作品?!

最愛の妻を失い、生きる目的を失った男と、中国マフィアとロシアンマフィアの争いに巻き込まれ、さらに悪徳警官にも追われる少女、そんな二人が出会い、悪党から逃げようとするのだが.......ってことで、今回もジェイソンくんのアクションが“キレキレ”やったね。

どこか哀愁を感じさせつつ、強大な悪に立ち向かう孤高の男っってことで、そんな渋い設定が、ジェイソンくんの特徴のある声と相まって、クールな役どころを演出してるんよなぁ。

そんなわけで、多少、話に無理があるとか、ヤリすぎ感があっても、そんなジェイソンくんの暴れっぷりを楽しむのが作品を観る目的なわけやから、その意味では十分なんと違うかな?!(笑)

2013年5月21日 (火)

『さまよう獣』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さん、製作費100万円ほどの作品で東京フィルメックスっていう、東京で毎年やってる映画祭で最優秀作品賞を受賞したらしく、期待の若手監督なんやって。

主演の女優さんは、戦隊もの出身のひとらしく、ちょっと前に紹介した“B級映画のカリスマ”井口監督の『電人ザボーガー』でミスボーグを演じてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

さまよう獣   ★★★☆☆   (2012年)

監督:内田伸輝

出演:山崎真実、波岡一喜、森 康子、渋川清彦、山岸門人、田中要次、津田寛治

都会から田舎にある村にやって来た女は、バスの中で優しくしてくれた老婆にすがり、しばらく家に泊めてもらうことに。いかにも都会からやって来た感じの、ちょっと場違いな彼女を見た村の独身男たちは色めきたち........ってなドラマ?!

ちょっとワケあり風な若い女がひとりいて、心優しいおばあちゃんと実の孫のように育った寡黙な青年、それにお調子者がふたり、少し調子のハズレた人間関係が展開するんよね。

心に傷を負った女性が、見知らぬ土地で人の優しさに触れ、自分自身を見つめなおすことで、新たな一歩を踏み出すってのが話の内容なんやろうけど、どうもタイトルとの結びつきが弱くて、観終わったときにスッキリせん気分になるんよなぁ。

“獣” といわれると、凶暴で危険なイメージがするんやけど一体誰をさしてるのやら......??(苦笑)

地味目なキャストの中でも、田中くんや津田くん(最近、この手のちょっとイッテル感じの役が多いが.....)といった渋めな役者が出てたりして、その点は悪くはなかったんやけど、なんか内容的に物足りなさがあるようで。

というわけで、全体的な評価としては、ボチボチかなぁ......?!

2013年5月20日 (月)

『エデン』

今日は、劇場未公開の作品の中から、犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるミーガン・グリフィスってひとは、女性の監督さんなんやけど、独立系の作品でサンダンス映画祭なんかでも、そこそこの評価を得てるひとなんやって。この作品でもシアトル国際映画祭やテキサスで開催されてるSXSW映画祭なんかで賞を受賞したらしい。

そんな作品で主演を務めるジェイミー・チャンは、中国系のアメリカ人の女優さんで、『エンジェル ウォーズ』『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』なんかに出演してたね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

エデン / Eden   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ミーガン・グリフィス

出演:ジェイミー・チャン、マット・オリアリー、ボー・ブリッジス、スコット・ミシュロウィック、トレイシー・フェアラウェイ、アーニー・ジョセフ

闇組織により誘拐され、見知らぬ施設で数十人の同年代の女の子たちと一緒に監禁され、客先に連れて行かれ、売春を強要させられるのだが........ってな実話を基にしたお話?!

10代の若い女の子たちが逃げることもできず、娼婦として働かせられる、そんな理不尽な状況の中で、ひとりの女の子が必死に生き延びようとする様子を描いてるんよなぁ。

組織の“道具”として身も心も削って生きるのか、それとも組織の一員となるのか、そんな葛藤を抱く主人公の心の内は.....ってな感じで、なかなか高いテンションで展開するんよね。

主人公を演じたジェイミー・チャンは、困難な状況でも、必死に歯をくしばり、耐える、そんな女の子を熱演してたかな。

作品としては、それなりの質やとは思うんやけど、同じようなテーマを扱った『セックス・トラフィック』と比べてまうと、なにか訴えかけるものが弱いような気がするんよなぁ。実話に基づいてるんやったら、その後どうなったのかってのが出てくるだけで、リアリティという意味で、より強い印象が残る気はするんやけどね。

しかし、こんなことが実際に行われてるとは、なんとも病んだ社会になったもんやよなぁ........?!

2013年5月19日 (日)

『ラストスタンド』

今日は、劇場で公開中の作品の中からひとつ、ご紹介♪

“I'll be back !”ってなことで、本格的に俳優にカムバックのシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーの主演復帰作がこれ。

『エクスペンダブルズ2』っでチョロっとアクション復帰してたんやけど、正直に言うと、観てて少し痛々しくて、もうアカンやろうって思ってたもんやから、この作品にもそれほど興味はなかったんよ。ただ、妙に世間の評判がいいらしく、それならばってことで鑑賞してみたってわけ。

もうひとつの興味は、監督が韓国のキム・ジウンってひとなんやけど、彼の過去の作品『グッド・バッド・ウィアード』ってのがあって、韓国の“西部劇”っていう意表を突く内容で、なかなかキレのあるコミカルなアクションを作ってたのが印象的で、そんな彼がハリウッド進出でどうなるかってのがあったんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..........?!

ラストスタンド / The Last Stand   ★★★☆☆   (2013年)

監督:キム・ジウン

出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、フォレスト・ウィッテカー、ジョニー・ノックスヴィル、ロドリゴ・サントロ、ルイス・ガスマン、エドゥアルド・ノリエガ、ジェイミー・アレクサンダー、ピーター・ストーメア

極悪人の麻薬王を護送しようとしていたFBIだったが、男の部下に邪魔され、まんまと逃げられてしまう。南のメキシコとの国境を突破して、メキシコに逃亡しようとする男に、のどかな国境の町で暮らす保安官が挑むのだが.......ってなアクションもの?!

普段は事件らしい事件もない平和な町に、突如迫りくる犯罪者たち、FBIの応援部隊は間に合わず、わずか5人で立ち向かう.......ってなことで、なかなか小気味いい展開のドラマに仕上がってたね。

60代半ばになった主演のシュワちゃんは、見た目は若作りで昔の姿を彷彿させるんやけど、さすがに動きに限界があったかなぁ(苦笑)

ただ、クライム・アクションでありながら、どこかコメディ調な要素がある作りになっていて、そんなシュワちゃんの、いかにも“ムリしてる感”を逆手に取ってるあたり、違和感なく楽しめるのかもね?!

軽いタッチで攻めながら、スピード感とノリ重視で楽しませる、この監督さんの良さが十分に活かされてるあたり、確かに娯楽作品としては悪くないのかも?!

2013年5月18日 (土)

『チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~』

今日は、久しぶりに“出もの”な恋愛映画があったので、そいつをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、イラン出身の女性らしいんやけど、イラン革命の中で育った自身の自伝をアニメ映画にした『ペルセポリス』って作品で高い評価を受けたんやって。

そんな作品は、アカデミー賞の長編アニメ賞にノミネートされ、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では脚色賞と新人監督賞を受賞したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........?!

チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~ / Poulet Aux Prunes   ★★★★   (2011年)

監督:マルジャン・サラトピ、ヴァンサン・パロノー

出演:マチュー・アマルリック、エドゥアール・ベール、マリア・デ・メディロス、ドルシフテ・ファラハニ、キアラ・マストロヤンニ、イザベラ・ロッセリーニ、ジャメル・ドゥブーズ

かつて名バイオリニストとして名を馳せた男は、妻に愛用のバイオリンを壊されて以来、思うような音を奏でることができず、ついに死ぬことを決意し、飲まず食わずでベットの上に横たわる。そんな彼が死を迎えるまでの8日間で振り返る、人生の光と影を描く.......ってなファンタジー調のメロドラマ?!

どこかコミカルでありながら、ファンタジーの要素を前面に出し、ひとりのバイオリン弾きの人生を劇画調に描いていくんやけど、前半のダメ男のグタグタ人生を描写する流れから、後半の忘れられない女性との思い出、妻の夫への気持ちへと話しを組み立てていくところが、なかなか秀逸なんよ。

絶望から死を選ぶ男の格好の悪い生き方を題材にしながらも、ちょっと切ないふたつのラブ・ストーリーが、そこにはあるんよなぁ。

軽いタッチで笑いを誘いながら、最後は胸をキュッと締めつける愛の物語は、なかなかオツな味わいのある作品やったね!?

2013年5月17日 (金)

『DEATH NOTE デスノート the Last name』

というわけで、前篇を観た以上は、どんなにくだらないと分かっていても、とりあえずは最後まで付き合うかってことで、後半戦もお付き合い?!(笑)

ちなみに、この監督さん、ガメラの特撮もので有名になったらしく、もともとは日活のロマンポルノでデビューしたんやってね。そんな経歴を聞くと、この作品での演出にも、ちょっと納得できたりして.......いいか悪いかは別にしてやけど。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

DEATH NOTE デスノート the Last name   ★★☆☆☆   (2006年)

監督:金子修介

出演:藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、片瀬那奈、上原さくら、鹿賀丈史、藤村俊二、津川雅彦、満島ひかり、前田 愛、中村育二、マギー、(声)中村獅童、池畑慎之介

自分が犯人であることを隠して捜査本部に入り込んだ主人公だったが、新たなDEATH NOTEの出現により、事態は思わぬ方向に.......ってなサスペンスものの続編?!

悪魔の力を借りて犯罪者を次々と抹殺する天才と、そんな犯人を追いつめる天才の激突......ってことらしいんやけど、なんやろね、このグタグタ感は(苦笑)

恐らく漫画で読むとドラマチックなんやろうけど、実写で観たときの安っぽさが半端ないんよなぁ。

明らかに糖分過多で虫歯が心配な“天才”と、力みまくって、やたら鼻息の荒い“天才”って言われても、まったくリアリティがないやんか。

特に藤原くんは、毎度のことではあるんやけど、舞台でやるならエエんやろうけど、完全に浮いてしまった“気合いの”演技は、別の意味で“ひとり舞台”なわけで、その存在だけで映画がチープになってまうんよね。

前篇と後篇、合せてレンタル料100円......ちょっと高かったか?!(笑)

『DEATH NOTE デスノート』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタが人気のコミックらしいんやけど、例によって見たこともなく、まったく話を知らんもんやから、公開当時かなり話題になってた作品ではあるものの、ピクリとも興味が湧かんかったんよね。

だいたい、舞台と映画の違いが分からないのか、常にムダに暑苦しい演技をする役者や、自分が役になりきってると勘違いしたまま、それに気づかない中途半端な役者や、演技をすることすら知らないで“役者みたいなこと”をやってる女優っぽいひととか、その顔ぶれみて「観るでぇ」ってモチベーションは出ないもんなぁ(苦笑)

というわけで、たまたまTSUTAYAで無料クーポンを入手したので、そいつを利用して、冷やかし半分で試してみた作品の感想は...........?!

DEATH NOTE デスノート / Death Note   ★★☆☆☆   (2006年)

監督:金子修介

出演:藤原竜也、松山ケンイチ、香椎由宇、瀬戸朝香、細川茂樹、中村育二、満島ひかり、鹿賀丈史、藤村俊二、戸田恵梨香、津川雅彦、(声)中村獅童

ノートに名前を書くだけで、その相手が死ぬと記された“DEATH NOTE”なるものを偶然に拾った大学生は、犯罪者や被疑者に次々と死の制裁を加えるのだが.......ってなサスペンスもの?!

正義のためという大義名分をもって、悪人を消し去り、犯罪のない社会を実現させようとするものの、警察はそんな彼を殺人犯として追い詰めていくってなことで、追う側と追われる側のハゲしい攻防がメインになるわけやけど、どうもイロイロとツッコミたくなってもうて、どうにもスッキリせんかった。

でもって、やっぱりキャスティングに難ありなわけで、よくこれだけ薄っぺらい役者ばかり集まったのかって、逆の意味で感心してもうたよ(苦笑)

もともとがコミックが元ネタで劇画タッチってことなんやろうけど、それでも演技がスカスカやと、こうも軽~い雰囲気になるんやね?!

この作品で松山くんって、かなり評価されてたみたいやけど、やってることは、いつもと同じワンパターンな演技で、こんなので助演男優賞にノミネートしてしまう日本アカデミー賞のレベルを改めて知らされた気分やったよ(笑)

2013年5月16日 (木)

『三つ数えろ』

今日は、40年代に作られたサスペンスの傑作をひとつ、ご紹介♪

この作品で主演のハンフリー・ボガートとローレン・バコールは、作品の公開の前年45年に25歳の年齢差を乗り越えて結婚してるんよね。そんなバコールを見出したのは、監督のハワード・ホークスの奥さんやったんやって。

前半の本屋のシーンで出てくるキュートな書店員役のドロシー・マローンは、この作品の10年度にロック・ハドソンやローレン・バコールと共演した作品でアカデミー賞の助演女優賞を受賞したんよね。

というわけで、そんなクラッシックな逸品の感想は.........?!

三つ数えろ / The Big Sleep   ★★★★   (1946年)

監督:ハワード・ホークス

出演:ハンフリー・ボガート、ローレン・バコール、ジョン・リッジリー、レジス・トゥーミイ、マーサ・ヴィッカーズ、ドロシー・マローン、ペギー・クヌードセン

富豪の老人から彼の娘をダシに脅迫を受けている件の捜査を依頼された私立探偵は、調べるうちに、次々と事件に巻き込まれていくのだが........ってなサスペンス・ドラマ?!

この作品、優秀なひとりの探偵が挑む難事件、その真相を突き止めるまでをクールかつスリリングに描いてるんよね。

何といっても、主演のボガートくんのカッコよさやろなぁ。頭脳明晰で渋さがあり、さりげないユーモアと情熱を感じさせる、いやぁ、たまらんねぇ(笑)

相手役を務めるバコール嬢も、ちょっとミステリアスな雰囲気を醸し出しつつ、ツンデレなお嬢様を上手く体現してるんよ。

そんな二人の組み合わせは、ちょっとアンバランスのように見えて、なかなか息が合ってるんやけど、これは実生活でも夫婦やったからこその絶妙さなのかもね?!

サスペンスとしての話の構成のオモシロさに、役者の演技の妙がうまく噛みあった、味わい深い作品やった。

2013年5月15日 (水)

『みんなで一緒に暮らしたら』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

ジェーン・フォンダと言えば、名優ヘンリー・フォンダの娘で、ピーター・フォンダの姉であり彼の娘のブリジット・フォンダの伯母さんにあたるんよね。父との確執からフランスに渡って、活動してた時期があるらしく、この作品は彼女にとって40年ぶりのフランス映画への出演ってことやったらしい。

そんな彼女以外にも、チャップリンの娘も出てたりして、それにフランスのベテラン俳優が加わり、なかなか豪華な顔ぶれなのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

みんなで一緒に暮らしたら / Et Si On Vivait Tous Ensemble?   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ステファン・ロブラン

出演:ギイ・ブドス、ジェーン・フォンダ、ジェラルディン・チャップリン、ピエール・リシャール、クロード・リッシュ、ダニエル・ブリュール

古くからの友人付合いを続けている2組の夫婦とひとりの男は、ある日、ひとりが心臓発作で倒れ、息子によって介護施設に入れられたのを見かねて、彼を施設から連れ出し、5人で一緒に暮らすことを決意するのだが.........ってな老後の生活を描いたコメディタッチのドラマ?!

物忘れがハゲしくなり、病気も患い、それぞれ体が不自由になってくるときに、友人同士で一緒に仲良く、楽しく暮らすことを決意するが、あれやこれやと問題が.......ってな感じで、老いの問題をテーマにしながらも、それぞれキャラを立てて、笑いを交えながら、ちょっと切なさも感じる、そんなドラマに仕上がってた。

ベテラン俳優の確かな演技に加え、さりげなくダニエルくんが若手として絡み、なかなかの味わいになってたかな。

積み上げた人生の重みを軽妙なトークで表し、最後のひと時を爽やかに彩る、なかなか素敵な作品やったね?!

2013年5月14日 (火)

『ライク・サムワン・イン・ラブ』

今日は、イランの監督さんが撮った日仏合作映画をひとつ、ご紹介♪

監督のアッバス・キアロスタミと言えば、いろいろと統制の厳しいイランで、長年、映画を撮り続けてるひとで、カンヌ映画祭の常連になってる監督さんなんよね。この作品も昨年のカンヌのパルム・ドールの候補作として出品されてたらしい。

前作の『トスカーナの贋作』もカンヌで評価され、主演のジュリエット・ビノシュが主演女優賞を受賞したんよね。男女の微妙な関係を映し出すってのは、この作品でも同じかも。

昨年の「日本映画プロフェッショナル大賞」の5位にも選ばれたってことで、日本でも評価され......ってことなんやろうけど、そもそも『アウトレイジ ビヨンド』が2位になってる時点で、この作品の評価も「巨匠、わざわざ日本で作ってくれてありがとう.....」的な感じにも思えたりもするんやけど...........(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

ライク・サムワン・イン・ラブ / Like Someone In Love   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:アッバス・キアロスタミ

出演:奥野 匡、高梨 臨、加瀬 亮、でんでん、森 レイ子、大堀こういち、窪田かね子

借金の返済のためにデートクラブで風俗バイトをしている女子大生、そんな彼女を自宅に招いた客の元大学教授の老人、そして彼女のことを偏執的に愛する恋人の男、そんな3人の男女の少し奇妙な関係を描いたドラマ?!

う~ん、外国人の監督さんが日本人キャストを使って作品を作るときの典型のようなデキやったね。映像だけを見てると、印象的なカットがあったりで、それなりに雰囲気があるんやけど、それにグタグタのセリフが乗っかってもうたら、結果は無残なもんやよなぁ.......(苦笑)

そんな感じでイライラしながら観てると、細かな演出まで気になってもうて、完全にマイナス方向にベクトルが傾いてもうたよ。

タイトルを見たときに、なんとなく切ないラブストーリーを想像したんやけど、そんな予想をまったく裏切るエンディングは、ある意味“衝撃”やったんやけど........?!(笑)

イランの巨匠が撮る日本映画ってことで、少し期待してたんやけど、これはアカンかった。

2013年5月13日 (月)

『終わりなき叫び』

今日は、劇場で未公開の作品の中からアフリカ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の舞台はチャド共和国なんやけど、この国、アフリカの中央に位置してて、スーダンやリビア、ナイジェリアなんかと国境を接してるらしいんよ。長く政府軍と反政府軍の間で内戦状態が続いてるらしく、安定しない政治のせいで、経済的にも厳しい状況にあるんやって。

そんなチャド出身の監督さんの作品は、カンヌやヴェネチアで評価されてるらしく、この作品もカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したらしいんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

終わりなき叫び / Un Homme Qui Crie   ★★★☆☆   (2010年)

監督:マハマト=サレ・ハルーン

出演:ユースフ・ジャオロ、ディオク・コマ、エミール・アボソロ・ムボ

かつて有名な水泳の選手だった初老の男は、ホテルのプールで息子と一緒に監視員の仕事をしていた。内戦がハゲしくなる中、ホテルはリストラをし、彼は監視員から守衛に配置転換され、代わりに息子がプールの責任者になるのだが.......ってなお話?!

生きがいである仕事を奪われた男の失望と苦悩、内戦により狂う人生の歯車、男として、父親としての心の苦しみを描いてるんかな。

タイトルとは対照的に、淡々とした流れで話は進んでいくんやけど、そんな中、自らの決断により起こった出来事について、自責の念にかられる男の様子を丁寧に映し出してるんよね。

派手さはまったくないから、ちょっと退屈な感じはするものの、良心的な作品やと思う。声のない“心の叫び”はちょっと痛々しく、重く切ないものがあるんよなぁ........?!

2013年5月12日 (日)

『L.A. ギャング ストーリー』

今日は、劇場で公開中の作品から、ギャングものをひとつ、ご紹介♪

これ、キャスティングもなかなかエエし、予告編の音楽の使い方や映像が良くて、前評判もそこそこやったから、実はかなり期待してたんよね。

作品に出てくるミッキー・コーエンって伝説のギャングは実在のひとらしく、40年代後半から50年代にかけて、派手にロスの街でブイブイいわせてたらしい。

そんな作品を手掛ける監督のルーベン・フライシャーってひとは、イキのいいゾンビが走り回る『ゾンビランド』ってホラー・コメディで注目されてたっけ。そういえば、エマーストーンは監督さんつながりかぁ......。

なんてことを考えつつ、鑑賞した作品の感想は..........?!

L.A. ギャング ストーリー / Gangster Squad   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ルーベン・フライシャー

出演:ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ショーン・ペン、エマ・ストーン、アンソニー・マッキー、ジョヴァンニ・リビシ、マイケル・ペーニャ、ニック・ノルティ、ロバート・パトリック、ミレイユ・イーノス、サリヴァン・ステイプルトン

40年代後半のロサンゼルスは、ひとりのマフィアによって支配されていた。政治家に司法、警察までが彼の息がかかっており、あらゆる悪が横行するなか、極秘にあるチームが警察内に結成され、マフィアとの全面戦争に.......ってなクライム・アクション?!

強大な悪に挑む6名の警察官、バッジを捨て、銃を片手に容赦なく敵をぶっ叩く.......そんなキレキレなアクションを期待してたんやけど......あれっ??(苦笑)

ヒール役を務めるショーン・ペン、ノリノリやったねぇ。支配欲に取りつかれたマフィアの親玉役を、凄みを利かせて演じてて、なかなかナイスやった。そんな最強の敵に対する男たちはというと、堅物のリーダーのジョシュおじさんに、クールなライアンくんと、それなりにキャラ立ちしてて、悪くはなかったね。

キャスティングで言うと、個人的にエマ・ストーンに魅力を感じないために、ちょっとなぁ....って思ってもうた。

そんなボチボチなキャスティングでありながら、イマイチ気分が乗らない原因は、演出にキレがないからなんかな。しょせんはコメディ系の監督ってことで、この手の作品をスタイリッシュにってのは、荷が重かったのかも。

予告編でのキレキレ具合が秀逸やっただけに、本編の方の少しユルい展開に、ちょっと拍子抜けしてもうたよ(苦笑)

まぁ、全体的にみて、それほど悪い作品ではないと思うんやけど、期待しただけに、失望も大きかったかも。なんか惜しいなぁ.....?!

2013年5月11日 (土)

『アイアンマン3』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、洋画の話題作をひとつ、ご紹介♪

『アイアンマン』『アイアンマン2』、そして昨年の『アベンジャーズ』ときて、とりあえず今回がひと区切りってことらしいんやけど、前2作の監督ジョン・ファヴローは製作総指揮とボディーガード役で脇に回り、ちょっと新鮮なテイストでってとこなんかな。

本国アメリカでは、“シリーズ最高傑作”なんて批評が出てるらしく、どうやら盛り上がってるらしいんよね。まぁ、このシリーズがボチボチ成功してるのは、主演の元アル中のダウニーくん(しっかりネタにしてたけど....)のキャラと、そこそこ骨のある悪役がいいところかなって思うんよ。

で、今回も王道のストーリに、それぞれのフレーバーをしっかりと振り掛けて、なるほど頑張って作った感は十分にあったかな。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

アイアンマン3 / Iron Man 3   ★★★☆☆   (2013年)

監督:シェーン・ブラック

出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ガイ・ピアース、レベッカ・ホール、ジェームズ・バッジ・デール、ジョン・ファヴロー、ベン・キングスレー、ステファニー・ショスタク

凶悪な犯罪組織によって引き起こされる爆破事件、アイアンマンことトニー・スタークは、敵に自宅を強襲され、からくも逃げるのだが.......ってな、新たな敵と戦うヒーローを描いたアクション映画のシリーズ第3弾?!

“アベンジャーズ”としての戦いが原因で心を病んでしまった主人公だったが、最愛のひとを救いだし、国家の危機から人々を守るため、再び戦いの場へ向かうってな感じで、今回も派手に大暴れってね(笑)

ストーリーのベースは、挫けそうになりながらも悪を倒すために立ち上がるってことで、実に分かりやすい、毎度の展開で、それをダウニーくんのキャラを前面に、娯楽作品に仕上げるってとこかな。

内容的には、どうってことはないんやけど、悪役がしっかりと悪者ぶりを発揮してるのと、テンポよく話が進み、要所でド派手なアクションで楽しませてくれるんで、十分に楽しめる作品なんと違うかな。

まぁ、それ以上の感動やら何やらを求めてまうと、ちょっとこの作品には荷が重い気はするんやけどね?!(笑)

2013年5月10日 (金)

『図書館戦争』

今日は劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、アニメにもなってるらしく、かなりの人気なんやってね。なんとなくTVを見てるときに、たまたまチャンネルが合って、ちらっと目にしたことがあるような気がする程度の知識やと、その人気ってのは、正直よう分からんのやけど。

なので、この作品が公開されるって聞いたときも、主演のふたりの顔ぶれへの不安が真っ先にあって、監督さんが「あの『GANZ』『GANZ:PERFECT ANSWER』で日本映画の新たな地平を切り開いた.....(公式HPから抜粋)」って言われても、どこぞの事務所のお抱え監督かってツッコミを入れるくらいしか.......ねぇ?!(苦笑)

とは言いつつ、Yahooのコメント欄なんかの評価も高いし、ちょうど時間も合ったんでってことで、あまり期待することなく鑑賞してみたってわけ。

そんな作品の感想は.........?!

図書館戦争   ★★★☆☆   (2013年)

監督:佐藤信介

出演:岡田准一、榮倉奈々、田中 圭、福士蒼汰、栗山千明、石坂浩二、鈴木一真、西田尚美、嶋田久作、相島一之、橋本じゅん

“メディア良化法”なる法律により結成された良化隊により、厳しい書籍の検閲が行われている近未来の世界で、本を守るために創設された図書隊に入隊した主人公だったが........ってな、表現の自由を巡る戦いを描いたドラマ?!

鬼教官のシゴキに耐えて、一人前の隊員になっていく主人公とその周囲の人たちを描きつつ、権力に屈することなく表現の自由を必死に守る様をアクションやら恋愛やらコメディやらを交えて.......ってなとこなんやろね。

主演のふたりは、大人気の原作のファンが実写化するならってなアンケートで1位に選んだってことで、原作のイメージには合ってるんかな。原作を知らん立場で言うと、う~ん、どうなんやろね(苦笑)

まぁ、そんなに真面目にアレコレ言うもんでもないんかもしれんけど、そもそも榮倉くんが“キレもの”には見えんのよ。ヘナヘナで相変わらずの演技力のせいか、銃を構えても“ままごと”してるとしか思えんよなぁ。彼女の周りだけ、どのシーンも極端に“チープ”に見えてまうってのは、ちょっと観る側が先入観で凝り固まりすぎってことなんやろか??(苦笑)

オモシロミのあるストーリーも、いざ実写化してみると、ちょっと話に無理があり過ぎるように感じてまうところもあるんやけど、まぁ、ボチボチと楽しめる内容にはなってるのかも。ちょっとテーマ曲の良さで誤魔化されてる気もせんでもないんやけど........(笑)

2013年5月 9日 (木)

『チェリーについて』

今日は、インディーズ系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、あらすじだけで言うと、いかにもなB級エロ系作品で、実際に行きつけのTSUTAYAでもその手の新作の並びに置かれてたんやけど、出演者を見てみると、人気絶頂の色男(?)のジェームズ・ブランコがいたり、ヘザー・グレアムなんかも出てるんよ。

他にも、90年代はそこそこ人気があったリリ・テイラーなんかもいたり、オマケで言うと『スラムドッグ$ミリオネア』の主人公やったパテルくんも出てたりしね。

主演のアシュリーくんは、小粒な作品ばかりながら、編集段階の作品が4本ほどあるみたいやし、あのラテンの貴公子(?)ガエル・ガルシア・バルナウと共演の作品を撮影中ってことらしく、ちょっと注目されてるんやって。

そんなわけで、確かにB級には違いないものの、プチ豪華(?)な作品の感想は........?!

チェリーについて / About Cherry   ★★★☆☆   (2012年)

監督:スティーヴン・エリオット

出演:アシュリー・ヒンショウ、ジェームズ・フランコ、ヘザー・グレアム、デヴ・パテル、リリ・テイラー、ダイアン・ファール、ジョニー・ウェストン

田舎町のクリーニング店で働いていた女の子は、アル中の母親の世話に疲れ、家を飛び出して男友だちと一緒にサンフランシスコに行くことに。最初はナイトクラブでウェイトレスをやっていたが、やがてポルノ業界で働くようになり......ってなドラマ?!

生活のために飛び込んだ世界、順調に仕事をこなし、イケメンの彼氏もできて、幸せな日々を送っているつもりだったが.......ってなことで、ひとりの女の子の成長と苦悩を描くってことなんかな。

主演のアシュリーくんは、この作品での文字どおり“体を張った”演技で注目されてるらしく、確かに魅力的で、男心をくすぐるものはあったね(笑)

ただ、話の方はというと、戸惑いながらも一歩を踏み出した女の子が、世間の見る目や偏見といったものと、自分自身の中の気持ちのギャップに葛藤するってな感じは分かるんやけど、それに共感できるかっていうと、そういう風にはならんかったかな。

まぁ、人生いろいろってなことなんやけどねぇ..........?!

2013年5月 8日 (水)

『ロックアウト』

今日は、リュック・ベッソンが製作&脚本参加した作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、英語のキャスティングで作られてるんやけど、製作会社がベッソンのEuropa Corpってことで、フランス映画になるらしい。まぁ、ベッソンによるフランス映画のハリウッド化ってとこなんかもね?!

主演のガイ・ピアースって、別にゴリラ系のイケメン(?)やからってわけやなく、役者として結構好きなんやけど、頑張ってっるわりにイマイチ評価されてない気がするんよ。イカツさとクールさを兼ね備えた立ち位置ってのは、意外と希少やと思うんやけど、ウケないんかなぁ.......(苦笑)

そんなこんなで、作品の感想は..........?!

ロックアウト / Lockout   ★★★☆☆   (2012年)

監督:スティーヴン・セイント・レジャー、ジェームズ・マザー

出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、ヴィンセント・リーガン、レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア、ジョセフ・ギルガン

近未来のアメリカでは、宇宙ステーションに凶悪犯のための刑務所を作り、囚人を冷凍保存していた。大統領の娘が調査のために施設の視察にやって来たときに、ちょうど囚人による暴動が起き、人質となってしまった彼女を救うために、ひとりの男がその宇宙ステーションに送り込まれるのだが........ってなSFアクション?!

ヒロインを救い出すために、あれやこれやと大騒ぎってなことで、まぁ、ありがちな展開やったかな。しかも、音楽がとってもチープで、映像的な目新しさもなく(むしろ安っぽくて)、話の方もあまりに都合よく進むもんやから、ちょっとオイオイってツッコミを入れてもうたよ(苦笑)

そんな中、主役を務めるガイ・ピアースくんは、なかなか渋い演技を見せてくれてて、悪くなかったね。ちょっと二枚目半な役どころを、ソツなくこなす辺り、良かったと思う。そんな頑張りを活かせるような、もっと盛り上がる内容やったよかったんやけどね。

作品全体の感想としては、ハリウッドのSFものの焼き直しのような感じで、どうしても物足りなさが残ってもうたかなぁ.........?!

2013年5月 7日 (火)

『臍帯』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、いろいろと海外の映画祭に招待されて上映されてるらしく、海外で好評やったってのがウリになってるらしい。監督さんは、これが長編第1作目ってことなんやけど、その前はイッセー尾形と宮沢りえが出演してた『トニー滝谷』のプロデュースを務めたりしてたんやって。

というわけで、ちょっとマイナーな役者を使って作られた、インディーズ系(?)の作品の感想は..........?!

臍帯   ★★★☆☆   (2012年)

監督:橋本直樹

出演:於保佐代子、柳生みゆ、滝沢涼子、さくまひろし、深水元基、藤真美保、藤川俊生

とある港町で幸せに暮らす一家を遠くから監視するひとりの若い女。彼女は、ある理由から、高校生になる娘を誘拐し、監禁するのだが.........ってなサスペンス・ドラマ?!

過去を捨てた女と過去を引きずって生きる女、そんなふたりの因縁が静かに交錯するってなことで、なかなか雰囲気のある作りやったかな。

極力セリフを排して、映像で語るってことで、重苦しい感じのドラマに仕上がってて、悪くはないんやけど、中盤がちょっとメリハリがなくて、重すぎて“かったるさ”はあったね(苦笑)

主人公の複雑な胸の内は、その行動と少ないセリフで語られてて、演じてる女優さんも気合いの入ったいい演技をしてた。

ただ、全体的に個性的な作品に仕上がってて、悪くはないんやけど、細かい部分でちょっと無理があるようで、スンナリとは入ってこない所がマイナスやったかなぁ。

まぁ、中途半端な商業映画よりは評価できるんやけど、完成度としては、ボチボチか........?!

2013年5月 6日 (月)

『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、今年のアカデミー賞を賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、何が話題になったかって、低予算のインディーズ系の作品ながら、アカデミー賞をはじめ、様々な映画賞を受賞&ノミネートされたんよ。でもって、主演の当時9歳の女の子が、アカデミー賞で最年少で主演女優賞にノミネートされたんよね。

サンダンス映画祭でグランプリを受賞したことで、この作品のサクセス・ストーリーは始まったわけやけど、若干30歳の監督さんは、アカデミー賞でも名だたる人たちと肩を並べ、監督賞や脚色賞にノミネートされ、将来を嘱望されるクリエイターってことらしい。

ということで、そんな作品の感想は........?!

ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~ / Beasts Of The Southern Wild   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ベン・ザイトリン

出演:クゥヴェンジャネ・ウォレス、ドワイト・ヘンリー、レヴィ・イースタリー、ロウェル・ランディス、ジーナ・モンタナ、パメラ・ハーパー

水に囲まれた小さな島で、文明社会とは切り離された環境の中、貧しいながらも楽しい暮らしをしていた少女だったが、ある日、嵐による大雨で水位が上がり、島は水没してしまい......ってな、ひとりの少女を主人公にしたドラマ?!

自然の猛威にさらされながら、困難な状況に追い込まれても、前を向いて生きて行く、そんな人々を描きながら、幼い少女が様々な経験をしつつ、成長する様を描いてるんよね。

この作品での演技が評価され、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたクゥヴェンジャネちゃんは、なるほど初々しく、かつ力強く主人公を演じてた。

内容の方は、無名監督の低予算インディーズ作品ってことで、編集の粗さや拙さはあるんやけど、ただ、それ以上に“生きる”ってことへのコダワリが強烈に伝わってきて、観終わって、ごっついポジティブな気持ちにさせられてたね。

周りの価値観に捉われることなく、思うがまま、信じたものを大切に生きていく、そんなことの大切さを考えさせられた作品やったかな?!

2013年5月 5日 (日)

『藁の楯 わらのたて』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、話題の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんと今年のカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品されるってことで、もうビックリしてもうた。いやね、予告編を見た限りでは、とてもカンヌで賞を競うような内容やなさそうやったから、オイオイってツッコミを入れつつ、驚いてみたんよ(笑)

そもそも三池監督といえば、年に2~3本のハイペースで作品を作ってる監督さんで、「監督、趣味は?」って質問したら、「映画作り。ただし、作品の質は特に気にしてないんやけどね.....」って笑いながら言いそうなイメージなもんやから、国内でおとなしく趣味を満喫させてあげれば、って思ったんよね。

まぁ、そうは言いながら、作品を観る前からアレコレ言ってもアカンやろうってことで、観に行った感想は..........?!

藁の楯 わらのたて   ★★★☆☆   (2013年)

監督:三池崇史

出演:大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、岸谷五朗、永山絢斗、山﨑 努、余 貴美子

少女に暴行し、惨殺した犯人に対し、被害者の祖父が犯人を殺した者に10億円の懸賞金を支払うとの広告を出す。身の危険を感じた犯人は福岡県警に自首し、そんな彼を東京まで移送することになるのだが.......ってなサスペンス&アクション?!

国民全体が10億円という金に目がくらみ、警官も機動隊も信じられない状況のなか、極悪非道な犯人の警護を任されたSPと刑事たちの苦悩と葛藤を描くってとこなんかな。

まぁ、話としては面白味があるんやろうけど、作品としては「う~ん......」って感じかなぁ。少なくとも、これで万が一“カンヌが絶賛”なんてことになったら、カンヌの価値を疑ってまうかな?!(苦笑)

まず問題は、キャスティングなわけで、空回りギミの永山くんに始まり、相変わらず薄っぺらい岸谷くん、顔がパンパンなところだけ気になる松嶋くんときて、極めつけは、毎度ながらの“ひとり舞台”の藤原くんの勘違いな名演技、どうなんやろなぁって思うんよ。

そんでもって、まさに“三池クオリティ”な演出の適当さ、ツッコミどころ満載で、オイオイってね(笑)

それなりに“勢い”はあるんで、観れないことはないんやけど、後に何も残らない、スカスカなエンターテイメントってとこかな。まぁ、ある意味“期待どおり”のレベルの作品やったんやけど.......?!

2013年5月 4日 (土)

『ジャッキー・コーガン』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、ブラピ主演のをひとつ、ご紹介♪

この作品、昨年のカンヌ映画祭のパルム・ドールにノミネートされた作品で、かなり批評家からも高評価やったらしい。自身の製作会社PLAN Bを使い、プロデュースも手掛けるブラピも、かなり気合いを入れてた作品なのかもね。

この作品に関するニュース記事で、普段は相手をボコボコにしてるレイ・リオッタが、今回は逆にボコボコにってことで、本人の談話が“やられるのも悪くない”ってな感じやったのが、ちょっと笑えて、どんだけやられたのか気になったりして........(笑)

ということで、そんなリオッタくんの“やられっぷり”も注目(?)の作品の感想は.........?!

ジャッキー・コーガン / Killing Them Softly   ★★★☆☆   (2012年)

監督:アンドリュー・ドミニク

出演:ブラッド・ピット、レイ・リオッタ、リチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ベン・メンデルソーン、スクート・マクネイリー、サム・シェパード

組織が運営する賭場を、2人組の男が襲い、大金を奪って逃走する。事件の後始末を組織から依頼された男は、すぐに行動を開始するのだが......ってな、クライム・サスペンス?!

独特の殺しの美学を持った殺し屋の役を、ブラッド・ピットがクールに演じるってところが、この作品の見せ場になるんやろうけど、逆に言うと、それ以外には、あまり残るものがない作品やったかな(苦笑)

イメージとしては、もっとゴリゴリと押してくるものを想像してたんやけど、どうも裏社会の内幕を描くってのが話のメインになってるようで、どういうわけか途中マッタリしてもうたりして、イマイチ締まりがないんよね。

主役のブラピをはじめ、レイ・リオッタやジェンキンスおじさん、イタリア系のマフィアと言えば.....なガンドルフィーニくんといい、出てる役者は個性の強い、なかなかの顔ぶれなんやけど、活かしきれてない感じやったかな。

背景に政治を臭わせ、アメリカ社会の別の表情を暴くってな意図があったんやろうけど、スタイリッシュさを意識するあまり、逆にリズムを失った感じの作品は、ちょっと万人受けするものではないのかも........?!

2013年5月 3日 (金)

『舟を編む』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の石井監督といえば、前作の『ハラがコレなんで』で少しコケた感は否めないものの、結婚した満島ひかりが主演の『川の底からこんにちは』、先生と生徒の駆け落ちを描いた『君と歩こう』、そして冴えないオヤジが主人公の『あぜ道のダンディ』と、どこかズレたユーモアと独特のセンスで、個性的な作品を作りだしてるやんね。

そんな監督さんが、初めてオリジナル脚本へのこだわりを捨て、メジャー系の作品を手掛けるってことで、ちょっと期待半分、不安半分な感じやったんやけど、どうやら“石井ワールド”は健在やったらしい。

ちなみに、エンドロールのクレジットに“麻生久美子”ってあって、どこに出てたんやろうって思てたら、どうやらポスターのモデルとして“出演”してたらしい。いやぁ.....気づかんって、それは......(笑)

ということで、そんな作品の感想は.........?!

舟を編む   ★★★★   (2013年)

監督:石井裕也

出演:松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー、小林 薫、加藤 剛、八千草 薫、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、渡辺美佐子、黒木 華

人付き合いが苦手で営業として苦戦していた男は、ある日、言葉のセンスを買われ、辞書編集部に異動することに。新たに作られる辞書の編纂作業が始まるのだが........ってな言葉に魅せられた人たちのお話?!

いやぁ~、ナイスな作品やったね(笑)

何がステキって、キャスティングが秀逸やった。まず、クソ真面目で超“不器用”な生き方をしてる主人公を演じる松田家の長男坊のキャラの立ち具合が絶妙なんよ。

そんな主人公と正反対の“チャラ系”の同僚を演じるオダギリくんも、程よいトボケ具合で楽しませてくれるし、更にヒロイン役のあおいちゃんの凜としたところが、またメリハリがあってよいのです。

加えて、脇を固める加藤おじさんのお茶目な感じと、小林くんの安心感、それ以外のキャストも、それぞれが活きてて、楽しませてくれるんよ。

辞書作りという地味な題材を使って、言葉に魅せられた人たちを生き生きと描く、そんな作品には、笑いあり、涙ありの素敵な人間ドラマがあるんよなぁ?!

石井くん、ナイスです♪(笑)

2013年5月 2日 (木)

『オレンジと太陽』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるジム・ローチは、あのイギリスの巨匠ケン・ローチの息子さんなんよね。そんな彼の初監督作品になるんやけど、主演のエミリー・ワトソンとヒューゴ・ウィーヴィングの演技が、いろんな映画祭で評価されてたらしい。

個人的には、エミリー・ワトソンって女優さんが好きやないんで、正直、この作品を観ようかどうか迷ったんやけど、ケン・ローチの血を受け継ぐ者が作るならってことで、試してみたってわけ。

そんなこんなで、作品の感想は.........?!

オレンジと太陽 / Oranges And Sunshine   ★★★★   (2010年)

監督:ジム・ローチ

出演:エミリー・ワトソン、デヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング、アシュリング・ロフタス、タラ・モーリス、ロレイン・アシュボーン

ソーシャルワーカーとして、孤児として育った人たちの心のケアをしていた女性の所に、母親を探しにオーストラリアから来たという女性が現れる。彼女は、小さい頃に他の子どもと一緒に集団でオーストラリアに連れて行かれたと言うのだが.......ってな、実際にイギリスとオーストラリアの間で長年行われていた“児童移民”の問題を描いた社会派ドラマ?!

貧困や離婚など様々な理由で孤児となった子どもたちを、勝手に別の国に送り、そして子供たちはそこで虐待を受けていた、そんな衝撃的な真実に直面し、戸惑いながらも、かつての“子どもたち”のために親やルーツ探しをする実在の女性の奮闘を描いてるんよね。

いやぁ、親の七光りかって心配したんやけど、しっかりと背中を見て育ったらしく、父親譲りの語り口で、過度の演出をすることなく、しっかりしたドラマが展開しとった。

実話がベースになってるっていう説得力はあるんやけど、それでも、“あの”エミリー・ワトソンが主役というハンデ(?)があっても、これだけの質になるわけやから、大したもんやわ(笑)

それにしても、国と国の間での人身売買のようなことが、こうして実際に行われてたっていう事実は、胸にグッと突き刺さる話やよなぁ。歴史の裏側には、いろんな闇があるんやね?!

2013年5月 1日 (水)

『テイク・ディス・ワルツ』

今日は恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるサラ・ポーリーって、もともと女優として有名で、アトム・エゴヤン監督の『エキゾチカ』『スウィート ヒアアフター』なんかで、すごく印象的な演技をしてたんよなぁ。以前に紹介したSF映画『ミスター・ノーバディ』にも出てたっけ。

その後もメジャー作品になびくことなく、着実にキャリアを積み上げてたんやけど、初めて監督&脚本した『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』で、アカデミー賞(脚色賞)にノミネートされ、新たな才能を開花させたんよ。

というわけで、そんな彼女の監督2作目の感想は........?!

テイク・ディス・ワルツ / Take This Waltz   ★★★☆☆   (2011年)

監督:サラ・ポーリー

出演:ミシェル・ウィリアムズ、ルーク・カービー、セス・ローゲン、サラ・シルヴァーマン

たまたま仕事で行った先で知り合った男が、実は近所に住んでいた。そんな彼女は、優しい夫と暮らす人妻だったのだが、次第に彼を意識するようになり.......ってな不倫ドラマ?!

結婚して5年、夫を愛しているし、夫も愛してくれる、一見すると幸せな日々なんやけど、些細なことが気になり、何か物足りなさを感じてたときに出会った男、夫婦の関係に縛られる心と抑えきれない気持ちの間で揺れる、そんな複雑な女心を描くってとこなんやろね。

いやぁ、主役のミシェル嬢、相変わらずキュートやよなぁ......そんな笑顔を見せられたら、そりゃ惚れてまうやろって!?(笑)

でもって、女優でもある監督のサラ・ポーリーの演出、そこまで赤裸々に行きまっかってなところで、ちょっとビックリしてみたりして。途中で暴走ギミになったあたりで、さすがにオイオイってツッコミを入れてもうたんやけどね(笑)

話の方はというと、それなりにロマンチックやったり、コミカルやったりで、悪くはなかったんやけど、恋愛ドラマとしては、ちょっと押しの足らない、もう一息な感じやったかな?!

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