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2013年5月 2日 (木)

『オレンジと太陽』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるジム・ローチは、あのイギリスの巨匠ケン・ローチの息子さんなんよね。そんな彼の初監督作品になるんやけど、主演のエミリー・ワトソンとヒューゴ・ウィーヴィングの演技が、いろんな映画祭で評価されてたらしい。

個人的には、エミリー・ワトソンって女優さんが好きやないんで、正直、この作品を観ようかどうか迷ったんやけど、ケン・ローチの血を受け継ぐ者が作るならってことで、試してみたってわけ。

そんなこんなで、作品の感想は.........?!

オレンジと太陽 / Oranges And Sunshine   ★★★★   (2010年)

監督:ジム・ローチ

出演:エミリー・ワトソン、デヴィッド・ウェナム、ヒューゴ・ウィーヴィング、アシュリング・ロフタス、タラ・モーリス、ロレイン・アシュボーン

ソーシャルワーカーとして、孤児として育った人たちの心のケアをしていた女性の所に、母親を探しにオーストラリアから来たという女性が現れる。彼女は、小さい頃に他の子どもと一緒に集団でオーストラリアに連れて行かれたと言うのだが.......ってな、実際にイギリスとオーストラリアの間で長年行われていた“児童移民”の問題を描いた社会派ドラマ?!

貧困や離婚など様々な理由で孤児となった子どもたちを、勝手に別の国に送り、そして子供たちはそこで虐待を受けていた、そんな衝撃的な真実に直面し、戸惑いながらも、かつての“子どもたち”のために親やルーツ探しをする実在の女性の奮闘を描いてるんよね。

いやぁ、親の七光りかって心配したんやけど、しっかりと背中を見て育ったらしく、父親譲りの語り口で、過度の演出をすることなく、しっかりしたドラマが展開しとった。

実話がベースになってるっていう説得力はあるんやけど、それでも、“あの”エミリー・ワトソンが主役というハンデ(?)があっても、これだけの質になるわけやから、大したもんやわ(笑)

それにしても、国と国の間での人身売買のようなことが、こうして実際に行われてたっていう事実は、胸にグッと突き刺さる話やよなぁ。歴史の裏側には、いろんな闇があるんやね?!

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