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2013年5月23日 (木)

『思秋期』

今日はイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で長編映画での監督デビューを飾ったパディ・コンシダインってひと、俳優としてもソコソコ売れてるんよ。マイケル・ウィンターボトム監督がファクトリー・レコードを描いた『24アワー・パーティ・ピープル』で名前が知られて、ちょっと前に紹介した『ブリッツ』では“ハゲのカリスマ”ジェイソンくんと共演してたりするんよね。

そんな新人監督さんの作品は、本国イギリスで大絶賛されただけやなく、サンダンス映画祭ではドラマ部門で監督賞と審査員特別賞を受賞したんやって。

個人的には、年齢を重ねて、更に“ヤサグレ”具合が倍増のイギリスの名優、ピーター・ミュランおじさんに注目やったんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

思秋期 / Tyrannosaur   ★★★★☆   (2010年)

監督:パディ・コンシダイン

出演:ピーター・ミュラン、オリヴィア・コールマン、エディ・マーサン、ネッド・デネヒー

人生に行き詰まり、毎日、朝から酒を飲んでは暴れる、そんなどうしようもない日々を送る男は、ある日、街で店の店長をしている信心深い女性と出会うのだが........ってな、ちょっぴり切ない人生ドラマ?!

飲んだくれのダメ男と心優しい女、正反対の生き方をしているふたりのようだが、彼女にも深い悩みがあり.......ってなことで、それなりの年月を生きてきた中年の男女が偶然に巡りあい、交わるハズのなかった人生が交錯するってなとこなんかな。

いやね、この作品、主演のふたりの演技が秀逸なんよ。それぞれに心に傷を抱えながら、必死にもがき苦しんでる、そんな役どころを見事に演じ切ってるんよ。

ちょっと胸が締め付けられて、切なくなってまうような話なんやけど、その先に微かな希望があるってのがエエんかも。何か“スゴイ”って感じの作品ではないんやけど、静かに心に沁みてくる、そんな話なんかもね?!

それにしても........この原題からかけ離れた邦題、どないなの。タイトルの意味は、しっかりと話しのなかで語られてるわけで、その言葉に込められた主人公の感情ってのが物語の味わいなわけで、それを変える必要がどこにあるんやろなぁ......はぁぁ.......(苦笑)

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