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2013年6月25日 (火)

『ヴァンパイア』

今日は、邦画.......というわけやないんやけど、日本の岩井監督が久しぶりに自ら監督した作品をひとつ、ご紹介♪

岩井俊二というと、もともとミュージック・ビデオの監督として評価され、その後、『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』なんかで一気にメジャーになって、その携わる作品は、いつもメディアの注目を浴びるようになったんよね。

でも、最近は、『ハルフウェイ』なんかで、お友だち(?)の北川悦吏子の監督作品に肩入れして、逆にスッカリ評判を落としてる印象やったんよね。

そんな監督さんが久々に自ら監督をし、海外の若手俳優を使って“ヴァンパイアもの”を作ったってことで、この作品もそれなりに話題にはなってたんやけど.........。

というわけで、そんな作品の感想は.........?!

ヴァンパイア / Vampire   ★★★☆☆   (2011年)

監督:岩井俊二

出演:ケヴィン・ゼガーズ、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、アデレイド・クレメンス、蒼井 優、トレヴァー・モーガン、クリスティン・クルック、レイチェル・リー・クック、アマンダ・プラマー

自殺志願の女性とネットで知り合い、一緒に死のうと持ちかけながら、相手の血を抜き取る男と、そんな彼が出会う人たちとの関係を描いたドラマ?!

血に飢えた男の抑えきれない欲求と、人生に絶望し、死にたがる人たち、そしてヴァンパイアに憧れるひとたち、少し壊れた世界を独特の雰囲気でってとこかな。

どこか物悲しいドラマを意表をつくカットや、個性的な色使いで表現するあたりは、岩井俊二が優れた映像作家やってことを証明してるんよね。

ひとりで脚本、撮影、編集、音楽までをこなす作品は、まさに“岩井印”やったね。特に印象的な音楽を使った、混沌とした刹那の表現ってのは、静かなインパクトがあるかも。

ただ、残念ながら、彼は一流のストーリー・テラーではないんよね。イマイチまとまりのない話に、ムダの多い構成では、作品としての評価ってのは、もう一息ってことになってまうんよなぁ。

まぁ、惜しいとは思うけど、これが“岩井作品”ってことなのかも..........?!

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