« 『デタッチメント 優しい無関係』 | トップページ | 『エンド・オブ・ホワイトハウス』 »

2013年6月14日 (金)

『はじまりのみち』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、邦画をひとつ、ご紹介♪

木下恵介監督というと、黒沢 明や小津安二郎なんかと並び称される往年の名監督ってことで、名前は知ってるんやけど、リアルタイムで知ってる作品というと、大原麗子が出てた『新・喜びも悲しみも幾歳月』くらいなんよなぁ。

そんな監督さんの生誕100周年を記念して作られたのが、この作品なんやって。でもって、作品の中で、過去の名作の映像を散りばめたりして、オマージュを捧げる内容になってるんよね。

そんな作品を監督してるのは、アニメ出身の監督さんで、『クレヨンしんちゃん』のシリーズや、以前に紹介した『カラフル』って作品で注目され、これが初の実写ものになるらしい。少し調べたところ、監督さんは学生時代に木下監督の作品を数多く観て、相当の影響を受けたってことらしく、気持ちのこもった作品に仕上がってるのかも。

というわけで、そんな作品の感想は............?!

はじまりのみち   ★★★☆☆   (2013年)

監督:原 恵一

出演:加瀬 亮、田中裕子、ユースケ・サンタマリア、濱田 岳、斉木しげる、光石 研、濱田マリ、大杉 漣、宮﨑あおい、山下リオ、藤村聖子、松岡茉優、相楽 樹

戦時中に国策映画として製作した作品のエンディングを軍部に批判され、職を辞した青年監督は、病気の母親を安全な場所に疎開させるため、兄と雇った便利屋と一緒に、母親を乗せたリヤカーを引いて、山道を行くことに........ってな、日本を代表する監督、木下恵介の若き日を描いたドラマ?!

戦局は悪化し、米軍による空襲もハゲしさを増すなか、病気で体が不自由な母親を想い、困難な旅を決意する青年が、旅を通して自分を見つめ直す、そんな様子が語られるんよね。

若き日の苦悩する名監督を演じた加瀬くんは、なかなか頑張ってたんやけど、この地味な話のなかで、“お笑い担当”を務めた便利屋役の濱田くんのオチャラケ具合が、話の中でいいアクセントになってて、オイシイところを独り占めしてた感じやったね(笑)

内容としては、母と息子の情を軸にしながら、戦後、数々の名作を世に残した名監督の“はじまり”のきっかけを描くってことで、監督さんを支えたは家族の愛やったんやなぁって感じさせてくれるドラマは、シンプルではあるんやけど、なかなかの味わいやったかな!?

« 『デタッチメント 優しい無関係』 | トップページ | 『エンド・オブ・ホワイトハウス』 »

映画」カテゴリの記事