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2013年6月 3日 (月)

『クライム・シティ』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ちょっと活きのいいメキシコ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国のメキシコではかなり話題になった作品らしく、メキシコのアカデミー賞に当たるアリエル賞ってので、主要部門でノミネートされ、主演男優賞や助演女優賞を受賞した作品なんやって。

この監督さん、これが長編第1作になるらしいんやけど、アレッハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウをはじめ、ギレルモ・デル・トロなど、最近は次々と新しい才能を送り出してるメキシコ映画界から、また新たな注目監督の誕生ってことなんかもね。

ちなみに、この作品の出演者の中には、今やハリウッドでも引っ張りだこのペネロペのダンナであるハビエル・バルデムのお兄さんのカルロス・バルデムもいたりして。

というわけで、そんな作品の感想は...........?!

クライム・シティ / Dias De Gracia   ★★★☆☆   (2011年)

監督:エベラルド・ゴウト

出演:テノッチ・ウエルタ、ドロレス・エレディア、クリスティアン・フェレール、カルロス・バルデム、マリオ・サラゴサ、パウリナ・ガイタン、ダゴルト・ガマ、エイレン・ヤニェス

2002年日韓W杯、2006年ドイツW杯、そして2010年南アフリカW杯、それぞれの大会期間中にメキシコで起こる出来事を時間軸にとらわれず、交錯させながら描いた犯罪ドラマ?!

犯罪を憎み、正義のために奮闘する若い警官、身代金目当てで誘拐された資産家、勝利のためにリングに向かうボクサー、一見すると関係のない3つの話が、それぞれリンクしながら展開するってなことで、ちょっと実験的な構成になってて、なかなかの意欲作やったね。

話を細かく切って、時代を行き来しながらつなげられてるもんやから、ちょっと分かりにくく複雑なのが惜しいんやけど、クライマックスのもって行き方なんかは、「やるなぁ」って思わず唸るくらい見事やった。

メキシコの犯罪事情を背景にしながら、その中でもがき苦しむ人たちを写し、正義と悪を皮肉を込めて描く、この手の犯罪ドラマとしては悪くないデキやったね!?

原題は英語にすると“Days of Grace”ってことになるらしく、それを中途半端に安っぽくした邦題は、ちょっと頂けなかったかなぁ...........(苦笑)

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