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2013年7月28日 (日)

『さよなら渓谷』

今日は、公開から少し時間が経ってもうてるんやけど、劇場で公開中の作品のなかから邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、モスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞したってことがニュースになってたやんね。まぁ、この映画祭の世界的評価ってのがどの程度かってのは少しあるんやけど、それでも、他の国のひとが観て、一定の賛辞をくれてるわけやから、大したもんなんやろう。

そんな作品は、『ゲルマニウムの夜』『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』『まほろ駅前多田便利軒』でお馴染み(?)の大森家の長男が監督し、弟が出演してるんやけど、今回はパパさん(麿 赤兒)は出てなかったらしく、一家そろい踏みにはならんかったらしい(笑)

というわけで、そんな作品の感想は............?!

さよなら渓谷   ★★★☆☆   (2013年)

監督:大森立嗣

出演:真木よう子、大西信満、大森南朋、鶴田真由、鈴木 杏、井浦 新、新井浩文、木野 花、三浦誠己、木下ほうか

隣に住むシングルマザーが息子を殺したことでマスコミが殺到し、あらぬ容疑をかけられる夫。そんな彼を妻が警察に告発するという奇妙な事件を調べるジャーナリストの男は、ある事実を知るのだが.........ってな、ちょっと“いびつ”な人間関係を描いたドラマ?!

山あいの町で起こった事件をきっかけに、掘りかえされる過去、幸せそうに暮らす夫婦に隠された意外な真実とは........ってなことで、出だしのエロを前面に押し出した展開に、少し嫌な予感がしたんやけど、そこから先は、なかなかやったね。

主役を務める真木くんは、今回はその“大胆な演技”ってところばかりが注目されてもうてるみたいで、その評価は分かれるんやと思うけど、主人公の複雑な心境を、あえてどこか客観視したような無表情さで、淡々と演じてるところが印象的やった。

なかなか理解に苦しむものの、それぞれの胸の内を考えると、どこか分かるような気がする、そんなふたりの関係性ってのは、お互いの傷をさらけ出し、自分を守るために相手を必要とするってことなのかもね。

そんな屈折した愛情を描いたドラマは、どこか切なく、哀しいんよなぁ.........?!

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