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2013年7月16日 (火)

『ふがいない僕は空を見た』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタは、デビュー作にして山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞でも2位になった窪 美澄って作家さんの短編集なんやってね。

そんな作品を監督してるタナダユキと言えば、蒼井 優が主演した『百万円と苦虫女』やバーター息子が主演してた『俺たちに明日はないッス』で知られてるひとなんよ。個人的には、少し注目された『赤い文化住宅の初子』って作品からチェックはしてるんやけど、個性的ではあるものの、正直、イマイチ好みが合わない印象やったんよ。

というわけで、今回もそれほど期待せずに、ヒマつぶし程度の気分で鑑賞した、その感想は.......?!

ふがいない僕は空を見た   ★★★☆☆   (2012年)

監督:タナダユキ

出演:永山絢斗、田畑智子、窪田正孝、三浦貴大、原田美枝子、小篠恵奈、田中美晴、山本浩司、梶原阿貴、藤原よしこ、山中 崇

コミケで知り合ったコスプレ好きの主婦と男子高校生は、やがて彼女の夫のいない昼間に、彼女の部屋で体を重ねるように。同級生に告白され、一度は関係を清算しようとする彼だったが........ってな、男女の関係を軸に、どこかうまく行かない人生にもがく人たちを描いたドラマ?!

キャスティングを見た限りやと、若手のイケメン俳優に中堅、ベテランの役者を配して、ボチボチな人間ドラマかと思ったら.......結構なディープさやった(笑)

田畑くんというと、何となく“近所にいる感じのいいお姉さん”キャラのイメージやったんやけど、それをぶち壊すほどの大胆さやったね。

出だしだけ見てると、かなりイタくて、キワもの的なエロ優先ドラマかと思えて、少し引いてもうたんやけど、そこに至る事情を丁寧に追いながら人物を描写してるもんやから、どこか切なく、悲哀のこもった作品に仕上がってるんよ。

ひとつの相関関係の中で、いくつかのエピソードがあるがために、多少、散漫な印象もあるんやけど、善悪の判断は別にして、“生きる”ってことの難しさを垣間見るドラマは、思いのほか味わいがあったね。

久々の監督作品となったタナダくん、なかなかの仕事っぷりやったんと違うかな?!

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