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2013年7月18日 (木)

『危険なメソッド』

今日は、歴史上の人物を描いた伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるデヴィッド・クローネンバーグといえば、彼を一躍有名にした80年代半ばの『ザ・フライ』って作品で蠅男を作って以来、どこか“キワもの好きなホラー系のひと”っていうイメージやったんよ。

そんな彼が21世紀に入って、ヴィゴ・モーテンセンと組んで作った『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『イースタン・プロミス』って作品は、それまでのイメージとやや異なる感じやったんよなぁ。

でもって、今回、再びヴィゴくんの協力を得て作った久々の作品は、監督さんの地元のカナダの映画賞で絶賛され、ゴールデングローブ賞でもヴィゴくんが助演男優賞にノミネートされてたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は...........?!

危険なメソッド / A Dangerous Method   ★★★☆☆   (2011年)

監督:デヴィッド・クローネンバーグ

出演:マイケル・ファスベンダー、キーラ・ナイトレイ、ヴィゴ・モーテンセン、サラ・ガドン、ヴァンサン・カッセル

スイスの精神科医ユングのもとに運び込まれた、心を病んだひとりの女性。そんな彼女をフロイトが提唱する治療法で治そうと試みたことで、後世に影響を及ぼした二人の心理学者が巡りあったのだが.........ってな伝記ドラマ?!

フロイトとユングの友情と確執、そしてそんな彼らに影響を与えたひとりのロシア人女性の関係を描きながら、男と女の愛憎をってなとこなんかな?!

この作品、まず驚くのは、キーラ嬢のナリキリぶりなんよ。その半端ない“シャクレ”具合が賛否両論になってるんやけど、個人的には、その鬼気迫る演技に、完全に圧倒されてもうたんよ。

この作品の各賞の受賞履歴を見ると、フロイトとユングの師弟関係がメインになってるせいか、マイケルくんとヴィゴくんに集中してるんやけど、この作品でのキーラ嬢の頑張りは、なかなか特筆すべきものがあると思うんやけどね?!

一方で、世間的に評価されてる男優ふたりの演技はというと、渋みと貫禄を体現するヴィゴくんも、情熱的でナイーブさを表現するマイケルくんも、なるほどエエ演技をしてた。

作品全体の評価としては、少し4文字熟語が頻発して小難しいセリフ回しになってる印象があって、また、“へぇ~、そうやったんや”っていう感想はあるんやけど、ドラマとしては少し物足りなさがあったかも。

それでも、なかなか悪くないデキやとは思うんやけど........ちょっと惜しいかな?!

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