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2013年8月10日 (土)

『塀の中のジュリアス・シーザー』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるタヴィアーニ兄弟といえば、イタリアの映画界ではそこそこ名前の通った重鎮なんよね。70年代に『父/パードレ・パドローネ』って作品でカンヌ映画祭のパルムドールを受賞し、80年代に『サン・ロレンツォの夜』って作品でもカンヌ映画祭で審査員特別グランプリを受賞したらしい。

でもって、この作品でもベルリン映画祭で金熊賞を受賞し、本国イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最優秀監督賞や最優秀作品賞を受賞したんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

塀の中のジュリアス・シーザー / Cesare Deve Morire   ★★★☆☆   (2012年)

監督:パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ

出演:コジーモ・レーガ、サルヴァトーレ・ストリアーノ、ファビオ・カヴァッリ、ジョヴァンニ・アルクーリ、アントニオ・フラスカ、ヴィンチェンツォ・ガッロ、フアン・ダリオ・ボネッティ、ロザリオ・マイオラナ

とある舞台のラストシーンから始まる作品は、実はイタリアの刑務所で囚人たちが演じる演劇実習プログラムの上演会の模様だった.......ってなことで、舞台ができるまでの様子を描いたドラマ?!

マフィアに殺人犯、そして麻薬の売人、いずれも長期の刑に服している囚人たちが、シェークスピアの『ジュリアス・シーザー』を刑務所の中で稽古しながら作り上げる様子を追いかけた、ちょっと異色の作品なんよ。

これ、「刑務所はローマ帝国へと変貌する」なんてキャッチがついてるんやけど、これがまんざらウソでもないんよなぁ。演じてる人たちの真剣な眼差しと、セリフ回しは、観てる側にも伝わってくるようで、思わず引きこまれてまうんよ。

映像的にも、丁寧に演者の動きを捉えながら、白黒とカラーを使い分けてメリハリを出してるあたり、なかなか心憎い演出やないですか。

しょせん学芸会の延長の......なんてことは、とても口に出して言えないくらいの完成度の高い仕上がりに、彼らの演技にかける思いが伝わってきたね!?

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