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2013年8月18日 (日)

『最愛の大地』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、戦争ものをひとつ、ご紹介♪

パートナーであるブラット・ピットといつ式を挙げるかとか、最近では乳ガン予防のために乳房を切除したとか、いろいろとプライベートでニュースを賑わせてるアンジェリーナ・ジョリーが、本業の方でもついに映画監督としてデビューってことで話題(?)なのが、この作品なんよね!?

出だしがアクション系で売れただけに、アクション女優のイメージもあるのかもしれんけど、『すべては愛のために』『マイティ・ハート/愛と絆』、クリント・イーストウッドが監督した『チェンジリング』といったシリアスものでも存在感のある演技をしてたアンジーが、社会派なテーマで映画を作った(脚本&監督)ってのも、結構、納得できる気がする。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

最愛の大地 / In The Land Of Blood And Honey   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アンジェリーナ・ジョリー

出演:ザーナ・マリアノヴィッチ、ゴラン・コスティッチ、ヴァネッサ・グロッジョ、ラデ・シェルベッジア、ブランコ・ジュリッチ、ニコラ・ジュリコ

ボスニア紛争が勃発し、強制的にセルビア兵に連行されたムスリム系の女性と、紛争前は彼女と付き合っていたセルビア人将校の関係を通して、戦争の悲劇を描くドラマってとこかな?!

兵士が駐留する宿舎に軟禁され、彼らの“世話”をさせられる女性たち、偶然にも再会した彼女を守ろうと手を尽くす男、しかし、紛争によって壊れた社会のなかでは、そんなふたりの関係は許されず.......ってなことで、人間性を無視した理不尽な暴力に苦しむ人たちを描きながら、戦争の無意味さを伝えたいってとこなんやろうと思う。

初監督作品となったアンジーの手腕は、争いのなかで踏みにじられる人権や人としての尊厳を問うってことで、真摯にテーマに取り組む姿勢は感じられたかな。

ただ、作品全体としてみると、少し中間が散漫になってもうてるようで、どうしても重いドラマにならざるをえないところで、少し観ててしんどかった。

結局のところ、戦争には勝者は存在せず、尊い命を奪い合うことからは、苦しみや悲しみしか生まれないってことなんやろなぁ.......?!

それにしても、自ら脚本も書いてるアンジーが、このタイトルに込めたものは、残念ながらこの邦題には表現されてないように思うんやけど、もう少しどうにかならんかったんかなぁ.........必ずしも耳触りのいい言葉を並べればエエってわけやないと思うんやけど..........。

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