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2013年9月

2013年9月30日 (月)

『気狂いピエロの決闘』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この映画、日本では劇場で公開すらされず、まったくノーマークな感じではあるんやけど、実はヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞や脚本賞を獲ったり、スペインのアカデミー賞に当たるゴヤ賞で、技術系の賞を受賞し、最優秀作品賞や監督賞、主演男優賞といった主要部門でもノミネートされた作品らしいんよ。

まぁ、それほど知られた役者が出てるわけでもなく、それほど有名でもない監督さんで、この奇抜な内容やったら.........しゃあないか?!(笑)

ちなみに、そんな監督さんについては、『どつかれてアンダルシア』ってので初めて知ったんやけど、その後、このブログでも以前に紹介した『オックスフォード連続殺人』ってのもあるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

気狂いピエロの決闘 / Balada Triste De Trompeta The Last Circus   ★★★☆☆   (2010年)

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア

出演:カルロス・アレセス、アントニオ・デ・ラ・トレ、カロリーナ・バング、アレハンドロ・テヘリア、マヌエル・タリャフェ、エンリケ・ビレン

人気者のピエロだった父親は、スペイン内乱の際に戦闘に巻き込まれ、終戦後は刑務所に入れられ、辛い日々を送ることに。その姿を見ていた息子もまた、大人になってサーカスでピエロを演じるのだが..........ってなホラー調のドラマ?!

いやぁ~、なんとも個性的な作品やったね。出だしだけやと戦争をテーマにしたドラマかと思いきや、サーカスのマドンナと、ふたりのピエロによるイビツな恋の三角関係の話で、しかも、それがかなり過激にエグく描写されてるんよ!?(笑)

かなりドギツさを前面に出した、こだわりの映像はインパクト十分で、ちょっと印象的なドラマやった。この個性は、ちょっと注目したくなるかもなぁ。

そうはいいつつ、基本的なところは、ちょっと“キワモノ色”が強くて、アクがありまくるだけに、なかなか万人ウケするような作品ではないんやろね。

2013年9月29日 (日)

『ウルヴァリン:SAMURAI』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、この秋の話題作のひとつ(?)を、ご紹介♪

ご存じ“X-MEN”シリーズのスピンオフ作品で、今回は日本が舞台になると言われると、いくら予告編で微妙な雰囲気が漂っていようとも、とりあえずは期待するやんか(笑)

ましてや、監督を務めるのが、アンジーを女優として目覚めさせた『17歳のカルテ』や、見事なリメイクとなった『3時10分、決断のとき』を監督したマンゴールドくんとくれば、ドラマとして盛り上がりそうな気もしたしね。

というわけで、そんな作品の感想は...............?!

ウルヴァリン:SAMURAI / The Wolverine   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:ヒュー・ジャックマン、ファムケ・ヤンセン、TAO、福島リラ、真田広之、ハル・ヤマノウチ、ウィル・ユン・リー、ブライアン・ティー、スヴェトラーナ・コドチェンコワ

カナダの山中でヒッソリと暮らしていたウルヴァリンのもとに、第二次大戦中の長崎で出会った日本兵の使者がやって来て、死ぬ前に礼を言いたいとのメッセージを受け、日本に行くことに。巨大企業の社長だった男の死により、その孫娘の命を狙う者の存在を察知し、咄嗟に彼女を守るのだが........ってな、X-MENシリーズの人気キャラをフィーチャーしたアクションもの?!

執拗に追ってくる敵から彼女を守ろうとするが、彼の体にある異変が.......ってな感じで、日本を舞台に怒涛のアクションで........ってことなんやろうけど.........ちょっと期待しすぎてもうたかな?!

ハリウッドがイメージする日本なんやろうってのは分かるんやけど、それって日本人にしたらちょっと違うやんか。ヤクザ=刺青みせびらかせて暴れるとか、新幹線やない“新幹線”とか、あきらかにセットを組んでるのが分かる雪降る長屋とか、この時代に敢えて鎧を着こなしてみたり、ハラキリ、忍者.......う~ん、この“違和感のてんこ盛り”って、どうやの??(笑)

ヒューくんが相変わらず男前なのは分かるし、真田くんも気合いの入った演技をしてるんやけど、どうしても日本語での演技ができない“女優っぽい人たち”やら、おかしな日本語を話す“日本人ぽい人”なんかが出てくると、毎度のことながら、なんでこんな中途半端なことしたんやろうって思うやんか(苦笑)

おそらく海外のひとからすれば、エキゾチックな日本ってのが垣間見えて、そこでヒーローが活躍するわけやから、十分に楽しめるんやろうけど、日本人の目から見ると..........ちょっと複雑やったかなぁ.........?!

2013年9月28日 (土)

『エリジウム』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、SFものをひとつ、ご紹介♪

この映画、(個人的な)注目ポイントは何かというと、監督があの『第9地区』を作ったブロムカンプくんってとこなんよね。宇宙人の難民キャンプを移動するってな意表を突く設定のドラマで、SFものとしては比較的に低予算で作ったとは思えないほどの凝ったビジュアルで驚かせてくれた監督さんの新作とくれば、ちょっと期待するやんか!?

前回は、ほとんどマイナーな役者を使って作られたのが、今回はデイモンくんにジョディくん、その他にもインターナショナルな役者を配し、かなりグレードが上がった感じやね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

エリジウム / Elysium   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ニール・ブロムカンプ

出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、ディエゴ・ルナ、アリシー・ブラガ、ワブネル・モウラ、ウィリアム・フィクトナー

荒廃した地球に貧しい人たちが暮らし、一握りの富裕層が完璧に管理されたスペース・コロニーで暮らす近未来の世の中。地上にあるロボット工場で働く男は、ある日、作業中の事故で大量の放射線を浴び、余命5日と宣告され、治療器具のあるコロニーに行こうとするのだが.........ってなSFアクション?!

完全に二極化した社会のなかで、底辺で暮らす者が、生きるために必死に戦うってなことで、なかなか凝った映像を使いながら、テンポのいいアクションでグイグイとってね。

主演のマットくんは、頭をきれいに剃りあげたりして、ハゲの共感を得るには十分な、気合いの感じる出で立ちやったかな(笑)

ヒロインを演じてるブラジル出身のアリシー嬢のキュートさも捨てがたく、ジョディくんも達者な演技力を駆使して、存在感を発揮してるあたりも悪くないんよ。

話の内容も、着眼点は悪くないし、それなりに工夫されてるんやけど、ただ、はじめに結論ありきで、帳尻を合わせるようにドラマが進行していくあたり、ちょっと“作りすぎ”やよなぁって思ったんよなぁ。

というわけで、それほどダメということやないんやけど、あまり心に残るものはなかったかも...........?!

2013年9月27日 (金)

『凶悪』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、ベストセラーになったノンフィクションものらしく、実際に雑誌の編集部が死刑囚からの告発を基に、殺人事件の犯人を追いつめたってのをベースにしてるんやって。まぁ、原作本は未読ではあるんやけど.........。

それでも予告編を観たときから、なんや知らんけど、ただならぬ雰囲気が漂ってて、かなり気になってたもんやから、ちょっと期待してシネコンに向かったってわけ。

ということで、そんな作品の感想は...................?!

凶悪   ★★★★☆   (2013年)

監督:白石和彌

出演:山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、池脇千鶴、小林且弥、白川和子、米村亮太朗、斉藤 悠、村岡希美、吉村実子

殺人等の罪で死刑判決を受け、最高裁に上告中の受刑者の依頼を受け、話を聞きに行った雑誌の記者は、男から警察に話していない余罪が3件あり、その首謀者を追いつめるために記事を書いて欲しいと言われるのだが........ってなクライム・サスペンス?!

凶悪犯により断片的に語られる記憶、話を疑いながらも裏付けを行う主人公は、わずかな手がかりを頼りに、真実を見極めようと必死になるってなことで、なかなか重苦しいドラマが展開するんよね。

いやぁ、これ、ピエールくんとリリーおじさんの悪人ぶりがハンパないんよ。不敵な表情で暴れ回るふたりの演技は、かなり秀逸やった。そんでもって、主役の山田くんのいつも通りのクセモノな演技、上手いもんやよなぁ。そんな役者たちの張り詰めた演技を堪能できるって点が、このドラマの良さなんやろうって思うんよ。

ちょっと過激な描写は、ヘビー過ぎる感じもするんやけど、ただ、そんな極悪人と事件の解明にのめり込む男の狂気、そして間接的に話に絡む人たちの心のなかの闇、そんなものをさりげなく対比しながら、何が“凶悪”なのかを問いかけるドラマは、なかなか深いと思うんよね?!

2013年9月26日 (木)

『ゼロ タウン 始まりの地』

今日も戦争絡みの映画でといいつつ、こちらもドンパチやなくて、友情がテーマになってる作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるのは、以前にこのブログで紹介した『シリアの花嫁』を作ったひとで、複雑な中東情勢を背景にしながら、そこで暮らす人々の様子を切り取るのが上手いのかもね。

そんな作品は、昨年のトロント国際映画祭でも評価されて、ピープルズ・チョイス・アウォードでは、『世界にひとつのプレイブック』には勝てなかったけど、第3位に選ばれたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..............?!

ゼロ タウン 始まりの地 / Zaytoun   ★★★☆☆   (2012年)

監督:エラン・リクリス

出演:スティーヴン・ドーフ、アブダラ・エル・アカル、アリス・タグリオーニ、アリ・スリマン、ロア・ノフィ、アシュラフ・バルフム

レバノンにある難民キャンプで暮らすパレスチナ人の少年は、イスラエル軍の空爆によって父親を失ってしまう。そんなとき、ひとりのイスラエル軍パイロットが捕虜として捕まり、複雑な気持ちの少年は、ある決断をするのだが.........ってな、少年と兵士の友情の物語?!

パレスチナとイスラエル、いがみ合う国と国の関係に影響を受けながらも、ひょんなことから一緒に旅をすることになったふたりの関係を、ロードムービーの形で描いてるんよね。

憎しみの連鎖を越えた、人と人の絆、友情を感じさせてくれる話は、悲惨な現実に胸を痛めながらも、なんか清々しく、優しい気持ちにさせてくれるんよなぁ。

主演がドーフくんって時点で、とっても小粒感はあるんやけど、派手さはないものの、この作品での彼の演技は、なかなか悪くなかったね(笑)

それにしても、両国の歴史や、それによって苦しむ人たちのことを思うと、なんともやり切れない気分になってもうたなぁ...........?!

2013年9月25日 (水)

『メッセンジャー』

今日は、ちょっと異色の戦争映画をひとつ、ご紹介♪

監督さんは、もともと脚本家として活躍してて、この作品がデビュー作になる新人さんらしいんやけど、公開された年度のアカデミー賞では、助演男優賞と脚本賞にノミネートされ、ベルリン映画祭では、銀熊賞(脚本賞)を見事に獲得したんやって。

ちょっと平和ボケしたこの国にいると、戦争はあまり身近なものとして感じられないんやけど、実際に中東などに兵を派遣してるアメリカでは、この手の話ってのは、切実な問題としてリアリティをもたらすんやろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

メッセンジャー / The Messenger   ★★★☆☆   (2009年)

監督:オーレン・ムーヴァーマン

出演:ベン・フォスター、ウディ・ハレルソン、サマンサ・モートン、スティーヴ・ブシェミ、ジェナ・マローン、イーモン・ウォーカー、リサ・ジョイス、ヤヤ・ダコスタ

負傷のため戦地から帰還した兵士は、除隊になるまでの3か月間、戦死した者の家族に訃報を知らせるという任務に就くよう言われ、戸惑うのだが...........ってな、ちょっと変わった視点で戦争を描くドラマ?!

突然の知らせに悲しみを露わにする遺族たち、その姿を目の当たりにして苦悩するが、ある日、夫を失ったひとりの女性と出会い、気丈に振る舞う彼女のことが気になり......ってな感じで、戦争で心に深い傷を負った人たちの様子を丁寧に描いてるんかな。

戦争をテーマにしていながら、ハゲしい銃撃戦もミサイルも出てこず、間接的に戦争のもたらす悲しみの連鎖を映すあたり、なかなかの切り口やったね。

主演のベン・フォスターも抑えた演技で悪くないんやけど、その上官役を演じるウディくんが、なかなかエエ味を出してるんよ。

もともとアクションものやコメディ系でいい演技をする役者やったんやけど、最近、こういったシリアス系でも魅せる演技をしてくれるんよなぁ。

というわけで、作品としては、テーマがテーマだけに、どちらかというと地味な内容になってるんやけど、なかなか悪くない作品やったね!?

2013年9月24日 (火)

『渋谷』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

渋谷というと、まだ若かった頃によく行ったなぁってのと、ベタなことを言わせてもらうと、田舎から出てきて最初に見た渋谷のスクランブル交差点の情景ってのは、やっぱりドギマギしたんよね(笑)

ちょうどセンター街の“チーマー”なんてのがクローズアップされてた頃で、“若者の街”っていうイメージと、少し“危険な街”ってのが入り混じった、そんな感じやったかなぁ。最近は、まったく渋谷に行くような用事もなく、よう分からんのやけど。

というわけで、そんな街を舞台に繰り広げられるドラマの感想は..................?!

渋谷   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:西谷真一

出演:綾野 剛、佐津川愛美、石田えり、松田美由紀、ARATA、大島優子、斉藤 工、藤井リナ、西村和彦

フリーライターを目指す(?)青年は、渋谷の街の人混みのなかで、母親とおぼしき女性に罵声を浴びせる少女を見かける。彼女に興味をもった彼は、その後を追うのだが............ってな、渋谷の街に生きる若者を描いたドラマ??

雑踏のなかに埋もれて生きる若者の心の葛藤にスポットを当て、人気の若手俳優を使ってクールにキメてってことなんやろうけど、わずか80分ほどの尺やのに、かなり長く感じてもうた(苦笑)

こういうことを言うと反感を買いそうやけど、綾野くんって、どうも辛気臭くて好きになれんのよなぁ。まぁ、そういう役どころやからってことなんかもしれんけど、観ててとっても疲れてでもうた。

むしろ、この作品では佐津川くんの方が、演技でいうと良かったかもね。まぁ、ムチャくしゃ上手いとかやなくて、時折見せる表情なんかは印象的やったっていう程度なんやけど。

主役のふたりとアイドル枠をメインにして、他の役者をムダに贅沢に使ったドラマは、特にオヤジの心に響くものもなく、淡々とってなとこかな?!(苦笑)

2013年9月23日 (月)

『憧れのウェディング・ベル』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、ちょっと小粒ながら、なかなか悪くないラブ・コメをひとつ、ご紹介♪

この作品、製作を務めるのは、ハリウッドのコメディを牛耳る(?)ジャド・アパトーで、監督はジャドくんのお友だちのニコラス・ストーラーが担当してるんよね。

このストーラー監督といえば、ちょっと前に紹介した『伝説のロックスター再生計画!』を監督したひとで、主演のジェイソン・シーゲルとは、『寝取られ男のラブ・バカンス』ってコメディ作品でもタッグを組んでたっけ。

というわけで、そんなメンツにイギリスからエミリーブラントとリス・エヴァンスが参戦した作品の感想は.....................?!

憧れのウェディング・ベル / The Five-Year Engagement   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ニコラス・ストーラー

出演:ジェイソン・シーゲル、エミリー・ブラント、クリス・プラット、リス・エヴァンス、アリソン・ブリ―、ジャッキー・ウィーヴァー

知り合って1年、結婚を決意したふたりだったが、彼女が長年の夢だった大学での研究職を手に入れ、料理人の彼はレストランを辞めて、彼女の大学のある町に一緒に引っ越すことに。落ち着いたら式を挙げるはずが、次第に互いの気持ちにズレが.........ってなラブ・コメ?!

最高の相性だと信じていたふたりが、生活が変わり、物事がうまくいかなくなってしまい、こんなハズやなかったのにって苦悩する......そんな恋と仕事の両立に悩むカップルの出した答えは.......ってなことで、アホなコメディで下世話な笑いを取ってくるのかと思いきや、話のベースは意外なほど“まとも”やった(笑)

共感しやすいテーマで、男の立場、女のホンネが見え隠れしてるところが、なかなかナイスやったね!?

個人的な“お楽しみポイント”としては、いつもはイギリス的ワルふざけで“とぼけた笑い”を提供してくれるリス・エヴァンスが、妙にシリアスで“キレのある動き”を披露するあたりが、なんや新鮮やったなぁ。

ちょっとサエない風貌の男が、エミリー嬢のようなベッピンさんと恋のかけ引きをするあたりも、オヤジ心をくすぐって、勝手にハゲしく共感したりして..........なんて?!(笑)

2013年9月22日 (日)

『共喰い』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は芥川賞を受賞した小説なんやってね。そういえば、授賞式の際に、毒舌を吐いて、ちょっと話題を振りまいてたひとやったっけ。石原慎太郎に喧嘩を売るってあたりは、個人的には好きやけど.........(笑)

そんな作品は、ロカルノ国際映画祭で賞を受賞したらしいんよ。まぁ、監督が青山くんって時点で、彼の過去作品を振り返ったときに、多少、不安な気持ちがよぎったりもして。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

共喰い   ★★★☆☆   (2013年)

監督:青山真治

出演:菅田将暉、田中裕子、光石 研、木下美咲、篠原友希子、岸部一徳

女性に対して暴力を振るう父親を嫌悪しつつ、自分のなかにも父親と同じ血が流れている不安に苛まれる高校生の息子は、ある日、幼なじみの恋人を抱こうとして、思わず彼女の首を絞めてしまう........ってな、父と息子、そしてその周りの女性たちを描いたドラマ?!

最低の父親と、そんな父と自分を捨てて、近所でひとり暮らす母親、そして父親の恋人に幼なじみの彼女、愛憎が渦巻く人間関係のドラマは、独特の雰囲気のなかで、思わぬ方向に......ってな感じかな。

この作品、なんといってもクソ親父役の光石くんと母親役の田中くんをキャスティングした時点で、OKやったのかもね。このふたりの演技と存在感は、秀逸やった。

それに加えて、脱ぎっぷりがいい若手女優ふたりが頑張って、ドラマとして悪くないデキになってたかな。世間的には、“仮面ライダー路線”で注目の主役の若者に注目が集まってるみたいやけど、脇で頑張る若手女優の方が、気になったかも。

ちょっとドライに男と女の関係を描きつつ、気づいたら女の強さが際立つあたり、男の目線で見ると、少し滑稽で、それでいて妙に納得してみたりもするんよね(苦笑)

青山くんの作品は、どうも当たりハズレが大きいんやけど、これはそれなりに良くデキた部類やったと思うんやけど.............?!

2013年9月21日 (土)

『雨に唄えば』

今日は、名作のミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

もう、今さら説明する必要もないのかもしれんけど、これ、懐かしのミュージカル映画と言われれば誰もが思い浮かべる作品なんと違うかな。タイトル・チューンの“雨に唄えば”は、あまりにも有名やもんね。

てっきりアカデミー賞を獲ってるものとばかり思ってたんやけど、助演女優賞とミュージカル映画音楽賞でノミネートされただけで、そのほかはノミネートすらされてなかったらしい。

そんな作品でヒロインを演じてるデビー・レイノルズって女優さん、調べてみて知ったんやけど、あの“スター・ウォーズ”シリーズでレイア姫を演じてたキャリー・フィッシャーのお母さんなんやってね。ちょっと驚いてもうた(笑)

そんなこんなで、クラシックな名作の感想は......................?!

雨に唄えば / Singin' In The Rain   ★★★★   (1952年)

監督:ジーン・ケリー

出演:ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズ、ジーン・ヘイゲン、シド・チャリシー、リタ・モレノ、ダグラス・フォーリー、ミラード・ミッチェル

サイレント映画の大スターだった男は、ある日、新人の舞台女優と知り合う。素人同然の彼女にダメだしされ、腹を立てるが、なぜか彼女のことが気になり.......ってな、サイレントからトーキーへの移行期のハリウッドを舞台に、男と女のロマンスをコメディ調に描いた傑作ミュージカル♪

この作品、なんといっても主演の3人が素敵なんよ。男前のジーンくんに、キュートな魅力を振りまくデビー嬢、そして盛り上げ担当のドナルドくんと、それぞれが良さを存分に発揮して、愉快で楽しい、そんでもってちょっと胸キュンなラブ・ストーリーを作り上げてるんよ。

これがミュージカル映画として今でも評価されるのは、もちろん楽曲の良さもあるんやけど、それをドラマの中で違和感なく使ってることと、歌だけやなくて華麗な踊りでも楽しませてくれるからなんやろね!?

確かに、多少、劇中劇のパートがくどい気はするんやけど、一級品のエンターテイメント作品であるこの作品の価値を損なうほどではないんと違うかな。

思わず一緒に口ずさみ、踊り出したくなるミュージカルは、まさに“不朽の名作”ってことなんやろね!?

2013年9月20日 (金)

『黄金を抱いて翔べ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、最初に映画館で予告を目にしたときは、ちょっとオモロそうやなぁって思ったんやけど、誰が監督してるんやろって調べたら、ツッと冷たいものが背筋を走ったんよ(笑)

確か、深夜番組かなにかで、映画館で自腹を切って公開作品を観て、言いたい放題ブッタ斬るってコーナーがあって、そこで巨匠扱いされてる井筒くんのコメントを聞いて、楽しませてもらった記憶はあるんやけど、そんな彼の作品でオモロイと思ったのって、実は今までひとつもないんよなぁ。

完全に“口番長”ってイメージしかない、そんな井筒“先生”の自信作(?)の感想は..............?!(苦笑)

黄金を抱いて翔べ   ☆☆☆   (2012年)

監督:井筒和幸

出演:浅野忠信、妻夫木 聡、桐谷健太、西田敏行、溝端淳平、チャンミン、青木崇高、中村ゆり、田口トモロヲ、鶴見辰吾

銀行の地下金庫にある金塊を強奪しようと計画する男たちは、仲間を集め、周到に用意をし(?)、ついに決行の日を迎えるのだが...............ってな犯罪ドラマ?!

ドッカ~んってな感じで、評判どおりのスゴイできやったね(苦笑)

もう出だしの小芝居でイキナリきたかって思わずツッコミを入れてもうたんやけど、その後に続くテンポの悪い流れに、とことんグタグタのドラマ、いやぁ~、井筒くんとavexのコラボレーションは、ホンマに無敵やと思ったよ(笑)

まったく活きてこない会話のやり取りに、クスリとも笑う気すら起こらんような、“抜群”のコメディ・センス、ある意味、よくもここまでアカン作品を作れたなぁって、感動すら覚えてもうた。

まぁ、役者のみなさんは真面目に頑張ったんやろうけど、この出来上がりをみたら、ちょっと頭抱えたくなると違うんかなぁ...................所属アーチストの売り込みができるって喜ぶアホなレコード会社やなかったら、こんなもんに金出すひとなんて、普通に考えたらおらんやろって思うんやけどね(苦笑)

そんな作品に新人俳優賞を与える日本アカデミー賞や、年間第7位に選ぶ日本映画プロフェッショナル大賞って、どんだけプロフェッショナルやねん..........っていうか、avex どんだけ積んどんねんって話??

2013年9月19日 (木)

『ラブ・トライアングル』

今日は、劇場未公開の作品ではあるんやけど、ちょっと味のあるドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、どうも撮影日数が2週間ほど、製作費が1千万ちょっとくらいで作られてるらしいんよ。それでアメリカだけで1億以上の興収を上げたらしく、なかなかの利益率ってことなんかな。

話によると、そもそもレイチェル・ワイズがキャスティングされてたらしく、別の作品とのスケジュールの兼ね合いでキャンセルされて、代わりにローズマリー・デウィットが出演することになったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ラブ・トライアングル / Your Sister's Sister   ★★★☆☆   (2011年)

監督:リン・シェルトン

出演:エミリー・ブラント、マーク・デュプラス、ローズマリー・デウィット、マイク・バービグリア

弟の死から1年、未だに立ち直れないでいる男に、弟の元カノが彼女の父親の所有する離島の家で自分を見つめ直すようにすすめる。言われるままにその場所に行くと、誰もいないハズの家に彼女の姉がいて..........ってな、ちょっと奇妙な男女関係を描いた恋愛ドラマ?!

情緒不安定な男と、パートナーと別れたばかりの同性愛者の姉、そんなふたりの間に起こった“ある出来事”が、妹との関係に影響し.......ってな感じで、男女3人の心の距離感を絶妙に描写してるんよ。

この作品、低予算で作られてるだけに、実にシンプルで、地味な話ではあるんやけど、3人の役者の上手さをうまく引出し、なかなかのドラマに仕上げてるんよなぁ。

邦題やパッケージを見ると、なんとなく“愉快なラブ・コメ”のイメージを醸し出してるんやけど、確かにユーモアはあるものの、どちらかと言うと、それぞれの事情を抱えた大人な男女の不器用な関係を描いてるって言った方が正確かもね。

この手の役者の演技を中心にしたドラマってのは、あまり万人ウケせんのかもしれんけど、この3人の演技は、なかなか楽しめると思うんやけどなぁ.........。

2013年9月18日 (水)

『オズ はじまりの戦い』

今日は、ディズニーの実写映画をひとつ、ご紹介♪

これ、ディズニー映画といっても、監督をしてるのは、あのサム・ライミなんよ。確かにスパイダーマンのシリーズもあったりするんやけど、どうしても“サム・ライミ”と言うと『死霊のはらわた』っていうイメージがあるもんやから、そんな彼がディズニーで作品を作るって聞くと、つい間髪を入れず“ホンマかいな?!”ってツッコミを入れてまうやんね(笑)

というわけで、旬の俳優を主役に、それを美女3人で囲むっていう、なかなか豪華なキャスティングで描かれるファンタジーのデキは..................?!

オズ はじまりの戦い / Oz: The Great And Powerful   ★★★☆☆   (2013年)

監督:サム・ライミ

出演:ジェームズ・フランコ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、トニー・コックス、ビル・コッブス、(声の出演)ザック・ブラフ、ジョーイ・キング

女ったらしのサーカスの奇術師は、乗っていた気球が竜巻にのまれ、気づいたら別の世界に。魔女たちが対立するなか、預言にあった平和をもたらす救世主に間違えられた男は、美女と金に目がくらみ、救世主になりきろうとするのだが...........ってなファンタジー&アクション?!

気ままに生きてきた男が、困っている人たちの希望を背負い、一世一代の戦いに臨む.......ってな感じで、サム・ライミとディズニーの組み合わせってどないやのって思いながらも、案外、イケてたね(笑)

この作品、主役にジェームズくんを起用したところが、当たりやったんと違うかな。ちょっといい加減で無責任な色男っていう役どころを、これほど嫌味なく演じられるのは、彼ならではかもって思ってもうたよ。

まぁ、正直にいうと、アクション・シーンやVFXに関しては、ちょっと安っぽさが出すぎで、いかにもディズニーやなぁって苦笑いしてもうたんやけど、ファンタジーものとして見れば、話としては十分に楽しめるし、悪くなかったんと違うかな?!

2013年9月17日 (火)

『ミロクローゼ』

今日は、ちょっと個性的.........過ぎる(?)邦画をひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品を作ってるのは、“オー!マイキー”っていう、マネキン人形を使ったシュールなドラマで人気になった監督さんなんよね。10年ちょっと前に流行ったんやけど、その独特の映像と無邪気に毒を吐きまくる内容は、インパクトあり過ぎやったのを覚えてる。

そんな監督さんが、“クセもの役者”の山田くんを主演に迎えってくると、なんやワクワクさせられるんやけど、レンタル屋に並ぶパッケージのどこか“微妙な感じ”が気になって、なかなか手が出なかったものの、やっぱり気になってもうてレンタルしたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は...................?!

ミロクローゼ   ★★★☆☆   (2012年)

監督:石橋義正

出演:山田孝之、マイコ、石橋杏奈、原田美枝子、岩佐真悠子、佐藤めぐみ、奥田瑛二

若者の悩みを一刀両断するカリスマ人生相談員、誘拐された恋人を必死に探す流浪の剣客、フラれて心にポッカリと穴が開いたまま、それでもひとりの女性をずっと想い続ける男、時代もキャラもまったく異なる3役を山田くんが演じ切る、ちょっと異色のファンタジー&アクション、そして恋愛ドラマ?!(笑)

いやぁ~、なんとも不思議な作品やったね。出だしから斬新さを前面に出しながら、ごっついポップでチープな世界を展開していき、ワケの分からんまま、気づいたら見入ってしまう、そんな魅力をもった作品なんよ。

そんな分かったような分からん作品を可能にしてるのは、主役で3役を演じる山田くんのクセモノぶりを存分に発揮した演技やろね(笑)

オチャラケてるかと思えば、神妙な表情で迫力の殺陣を演じ、さりげなくセンチメンタルなラブストーリーを表現する、ほんと懐の深い役者やなぁって、改めて実感させられるんよなぁ。

そんな彼の活躍を目的にすると、かなり楽しめる作品なんやけど、ちょっと個性がありすぎる作品だけに、万人ウケするかと聞かれたら、う~ん、返事に困ってまうかもねぇ.........?!(苦笑)

2013年9月16日 (月)

『愛と情事のあいだ』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、アルゼンチンの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、パッケージは“エロの臭い”がプンプンするものの、片隅にアルゼンチンのアカデミー賞に当たる賞で9部門にノミネートって書いてあるのを読んで、ちょっと気になったんよ。

ちょこっと調べてみたら、主演男優賞や主演女優賞、助演男優賞に脚本賞といった主要な部門でノミネートされたらしく、これはきっとエロを越えるものがあるんやろうってことで、TSUTAYAでDVDを手にしたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は..........?!

愛と情事のあいだ / Dos Mas Dos   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ディエゴ・カプラン

出演:アドリアン・スアル、カルラ・ペテルソン、フアン・ミヌヒン、フリエタ・ディアス、アルフレード・カセロ

結婚して16年、互いにお金も地位もあり、かわいいひとり息子にも恵まれ、幸せに暮らしてきたはずの夫婦だったが、ある日、親友のカップルからスワッピングの話を聞き、戸惑う夫に対し、妻は興味深々で........ってな、ちょっとキワもの的な題材を使った男と女の関係を描くドラマ?!

話の筋だけ聞くと、いかにもエロ街道を驀進するような下世話なB級映画な感じがするんやけど、それほど直接的な描写なく、むしろ男と女の愛にまつわる心理を描くってのがメインになってて、エロ一辺倒の作品ではなかったね(笑)

保守的で臆病な夫と、マンネリな日常に不満を感じる積極的な妻という対比をコミカルに表現しつつ、事の顛末を少し皮肉を交えながら展開させるあたり、なかなか悪くなかったかな。

夫婦の愛情や男と女の恋愛心理のようなものが垣間見えるドラマは、ちょっと刺激的で、それでいて滑稽なメロドラマってとこなのかもね?!

2013年9月15日 (日)

『夏の終り』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、原作は瀬戸内寂聴さんの自伝的小説なんやってね。残念ながら原作は未読やし、それほど瀬戸内さんのことは見た目の穏やかそうなひとってくらいしか、よう知らんのやけど、この話のような半生を送ってたってことなら、ちょっと意外かもね。

そんな作品の注目は、なんといっても主演を務める満島くんやと思うんよ。元アイドル系(?)歌手から、今や女優としての演技力は高く評価され、この年代では、かなりの売れっ子になってるよなぁ。

というわけで、ちょっと期待して観に行った作品の感想は........................?!

夏の終り   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:熊切和嘉

出演:満島ひかり、小林 薫、綾野 剛、小市慢太郎、赤沼夢羅、安部聡子

年上の作家の愛人として暮らしていた女には、かつて夫と子どもを捨ててまで愛した年下の男がいた。その彼が近くに越してきたと知り、戸惑いながらも彼とも関係を重ねるのだが........ってな、ふたりの男の間で揺れる女心を描いた恋愛ドラマ??

う~ん、なんなんやろなぁ.........満島くんが主演で、監督が熊切くんってことで、ハゲしく情熱的でドロドロの愛憎劇のようなものを期待してたんやけど........完全に肩すかしをくらってもうた感じやった(苦笑)

出だしの人間関係の分かりにくさと、最初から最後まで続く“まったり感”と淡々とした流れ、どこで盛り上がるのかサッパリ掴めないまま、気づいたらエンディングになってたんよね。

昭和初期の設定の話で、それなりに映像的には再現されてるんやけど、個人的な感想で言わせてもらうと、満島くんにその時代の“香り”がせんのよなぁ。

瀬戸内さんの原作は知らんだけに、小説の映画化としてどうなのかは不明なんやけど、純粋に映画の評価としては、ちょっと“かったるい”感じやった。

これでは、後ろの席で始まってからずっとイビキかいてるどっかのオヤジを責めるのもコクか...........って、オッサンうるさすぎ!?(苦笑)

2013年9月14日 (土)

『サイド・エフェクト』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

ここ最近、ずっと“引退”をほのめかしてたスティーヴン・ソダーバーグ監督の“最後の作品”がこれになるって宣伝のウリ文句になってるみたいなんやけど、実はもう1本、11月にマイケル・ダグラス&マット・デイモン共演で伝記モノがあるんよね。

まぁ、いずれにしろ監督としては終わりってことみたいで、ここ最近は味のある作品を作ってただけに、ちょっと個人的には残念な気がするかな。

『セックスと嘘とビデオテープ』の衝撃から『トラフィック』へ、そんでもって、途中、ちょっと迷走しつつも、ここ最近の作品の質を考えると、まだまだ続けて欲しいって思ったりもするんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

サイド・エフェクト / Side Effects   ★★★☆☆   (2013年)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

出演:ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、チャニング・テイタム、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴィネッサ・ショウ、アン・ダウド、メイミー・ガマー、ケイティ・ロウズ、カルメン・ペラエス、マリン・アイランド

駐車場の壁に車で突っ込み、自殺を図った女性を診察し、治療を行うことになった精神科医は、彼女の鬱症状を改善しようと、いろいろな薬を試す。彼女がかつて診察を受けていた別の精神科医に薦められた薬を処方するが、ある日、その薬の副作用とみられる症状により、彼女は夫を刺し殺すことに.......ってな医療サスペンス?!

加害者でありながら、薬による被害者とみなされる患者と、そんな彼女に薬を処方した責任を問われ、追い詰められる担当医、だが、そこには隠された真相が........ってなことで、なかなか良質なサスペンス・ドラマが展開するんよね。

全体的にいえば、それほど驚くような結末があるわけでもなく、ある程度、想定内のドラマっていう印象もあるんやけど、このムダのない作りと、小気味いい語り口ってのは、まさにソダーバーグの巧さが出てるなぁって思うんよ。

そんでもって、ジュード・ロウ&ルーニー・マーラの主演ふたりが、いい具合に演技で絡み合ってて、作品のオモシロさを引き出してる感じやったね。

さりげなく薬漬けの現代社会を揶揄しつつ、それを犯罪ドラマと心理ドラマでバランスよくまとめた作品は、なかなか楽しめる内容に仕上がってたかな!?

2013年9月13日 (金)

『ストロベリーナイト』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フジTVの人気ドラマの映画版ってことらしいんよね。まぁ、毎度のことながら、ほとんどTVドラマは観てないんで、このシリーズが少し人気になってる(?)ってこと程度は耳にしたことがあるような気はするんやけど、実際にどうなのかは知らんのですよ。

配役を見れば、キレイどころの竹内くんがクールな役どころを演じ、そこにベテラン陣が脇でスパイスを利かせ、若手が絡むってことなんやろうと思うし、顔ぶれだけを見れば、そこそこ期待できる感じやなぁって思ったりしてね。

というわけで、そんな期待の(?)作品の感想は.....................?!

ストロベリーナイト   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:佐藤祐市

出演:竹内結子、西島秀俊、大沢たかお、小出恵介、宇梶剛士、渡辺いっけい、遠藤憲一、高嶋政宏、武田鉄矢、染谷将太、柴 俊夫、今井雅之、金子ノブアキ、田中哲司、三浦友和、鶴見辰吾、金子 賢、田中要次、津川雅彦、丸山隆平 

とあるマンションの一室で、暴力団員の男の他殺体が発見される。同様に暴力団員を狙った殺人事件が2件起こっており、警察は暴力団による権力闘争とみて、合同捜査本部を構えるのだが............ってな、テレビドラマの劇場版?!

謎のタレこみ情報と上層部が隠そうとする過去、事件の真相に迫ろうと必死の女刑事とその部下たちの奮闘を描くってなとこなんかな。

いやぁ~それにしても豪華な顔ぶれやよなぁ。ベテランから若手まで、若干1名、勘違いしたアイドル・タレントがいるようやけど.........そいつは脇に置いとくとして...........(苦笑)

ただ、いい役者が集まれば、傑作ができるかと言われると、残念ながら一概にはそうとは言えんところが、映画の難しさってやつなんやろか。だいたい、これだけムダな使い方してたら、せっかくの役者のウデも見せどころすらなしってね?!

TVドラマを観てない者がアレコレと言うのはアカンのかもしれんけど、これだけを映画作品として評価したとしたら、あまりにも穴だらけのストーリーにヒネリのない展開で、お気楽な主人公とその仲間たちが、“必死に頑張ってる体”で張り切ったところで、結局のところオイオイってツッコミ入れて終わりなんよ。

所詮は、ドラマのファンが楽しめれば、それで需要を満たしてるってことなんかもしれんけど、わざわざ“映画”にするようなシロモノやないと思うんよなぁ.........まぁ、どうでもエエんやけど(苦笑)

2013年9月12日 (木)

『エージェント・ハミルトン ~ベイルート救出大作戦~』

というわけで、続けて“ハミルトン”シリーズの第2弾をご紹介♪

実はこの“ハミルトンもの”は三部作になってるらしいんよね。3つめは、まだ作られてないみたいなんやけど、本国では人気になってるらしく、おそらく次も大丈夫.......かな?!

主演のミカエルくん情報でいうと、どうやらピーター・ジャクソンの“ホビット”の二作目と三作目に出演したらしく、もはや北欧だけやなく、世界的に認められる役者になりつつあるらしい。

というわけで、そんな彼が気合いを入れて暴れまわる作品の感想は.................?!(笑)

エージェント・ハミルトン ~ベイルート救出大作戦~ / Hamilton: Men Inte Om Det Galler Din Dotter   ★★★☆☆   (2012年)

監督:トビアス・ファルク

出演:ミカエル・パーシュブラント、サバ・ムバラク、スヴェン・アールストレム、フリーダ・ハルグレン、レンナルト・ユールストレム

テロリストによる要人暗殺を阻止したことで、逆に標的となり、親友の幼い娘が拉致される。子どもを救い出すため、仲間とともに困難なミッションに挑むことに........ってな、スウェーデンのスパイ・アクションの第2弾?!

今回も悲しみを背負った腕利き諜報員として、どこか哀愁を漂わせながら、主演のミカエルくんが、とっても渋~くキメてくれるんよ(笑)

でもって、話の方はというと、お決まりのイスラム系テロリストにSASにMI6、そしてCIAやらが絡んで、政治の裏側でうごめく闇を描きってな感じで、なかなか目が離せないスリリングさやったね?!

まぁ、ちょっとヤリすぎにも思えるんやけど、ムチャクチャ違和感があるほどではなく、コンパクトにテンポよく展開する流れは、むしろ悪くないんと違うかな。

北欧ってことで(?)生真面目さが前面に出てて、かなりクールな主人公は、007に比べると地味かもしれんけど、むしろそこが良心的やったりして。

三部作ということで、来年あたりに作られるって噂の第3弾も、それなりに期待できるかなぁ..........?!

『エージェント・ハミルトン ~祖国を愛した男~』

今日は、スウェーデンのスパイ・アクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、本国では大ヒットしたらしく、あの“ミレニアム”シリーズの製作スタッフが集まって作ったってのが、ちょっとしたウリになってるらしいんよね。

主役を務めるミカエル・パーシュブラントくんは、スザンネ・ビア監督の『未来を生きる君たちへ』で見事な演技をみせてくれた俳優さんで、スウェーデンでは、かなり売れっ子みたいなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

エージェント・ハミルトン ~祖国を愛した男~ / Hamilton - I Nationens Intresse   ★★★☆☆   (2012年)

監督:キャスリン・ウィンドフェルト

出演:ミカエル・パーシュブラント、サバ・ムバラク、ジェイソン・フレミング、ペルニラ・アウグスト、レイモンド・フィアロン、ケヴィン・マクナリー、グスタフ・ハマーステン、ペーター・アンデション

ロシアのマフィアに潜入し、中東での武器の密売を調査していたスウェーデンの秘密諜報員だったが、何者かが取引現場を襲撃し、ミサイルを強奪していった。そんな時、アフリカのソマリアで人質になった自国の技術者を救出する任務に同行するのだが........ってな、北欧発のスパイ・アクション?!

腕利きの諜報部員が、事件の裏側にある陰謀に迫りつつ、国家の危機と必死に闘うってな感じで、中東、アフリカ、スウェーデンと舞台を変えながら、なかなかスリリングな話を展開させてたね。

主人公のミカエルくんは、これまで少し地味な印象しかなかったんやけど、007ばりの活躍で、なかなかの存在感やった。

単にヒーローとして主役を描くんやなくて、心に深い傷を負ったひとりの男として、強さと並列で弱さを出してくるあたりに、主人公と共感しやすい雰囲気ができあがってるのかも。

ハリウッドのスパイものと比べると、金のかけ方やスケール感ってのが違ってくるんやけど、それでも、適度にコンパクトにまとまった作品は、クールでちょっと刺激的やったかな?!(笑)

2013年9月11日 (水)

『愛情は深い海の如く』

今日は、劇場未公開の作品ながら、賞レースでも少し注目された(らしい)イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ゴールデングローブ賞でレイチェル・ワイズが女優賞にノミネートされたのをはじめ、本国イギリスの映画賞やNY批評家協会賞なんかで女優賞や作品賞で評価されてたんやって。

もともとは50年代にヴィヴィアン・リー主演で映画化された戯曲を、リメイクしたってことらしいんやけど、いつもクールで知的な演技を見せてくれるレイチェル・ワイズが主役を演じるってことで、ちょっと期待してたんやけど.......ね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

愛情は深い海の如く / The Deep Blue Sea   ★★★☆☆   (2011年)

監督:テレンス・デイヴィス

出演:レイチェル・ワイズ、トム・ヒドルストン、サイモン・ラッセル・ビール、カール・ジョンソン、アン・ミッチェル、ジョリオン・コイ

別の男との浮気がばれて、夫に家を追い出され、恋人と暮らすことに。しかし、愛する男と幸せになるはずが.........ってな、男女の愛憎を描いた大人の恋愛ドラマ??

思うように愛されなくても、愛する男といるのが幸せか、愛はなくとも愛してくれる男といるのが幸せか、二人の男の間で、ハゲしく揺れる女心ってとこなんかな。

この作品のポイントは、なんといっても主演のレイチェル嬢やろなぁ。ちょっと幸薄い役柄を、苦悩の表情を浮かべながら熱演するあたりに、男心はググッときてまうわけやんか!?(笑)

そんな彼女の頑張りは認めるんやけど、これ、作品としての評価はというと、う~ん、正直ちょっとしんどかったね。ゆったりとした流れのなかで、心理描写をしっかりとってことなんやろうけど、出だしの分かりにくさもあってか、最後までどうにもノリきらんかった(苦笑)

ちょっとレトロな雰囲気の映像で、叙情的な演出は悪くないんやけど、あまりに間延びしすぎてるのか、辛さばかりが残ってもうたのが残念やった?!

2013年9月10日 (火)

『さよなら夏休み』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

なんか気がついたら夏も終わりかぁ........なんて思ってたときに、たまたまレンタル屋で見かけたのが、この作品やったんよね。もうこの年齢になると、“夏休み”ってのもさして関係はないんやけど、まぁ、季節ものってことで.........(笑)

キャスティング的には、文部科学省ご推奨の作品で、白竜がヤクザやるのか........なんて細かいツッコミを入れつつ、そこよりは中山 忍ってところが気になったりして。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

さよなら夏休み   ★★★☆☆   (2010年)

監督:小林 要

出演:緒形直人、立花美優、中山 忍、要 潤、古谷一行、夏木陽介、白竜、大場久美子、千阪健介、田村杏子

子どもの頃の知り合いが亡くなったと聞き、妻と子どもを連れて久しぶりに郡上八幡に戻ることにした男には、忘れられない夏の日の思い出があった...........ってなお話?!

義母に捨てられ、祖父の住む街で暮らすことになった少年は、担任の女教師に淡い感情を抱くのだが........ってなことで、ちょっと切ない夏の日の出来事を描いてるんよね。

どこかノスタルジックで、かつセンチメンタルな話は、ちょっとアリガチではあるんやけど、多少のヤリすぎ感を漂わせつつも、全体的にはボチボチな感じやったかな。

子どもがメインになる映画ってのは、どうしても演技の面での難しさってのがあって、まぁ、一生懸命にやってるのは分かるから、しょうがないんやけどね。

あと、この手の“ご当地映画”ってのは、地元のものを推したいってのは分かるんやけど、必要以上にそこにこだわってまうと、どうしても演出のバランスがなぁ.............(苦笑)

個人的には、ちょっと微妙なヒロインよりも、出番は少ないものの、相変わらずキュートな“中山家の妹”がツボやった。昔から、あの中途半端なアイドルくずれの姉よりも、演技にも真剣に取り組んでる妹の方が好きなんよね(笑)

というわけで、緒形くんのヤサグレ具合も悪くはないんやけど、どっちかというと“中山 忍エエなぁ”っていう印象が残った作品やったかなぁ.........?!

2013年9月 9日 (月)

『ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星』

今日は、劇場未公開の作品の中から“旅もの”をひとつ、ご紹介♪

主演のガエル・ガルシア・ベルナルといえば、メキシコ出身の俳優さんで、巷では“ラテンの貴公子”なんて呼ばれてたりして(?)、ラテン系の作品だけやなくて、ハリウッドでも“ポスト”アントニオ・バンデラスとして重宝されてるやんね。

若い頃は、その甘いマスクと、どこかヤンチャ坊主のようなハニカミ系の笑顔で、ブイブイ言わせてた(?)わけやけど、そんな彼も、気がつけばソコソコの年齢になってるんよなぁ。最近では監督業なんかにも進出し、いろいろと頑張ってるらしい。

そんな彼をフィーチャーした作品を作った監督さんは、ドキュメンタリー作品で注目され、この作品の前の初ドラマがカンヌやサンダンスで評価され、期待されてる女性監督なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星 / The Loneliest Planet   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジュリア・ロクテフ

出演:ハニー・フルステンベルク、ガエル・ガルシア・ベルナル、ビジナ・グジャビゼ

グルジアを旅行で訪れた婚約中のカップルは、ガイドを雇い、山間部を歩いて旅するのだが.........ってな、かなり地味目のロードムービー??

ラブラブのふたりと、あまり愛想のよくないガイド、豊かな自然の中を歩く3人だったが、道中のちょっとした出来事で、少しずつそれぞれの距離に変化があらわれ.........ってな感じで、旅の様子を追いながら、表情や行動で感情を表現したドラマなんよ。

相手を信じ、愛し合っていたはずが、ふとしたキッカケで芽生える疑念や不安で、楽しいはずの旅が重苦しくなる、そんな心の揺れを繊細に描写してってのは分かるんやけど、これが映画の作品として成立してるかという点で、う~ん、正直少し疑問を感じてもうたよ(苦笑)

美しい景色には目を見張るものがあるんやけど、そんな景色のスケールと不釣り合いなドラマに、これを敢えて“映画”として世に出す意味ってなんなんやろうって思ってもうたんよね。

男と女、互いに相手に何を期待し、望むのか、そんな視点で旅を眺めると、いろいろと思うところはあるんやけど、エンディングも含めて、なんかツカミどころのない、中途半端さだけが印象として残った作品やった.......?!(苦笑)

2013年9月 8日 (日)

『大統領の料理人』

今日は、この週末から劇場での公開が始まったフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なかなかの前評判みたいで、予告編も悪くない感じやったし、しかも主演がカトリーヌ・フロってことで、ちょっと期待してたんよ。

とりあえずフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では、そのカトリーヌおばちゃんが主演女優賞にノミネートされたってことらしく、彼女の特徴を活かした笑いと感動の物語が繰り広げられるんやろうって思ったんやけどなぁ...............。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

大統領の料理人 / Les Saveurs Du Palais   ★★★☆☆   (2012年)

監督:クリスチャン・ヴァンサン

出演:カトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソン、アルチュール・デュポン、イポリット・ジラルド、アリス・ホベール、ブリス・フルニエ、ジャン=マルク・ルロ

南極にあるフランスの研究基地を訪れたオーストラリアのジャーナリストは、そこでシェフとして働く女性料理人と出会う。周りの話では、彼女はかつて大統領の料理人をしていたというのだが........ってな、実話に基づいたお話やそうで?!

田舎町の料理人が、有名シェフの推薦により大統領の昼食を担当することになり、様々な偏見や困難にぶつかりながらも、オイシイ料理のために奮闘する様を追いながら、その人となりを描いてくってとこなんかな。

男社会の官邸の厨房で、相棒になったパティシエの青年と一緒に、孤軍奮闘するってところが話のポイントになるんやろうけど、う~ん、正直に言うと、ちょっと話に盛り上がりがなかったかな(苦笑)

パリと南極のどちらがメインかってところで、ちょっとブレが生じてもうて、その結果メリハリが付かんかったってとこなのかも。

主演のカトリーヌおばさんは、今回もそれなりに持ち前の存在感を発揮してはいるんやけど、彼女の良さであるコミカルな部分がイマイチ出てなくて、ちょっと残念やったね。

しかしながら、スクリーンに映し出される料理の方は、なるほど見事なもので、メシ時にこの作品を観ると、ちょっと胃をなだめるのが大変になるかも...............ね?!(笑)

2013年9月 7日 (土)

『マン・オブ・スティール』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アメコミ・ヒーローものをひとつ、ご紹介♪

この作品、予告編を映画館で目にして以来、ひとりで勝手に盛り上がってたんよ。なんたって、あのクリストファー・ノーランが製作&原案を担当してるってところがポイントで、しかも単なるアクションもので終わらない予感をさせる予告編の作りが秀逸やったと思う。

おかげで、公開が待ち遠しくて、最初の週末に駆け足で隣駅のシネコンに向かったってわけ(笑)

そんなこんなで、いよいよ始まる新たなスーパーマン伝説の幕開けのデキやいかに............?!

マン・オブ・スティール / Man Of Steel   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ザック・スナイダー

出演:ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ラッセル・クロウ、ミッキー・ローク、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、アイェレット・ゾラー、クリストファー・メローニ、アンチュ・トラウェ

滅亡する惑星から両親の手により脱出し、地球にたどり着いた赤ん坊は、やがて成長して大人に。人間とは違う能力を持った彼は、その力を隠しながら生きていたのだが..........ってな、スーパーマン誕生の物語?!

本当の自分が何者かも分からずに、深い悩みを抱えて生きてきた男と、そんな彼を探し出そうと必死の宇宙から来た男たち、人類の存亡をかけた戦いが始まる.......ってな感じで、派手なアクションが炸裂ってとこかな(笑)

ただ、この作品の良さって、アクションのパートよりも人間ドラマやと思うんよ。とてつもなく大きなものを背負った男の苦悩、それを父と子の関係で描いていく“くだり”が秀逸やった。

でもって、地球での父親を演じるケヴィン・コスナーが、久々の大作映画で脇役ながらエエ味出しとったなぁ。それに主役を務めるヘンリーくん、なかなかイメージにフィットしてる役者やったね。まぁ、またまたアメコミのヒーローをイギリス人俳優が演じるのをトヤカク言うひともいるかもしれんけど、合うんやからしゃぁないって!?(笑)

一方で、この作品のウリにしたいであろうアクションはというと、う~ん、ちょっと疑問に感じてもうたよ。確かに時折、斬新なカットがあったり、テンポよく迫力の映像で迫ってくるんやけど、ただ、なんやろ、“ヤリすぎ感”ってのがハンパなくてなぁ...........あれだけ“遠慮なく”暴れ回るというのも、どうなんやろって思ってもうた(苦笑)

結局のところ、アクション映画が得意なザック・スナイダーを監督に起用したことの良い面と悪い面が出てて、ドラマを重視したい者から言わせてもらえば、やっぱりクリストファー・ノーランが監督をやってたら.......って思ってまうんよなぁ........。

悪いデキではないんやけど、期待が大きかっただけに、ちょっと残念やったね?!

2013年9月 6日 (金)

『リトル・マエストラ』

今日は、旬(?)な若手の女優さんが主演の邦画をひとつ、ご紹介♪

主役を演じてる有村くんは、NHKの朝ドラで能年くんや橋本くんと共演して、どうやら人気になってるらしい...........“らしい”ってのは朝ドラを見てないんで、実は、まったくその辺りの実情を知らんのよね(苦笑)

ただ、先日、熱愛報道かなんかがあった際に、“そうなんや......”って遅ればせながら、“世間の流れ”を少し知ったってわけ。まぁ、個人的には『阪急電車 片道15分の奇跡』で、伊丹出身の娘が出てるんやぁ...........ぐらいやったんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

リトル・マエストラ   ★★★☆☆   (2012年)

監督:雑賀俊郎

出演:有村架純、釈 由美子、前田 吟、蟹江敬三、筒井真理子、篠井英介、上遠野太洸、松本利夫、小倉久寛

交通手段がバスしかない、“陸の孤島”の小さな港町には、町民たちで作った小さな楽団があった。かつて有名な指揮者に師事していたという楽団の指揮者が、出場を予定していたアマチュア・コンクールの直前に亡くなり、解散の危機に瀕したとき、その孫娘が天才指揮者だと聞いた町民は、彼女を後任として迎えるのだが........ってな、ほのぼのご当地ドラマ?!

救世主となるはずが、いろいろと問題が生じて、あれやこれやと.......ってなことで、まぁ、話の筋としては、だいたい想定できる範囲で進んで、最後はキレイに大団円ってな感じで、悪いドラマやないんやけどね。

ただ、う~ん、感動させたいのは分かるんやけど、それありきでコテコテにコネ回した話は、観てて引いてまうんよ(苦笑)

主演の有村くんは、拙いながらも初々しい演技で、時折見せる表情がなかなかナイスやったね。これが初主演映画.........かと思いきや、どっかで戦国時代にタイムスリップしてたらしいんやけど、いずれにしてもこれからってことで、とりあえずヨシと(笑)

というわけで、少し微妙ではあるんやけど、新人女優さんの青田買いと前田 吟のナイスなフォローを楽しむなら........アリかな?!

2013年9月 5日 (木)

『プレイ-獲物-』

今日は、フランスのサスペンス&アクションものをひとつ、ご紹介♪

いやぁ、なんかね、オリヴィエ・マルシャルを知って以来、『ラスト3デイズ ~すべて彼女のために~』『この愛のために撃て』のフレッド・カヴァイエや『預言者』のジャック・オーディアールなんかも含めて、フレンチなサスペンス系の作品がかなりお気に入りなんよ。

どれも役者がすばらしいのと、話の展開が見事で、しかも絶妙にドラマを組み込んできて、観てるといつのまにか夢中にさせられてるんよなぁ。

でもって、この作品のエリック・ヴァレットくんはというと、前作の『国家の密謀』でも、なかなかスケール感のある良質なサスペンスで楽しませてくれた監督さんで、過去に『着信アリ』をハリウッドでリメイクして失敗した(?)っていう苦い経験もあるらしいんやけど、今後が期待できるひとなんと違うかなぁって思うんよ。

ということで、そんな作品の感想は.......................?!

プレイ-獲物- / La Proie   ★★★★   (2011年)

監督:エリック・ヴァレット

出演:アルベール・デュポンテル、アリス・タグリオーニ、ステファーヌ・デバク、ナターシャ・レニエ、セルジ・ロペス、セルジュ・アザナヴィシウス、カテリーナ・ムリーノ

強盗で盗んだ金を隠したまま服役中の男は、同じ刑務所にいる共犯者から金の在りかを言うよう脅迫され、塀の外にいる妻と娘の身の危険を感じた彼は、同房にいて冤罪で出所する男を信用し、妻へのメッセージを託したのだが.......ってなクライム・サスペンス?!

愛する妻と娘を守るために立ち上がるオヤジ、そんな彼を追う女刑事、そして危険な男........実にスリリングでかつ緊迫感があって、秀逸なデキなんよ、これ。

犯罪者でありながら、家族思いで筋を通す、そんな静かに熱いオヤジを演じるデュポンテルくん、渋いよなぁ。そこに敏腕女刑事のタグリオーニくんが華を添え、怒涛の展開でグイグイと引っ張ってくれて、もう堪らんって(笑)

確かに目新しさという点では、それほどでもないんやけど、この“乗せ上手”な演出は、同じ系統の下手なハリウッド作品を観るよりも、遥かに楽しめると思うんやけどね?!

2013年9月 4日 (水)

『ヒドゥン・フェイス』

今日は、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、注目は出演してる女優さんなんよ........って勝手に言い切ってもうてもエエんかいなって気もするんやけど、いや、そうなんやろう.....(笑)

スペイン映画といいつつ、コロンビアとの合作で、そのコロンビア側から出てるのが、若手女優のマルティナ・ガルシアってひとで、彼女、フランス人女優のソフィー・マルソーに似てるってことで、“コロンビアのソフィー・マルソー”って言われてるらしいんよ。

なるほど、そう言われてみればっていう気もせんでもないんやけど、そんな彼女と一緒に注目されてるクララ・ラゴは、マドリッド出身の女優さんなんやけど、どうやら10歳頃からすでに子役としてこの世界にいるらしく、ヨーロッパで注目の若手女優って言われてるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ヒドゥン・フェイス / La Cara Oculta   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アンドレス・バイス

出演:マルティナ・ガルシア、キム・グティエレス、アレクサンドラ・スチュワルト、クララ・ラゴ

ビデオメッセージで別れを告げて姿を消した恋人を忘れられず、苦しんでいた人気指揮者の男は、バーで働くひとりの女性と知り合い、やがてふたりは恋に落ちるのだが.........ってなサスペンスもの?!

目の前にいる若くて美しい彼女への思いと、忘れることのできないもうひとつの愛、苦悩する男だったが、元カノの失踪にはある秘密が.......ってなことで、ちょこっとヒネリを加えた男と女の愛憎劇ってとこなんかな。まぁ、アリガチな展開ではあるんやけど.........(苦笑)

なんて言いつつ、この作品の“オシ”は美女ふたりなわけで、そういう意味では、男心をくすぐるには十分やったかもね(笑)

話の構成の妙と、女の情念のようなものが上手く描かれてるあたり、作品としては工夫されてるし、案外、悪くなかったかも.......過度の期待は禁物やけど?!

2013年9月 3日 (火)

『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるのが個性派俳優としてお馴染みの竹中直人なんよね。過去にも『サヨナラCOLOR』『山形スクリーム』なんて作品を作ってて、まぁ、これら最近の監督作が成功したとは、ちょっと言えないんやけど、演じるだけやなくて監督としても頑張ってるってとこなんかな。

実は、別の作品をレンタルした際に、予告編でこの作品を知って、別に“縛り”にってことやなくて、なんとなく作品の雰囲気に気になるものがあって、借りてみたわけなんやけど、ただ、いきなり“吉本興業”が前面に出てきてて、ものごっつい嫌な予感がすると思ったら..........やっぱりやった(苦笑)

というわけで、作品の感想は..........................?!

R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私   ★★★☆☆   (2012年)

監督:竹中直人

出演:平田 薫、綾部祐二、安藤政信、津田寛治、馬渕英俚可、松尾 諭、福士誠治、蛭子能収、杉本 彩、鈴木奈々

自分を縄で縛る、そんな“自縛”の世界をネット知った女子大生は、次第にのめり込んでいく。社会人になり、仕事のストレスから封印していた世界へと再び足を踏み入れた彼女だったが..........ってな、ちょっとアブない世界(?)を描いたドラマ?!

誰にも言えない密かな楽しみ、でもって、自分の欲望に向き合い体を縛ることで心を解放する、そんな話は、なかなか個性的やったね。

主演の平田くんは、エロくなりすぎず、それでいて何ともいえない凡庸さと魅力を併せ持った感じで、好感が持てたかな。それに加えて、中堅どころの津田くんが、今回もいい意味で“悪ノリ”してて、そのキレっぷりが見事やったよ(笑)

ただ、この作品、とっても残念なのが、吉本が作ってるってことで、わけの分からんキャスティングがされてるのがなぁ........勘違いした芸人のくだらない演技や、“映画出ちゃった”的な女性タレントの無意味な出演に、かなりドン引きさせられてまうところが、ちょっとね?!(苦笑)

まぁ、金の出所の意向には逆らえないってのは分かるんやけど、正直、出だしのパートは不要やったと思うんよ。後半がそれなりに楽しめただけに、ちょっと残念やった..........?!

2013年9月 2日 (月)

『ザ・インベーダー』

今日は、劇場未公開の作品の中から、ベルギー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を作ったニコラス・プロヴォストってひとは、これまで主にショート・フィルムを撮ってたらしく、これが監督として長編第1作目ってことになるみたいなんよ。

過去のショート・フィルムでは、サンダンス映画祭で賞を受賞したり、ベルリン国際映画祭では最優秀ショート・フィルム作品賞にノミネートされたりしたみたいで、世界的にも注目を集めてる若手監督ってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は............?!

ザ・インベーダー / L'envahisseur   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ニコラス・プロヴォスト

出演:イサカ・サワドゴ、ステファニア・ロッカ、ティボ・ヴァンデンボーレ、セルジュ・リアブキン、デュードネ・カンボンゴ

アフリカから密入国してきた男は、手引きした組織に、一緒に海を渡った病気の親友を殺され、他の移民と一緒に暮らしていた隠れ家を飛び出してホームレスに。そんな彼は、ひとりの白人女性にひと目惚れし、彼女の後を付けるのだが.........ってな、不法移民の男の葛藤を描いたドラマ?!

社会の底辺で利用され、使い捨てられ、それでも見知らぬ土地で生きながら人生に希望を探す、そんな男が夢見た理想の世界と現実ってやつなんかなぁ。

新たな場所で自分の居場所を見つけようとするんやけど、どんなに頑張ってもアウトサイダーでしかない、そんな虚しさとやり場のない怒りが静かに表現されたドラマやった。

主演のイサカくんがなかなか印象的な演技をみせてくれてて、その存在感がナイスやった。他の出演作でも好演してるみたい(残念ながら日本では未公開)で、アフリカ系の役者として、ちょっと注目かも。

オープニングを始め、いくつかの印象的でちょっと刺激的なシーンを挟みながら、もがき続ける男のミジメな姿を追いかけた作品は、なにか明確な答えがあるものではないんやけど、なんとなく切ない余韻が残る、そんな感じやったね?!

2013年9月 1日 (日)

『スター・トレック イントゥー・ダークネス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題作をひとつ、ご紹介♪

なかなかの人気やった前作『スター・トレック』から4年、ファン待望の第2弾の登場~ってとこなんかな。シネコンには、エンタープライズ号のユニフォームを揃いで着た“トレッキー”さんたちもいたりして、なかなかの盛り上がりやった(笑)

前作のときにも少し書いたんやけど、個人的にはスター・ウォーズ派やったんで、このシリーズには特に思い入れはないんやけど、前作もそれなりに楽しめたんで、少し期待してシネコンに向かったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

スター・トレック イントゥー・ダークネス / Star Trek Into Darkness   ★★★☆☆   (2013年)

監督:J・J・エイブラムス

出演:クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、ジョン・チョー、カール・アーバン、ベネディクト・カンバーバッチ、アリス・イヴ、ピーター・ウェラー、ブルース・グリーンウッド、アントン・イェルチン、ノエル・クラーク、クリス・ヘムズワース

何者かによって本部を襲撃された連邦軍は、クリンゴンが支配する惑星に逃げ込んだ犯人を追跡するため、エンタープライズ号を向かわせることに.......ってなSFアクションの新シリーズ第2弾?!

前作のメンバーが再登場し、若きクルーの宇宙での戦いを迫力の映像で........ってことなんやろうけど、なるほど監督さんが予告編でこだわりを熱く語ってるだけあって、映画館映えするビジュアルやったね。

ただ、それがイコール傑作になるかっていうと、スター・トレックそのものに思い入れがないせいなのか、そこまで作品としての“凄み”は感じられんのよなぁ(苦笑)

それでも、ひとつ言えることは、ベネディクト・カンバーバッチの存在感がハンパないってことかな。アクションでのキレもさることながら、ただ座ってるだけで、得体の知れない奥深さを感じさせて、なかなか見事な演技やった。

それと対照的に、主役のはずのクリスくんが、余りにも軽すぎて..........フッと口で吹くと飛んでいきそうな軽薄な演技に、思わず失笑してもうたよ(苦笑)

まぁ、“トレッキー”のみなさんから見てどう思うのかは分からんけど、主役がこのまま続投するようなら、ちょっとこのシリーズの限界が見えてまう、そんな作品やったかもね?!

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