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2013年9月27日 (金)

『凶悪』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、ベストセラーになったノンフィクションものらしく、実際に雑誌の編集部が死刑囚からの告発を基に、殺人事件の犯人を追いつめたってのをベースにしてるんやって。まぁ、原作本は未読ではあるんやけど.........。

それでも予告編を観たときから、なんや知らんけど、ただならぬ雰囲気が漂ってて、かなり気になってたもんやから、ちょっと期待してシネコンに向かったってわけ。

ということで、そんな作品の感想は...................?!

凶悪   ★★★★☆   (2013年)

監督:白石和彌

出演:山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、池脇千鶴、小林且弥、白川和子、米村亮太朗、斉藤 悠、村岡希美、吉村実子

殺人等の罪で死刑判決を受け、最高裁に上告中の受刑者の依頼を受け、話を聞きに行った雑誌の記者は、男から警察に話していない余罪が3件あり、その首謀者を追いつめるために記事を書いて欲しいと言われるのだが........ってなクライム・サスペンス?!

凶悪犯により断片的に語られる記憶、話を疑いながらも裏付けを行う主人公は、わずかな手がかりを頼りに、真実を見極めようと必死になるってなことで、なかなか重苦しいドラマが展開するんよね。

いやぁ、これ、ピエールくんとリリーおじさんの悪人ぶりがハンパないんよ。不敵な表情で暴れ回るふたりの演技は、かなり秀逸やった。そんでもって、主役の山田くんのいつも通りのクセモノな演技、上手いもんやよなぁ。そんな役者たちの張り詰めた演技を堪能できるって点が、このドラマの良さなんやろうって思うんよ。

ちょっと過激な描写は、ヘビー過ぎる感じもするんやけど、ただ、そんな極悪人と事件の解明にのめり込む男の狂気、そして間接的に話に絡む人たちの心のなかの闇、そんなものをさりげなく対比しながら、何が“凶悪”なのかを問いかけるドラマは、なかなか深いと思うんよね?!

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