« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »

2013年10月

2013年10月31日 (木)

『命をつなぐバイオリン』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、メジャーな映画賞での受賞歴はないんやけど、小さな映画祭なんかでいろいろと評価されたらしく、日本でもぴあの初日満足度ランキングなるもので、上位にランクされてたんやって。

この作品、ドイツ人の監督さんが、ナチスによるユダヤ人迫害を描いてるんやけど、この手の自国の過去を描いた作品が数多く、しかも質の高いものが次々と出てくるドイツの映画界ってのは、大したもんやなぁって思うんよ。

同じように戦争を経験したこの国では、同じ時代を描いても、どちらかというと違う方向を向いた作品が多いのは、国民性の違いなんかなぁ......................??

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

命をつなぐバイオリン / Wunderkinder   ★★★★   (2011年)

監督:マルクス・O・ローゼンミュラー

出演:エリン・コレフ、マティルダ・アダミック、イーモゲン・ブレル、カイ・ヴィージンガー、カテリーナ・フレミング、グドルン・ランドグレーベ、ジョン・フリードマン、ロルフ・カニース、ギデオン・ブルクハルト、ナタリア・アヴァロン

年老いた女性バイオリニストを訪れた老人が手渡した1枚の楽譜、それは子どもの頃の切ない友情の証しだった.......ってな、第二次大戦下のウクライナを舞台にした悲しみのドラマ?!

“神童”と呼ばれ、アメリカへの公演旅行も決まっていたバイオリニストの少年とピアニストの少女、そんな彼らに憧れ、友達になったドイツ人の少女。一緒に練習し、遊んでいた3人だったが、ドイツ軍によるロシア侵攻により、取り巻く状況は変わり.......ってなことで、子どもを主人公にしながら、戦争の悲劇を描いてるんよね。

音楽が好きで、友情を深める子どもたち、しかし、大人が始めた戦争により、その純粋な友情も容赦なく傷つけられる、なんともやり切れんよなぁ。「なんでこんなことに.....」そんなセリフが胸に突き刺さるんよね。

人種や宗教で憎しみ合い、傷つけあう、そんなことの虚しさを訴えるドラマは、切ない音楽の調べにのって、心に響くんよなぁ............?!

2013年10月30日 (水)

『フリーランサー NY捜査線』

今日は、悪徳警官を描いたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、別の作品のDVD予告で目にして、デ・ニーロとウィッテカーくんが共演してるっていうんで、ちょっと気になってもうたんよ。

といいつつ、ドラマの主役は彼らではなく、以前にも紹介した気がするんやけど、人気白人ラッパーのEMINEMのお友だち、50 Centって名前で歌ってるカーティス・ジャクソンが製作と主演を務めてるんよね。

最近は、毎年のように作品に出演してるみたいやし、音楽以上に演技に夢中ってことなんかな。個人的には、それよりも新譜

フリーランサー NY捜査線 / Freelancers   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ジェシー・テレロ

出演:カーティス・“50 Cent”・ジャクソン、ロバート・デ・ニーロ、フォレスト・ウィッテカー、ライアン・オナン、アナべル・アコスタ、マルコム・グッドウィン、ダナ・デラニー、マイケル・マグレイディ

かつてストリートでワルさをしていた仲間2人と一緒に警察官になった男は、同じく警官だった父のようになろうと高い志を胸に抱いていたが、そんな父の元相棒だった男に誘われるまま、次第に悪の道に.......ってな犯罪ドラマ?!

麻薬取引や没収した金の横領に手を染めた汚職警官に、人種差別、白人社会への憤り、市民の安全を守るはずの警察組織の闇を映しながら、そんなかで苦闘する男を描くってとこなんかな。

デ・ニーロおじさんにウィッテカーくんと、芸達者なベテランふたりの“ワルぶり”はさすがやったね。そんな彼らと張り合う主役のカーティスくんは、本業の音楽ならまだしも、演技となるとやっぱり“格”がなぁ........(苦笑)

いろいろと深く考えなければ、それなりに楽しめなくもないんやけど、取ってつけたような恋愛エピソードも含め、ちょっと安っぽさは感じてまうかなぁ...............?!

2013年10月29日 (火)

『うそつきパラドクス』

今日は、ちょっとクダラナイ(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、男性マンガ雑誌に連載されてた人気の作品(?)を映画化したってことらしい。まぁ、最近はまったくマンガは読まないんで、よう知らんのやけどね。

セイユーにヨーカドーが恋をして、そこにマルエツが横やりを入れて.......って別に大手スーパーの合併がネタになってるわけやなく、キャラの名前からして個性的な妄想系ラブ・コメディってとこなんかな(笑)

というわけで、とりあえず感想を..........................?!

うそつきパラドクス   ★★★☆☆   (2013年)

監督:吉田浩太

出演:本山なみ、真山明大、戸田れい、階戸瑠李、青野未来、ジェントル、関 寛之

同期入社のカワイイ彼女には、遠距離恋愛をしている彼が名古屋にいる。それでも何とか近づこうと、残業で一緒に残ったときに、普段は会えない彼の“代用品”として、付きあって欲しいとダメもとで頼むのだが.......ってな、エロ恋愛ドラマ?!

肉体関係はなしで、本気になったやめる、そんな条件で始まった“疑似恋愛”の関係だったが、男の方の好きな気持ちは抑えきれず、やがて彼女の気持ちにも変化が......ってなことで、男と女の微妙な距離感を、ちょっと変わった設定で描くってとこなんやろね。

出てる役者の演技もホドホドで、深夜ドラマの延長のような作品なんやけど、とりあえずエロに対する気合いはスゴイかも。普通のこの手の作品で、あそこまでベッドシーンにこだわるのは珍しいよなぁ..........まさに“エロまっしぐら”!?(笑)

会えない寂しさを紛らすための、心の隙間を埋める関係、遠距離恋愛の彼の立場になったら堪らんけど、まぁ、分からんでもないってところに話の巧さがあるのかも?!

それにしても、こんなキレイどころの揃ったオフィス、たまらんなぁ...........あと、どうでもエエんやけど主人公の彼のレンズなしダテ眼鏡、寝るときも掛けたままなんや..............(笑)

2013年10月28日 (月)

『友よ、裏切りの街に眠れ』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、大好きなオリヴィエ・マルシャル監督が主役を務めてるってことで、気になって思わず手に取ってもうたんよ。DVDのパッケージには“フレンチ・ノワールの巨匠”とまで書かれてて、彼の作品をオシ続けてきたファンとしては、ちょっと嬉しかったりしてね(笑)

まぁ、監督せずに役者として参加ってことで、その点は多少の不安を感じたりもしたんやけど、きっと監督さんをいい方向に導いてくれてると信じてレンタルした作品の感想は..............?!

友よ、裏切りの街に眠れ / Un P'tit Gars De Menilmontant   ★★★☆☆   (2013年)

監督:アラン・ミニアー

出演:オリヴィエ・マルシャル、スメイン、キャサリン・マルシャル

強盗殺人の罪で15年の刑に服した男は、刑期を終え、故郷の街に帰ってきた。かつて愛した女は、別の男と結婚し、彼女には14歳になる息子がいたのだが.........ってな、クライム・アクションもの?!

すっかり変わってしまった街の様子に戸惑いながらも、かつての相棒と再会し、人生をやり直そうとするが、平穏な日々は続かず........ってなことで、マルシャルくんが“ヤサグレた”男を、ちょっと哀愁を漂わせながら演じてるんよ。

ひとりの男をドラマの中心に置きながら、そこから絡み合う人間関係を描くってなドラマは、それなりに楽しめる内容にはなってたかな。

ただ、ちょっと最後が中途半端になってるような気がして、個人的にはスッキリせんものが残ってもうた感じやった。

しかし........マルシャルくんが絡む作品は、なんでこんな邦題が付いてまうんやろなぁ。自分の乏しいフランス語の知識では、パリ20区にある“メニルモンタン”って地区の少年、ってのが原題の意味やと思うんやけど、“裏切りの街”ってのがそもそも内容からはピンとこない上に、友やないひとはバンバンと“眠っていく”ものの、主人公の“友”は眠らない話でこのタイトルはちょっとなぁ.......って思うんやけどね?!(苦笑)

2013年10月27日 (日)

『地獄でなぜ悪い』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、もう最近、すっかり“園 子温中毒”になってる気がして、新作が出るたびに心が躍るんよなぁ.......なんて。何かの記事で、監督さんが、人気タレントを使う日本映画の行く末を案じてるってのを見て、ホンマにそうやよなぁって共感したんよ。本物の役者を使った真剣勝負、それが観れる監督さんの作品は、今の日本映画のなかでは、抜群の存在感やと思うんよね。

そんな監督さんの新作は、20年前に書き下ろした脚本がベースになってるらしく、映画小僧だった頃の自身のエピソードが盛り込まれてるとか......。

これまでの作品からすると、ここまでコメディよりなのは珍しく、そんなちょっと異色なドラマの感想は......................?!

地獄でなぜ悪い   ★★★★   (2013年)

監督:園 子温

出演:國村 隼、堤 真一、二階堂ふみ、長谷川博己、星野 源、渡辺 哲、友近、板尾創路、永岡 佑、神楽坂 恵、でんでん、ミッキー・カーチス、江波杏子、成海璃子

自分を守るために刑務所に入った最愛の妻を喜ばせるため、娘を主演にした映画を作ることにしたヤクザの組長、勘違いから映画監督に仕立て上げられた冴えない青年、そして行きがかり上、撮影をすることになった映画を愛するアマチュア映画製作グループ、抗争相手への殴り込みを作品にしようとするのだが.........ってなバイオレンス・コメディ?!

すっとぼけたオープニングから、ヤクザ映画をネタにしつつ、映画作りと掛け合わせて、シュールに笑いを誘う、このヒネクレ具合は、いかにも園監督らしいやんか(笑)

セリフの端々に、あの多作で有名な監督さんやら、その他諸々の日本映画の監督さんに対する“メッセージ”が込められてるようで、思わずニヤリとさせられてもうたよ。

この作品、確かに悪ふざけの延長のような内容なんやけど、なんといっても役者がエエよね。國村おじさんの抜群の存在感と堤くんのお茶目な弾け具合、それにヒロイン役の二階堂くんの危ない感じのキュートさ、そこに長谷川くんや星野くん、お馴染みの渡辺 哲さんやでんでんがスパイスを効かせ、楽しませてくれるんよ。

シュールでドぎつく、ぶっ飛んだ“園”流のコメディは、とことんアクが強く、濃厚な味わいやったね........まぁ、確実に味の好みは分かれると思うんやけど........?!(笑)

2013年10月26日 (土)

『トランス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ダニー・ボイル監督の新作を、ご紹介♪

ダニー・ボイルといえば、かつてレオナルド・ディカプリオ主演の『ビーチ』で大失敗したことなんて、もはや忘れ去られ、『スラムドッグ$ミリオネア』でのアカデミー賞監督賞の受賞や、その次のジェームズ・ブランコ主演の『127時間』なんかで、すっかりメジャーな映画監督のひとりになった感じやね(笑)

個人的には、イギリスで遊んでた頃に、たまたま映画館で目にした初期の『シャロウ・グレイブ』での出会いのインパクトが大きくて、ハリウッドで大活躍ってのは少し違和感があったりして。

まぁ、監督さんの新作に期待する気持ちに変わりはなく、そんなこんなで初日に乗り込んで鑑賞した作品の感想は........................?!

トランス / Trance   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ダニー・ボイル

出演:ジェームズ・マカヴォイ、ヴァンサン・カッセル、ロザリオ・ドーソン、マット・クロス、ダニー・スパーニ、サイモン・クンツ、タペンス・ミドルトン

ゴヤの描いた名画が強盗に狙われ、盗まれてしまう。しかし、犯行にかかわったオークション会社の男は、グループのリーダーに絵を渡さず、どこかに隠したものの、頭を打ったショックで場所を思い出せなくなってしまう。そこで、犯人グループは、催眠療法により記憶を引き出そうと、ひとりの女医に治療を依頼するのだが.........ってな、消えた絵画をめぐる争奪戦を描くサスペンスもの?!

いやぁ~、出だしからクールな感じで、小気味よく展開するあたり、“ダニー・ボイル節”全開やったね。

この作品、現実の世界と頭の中の世界がめまぐるしく交錯する話なだけに、ちょっと分かりにくさがあって、あまり万人受けするようなものではないのかもしれんなぁ。

ただ、監督さんの初期の『シャロウ・グレイブ』を彷彿とさせるヒネリ具合や、『トレインスポッティング』ばりの弾け加減は、バージョンアップした原点回帰のようで、ワクワクしてもうたよ(笑)

主演の3人も、それぞれクセのある演技を見せてくれてて、個人的には、十分楽しめる作品やったかな!?

2013年10月25日 (金)

『飛べ!ダコタ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、実話を基にしてるらしいんやけど、実際に佐渡に不時着したイギリス兵の息子さんが、父親が体験した話を聞き、そしてもう一度佐渡に行きたいと言って亡くなった思いをもって、来日したってのをキッカケに、こうして作品になったんやって。

なんか予告編を観たときは、ベタな感じのご当地映画かなぁって思ったりもしたんやけど、ベースになってる話がエエのか、ちょっと地味目(?)な出演陣の頑張りもあってか、なかなかのお値打ちものに仕上がってたね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

飛べ!ダコタ   ★★★★   (2013年)

監督:油谷誠至

出演:比嘉愛未、窪田正孝、柄本 明、ベンガル、芳本美代子、洞口依子、螢 雪次朗、マーク・チネリー、ディーン・ニューコム、中村久美、綾田俊樹

終戦から半年ほど経った頃の佐渡島の漁村に、イギリス兵の乗った飛行機がエンジントラブルで不時着する。かつての敵国の飛来に戸惑う村民だったが、困ったひとを助けるべきだとして、イギリス兵を温かく迎えることに.........ってな、実際にあった話を基にしたドラマ?!

混乱した時代に起こった“事件”、言葉も思うように通じない異国の人の登場に、人々は困惑するが、誠意をもって付きあううちに、言葉の壁を越えて、気持ちと気持ちが通じ合う、そんな様を描いてるんよね。

でもって、このドラマが秀逸なところは、単に国際交流で仲良くなってバンザイってな話にせず、戦後間もないという時代背景を踏まえ、田舎の人々の複雑な心境を反映し、戦争の無益さ、もたらされる悲しみの大きさを丁寧に盛り込んでるところかな。

主演の比嘉くんが、なんか爽やかで、魅力的な演技を見せてくれてるし、それを脇で渋いベテランが落ち着かせてて、キャスティングのバランスも良かったね。

まぁ、ベタな話と言われれば、その通りではあるんやけど、小さな村で起こった“奇跡”のドラマは、素直に感動できる、そんな一品やった!?

2013年10月24日 (木)

『あの日 あの時 愛の記憶』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

これ、実はあのアウシュヴィッツから一緒に脱出した恋人同士の男女が、その後、生き別れになり、39年後に再会したっていう実話を基に、作られてるんやって。

そんなドラマで主演を演じるアリス・ドワイヤーって女優さんは、11歳のときに子役として映画に主演し、その後、様々な作品に出演しながら、今ではドイツ期待の若手女優ってことらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

あの日 あの時 愛の記憶 / Die Verlorene Zeit   ★★★★   (2011年)

監督:アンナ・ジャスティス

出演:アリス・ドワイヤー、マテウス・ダミエッキ、ダグマー・マンツェル、レヒ・マツキェヴィッチュ、デヴィッド・ラッシュ、スザンヌ・ロタール、フロリアン・ルーカス、ヨアンナ・クーリグ、アドリアン・トポル

ポーランドの強制収容所で恋に落ちたふたり、過酷な状況のなかで、人目を忍んで支え合っていたが、脱走を決意していた彼は、決死の覚悟で彼女を連れ出し、逃げることに成功するのだが.........ってな、実話を基に作られた愛のドラマ?!

政治犯の彼とユダヤ人の彼女、永遠の愛を誓い合いながらも、時代はそれを許さず、やがて生き別れたふたりは、互いに相手が死んだと思い......ってな感じで、なかなか切ない話が展開するんよ。

この作品、前半の緊張感と、中盤から後半の人間ドラマ、そして最後の胸を締めつける想いってので、なかなか上手いバランスで話が構成されてるんよね。

かつて心から愛した人、そして決して忘れることのできない気持ち、歴史にのまれながらも残り続ける胸に秘めた想いってのが、なんや“じんわり”と伝わってくるんよなぁ。

どちらかというと抑え気味の演出で、それほど派手さはないんやけど、良質な愛の物語に少し心揺さぶられてもうたかな!?

2013年10月23日 (水)

『わたしたちの宣戦布告』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと普通と違うのは、主演の女優ヴァレリーくんが、監督と脚本も担当しており、相手役のジェレミーくんも脚本に携わり、実生活でもパートナーだった彼らの体験した実話を自らの手で映画化してるってことなんよ。

フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では、作品賞に監督賞、脚本賞に主演女優賞と、主要部門でもノミネートされ、その他いくすかの賞を受賞したり、ノミネートされたりしたものなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

わたしたちの宣戦布告 / La Guerre Est Declaree   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ヴァレリー・ドンゼッリ

出演:ヴァレリー・ドンゼッリ、ジェレミー・エルカイム、ブリジット・シィ、ミシェール・モレッティ、エリナ・レーヴェンソン、バスティアン・ブイヨン、アンヌ・ル・ニ

クラブで知り合い、恋に落ちた若いふたりは、やがて結婚し、ふたりの間には息子が誕生し、幸せな日々が続く。そんなある日、子どもの体に異常を感じ、病院で診察を受けたところ、脳に腫瘍が見つかり........ってな、主演のふたりが実際に体験したことを映画化したドラマ?!

子どもの病気ですべてが変わってしまっう、そんなふたりの日常、辛いなかでも希望を失わず、手を取り合って頑張る夫婦の奮闘ぶりを描くってね。

いわゆる“難病もの”なわけで、お涙頂戴のお決まりの路線でくるかと思いきや、ジメっとすることなく、カラっと軽妙に攻めてるところが新鮮やったかな。

まぁ表現の仕方や見せ方でいうと、本業が女優さんだけに、少し未熟さがあって、素人感が拭えないんやけど、それでも実際の体験を通して感じたことや思いが表現されてるってのが良かったんやろなぁ。

泣けるような演出はなくとも、困難に負けないという強いメッセージは、子どもへの愛情と夫婦の絆を感じさせてくれて、それなりに共感できる内容に仕上がってたね!?

2013年10月22日 (火)

『デッド寿司』

今日は、ドストレートな邦画のB級アクションをひとつ、ご紹介♪

井口監督といえば、このブログでもこれまで何度か取り上げてきた、日本を代表する(?させてみる??)“B級映画の巨匠”なわけよ。『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』そして最近のものでは『電人ザボーガー』等、徹底的にチープさにこだわった、ノリ重視のB級映画を作らせたら、この人の右に出る者はおらんと思うんよ?!

そんな監督さんが、『ハイキック・ガール』『KG カラテガール』で個人的に勝手に注目してる“黒帯ガール”こと武田くんを主演に迎え、“ゲイシャ”の次は“スシ”やろってなことで、観る前からベタさ加減がハンパない作品を作ったとなれば、そりゃチェックせんわけにはイカンでしょってね(苦笑)

ちなみに、そんな井口監督の次作は、どうやら来年の1月末に公開予定らしく、なんと大槻ケンジ原作、中川翔子主演、“黒帯ガール”共演で、『ヌイグルマーZ』なる、これまたB級感たっぷりなものになるらしい。

というわけで、スシ&アクションの作品の感想は.................?!

デッド寿司 / Dead Sushi   ★★★☆☆   (2012年)

監督:井口 昇

出演:武田梨奈、松崎しげる、須賀貴匡、津田寛治、亜紗美、仁科 貴、村田 唯、島津健太郎、手塚とおる

寿司職人である父の元で修行をしてきたが、自分の握る寿司に限界を感じ、家を飛び出した少女は、とある温泉宿で仲居として働くことになったのだが.........ってな、コメディ&ホラーな作品?!

死んでネタになった魚たちが凶暴化して生き返り、空を飛びながら次々と人間を襲う.......この斬新な発想..........さすが“B級映画の巨匠”井口 昇、またしてもやりやがった......!?(笑)

とことんアホな設定のなか、究極にチープな映像で血が飛び散り、生首が舞う、そんでもって適度(?)にエロとグロを織り込みながら、やりたい放題で大騒ぎ、こんな作品を作れるのは井口くんしかおらんよなぁ.......。

こだわりの(?)キャスティングでは、“黒帯ガール”の武田くんがキレのあるアクションを見せつつ、色黒の肌に真っ白な歯が目に鮮やかな松崎くんが濃い味を出し、少し仕事を選んだほうが.......って思わず心配になるくらいに津田くんが弾けまくる、ある意味、奇跡のコラボレーションってか!?

とことんアホ路線を突っ走りながら、成功してるかどうかは別にして、とりあえず感動を盛り込み、勢いで勝負する、この潔いB級っぷりは、個人的にはアリかなぁってね。まぁ、敢えておススメはせんのやけど(笑)

2013年10月21日 (月)

『ノーベル殺人事件』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スウェーデンの映画をひとつ、ご紹介♪

スウェーデンで作られたサスペンスというと、最近はすっかり「“ミレニアム ドラゴンタトゥーの女”と同じ○○が......」ってな感じで、ウリ文句がつくのが、ヒネクレ者の自分には、どうにもシックリとこないんよ。

この作品もご多分にもれず、“スタッフが集結”ってなってるんやけど、ちょこっと調べた限りでは、製作会社が同じなのと、撮影してるひとが同じってことぐらいらしい。まぁ、確かに“スタッフ”って言葉でくくれなくもないんやろうけど...................(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は...............................?!

ノーベル殺人事件 / Nobels Testamente   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ピーター・フリント

出演:マリン・クレピン、ビョルン・カイェルマン、カイサ・エルンスト、レイフ・アンドレ―、エリック・ヨハンソン、ペール・グラフマン

ノーベル賞の授賞者を集めた晩餐会の後の社交パーティーで、謎の女が銃を発砲し、犠牲者が出る。偶然その場に居合わせ、犯人を目撃した女性ジャーナリストは、事件の背景を探り、真相を突き止めようとするのだが................ってな、スウェーデンのサスペンス!?

犯人は誰で、何のためにやったのか、わずかな手がかりから、徐々に真相に迫っていき.......ってな感じで、なかなかスリリングなドラマが展開するんよね。

特別スゴイっていう話でもないんやけど、ノーベル賞っていう誰もが知ってる栄誉の裏側で繰り広げられる闇の部分をテーマに、上手くまとまってると思うんよ。

ちょっとベッピンな主役の女優さんも含め、それぞれの役者も悪くない演技をみせてくれて、全体的に丁寧に作られてる感じやったよ。まぁ、欲を言えば、もう少し感情に訴えるものがあればという気もせんでもないんやけど、それでもサスペンス・ドラマとしては、十分に及第点をあげられるんと違うかな?!

2013年10月20日 (日)

『ランナウェイ/逃亡者』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ロバート・レッドフォードが監督、製作、主演で、前作の『声をかくす人』が監督と製作だけで、出演してなかっただけに、自らがスクリーンに登場するのは久しぶりなんよなぁ。

さすがに70代後半にもなると、見た目は年齢を感じさせられるんやけど、クリント・イーストウッドと同様に、いつまでも頑張って欲しいなぁって思うんよね。

ちなみに、来年公開予定のキャプテン・アメリカの最新作に出演してるらしく、その他にも、監督&主演でロードムービーの企画があるんやって。

というわけで、そんな新作の感想は.................?!

ランナウェイ/逃亡者 / The Company You Keep   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ロバート・レッドフォード

出演:ロバート・レッドフォード、サム・エリオット、スーザン・サランドン、テレンス・ハワード、シャイア・ラブーフ、スタンリー・トゥッチ、リチャード・ジェンキンス、アナ・ケンドリック、ジュリー・クリスティ、ブレンダン・グリーソン、ニック・ノルティ、クリス・クーパー、ジャッキー・エヴァンコ、ブリット・マーリング

かつてヴェトナム反戦運動が盛んな頃に、“ウェザーマン”と呼ばれた過激なグループがいた。30年前に銀行を襲撃し、警備員を殺害したことで、FBIの指名手配を受けていた彼らの仲間のひとりが、FBIに逮捕され、別人として暮らしていた男は、ある決断をするのだが........ってなサスペンス?!

捜査の網をかいくぐり、別のメンバーの行方を探す男、そんな彼の存在に気づき、足取りを追いかける野心的な若いジャーナリスト、過去に隠された真実とは........ってな感じで、なかなか緊張感のあるドラマが展開しとったね。

御大レッドフォードが監督・主演となると、集まってくるキャストが渋いんよ。実力のある役者が短い時間でも存在感を発揮すると、それなりに締まった作品になるもんやね。

正直に言うと、さすがに80歳に近づいてきたレッドフォードの走る姿は、観てて心配になるし、役柄としても、せめて後10歳若ければ、っていう印象はあるんやけど、それでも過去を背負い、娘を想う、そんなかつての革命家を、どこか悲哀を込めて演じるところは、さすがやなぁって思うんよ。

それにしても.........セリフにも“逃げてるんやない”って言ってるのに、そんな内容を無視して“逃亡者”になってまうこの邦題、よっぽど考えた上でのことなんやろね??(苦笑)

2013年10月19日 (土)

『死霊館』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ちょっと怖いホラーものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるのが、『ソウ』シリーズの1作目を世に送り出した、マレーシア出身のジェームズ・ワンなんよ。主演のパトリック・ウィルソンとは、前作でもタッグを組んでたらしく、気心の知れた役者を使い極上のホラーを、ってね?!

もうひとりの主演のヴェラ・ファーミガと言えば、あの傑作『エスター』でも、散々エライ目にあってたわけやけど、この作品でもちょっと大変やったなぁ.........(笑)

というわけで、またまたホラー・マニアのひとから、“この程度の恐怖を絶賛するとは........”ってツッコミを入れられそうやけど、マニアやない者から言わせると、よくデキたホラーやと思うんやけどね?!

死霊館 / The Conjuring   ★★★★   (2013年)

監督:ジェームズ・ワン

出演:ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、リリ・テイラー、ロン・リヴィングストン、シャンリー・キャズウェル、ジョーイ・キング、ヘイリー・マクファーランド、シャノン・クック、ジョン・ブラザートン、マッケンジー・フォイ、カイラ・ディーヴァ―

超常現象を研究し、様々なケースを解決してきた夫婦のもとに、ある一家から助けを求める依頼が舞い込むのだが........ってな、実話に基づいた恐怖体験を描くホラー作品?!

林の中に立つ少し古びた一軒家に越してきた7人家族。幸せな新生活が始まるはずが、その家は何かがオカシく.........ってなことで、次々と家族に襲いかかる恐怖と、そんな彼らを助けようと奮闘する夫婦の物語ってね。

いやぁ~、もう完全にやられてもうたよ。途中、何度もゾクゾクしてもうて、気づいたら腕には“サブイボ”が.........(笑)

いやね、手法としては実にオーソドックスで、何か特別な手法をとってるとか、驚愕の結末があるってわけやないんやけど、そのシンプルな演出が、この“チキン”なオヤジのノミの心臓を適度に刺激するわけよ。

単に観る側の恐怖心を煽るために、ひたすら血生臭いシーンをテンコ盛りするような“チープなホラー”にすることなく、映像や音を効果的に使いつつ、巧みに迫ってくるあたりも好印象やったかな。

しかしなぁ..........これが実話やって言われてまうと、ちょっと怖くて眠られへんようになってくるわ.........うっ、サブ?!(苦笑)

2013年10月18日 (金)

『メモリーズ・コーナー』

今日は邦画をひとつ.......といいたいところなんやけど、この作品、日本が舞台で日本の役者が多く出てくるんやけど、実はフランス映画なんよなぁ?!

でもって、主演は先日紹介した『タイピスト!』で主役を務めてたデボラ・フランソワって女優さんで、その彼女に日本のイケメン俳優(?)の西島くんと阿部ちゃんが絡むってのが注目なんかな。

これ、阪神淡路大震災を題材に、震災のその後を取り上げた内容なんやけど、まぁ、その後の東日本大震災もあって仕方ないんやろうけど、こういう作品が日本人やなくてフランス人の手によって作られてるってのが、ちょっと残念な気もせんでもないよなぁ........って思う。

なにはともあれ、そんな作品の感想は..............................?!

メモリーズ・コーナー / Memories Corner   ★★★☆☆   (2011年)

監督:オドレイ・フーシェ

出演:デボラ・フランソワ、西島秀俊、阿部 寛、塩見三省、國村 隼、フランソワ・パピノ、倍賞美津子

阪神淡路大震災の追悼イベントを取材するために神戸にやって来たフランス人女性ジャーナリストは、被災者から当時の体験談を聞くために、元記者の男を訪ねるのだが..........ってなドラマ?!

“あの日”から時間は経過したものの、未だに癒えることのない心の傷を抱えて生きている人たちがいる、そんなことを少し異質な設定で捉えようってことなんかな。

これ、フランス映画なんやけど、日本人キャストのチョイスがエエんよね。西島くんと阿部ちゃんの存在感は言わずと知れたってな感じなんやけど、それに塩見くんや國村くんという渋いところがチョコッと顔を出して、アクセントを付けてるあたり、なかなか見る目あるよなぁ(笑)

作品としての評価はというと、てっきり“悲しみを乗り越える”的な感動をウリにした作りなのかと思ってたら、どちらかと言うと静かなドラマが展開するもんやから、少し意外な印象やったね。

そんなわけで、全体としては拍子抜けした感じもするんやけど、逆に地味ではあるものの良心的なドラマってことなんかも、なんて思ったりして.........?!

2013年10月17日 (木)

『ザ・チャンプ 伝説のファイター』

今日は、おそらく未公開であろう、ちょっと小粒な作品をひとつ、ご紹介♪

マイナーな作品ではあるものの、それなりに見どころはあるわけで、主演のサミュエル・L・ジャクソンはモーガン・フリーマンと並ぶ、黒人俳優の大ベテランやし、スポーツ記者を演じるジョシュ・ハートネットは、実はもともとアメフトのプロ選手になるのが夢やったんやけど、ケガして引退したとか。

マニアックなところでは、子役として出演してるダコタくんは、ヒュー・ジャックマンの息子を演じた『リアル・スティール』で絶賛され、あのスピルバーグに才能を認められたらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ザ・チャンプ 伝説のファイター / Resurrecting the Champ   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ロッド・ルーリー

出演:サミュエル・L・ジャクソン、ジョシュ・ハートネット、キャスリン・モリス、レイチェル・ニコルズ、アラン・アルダ、ダコタ・ゴヨ、デヴィッド・ペイマー、ハリー・レニックス

新聞社でスポーツ担当をしている男は、自分の書いた記事が上司に認められず、焦っていた。そんな時に、偶然助けた黒人のホームレスが、自分は有名なボクサーだったと語るのを聞き、記事にしようとするのだが........ってな、実際に書かれた記事を基にしたドラマ?!

ひとりの“うらぶれた”元ボクサーの栄光と挫折を追いながら、父と息子の関係を描いてる話は、派手さはまったくないんやけど、それでもなかなかの味わいやった。

そんなドラマを支えるのは、やっぱり名優サミュエルおじさんの悲哀に満ちた演技なわけで、難しい役どころを飄々と演じてみせるあたりがオツやなぁって思うんよ?!

ジャーナリストとして真実を追い求めながら、父親として、夫として、大切なものを見つけ出す、ちょっと小粒なデキではあるんやけど、胸にグッとくる話は、悪くはなかったね!?

2013年10月16日 (水)

『愛とセックスとセレブリティ』

今日は、ちょっとナンパな恋愛もの(?)をひとつ、ご紹介♪

“ナンパもの”の主役を演じてるのがアシュトン・カッチャーってことで、あのデミ・ムーアと歳の差婚で5年ちょっと夫婦となり、数年前に浮気が原因だかなんだかで別れたのを思い出し、“なんや地で演じてんのか”ってツッコミを入れてもたりして(笑)

そんな作品を監督してるのは、デヴィッド・マッケンジーってスコットランド出身のひとで、これまでいくつかの作品を観た印象としては、ユアン・マクレガー主演の『パーフェクト・センス』は案外楽しめたんやけど、初期の作品は、ちょっとキワもの臭が強すぎて、個人的にはNGやったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

愛とセックスとセレブリティ / Spread   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:デヴィッド・マッケンジー

出演:アシュトン・カッチャー、アン・ヘッシュ、セバスチャン・スタン、マルガリータ・レヴィエヴァ、レイチェル・ブランチャード、ソーニャ・ロックウェル、マリア・コンチータ・アロンゾ、アシュレイ・ジョンソン

仕事もせずに、ナンパした相手の家に転がりこんで暮らしている男は、ある日、ウェイトレスをするひとりの女性と出会い、恋をするのだが、冷たくあしらわれ.......ってな恋愛ドラマ?!

整った容姿を武器に、世の中を適当に渡って来たイケメンの男が、初めて本気で惚れた女。しかし、いつものように上手くいかず、付きあってた女と別れて彼女のことを追いかけるが........ってな感じの、“ナンパな男のピュアな恋愛ドラマ”ってなとこか??

う~ん、なんなんやろ、このどうでもエエ感じと、さっぱり共感のできない気分ってやつは(苦笑)

結局のところ、チャラすぎる主人公のキャラに、それってどうでもエエやろうって思ってまうと、もう話そのものがどうでもよくなってくるってね。

確かに女優陣もそこそこキレイどころが出てきて、男心をくすぐるようなエロ描写もあるんやけど、“チャラ男くんの恋の挫折と再生”って言われても、そんなんは悶々と暮らすオヤジにとっては、勝手にしたらエエやんかぐらいの感想しか出てこんのよなぁ...........?!(苦笑)

2013年10月15日 (火)

『どんずまり便器』

今日は、マイナーな邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で話題になったらしく、主演の菜葉菜くんは、この作品での演技で同映画祭の主演女優賞に輝いたんやって。

この菜葉菜って女優さん、最近、ちょくちょくと名前を見かけるんやけど、そのちょっと個性的な風貌もあってか、映画だけやなくTVドラマなんかでも重宝されてるみたいやね。かつて、あの“B級映画の巨匠”こと井口 昇 監督の名作(迷作?)『片腕マシンガール』なんかにも出演してたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

どんずまり便器   ★★★☆☆   (2012年)

監督:小栗はるひ

出演:菜葉菜、中村邦晃、菅田 俊、菅原佳子、宇野祥平、菅原佳子

刑務所から出てきたばかりの女は、かつてのように姉弟で仲良く一緒に暮らそうと家に戻ってきたが、そこには弟の彼女が同居しており、苛立ちを隠せない姉は、弟の彼女に辛く当たるのだが.........ってな、歪んだ姉弟の関係を描いたドラマ?!

子供の頃に両親を亡くし、それ以来、ふたりで生きてきた姉弟には、他人に言えない秘密があり、過去にがんじがらめの彼らの間には、ちょっと普通とは違う、オカシな関係があり.....ってな感じで、何となく“痛い”話が展開するんよ。

どこか大人になれない姉と、そんな姉を突き離せない弟、微妙な距離感が緊迫感をもって描かれてたかな。

いかにもな映像で、まさにインディーズ臭がプンプンする作品なわけやけど、過激な映像で人目をひくだけのモノかと思いきや、意外と丁寧に心理描写をしてる感じやったね。

まぁ、B級であることに違いはないんやけど、そんな中でも、“次”を感じさせるデキやったかも??

2013年10月14日 (月)

『チャット ~罠に堕ちた美少女~』

今日は、劇場未公開の作品の中から、家族ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、未公開とはいえ、出演者を見ると、クライヴ・オーウェンがいたり、キャサリン・キーナーやヴァイオラ・デイヴィスがいたりで、なかなか豪華なんよね。

でもって、監督のシュワイマーくんと言えば、あのジェニファー・アニストンがブレイクしたTVコメディ『フレンズ』にレギュラー出演してたひとで、これが監督第2作目になるんやけど、前作の『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』では、今や『スタートレック』シリーズでも大活躍のサイモン・ペッグを主演に、コテコテのコメディをかましてたっけ。

というわけで、今度も笑いでと思ったら、まったく方向が違ったらしく............?!

チャット ~罠に堕ちた美少女~ / Trust   ★★★☆☆   (2010年)

監督:デヴィッド・シュワイマー

出演:クライヴ・オーウェン、リアナ・リベラト、キャサリン・キーナー、ノア・エメリッヒ、ジェイソン・クラーク、ヴァイオラ・デイヴィス

シカゴに住む14歳の女の子は、チャットでサンフランシスコに住む同世代の男の子と知り合い、夢中になるのだが..........ってなアメリカ版出会い系犯罪を描いた家族ドラマ?!

恋愛経験のない女の子が、ネットでつながった顔の見えない相手に心を許し、いつしかハゲしく恋をし、取り返しのつかないことに。でもって、大切な娘を傷つけた相手を許すことができず、父親は動揺し.......ってなことで、ひとつの事件をきっかけに揺らぐ、父と娘の関係を描いてるんよね。

盲目的に人を好きになる、そんな素直すぎる心が招く悲劇と、やり場のない気持ちを抑えられない父親の苦悩、そばにいながらすれ違う親子の気持ち、そんなものがよく出てたかな。

ただ、話のポイントが父と娘の心情に置かれることで、話のバランスが取れてないようで、結果的に内容が中途半端になってもうた感は否めないかも。

あと、原題の“Trust”には、父と娘の間の“信頼関係”を問う意味があるだけに、確かに“チャット”がキッカケではあるんやけど、もう少し頑張って、邦題でそこらへんのニュアンスを活かしてあげられれば良かったのになぁ......なんて思ったりして。

このタイトルやと、どうしてもB級感ばかりが前面に出てもうてるようで.............?!(苦笑)

2013年10月13日 (日)

『ゴーストライダー 2』

というわけで、今日はニコラスくん大暴れのシリーズ続編もついでに、ご紹介♪

主演のニコラスくんが、このシリーズにどんだけノメリ込んでるかっていうと、作品のなかで登場する変身後のガイコツは、実はニコラスくんのものをリアルに再現したものなんやって。

そんな気合いの続編で、見事にラジー賞のワースト主演男優賞に再びノミネートされ、ワースト続編賞にもノミネートされるという“人気ぶり”に、なんとなく納得してもうたよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

ゴーストライダー 2 / Ghost Rider: Spirit Of Vengeance   ★★★☆☆   (2011年)

監督:マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー

出演:ニコラス・ケイジ、イドリス・エルバ、ヴィオランテ・プラシド、キアラン・ハインズ、クリストファー・ランバート、ファーガス・リオーダン、ジョニー・ホイットワース

悪魔との契約によりゴーストライダーとなった男は、怒りにより姿を変える自分をコントロールできず、苦しんでした。そんな彼は、苦しみから解き放つことを条件に、同じように悪魔と契約した女性から生まれた少年を守るよう、ひとりの神父から頼まれるのだが........ってな、ちょっとダークなヒーロー(?)を描いたアクションもの第2弾?!

変身すると炎に包まれたガイコツになり、悪人を容赦なくブチのめす、う~ん、ニコラスくん、今回もノリノリで大暴れ♪

今回もハンパなく弾けてるニコラスくんの演技がオチャメというか.........“マーヴェル・コミックのヒーローもの”って言われても、どちらかというと“寒めのコメディ”で、ヒーローを感じさせないところがスゴイというか.........(苦笑)

ちょこっと映像でカッコよくってな演出もあるんやけど、話の内容も含めて、少しビミョーなデキやったね。何かを期待して鑑賞するというよりも、無邪気に“はしゃいでる”ニコラスくんを見て苦笑いを浮かべながら、一緒に時間をつぶしてみる、そんな作品なのかもなぁ?!(笑)

『ゴーストライダー』

今日は、“ハゲの大将”ことニコラス・ケイジくんの“ノリノリ”ライダー・シリーズをご紹介♪

この作品はマーヴェル・コミックのヒーローを実写化したものなんやけど、このキャラにかけるニコラスくんの意気込みは相当なものらしい。聞くところによると、子供の頃からの作品のファンらしく、腕にはタトゥーまで入れてるんやって。

そんな気合の入った演技で、見事にラジー賞のワースト主演男優賞にノミネートされて、ハタから見てると、借金で首が回らず、ヤケになってるだけにしか見えないところが、なんともオチャメやなぁって思うんよ(笑)

というわけで、そんなシリーズ第1弾の感想を...........ね?!

ゴーストライダー / Ghost Rider   ★★★☆☆   (2007年)

監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン

出演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ピーター・フォンダ、マット・ロング、ラクエル・アレッシ、ローレンス・ブルース、ドナル・ローグ

不死身のスタント・マンとして人気の男には、実は悪魔と契約し、自らの魂を売った過去があった。そして、その契約により地獄から逃げ出した敵と対決するよう命じられることに........ってな、アメコミから出てきた新たなヒーローもの?!

主演のケイジくんは、昔からのお気に入りのヒーロー役にかなりの気合らしかったんやけど.......せっかくフサフサの髪で頑張ったものの、ノーヘルでかっ飛ばしても、決して“なびかない”髪と同様に、話の盛り上がりにも限界があったようで........(苦笑)

いやね、ケイジくんの顔を眺めたところで、しょせん“カッコいいヒーロー”ってイメージが湧かないんよ。でもって、細かい笑いを散りばめて、コミカルに攻めてみたところで、なんや余計に“しょぼさ”が際立ってまうし。

だいたいヒロインよりも確実に2倍の速さで年齢を重ねるところに、キャスティングに無理がありすぎてなぁ...............確かにエヴァ嬢はお色気だけはムンムンやったけど...。

続編を作ることが前提の終わり方になってるんやけど、果たしてその価値があるのか、かなり不安が残る感じやったね。まぁ、適度な暇つぶしにはなるんやろうけど、それ以上にはなぁ....................?!(苦笑)

2013年10月12日 (土)

『勝手にしやがれ』

今日は、フランス映画の名作をひとつ、ご紹介♪

実はね、長年ずっと映画を観てるんやけど、ジャン=リュック・ゴダールもフランソワ・トリュフォーも名前は知ってるんやけど、作品の方はほとんど観たことがなかったんよ。

いやね、よく“映画通”と言われるひとたちが、ゴダールがどうのとか、トリュフォーのナニがどうしたって話を聞くと、なんか面倒くさくなってもうて、なんか“ヌーヴェルヴァーグ”って言葉を聞いただけで、妙な“敷居の高さ”を感じてもうて、頑なにスルーしてきたってわけ(苦笑)

ちなみに、この“ヌーヴェルヴァーグ”って言葉は“新しい波”って意味らしく、この50年代末から60年代にかけて、下積みを経ることなく、新たな技法で作品を作り出した若手監督さんを言うらしい。

この作品でも、台本らしきものはなく、現場でゴダールがセリフを書いて、役者に渡してたらしく、そんな行き当たりばったりな撮影に、当初は公開は無理ちゃうかって言われてたらしく、監督さん本人もそう思った時期があったんやって。

というわけで、そんな名作の感想は....................?!

勝手にしやがれ / A Bout De Souffle   ★★★★☆   (1959年)

監督:ジャン=リュック・ゴダール

出演:ジャン=ポール・ベルモント、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ、アンリ=ジャック・ユエ、ジャン=ピエール・メルヴィル、ジャン=リュック・ゴダール

自動車泥棒に強盗、警官殺し、札付きのワルの男は、金を手に入れるため、パリにやって来る。そこで、お気に入りのアメリカ人の娘と再会し、何とか彼女を口説こうとするのだが........ってな、パリの街を舞台にしたドラマ?!

う~ん、なんなんやろ、このベルモントくんのキザな格好よさと、ジーン嬢のお洒落キュートな感じは!(笑)

犯罪者の逃亡を描いてるはずが、若い男女の恋の駆け引きが話のメインにあって、それが軽妙に画面に広がってるんよ。

雰囲気のある音楽をバックにしながら、男と女の言葉の掛け合いがリズムよく繰り広げられて、作りとしては軽いんやけど、どこか耳に残るセリフが印象的やったね。

確かに、ツナギが荒かったり、低予算で作られた感が強いんやけど、それでも実験的でありながら芸術的であり、かつ高質の娯楽作品に仕上がってるところが、まさに映画史に残る傑作って言われる所以なのかもしれんね?!

2013年10月11日 (金)

『そして父になる』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の邦画をひとつ、ご紹介♪

日本の映画監督って、ほとんどがクダラナイ駄作を垂れ流すばかりのひとやと個人的に思ってるんやけど、そんななかで、園 子温や中島哲也、石井裕也と並んで、とりあえず新作が出たらチェックしたくなる監督ってのが是枝くんなんよ。

そんな彼の新作は、カンヌ映画祭で残念ながらパルム・ドール受賞はならなかったものの、審査員賞を受賞し、審査委員のスピルバーグも絶賛したって言われたら、そりゃもう、観る前から気分は盛り上がりまくりやんね(笑)

そんなわけで、期待の新作の感想は...................?!

そして父になる   ★★★☆☆   (2013年)

監督:是枝裕和

出演:福山雅治、尾野真千子、リリー・フランキー、真木よう子、樹木希林、夏八木 勲、國村 隼、二宮慶多、横升火玄、中村ゆり、田中哲司、井浦 新、風吹ジュン、高橋和也

6年間、自分たちの息子と信じて育ててきた子どもが、実は取り違えで他人の子だと判明し、戸惑う夫婦。相手方の夫婦とも話し合い、家族ぐるみで交流をしながら、どうするかを決めることになるのだが.......ってな、家族のあり方を問うドラマ?!

血のつながりを重視するのか、それとも家族として一緒に過ごしてきた時間を取るのか、突然の悲劇のなかで、苦悩しながら決断を迫られる様子を描いてるんよね。

ふたつの、まったく違う家族を対比させながら、そのなかで父親として、母親として、夫婦として、それぞれの過去や現在、そして未来を考えさせながら、究極の“選択”を盛り込むあたり、さすが是枝くんの脚本やよなぁって思う。

そんでもって、いつもながら“子ども”の使い方の巧さが秀逸で、子供たちのナチュラルな演技もあって、違和感のない家族ドラマに仕上がってるんよね!?

ただ、正直に言うと、もう少し期待するものがあって、どうも物足りなさが残るんよなぁ。まぁ、別にイケメンに対するヒガミやネタミってわけではないんやけど、彼だけやなく、全体的に、なんというか“深み”ってのが感じられなくて、心を揺さぶられるものがないんよね。

子どもどころか、相手もおらんオヤジが何を言っても説得力はないんやろうけど、でも、もしこんな事態に陥ったら、もっと感情を露わにするんと違うんやろか。

そういう“気持ち”が、もうひとつストレートに伝わってこなかったところが、なんかちょっと残念やったかなぁ..............?!

2013年10月10日 (木)

『ブレイクアウト』

今日は、洋画のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

つい最近、あろうことか“ポニーテール姿”を激写されたなんてことが芸能ニュースに出てた、“ハゲの大将”ことニコラスくんが主演の作品なんよ。どうやら、ことの真相はヤケになって植毛しすぎてポニーテールになったわけやなくて、新作の役作りの一環ってことらしいんやけどね(笑)

そんなニコラスくんとニコール・キッドマンの組み合わせってのは、過去にどっかで一緒にやってそうにも思うんやけど、意外(?)なことに、実はこれが初めてってことらしい。

というわけで、そんな二人が繰り広げるサスペンスのデキ映えは.................?!

ブレイクアウト / Trespass   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジョエル・シューマカー

出演:ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン、ベン・メンデルソーン、リアナ・リベラト、カム・ジカンデイ、エミリー・ミード、ジョルダーナ・スパイロ、ダッシュ・ミホク

宝石商を営む男の家に押し入った強盗は、宝石と現金の入った金庫を開けるように迫るが、人質となった妻と娘に銃を向けられても、男は頑なに拒否するのだが........ってなクライム・サスペンス?!

金持ちの一家を襲った突然の危機、果たして男は家族を守れるかってなことで、なかなかスリリングでヒネリの利いた話が展開するんよね。

単に犯人との対決ってだけやなくて、夫婦の関係や犯人グループのなかの人間関係、そこに男と女の関係も盛り込んで、なかなか複雑に人物設定がなされてるところがオモロかった。

まぁ、ニコラスくんの、“ちょっと胡散臭い宝石商”って役どころも妙にハマってたし(笑)

ただ、いろいろとヒネって、ヒネリすぎたのか、少し設定にズレがあるようで、スッキリめでたしと行かないところが惜しかったかな。

あと、この作品の原題は“不法侵入”ってことで、その通りの内容になってるんやけど、それがなぜか“脱走”になってもうたこの邦題.............何が言いたかったんやろ................(苦笑)

2013年10月 9日 (水)

『アルバート氏の人生』

今日は、南米出身の監督さんによるアイルランド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、2011年のアカデミー賞でグレン・クローズが主演女優賞、ジャネット・マクティアが助演女優賞にノミネートされたっていう、そこそこ話題になってたんよ。なんで劇場で公開されんのかなぁって思ってたら、今年の1月にようやく公開されて、最近、レンタル屋にも並びだしたってわけ。

主演のグレン・クローズは、舞台でもこの主役を演じてて、どうしても映画化したいってことで、自ら製作や脚本にも携わって、作品にしたってことらしい。

そんな作品で監督を務めてるのは、以前に原題に関係なく邦題がなぜか“~人”になってまう(?)ってことで紹介した『愛する人』『美しい人』のロドイゴ・ガルシアくんで、実は主演のグレンおばちゃんとは、一度タッグを組んでるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

アルバート氏の人生 / Albert Nobbs   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ロドリゴ・ガルシア

出演:グレン・クローズ、ミア・ワシコウスカ、ジャネット・マクティア、アーロン・ジョンソン、ジョナサン・リス・マイヤーズ、ブレンダン・グリーソン、ブレンダ・フリッカー、ポーリーン・コリンズ、ブロナー・ギャラガー

ホテルでウェイターとして働いているアルバート氏は、自立して生きていくために、実は女であることを隠し、長年暮らしていた。ある日、ホテルの内装工事のためにやって来た男が、自分と同じように女性だと知り、動揺するのだが.......ってなお話?!

性別を偽り、必死に生きてきた女性が、新たな生き方を模索する、そんな様子を描くってとこなんやろうけど、なるほど主演のグレン・クロースの演技は見事やったね。男になりきって気丈に生きる、そんな孤独で繊細な人物を演じ切ってたかな。

ただ、ドラマ全体としては、彼女の年齢からすると、どうしても話に無理があるようで、どうにも“シックリ”とこんのよね(苦笑)

主演と脚本まで担当し、その気合いは伝わってくるんやけど、ミア嬢がどうのということやなく、もう少しキャスティングで年齢差を調整したらよかったのになぁ.......。

せっかくの頑張りも、最期は違和感ばかりが目立ってもうて、ちょっと残念やったね?!

2013年10月 8日 (火)

『君の好きなうた』

今日は、邦画の恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてる郭くんといえば、あの岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』『花とアリス』に出演し、その後も映画だけやなく、TVドラマなんかにもチョクチョク出演してる若手の俳優さんなんよね。

そんな彼の相手役を務める山口くんは、どうやら東京出身のモデルさんらしく、彼女のダンナさんは人気(?)ロックバンドのギタリストなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は................?!

君の好きなうた   ★★★☆☆   (2011年)

監督:柴山健次

出演:郭 智博、山口尚美、斉藤陽一郎、斎藤 工、平田 満、烏丸せつこ、菜葉菜、寉岡瑞希、松永京子、加治木 均

結婚を約束していた同棲相手から、他に好きな人ができたから別れようと言われ、ショックを受ける男は、就職が決まり東京に上京してきた大学時代の友人の女の子を、しばらく自宅に泊めることになるのだが.........ってな恋愛ドラマ?!

気持ちの整理もできないまま、悶々と日々をやり過ごしていたなかで、突然、入り込んできた女友達、彼女に振り回されながらも、徐々に気になりだし、かつての忘れていた気持ちを思いだし........ってなことで、友だちから恋人へ、そんな距離感を描いてるんかな。

平田くんと烏丸くんを除いては、初々しい(?)キャストが揃ってることからも、かなりの小粒感が出てるくらいの恋愛ドラマではあるんやけど、デキとしてはそれほど悪くはなかったね。

ただ.........胡散臭い関西弁もあってか、ヒロインの彼女は、この程度の演技力であそこまでキャラを作りすぎると、“痛さ”しか出てこんよなぁ。モデルさんだけあって、しゃべりさえせんけりゃ、少しドキドキするものもあるんやけど.......(苦笑)

まぁ、もともと何かを期待して観てるわけやないんで、そういう意味では、許容範囲のボチボチな恋愛ドラマってとこかな?!

2013年10月 7日 (月)

『サブマリン』

今日は、ちょっと個性的なイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

イギリス映画といいながら、実はベン・スティラーが製作に加わってるらしく、そうなるとアホでグタグタなハリウッド調のコメディになってるのかと思ったら、幸い(?)にも、イギリスらしさの出てるコメディやった。

監督さんは、もともと俳優としてTVドラマで活躍してたらしいんやけど、監督としては、これが初めての長編作品になるんやって。でもって、そんな処女作は、英国アカデミー賞の新人監督賞にノミネートされたらしく、なかなか注目されてるみたいやね。

というわけで、そんな未来の巨匠(?)の作品の感想は.....................?!

サブマリン / Submarine   ★★★☆☆   (2010年)

監督:リチャード・アイオアディ

出演:クレイグ・ロバーツ、ヤスミン・ペイジ、ノア・テイラー、パディ・コンシダイン、サリー・ホーキンス、ダレン・エヴァンス

現実から逃避し、自分が死んだ後のみんなのリアクションを妄想する、ちょっと変わった少年は、クラスの気になる彼女に近づき、彼氏になろうとするのだが.........ってな、多感な10代の日常をエキセントリックに描いたドラマ?!

冴えない男の子が恋をした相手は、ちょっと風変わりな女の子。なかなか上手くいかない恋の悩みに加え、どうやら両親の関係が危ういようで........ってな感じで、恋愛やら家族関係に問題を抱えた少年の奮闘ぶりを、オフビートに追いかけるんよね。

美少年もキュートな恋の相手も出てこない、どうにも華のない登場人物たちなんやけど、その少しズレたクスミ具合が、なんとも言えない雰囲気を作ってるんよなぁ。

屈折した少年の青春の日々は、ちょっぴり甘酸っぱく、時折“イタイ”、そんな個性的なドラマは、終わってみると、どこか清々しく、美しかったりして............なんや、よう分からんね?!(笑)

2013年10月 6日 (日)

『許されざる者』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画の話題作をひとつ、ご紹介♪

いやね、これ、ホンマに期待してたんよ。あのクリント・イーストウッドの名作を、渡辺 謙と佐藤浩市、それに柄本 明の共演でやるって言われたら、この手のリメイクってのは大抵コケるのがオチなんやけど、ひょっとしたらひょっとしてって思うやんか。

予告編を観ても、なかなか気合いの入った映像が流れてたし、主演の3人以外でも、まぁ、小池くんはどうでもエエとして、大好きな國村おじさんや、本人と分からんくらいメイクした柳楽くんが出てるとくれば、観る前から気分は相当に盛り上がってたんやけどねぇ(笑)

そんなわけで、ワクワクしながら鑑賞した作品の感想は...............zzzzz?!

許されざる者   ★★★☆☆   (2013年)

監督:李 相日

出演:渡辺 謙、柄本 明、柳楽優弥、忽那汐里、佐藤浩市、國村 隼、小池栄子、近藤芳正、滝藤賢一、小澤征悦、三浦貴大

かつては冷酷無比な剣さばきで恐れられていた男も、人殺しから足を洗い、海辺のボロ屋で子どもふたりを育てていた。そんな彼のもとに、かつての仲間がやって来て、懸賞金のついた殺しをやろうと誘われるのだが........ってな、ハリウッドの名作のリメイクもの?!

いやぁ~、渡辺 謙ってホンマに渋いよなぁ~。あんな“いかしたハゲ”になりたいもんよ..........感想、以上!?(笑)

なんなんやろねぇ、このスッキリしないリメイクものは。期待が大きすぎたってこともあるんやろうけど、あまりにも脱力感が.......。

設定を日本に置き換えて、多少、話をいじりながら、基本的にはオリジナルに似せてってことなんやろうけど、ここまで陰気くさい作りにしてまうと、重苦しさばっかりが前に出てもうて、ついでに観てる側のマブタも重く......ってね(苦笑)

豪華な役者を使って、どこまで勝負できるかって期待はしてみたものの、ホント“謙さんがシブイ”ってことくらいしかコメントのしようがないところが、ちょっと痛いよなぁ..............。ひょっとすると銃と刀を両方とも使おうとする時点で、ちょっと無理があるのかもね?!

あぁ、がっかりしてもうたよ................。

2013年10月 5日 (土)

『ウォーム・ボディーズ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ちょっと異色のラブ・ストーリーをひとつ、ご紹介♪

この作品、ゾンビ映画でありながらホラー映画にあらず、ってことで、なんとも変わったドラマなんよ。でもって、そんな作品は、アメリカでの公開当時、一週目に19億円の興収をたたき出して、堂々と全米第1位を獲得したらしい。

まぁ、確かに他に対抗馬がおらんかったってことなんやろうけど、それでもアカデミー賞を受賞した『世界にひとつのプレイブック』『ゼロ・ダーク・サーティ』を抑えてのぶっちぎりやから、大したもんなんやろね。

というわけで、そんなちょっと“キワもの”的な作品の感想は....................?!

ウォーム・ボディーズ / Warm Bodies   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジョナサン・レヴィン

出演:ニコラス・ホルト、テリーサ・パーマー、ジョン・マルコヴィッチ、ロブ・コードリー、デイヴ・フランコ、アナリー・ティプトン、コリー・ハードリクト

ウィルスの蔓延によりゾンビだらけになった世界で、かすかに“人間らしさ”の残ったゾンビの青年は、仲間と一緒に街に人間狩りに出かける。そこに、物資を確保するために巨大な壁に囲まれた居住区から出てきた若者たちの一行と出くわし、ゾンビの青年はひとりの人間の女の子にひと目惚れするのだが.........ってな............“ロマンチック”ゾンビ映画?!

恐怖に慄く彼女を他のゾンビに食われないよう守り、大切に扱う青年に、彼女の方も次第に心を開き.......ってことで、ゾンビ映画でまさかの“爽やかな恋愛ドラマ”が成立するっていう、奇跡のような(?)映画やった(笑)

いやね、そもそも出だしで退屈な日常をボヤくゾンビの心の中の“ひとり語り”で始まった時点で、かなり“やられてもうた”って思ったんよ。そこから、ゾンビ映画にあるまじき“ユルさ”で若い男女の、ちょっと奇妙な恋が展開するのを見てて、なんか知らんけど、微笑ましい気分にさせられてもうたんよね。

まぁ、“くだらん”と切り捨ててもうてもエエんやけど、こんなアホな設定でストレートに“愛こそすべて”って言われたら、ゾンビなみに愛に飢えたオヤジにしたら、ちょっと許せてまうわけやんか(笑)

ということで、そもそもゾンビ映画自体がB級なところで、さらに異端な路線を胸張って(?)突き進む作品は、なかなか悪くない恋愛ドラマやったと思うんやけどね?!

2013年10月 4日 (金)

『アナザー Another』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作はコミックやアニメ化されたりして、かなり人気なんやってね。まぁ、毎度ながら原作は知らないだけに、レンタル屋で目にするDVDのパッケージを眺めながら、気温が下がってきて、だいぶ涼しくなってきたところで、あえて映像で寒くならんてもって思いつつも、たまにはホラーもってことで、レンタル屋で手に取ったんよ。

そんな作品の注目は、NHKの朝ドラでも注目された、若手女優の橋本くんなんやろね。なかなか奔放な人間関係や、大胆な発言なんかで物議を醸しだしてたりするんやけど.......。相手役の山崎くんも、大作映画に出演したりして、注目の俳優ってことなのかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

アナザー Another   ★★☆☆☆   (2011年)

監督:古澤 健

出演:山崎賢人、橋本 愛、加藤あい、袴田吉彦、三浦誠己、つみきみほ、宇治清高、井之脇 海、岡山天音、秋月三佳、岡野真也、今野真菜、佐藤寛子

引っ越した早々に持病の発作で意識を失って入院した際に、謎めいた少女に出会った中学生の男の子は、転校先のクラスメートに彼女を見つける。しかし、他のクラスメートは彼女が存在しないかのように振るまっていて、不思議に思うのだが.........ってな、ミステリー・ホラー??

いやぁ、てっきり恐怖でガンガン煽ってくるもんやと思ってたんやけど、この生ぬるい感じは一体なんなんやろなぁ........。まったくと言っていいほどホラーな感じではなく、むしろコメディかってツッコミを入れたくなるくらい、ショボイ演出の連続で、ホラーものはあまり得意やない者が、かなり覚悟を決めてレンタル屋で手にしたというのに、相当な肩すかし具合やった(苦笑)

主演の橋本くんは、無表情な感じが似合う(?)から、どちらかというと役にはまってたのかもしれんけど、いかんせん演技のレベルがね。そんなこんなで、若手の注目俳優の顔見せ映画であって、それ以上の価値はないような気がしてもうたね?!

2013年10月 3日 (木)

『その愛を走れ』

今日は、スペインの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、このブログの人気記事ランキングに入ってる『空の上3メートル』ってのの続編なんよ。そもそも、なんでランキングの上位に入るのかが自分でも不思議でしょうがないんやけど、ここを訪問してくれるひとの検索ワードなんかを見てると、“空の上3メートル”っていうひともいれば、“空の上3メートル続編”で引っかけてくれてるひともいて、作品への関心の高さに驚いてたんよね。

個人的には、同じくランク入りしてる『バスルーム 裸の2日間』にも出演してる若手女優マリア・バルベルデが目的なんやけど、この続編を観れば、案外、マリオ・カサスの女性人気ってのもあるのかも?!

ちなみに今回、新たにキャスティングされたクララ・ラゴって若手女優さんは、もともと子役で主演してて注目されたんやけど、そんな子が成長して、こんな大胆に......なんてのも注目なのかもなぁ.....。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

その愛を走れ / Tengo Ganas De Ti   ★★★☆☆   (2012年)

監督:フェルナンド・ゴンザレス・モリナ

出演:マリオ・カサス、クララ・ラゴ、マリア・バルベルデ、アルバーロ・セルバンテス、マリナ・サラス、ルイス・フェルナンデス、ネレア・カマチョ、クリスティーナ・プラザス、ディエゴ・マーティン

しばらく暮していたロンドンからスペインに戻ってきた青年は、別れた元カノのことが忘れられず、悶々とした日々を過ごしていた。そんなある日、ひとりの女性と出会い、次第に彼女に惹かれていくのだが、心のどこかに忘れられない思いがあり........ってな、スペインの青春恋愛ドラマの続編?!

かつてのワルも少し成長し、失った愛や母親との関係など、過去の痛みを胸に秘めながらも、大人になって街に戻ってきたが.......ってなことで、前作のその後を描いてるんよなぁ。

いやね、わずか2年のブランクながら、主役のマリオくんがワイルドさを残しつつ、エエ感じに成長してるのに驚いたね。

前作のヒロインのマリア嬢は、時折キュートな表情を見せてくれるんやけど、メイクのせいなのか、少し印象が変わってもうて、個人的にはちょっと残念やったかも。そんでもって、代わりに中心となって絡んでくるクララ嬢は、悪くはないんやろうけど、好みやないんよなぁ.....(苦笑)

そんなわけで、ちょっと切ない恋や友情の話を、時折“ラテンのり”のセクシーさで盛り上げる(?)ドラマは、中盤までは微妙なところもあるんやけど、後半の流れは秀逸で、若い役者の魅力をうまく出しつつ、それなりに楽しめるデキに仕上がってたかな!?

2013年10月 2日 (水)

『晴れ、ときどきリリー』

今日は、劇場で未公開のフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるファビアンヌ・ベルトーくんは、もともと女優として活躍してたらしく、長編2作目となる今回は、原作から脚本、そして監督と、かなり頑張ってる感じやね。その甲斐あって、カンヌ映画祭で“国際アートシアター連盟賞”なる賞を受賞したんやって。

これ、注目はやっぱり主演のふたりなんやろなぁ。ハリウッドの大作からヨーロッパの小粒な作品まで、様々な役を演じてるダイアン・クルーガーと、フランソワ・オゾン監督に見いだされて、今やフランスを代表する若手女優になりつつあるリュディヴィーヌ・サニエの共演は、なかなか豪華やと思うんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

晴れ、ときどきリリー / Pieds Nus Sur Les Limaces   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ファビアンヌ・ベルト―

出演:ダイアン・クルーガー、リュディヴィーヌ・サニエ、ブリジット・カティヨン、ドゥニ・メノーシュ、ジャック・スピエセル、アンヌ・ブノワ、マティアス・メルー、ジャン=ピエール・マルタンス、レダ・カテブ

母親が病気で急死ししてしまい、田舎にある家でひとり暮らすことになった妹の面倒を見るため、姉は終末になるとパリから実家に戻り、妹と過ごすのだが..........ってな、姉妹の絆を描くドラマ?!

他とは違う感性を持つ妹は、周囲と問題ばかり起こし、そのたびに振り回される姉は、最初は協力的だった夫との間にも次第に気持ちのズレが.........ってなことで、姉と妹の関係を軸にして、人生において大切なものを再発見する、そんなプロセスを描くってことなんかな。

この作品のポイントは、感情的で破天荒な妹を演じるサニエくんと、しっかり者で堅物の姉を演じるクルーガーくんの存在やろね。姉と妹の間の微妙な距離感の変化ってのを、繊細に表現するふたりの演技は、なかなかのものやった。

“幸せ”ってのは金や地位で計るものやなくて、心と心のつながり、絆なんやって思わせてくれるドラマは、最後に清々しい気持ちにさせてくれて、なかなか悪くないデキやったと思うんやけどね?!

2013年10月 1日 (火)

『できる子の証明』

今日は、ちょっとクダラない邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、作品の公式ホームページの監督さんのコメントに“どうしようもない人たちが、どうしようもない事ばかりやってる映画”ってあるんやけど、ホンマに“どうしようもない”作品やったよ(苦笑)

それでも、この監督さんは、短編映画で日本国内はもとより、海外でも賞を受賞したりして、なかなか期待されてるひとらしいんよね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

できる子の証明   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:原田裕司

出演:相田淑見、徳井 唯、武田尚弘、松田祥一、寺十 吾

同棲中の彼氏に堂々と浮気され、そんな彼のためにタバコを万引きしたことで、バイト先のコンビニの店長に襲われ、生きる気力を失った彼女は、橋から飛び降りようとするのだが........ってな............エロ・コメディ??

何をやってもダメダメな女の子が、同じようにダメな人生を送りながら、どこか一生懸命なひとたちと出会い、なんとか前に進もうとするってなとこなんかな。

まぁ、この作品の目指すところは、エロとコメディの融合なんやろうけど、低予算で作られてる(と思われる)だけに、役者の演技も含めて、ちょっとグタグタ感が半端なかったね。

ネタがネタだけに、ジメっとせずにイタイひとたちを真正面からイタク描いてるところは、好感もてるかも........なんて言いつつ、そんな風に真面目にフォローして語ってみるほどのシロモノでもないよなぁ...........って思ったりもして.....................?!(苦笑)

« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »