『チャット ~罠に堕ちた美少女~』
今日は、劇場未公開の作品の中から、家族ドラマをひとつ、ご紹介♪
この作品、未公開とはいえ、出演者を見ると、クライヴ・オーウェンがいたり、キャサリン・キーナーやヴァイオラ・デイヴィスがいたりで、なかなか豪華なんよね。
でもって、監督のシュワイマーくんと言えば、あのジェニファー・アニストンがブレイクしたTVコメディ『フレンズ』にレギュラー出演してたひとで、これが監督第2作目になるんやけど、前作の『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』では、今や『スタートレック』シリーズでも大活躍のサイモン・ペッグを主演に、コテコテのコメディをかましてたっけ。
というわけで、今度も笑いでと思ったら、まったく方向が違ったらしく............?!
チャット ~罠に堕ちた美少女~ / Trust ★★★☆☆ (2010年)
監督:デヴィッド・シュワイマー
出演:クライヴ・オーウェン、リアナ・リベラト、キャサリン・キーナー、ノア・エメリッヒ、ジェイソン・クラーク、ヴァイオラ・デイヴィス
シカゴに住む14歳の女の子は、チャットでサンフランシスコに住む同世代の男の子と知り合い、夢中になるのだが..........ってなアメリカ版出会い系犯罪を描いた家族ドラマ?!
恋愛経験のない女の子が、ネットでつながった顔の見えない相手に心を許し、いつしかハゲしく恋をし、取り返しのつかないことに。でもって、大切な娘を傷つけた相手を許すことができず、父親は動揺し.......ってなことで、ひとつの事件をきっかけに揺らぐ、父と娘の関係を描いてるんよね。
盲目的に人を好きになる、そんな素直すぎる心が招く悲劇と、やり場のない気持ちを抑えられない父親の苦悩、そばにいながらすれ違う親子の気持ち、そんなものがよく出てたかな。
ただ、話のポイントが父と娘の心情に置かれることで、話のバランスが取れてないようで、結果的に内容が中途半端になってもうた感は否めないかも。
あと、原題の“Trust”には、父と娘の間の“信頼関係”を問う意味があるだけに、確かに“チャット”がキッカケではあるんやけど、もう少し頑張って、邦題でそこらへんのニュアンスを活かしてあげられれば良かったのになぁ......なんて思ったりして。
このタイトルやと、どうしてもB級感ばかりが前面に出てもうてるようで.............?!(苦笑)
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