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2013年10月27日 (日)

『地獄でなぜ悪い』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、もう最近、すっかり“園 子温中毒”になってる気がして、新作が出るたびに心が躍るんよなぁ.......なんて。何かの記事で、監督さんが、人気タレントを使う日本映画の行く末を案じてるってのを見て、ホンマにそうやよなぁって共感したんよ。本物の役者を使った真剣勝負、それが観れる監督さんの作品は、今の日本映画のなかでは、抜群の存在感やと思うんよね。

そんな監督さんの新作は、20年前に書き下ろした脚本がベースになってるらしく、映画小僧だった頃の自身のエピソードが盛り込まれてるとか......。

これまでの作品からすると、ここまでコメディよりなのは珍しく、そんなちょっと異色なドラマの感想は......................?!

地獄でなぜ悪い   ★★★★   (2013年)

監督:園 子温

出演:國村 隼、堤 真一、二階堂ふみ、長谷川博己、星野 源、渡辺 哲、友近、板尾創路、永岡 佑、神楽坂 恵、でんでん、ミッキー・カーチス、江波杏子、成海璃子

自分を守るために刑務所に入った最愛の妻を喜ばせるため、娘を主演にした映画を作ることにしたヤクザの組長、勘違いから映画監督に仕立て上げられた冴えない青年、そして行きがかり上、撮影をすることになった映画を愛するアマチュア映画製作グループ、抗争相手への殴り込みを作品にしようとするのだが.........ってなバイオレンス・コメディ?!

すっとぼけたオープニングから、ヤクザ映画をネタにしつつ、映画作りと掛け合わせて、シュールに笑いを誘う、このヒネクレ具合は、いかにも園監督らしいやんか(笑)

セリフの端々に、あの多作で有名な監督さんやら、その他諸々の日本映画の監督さんに対する“メッセージ”が込められてるようで、思わずニヤリとさせられてもうたよ。

この作品、確かに悪ふざけの延長のような内容なんやけど、なんといっても役者がエエよね。國村おじさんの抜群の存在感と堤くんのお茶目な弾け具合、それにヒロイン役の二階堂くんの危ない感じのキュートさ、そこに長谷川くんや星野くん、お馴染みの渡辺 哲さんやでんでんがスパイスを効かせ、楽しませてくれるんよ。

シュールでドぎつく、ぶっ飛んだ“園”流のコメディは、とことんアクが強く、濃厚な味わいやったね........まぁ、確実に味の好みは分かれると思うんやけど........?!(笑)

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