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2013年10月11日 (金)

『そして父になる』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の邦画をひとつ、ご紹介♪

日本の映画監督って、ほとんどがクダラナイ駄作を垂れ流すばかりのひとやと個人的に思ってるんやけど、そんななかで、園 子温や中島哲也、石井裕也と並んで、とりあえず新作が出たらチェックしたくなる監督ってのが是枝くんなんよ。

そんな彼の新作は、カンヌ映画祭で残念ながらパルム・ドール受賞はならなかったものの、審査員賞を受賞し、審査委員のスピルバーグも絶賛したって言われたら、そりゃもう、観る前から気分は盛り上がりまくりやんね(笑)

そんなわけで、期待の新作の感想は...................?!

そして父になる   ★★★☆☆   (2013年)

監督:是枝裕和

出演:福山雅治、尾野真千子、リリー・フランキー、真木よう子、樹木希林、夏八木 勲、國村 隼、二宮慶多、横升火玄、中村ゆり、田中哲司、井浦 新、風吹ジュン、高橋和也

6年間、自分たちの息子と信じて育ててきた子どもが、実は取り違えで他人の子だと判明し、戸惑う夫婦。相手方の夫婦とも話し合い、家族ぐるみで交流をしながら、どうするかを決めることになるのだが.......ってな、家族のあり方を問うドラマ?!

血のつながりを重視するのか、それとも家族として一緒に過ごしてきた時間を取るのか、突然の悲劇のなかで、苦悩しながら決断を迫られる様子を描いてるんよね。

ふたつの、まったく違う家族を対比させながら、そのなかで父親として、母親として、夫婦として、それぞれの過去や現在、そして未来を考えさせながら、究極の“選択”を盛り込むあたり、さすが是枝くんの脚本やよなぁって思う。

そんでもって、いつもながら“子ども”の使い方の巧さが秀逸で、子供たちのナチュラルな演技もあって、違和感のない家族ドラマに仕上がってるんよね!?

ただ、正直に言うと、もう少し期待するものがあって、どうも物足りなさが残るんよなぁ。まぁ、別にイケメンに対するヒガミやネタミってわけではないんやけど、彼だけやなく、全体的に、なんというか“深み”ってのが感じられなくて、心を揺さぶられるものがないんよね。

子どもどころか、相手もおらんオヤジが何を言っても説得力はないんやろうけど、でも、もしこんな事態に陥ったら、もっと感情を露わにするんと違うんやろか。

そういう“気持ち”が、もうひとつストレートに伝わってこなかったところが、なんかちょっと残念やったかなぁ..............?!

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