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2013年11月

2013年11月30日 (土)

『マラヴィータ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、洋画のコメディものをひとつ、ご紹介♪

最近、巷で話題になってるのは、デ・ニーロの仕事を選ばない働きっぷりなんよ。かつては『タクシー・ドライバー』『レイジング・ブル』『ディア・ハンター』『ミッション』といった作品のように、少し眉間にシワを寄せて渋い役を演じるクールな役者やったのに、どういうわけか最近はコメディ調の作品で存在感を発揮してる気がする。

リメイクものの『みんな元気』での演技は秀逸やったし、アカデミー賞で話題になった『世界にひとつのプレイブック』の父親役も、なかなか味があったしね。

というわけで、またまた“イカす”(?)親父を演じた新作の感想は.........................?!

マラヴィータ / Malavita   ★★★☆☆   (2013年)

監督:リュック・ベッソン

出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、ダイアナ・アグロン、ジョン・ディレオ、トミー・リー・ジョーンズ、ドメニク・ランバルドッツィ、ヴィンセント・パストーレ、ジミー・パルンボ

ファミリーのボスをFBIに売って、証人保護プログラムによりヨーロッパを転々としている元マフィアのボスとその家族は、北フランスのノルマンディにある小さな町にやって来たのだが..........ってなコメディ?!

キレると何をしでかすか分からないオヤジ、そんでもってその妻も過激で、子どもたちも学校で大暴れってな、危険な一家の隠遁生活をコミカル、かつ過激に描き..................ってなところなんかな。

かなりハチャメチャな感じなんやけど、それを遊び心を前面に出しつつ、設定で楽しませるあたりが、悪くなかったかな。

なによりデ・ニーロ&ミシェルの夫婦キャラがエエんよ。人生を振り返りながら、ちょっと感傷的になってるオヤジに、遠慮なしの妻、それでいて夫婦愛はしっかりあったりしてね。

そんな大物ふたりに負けず、子役のふたりも頑張ってたし、特に娘役のアグロンくんは、キュートな魅力を振りまいてたし...........まぁ、キレっぷりがスゴイんやけど(笑)

コメディといいつつ、なにか爆笑するようなオチがあるわけではないんやけど、かなりオフ・ビートなノリで楽しませてくれる作品は、家族の絆もあったりで、なかなかの娯楽作やったね...............って、ちょっと強引なまとめかな?!

2013年11月29日 (金)

『風俗行ったら人生変わったwww』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品も、先日紹介した『I Am Ichihashi 逮捕されるまで』と同じ、電通が仕組んだ(?)キャンペーン料金の作品で、¥1,000ならってことで、時間が合ったんで鑑賞してみたんよね。

作品の予告で出演者のコメントがあったんやけど、そこで「この作品を観たら人生変わる!」って言ってたもんやから、ほな、このグタグタな人生を変えてもらおうかってんで、気合い入れて劇場に乗り込んだんやけど......................なんて(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

風俗行ったら人生変わったwww   ★★★☆☆   (2013年)

監督:飯塚 健

出演:満島真之介、佐々木 希、松坂桃李、滝藤賢一、穂のか、中村倫也、谷村美月、佐藤二朗、山中 聡、駒木根隆介、山田真歩

29歳の童貞で、極度のコミュニケーション障害を持ってる男は、どうにかして自分を変えたいという気持ちで、思い切ってデリヘルに電話を掛ける。緊張して待つ彼の前に、キュートな女の子がやって来て、思わずひと目惚れするのだが.................ってな純愛コメディ?!

ツキに見放された人生を送っていた男に巡って来たチャンス、不器用な彼は、必死の思いで彼女を守ろうとする.............ってな感じで、出だしからかなりハイテンションなドタバタぎみのコメディが展開するんよ。

ダメ男が恋をして、無様な姿をさらしながらも、必死に頑張るってあたりは、ダメおやじ的にはすごく共感して、なんや応援したい気分になったりして.................(笑)

イタすぎる男を演じる主演の満島くんの、かなり極端なキャラ作りは、それなりにハマってて、良かったものの、、全体的に“ヤリすぎ感”がハンパなかったね。特に後半にかけての取り巻き連中の出し方が、ちょっとウンザリぎみやった。

まぁ、それぐらいの“軽さ”があるからこそ、地元の秋田弁をキュートに(?)しゃべる佐々木くんの存在が、程よく作品にハマってるんやろうけどね。

これで正規料金を請求されたら、ちょっとブチ切れるかもしれんけど、この値段で上映なら、料金に見合ったコメディってことかもなぁ..............?!

2013年11月28日 (木)

『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』

今日は、デンマークの歴史ものをひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞、フランスのセザール賞なんかの外国語映画賞にノミネートされた作品で、ベルリン映画祭では男優賞と脚本賞の2部門で銀熊賞を受賞したんよね。

監督のニコライ・アーセルってひとは、あの『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』の脚本を書いたひとでもあり、どうやら近々ハリウッドに進出する計画があるらしい。

というわけで、北欧の名優マッツ・ミケルセンが大活躍(?)の作品の感想は................?!

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮 / En Kongelig Affaere   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ニコライ・アーセル

出演:アリシア・ヴィキャンデル、マッツ・ミケルセン、ミケル・ボー・フォルスゴー、デヴィッド・デンシック、トリーヌ・ディルホム、トーマス・ガブリエルソン、サイロン・メルヴィル、ハリエット・ウォルター、ローラ・ブロ

イギリスからデンマークの王室に嫁いだ王妃だったが、夫である国王は心を病んでおり、世継ぎである息子が誕生すると、距離を置くようになる。そんなとき、国王の侍医になったドイツ人の町医者は、国王と親密になり、彼の啓蒙思想に、王妃も次第に惹かれていくのだが..........ってな、デンマーク王室で実際にあったスキャンダルを描いたドラマ?!

貴族により支配された王室政治に変化をもたらそうとする男と、そんな彼に惹かれ、やがて身も心も委ねる王妃、改革は進み、新たな時代を迎えるはずが..........ってなことで、宮廷を舞台にし、ドロドロの愛憎劇が展開するんよね。

相変わらず渋いマッツくんの演技もエエんやけど、それ以上に美しい王妃を演じるアリシア嬢の魅力に夢中になってもうたよ。キュートな表情を振りまきつつ、どこか知的でキレのあるところが、もうたまらんってね♪(笑)

ドラマとしては、それほど目新しいものはなく、どこの国でもやってることは同じなんやなぁって思ってもうたんやけど、主演のふたりを中心に、じっくりと人物を描写してるあたりは、なかなか良心的な歴史ドラマやったかな?!

2013年11月27日 (水)

『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベストセラー小説を映画化したものなんやけど、原作は気になって随分前に読み始めてたんやけど、なかなか進まなくて、読み終わったら映画館に観に行こうと思ってたら、タイミングを逃してもうて、結局、小説は最後までたどり着かないまま、レンタルしてもうたんよ(苦笑)

そんな作品を監督してるのは、『恋のおちたシェイクスピア』のジョン・マッデンくんってことで、今回の作品もゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞でノミネートされてたってこともあり、ちょっと期待してたんやえどね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

マリーゴールド・ホテルで会いましょう / The Best Exotic Marigold Hotel   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジョン・マッデン

出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、ペネロープ・ウィルトン、デヴ・パテル、セリア・イムリー、ロナルド・ピックアップ

それぞれの理由でインドにあるシルバー向けリゾートホテルに集まった、イギリス人の7人の老人たちの異文化体験を描く...........ってなドラマ?!

夫と死別し、インドにやって来た未亡人、担当医の紹介でケガの手術をしに来た老女、新たな出会いを求めてやって来た老人、忘れられない人を探しに来た元判事など、豪華なホテルを期待してたどり着いた彼らの前には、ボロボロのホテルが..........ってなことで、イギリスとはまったく異なる環境のなかで、戸惑いながらも人生の新たな一歩を見つける老人たちの様子を描くってなところなんかな。

いやぁ~、ジュディくんにマギーおばちゃん、ビルくんにトムおじさんと、イギリスのベテラン俳優を揃えたキャスティングは、なんとも豪華やよなぁ。そんな彼らの熟練の演技は、さすがに安心感バツグンやった。

期待したほどの感動は残念ながらなかったんやけど、人生の最後の一幕を迎えて、迷いながらも、生きがいを見つけて歩みを止めずに前に進む、そんなメッセージが込められた話には、ちょっと清々しいものがあったかな?!

2013年11月26日 (火)

『I Am Ichihashi 逮捕されるまで』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、映画館で¥1,000で鑑賞できるってことで宣伝してるキャンペーンもののひとつなんよ。前々から日本での映画鑑賞料金は高すぎるって思ってて、こうやって革新的な料金を出してくれると、嬉しくなるやんね。

¥1,800払ってクダラん作品を見せられたら、相当、頭にくるけど、¥1,000なら多少は失敗してもって気分にもなるし、そうすれば、日本の映画界の活性化にもつながるかもって思わんでもないし。

というわけで、そんな低料金作品の感想は..........................?!

I Am Ichihashi 逮捕されるまで   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:ディーン・フジオカ

出演:ディーン・フジオカ

千葉で起こったイギリス人英会話講師の殺人事件、逮捕されるまで2年7か月の逃亡生活を送った犯人の手記をもとにして作ったドラマ?!

なぜ殺したのか、どうやって逃亡し、逃げながら何を考えていたのか、そんな問いかけをしながら犯人の実像を浮かび上がらせるってことなんやろうけど、う~ん、初監督作で、これを題材にしたってところに、作り手の意欲のようなものは感じるんやけど、映画作品としての評価は、ちょっと疑問やったね。

手記をもとにして、どうやって人物像を作り上げるかってことで、いろいろと工夫されてるんやけど、どうにも違和感がありすぎて、いろいろと伝えようとしてるんやろうけど、きっと思ってるものが受け手に伝わってこないんよ。

当然のことながら、犯人を肯定も否定もする立場にないってことなんやとは思うけど、それでも弱い自分を強調し、赦しを表現すれば、自己弁護を認めるようなもので、そう受け取られかねない内容やと、どうしても素直な気分では観れんよなぁ。

結局のところ、このタイミングでこの作り方で、この作品を世に出すってことに、どこか腑に落ちないものを感じてもうたのかも。なんだかなぁ..............(苦笑)

2013年11月25日 (月)

『恋人はセックス依存症』

今日は、劇場未公開の洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、これが初監督作品になるらしいんやけど、脚本家としてはアカデミー賞を争った『キッズ・オールライト』で監督のリサ・チョロデンコと脚本を共同執筆して、アカデミー賞こそ逃したものNY批評家協会賞を受賞したりして、評価されてたんよね。

そういえば主演のマーク・ラファロも、精子を提供した男役で出演してたっけ。かつては甘いマスクのイケメン俳優ってことで注目されてた彼も、作品に恵まれず、少しクスぶってた感もあったんやけど、最近は大作で脇役を務めたり、さりげなく頑張ってるんかな。

というわけで、そんなマークくんの主演作の感想は...................?!

恋人はセックス依存症 / Thanks For Sharing   ★★★☆☆   (2012年)

監督:スチュアート・ブルムバーグ

出演:マーク・ラファロ、ティム・ロビンス、グウィネス・パルトロー、ジョシュ・ギャッド、キャロル・ケイン、パトリック・フュジット、ジョエリー・リチャードソン

SEX依存症を克服するため、グループ・セラピーに加わり、5年間の禁欲生活を続けてきた男は、あるパーティーで知り合った女性と意気投合し、付きあうことにしたのだが.........ってな依存症をテーマにしたドラマ?!

依存症を克服した男と、そんな彼を支えるグループのリーダー、まったく依存から抜けられない男、そんな3人それぞれの悩みを描きながら、前へ進もうとする彼らの様子を描いてるんよね。

ドラマとしては、恋愛あり、親子のドラマがあり、友情もありってなことで、コミカルさを出しつつも、人生に迷うひとたちの心の葛藤をうまくまとめてたかな。

グウィネスの魅力も含め、出演者がそれぞれいい具合に存在感を発揮してて、なかなか悪くないデキやったね!?

しかし、毎度のことながら、この手の未公開作品に対する“売り方”の適当さってのは疑問やよなぁ。作品の内容は、悩みを抱えた3人の男が中心なわけで、それを踏まえて原題があるんやけど、それを主役でもないグウィネスを前面に売ろうとして............そういうことするから作品の評価が下がってまうんやと思うんやけどね!?

2013年11月24日 (日)

『清須会議』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画のコメディものをひとつ、ご紹介♪

相変わらずの“三谷人気”で、滑り出し好調の作品なわけやけど、これまでも彼の作品をいくつか取り上げつつ、個人的には“好み”やないってことを強調してきたんよね。

今回も、いつもどおり“やたら豪華なキャスティング”でクドイ笑いをって雰囲気がプンプンしてたんで、劇場で観ないつもりやったんやけど、たまたま行きつけのシネコンの会員サービスデーと重なって、時間も合ったもんやから、とりあえず暇つぶし程度の気分で試してみたってわけ。

ということで、そんな作品の感想は....................?!

清須会議   ★★★☆☆   (2013年)

監督:三谷幸喜

出演:大泉 洋、役所広司、小日向文世、鈴木京香、佐藤浩市、浅野忠信、寺島 進、妻夫木 聡、でんでん、伊勢谷友介、中谷美紀、剛力彩芽、坂東巳之助、染谷将太、浅野和之、西田敏行、天海祐希

本能寺の変により織田信長が明智光秀に殺され、織田家の跡目を誰にするかを清須城にて決めることに。光秀を討った秀吉が権力を手にするのを防ぐため、丹羽長秀は柴田勝家と組み、対抗しようとするのだが..........ってな時代劇“風”コメディ?!

信長亡き後の権力闘争を、デフォルメしたキャラを使って、オモシロおかしくってことなんやけど、それにしてもエライ豪華な面々が揃ったもんやわ。三谷作品で稼ごうっていうフジTVの鼻息の荒さが聞こえてきそうなキャスティングってね?!(笑)

これだけの役者が揃えば、それなりにキャラ立ちした演技で、うまく盛り上げるもんやよなぁ............まぁ、力みすぎた歌舞伎役者や、いつもの“役者っぽい”ひとたちも出てるんで、全部が全部すばらしいってことはないんやけど。

それでも、大泉くんの秀吉は、違和感ありまくりのズラに目をつぶれば、コメディとしてはエエ弾け具合で、人心掌握に長けた秀吉のカリスマみたいなものも感じられて、良かった気がするね。

この作品を評価するに当たっては、これが時代劇やと思って観ると、その適当な描写や、やたらと現代口調で笑いを取りに行くみたいなオカシなところが気になってまうんやろうけど、時代劇をモチーフにした“歴史もの風”コメディ作品と思えば、それなりに笑いが散りばめられてて、楽しめるのかも。

これまでの“三谷作品”ほどクドさもなく、エンタメ系のノリ重視の作品ということでは、これはアリかなぁとは思うんやけど............?!

2013年11月23日 (土)

『悪の法則』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題作(?)をひとつ、ご紹介♪

この作品、何といっても豪華なキャスティングと、予告編の渋さで話題(?)やんね。リドリー・スコットが監督してるってところも、ウリになってるんやろなぁ。

もうひとつのポイントは、作品の原作者であるコーマック・マッカーシーが、自ら脚本を書いてるってとこなんかな。このひと、『ノーカントリー』『ザ・ロード』の原作を書いてる売れっ子小説家なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

悪の法則 / The Counselor   ★★★☆☆   (2013年)

監督:リドリー・スコット

出演:マイケル・ファスベンダー、ハビエル・バルデム、キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、ブラッド・ピット、ブルーノ・ガンツ、トビー・ケベル、ジョン・レグイザモ、ディーン・ノリス

美しい恋人との結婚を控え、幸せな日々を送っていた弁護士の男は、知り合いの実業家に頼まれ、メキシコ・マフィアの絡む取引に加担することに。上手く行くはずの取引は、何者かによって邪魔され、その結果、マフィアに命を狙われることになるのだが..........ってなクライム・サスペンス?!

人気沸騰中のファスベンダーくんにハビエル&ペネロペ夫妻、キャメロンくんにブラッドくんまで、いやぁ~豪華でんなぁ(笑)

予告編のとってもクールな感じから、キレキレのバイオレンス系のサスペンスものを期待してたんやけど...................あれっ、ちょっと違う??

なんかね、思ったほどスリルが感じられないんよ。でもって、話のまとまりがなくて、間延びしてるのか、観てて辛いんよなぁ。そこに、かなりキワどいエロが絡んできて、ちょっとなぁ...........って思ってもうた(苦笑)

原作者のコーマック・マッカーシーが脚本を自分で書いてるだけあって、部分的なセリフは実に哲学的でカッコええんやけど、それが映像にマッチしてないというか、映像と合せて見ると、違和感があってねぇ.............。

それに、邦題の“悪の法則”って............何が言いたいのやら.................う~ん、いろいろとちょっと微妙?!

2013年11月22日 (金)

『ペコロスの母に会いに行く』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ペコロス岡野さんっていう漫画家さんが自分の体験を綴った漫画エッセイが原作らしいんよね。で、“ペコロス”ってのは玉ねぎのことらしく、そっくりにハゲあがった風貌から、この名前を名乗ってるっていう、なんともハゲつながりで親近感が湧くところが、個人的に気になったってわけ(笑)

監督の森﨑くんは長崎の出身らしく、息子のハゲおやじを演じる岩松くんも、出身が長崎なんやって。さらに、姉妹共演の原田家の娘たちも長崎の出身らしく、とっても“ナガサキ愛”の詰まった作品なのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

ペコロスの母に会いに行く   ★★★☆☆   (2013年)

監督:森﨑 東

出演:岩松 了、赤木春恵、原田貴和子、竹中直人、加瀬 亮、温水洋一、根岸季衣、佐々木すみ江、正司照枝、長澤奈央、大和田健介、松本若菜、原田知世、宇崎竜童、穂積隆信、春風ひとみ、サヘル・ローズ

認知症の母親と暮らす男は、営業の仕事をサボり、大好きな音楽に没頭する、お気楽な生活を送っていたが、母親の症状が進行し、面倒を見きれなくなり、専門の介護施設に預ける決意をするのだが........ってな家族ドラマ?!

母と息子である中年オヤジの生活をコミカルに映しながら、記憶を失っていく母親の歩んできた過去を挟みつつ、人生の悲喜こもごもを描くってとこなんかな。

これ、なんと言っても主役の赤木さんの演技が味があってエエんよ。認知症っていう難しい役どころを、抜群の存在感で演じてるんよなぁ。でもって、それを受け止める岩松くんのトボケた感じが何とも言えんかった。

年老いた親の介護っていう難しいテーマを扱いながら、過度に湿っぽくならずに、笑いやファンタジーを交え、ホノボノと母子の愛情を描いてるところが良かったね!?

あと、誰も注目してないとは思うんやけど、グタグタやった『東京島』って作品で気になったサヘル・ローズが、チョイ役で出演してたんよ。思わず「頑張れ!」ってつぶやいてもうたよ♪

それと、施設の職員役で出てる松本くん、エエなぁ.........って、なんや作品の評価のホンスジから脱線してもうた............?!(笑)

2013年11月21日 (木)

『アンディフィーテッド 栄光の勝利』

今日は、劇場未公開の作品ではあるんやけど、ちょっと胸にグッとくるドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

未公開作品といっても、これ、実はアカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門でオスカーを受賞してるっていう秀作なんよ。アメフトは、ベース・ボールやバスケと並び、アメリカ人にとって特別なスポーツってことで、この手の感動の話は、よく取り上げられてるよね。

ところで、この監督のリンジーさんの過去作品を検索してると、“ビアポン”なるスポーツ(?)のドキュメンタリー作品がヒットするんやけど、このビアポン、テーブルの上に並べたカップにピンポンのボールを投げ入れるっていうものなんやけど、ワールドシリーズが開催されてて、賞金5万ドルを争うらしい。映像を見ると、結構ユニークやった(笑)

というわけで、ビアポンへの興味は置いといて、作品の感想は......................?!

アンディフィーテッド 栄光の勝利 / Undefeated   ★★★★☆   (2011年)

監督:ダニエル・リンジー、T・J・マーティン

出演:ビル・コートニー、モントレイル・“マネー”・ブラウン、O・C・ブラウン、チャヴィス・ダニエルス

街の中心産業が衰退し、すべてが停滞した地域にあり、何年ものあいだ負け続けていた高校のアメフト部で、ボランティアとしてコーチをすることになった男の熱い戦いを追ったドキュメンタリー?!

ボロボロのチームを立て直し、少しずつ前進しながら迎えた6年目のシーズン、それぞれに問題を抱える子供たちと正面から向き合い、スポーツをとおして様々なことを教える姿には、素直に感動できるものがあったね。

単に勝ち負けの問題やなく、ともに苦難を乗り越えながら、コーチと選手の間に生まれる強い絆や信頼、友情のようなものが感じられるところが秀逸なんよ。

なんとなくアメリカ版“スクール・ウォーズ”を見てるようで、こっちも熱くなってもうた。そういえば.........なんか“泣き虫先生”と同じようなことを言ってたなぁ.................?!(笑)

2013年11月20日 (水)

『よりよき人生』

今日は、フレンチな人生ドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のセドリック・カーンってひとは、フランス人の監督さんなんやけど、『ロベルト・スッコ』『チャーリーとパパの飛行機』なんて作品を観たことがあって、他の監督さんなんかと少し違った視点を持ってる感じではあるんやけど、作品としては、もう一息な印象なんよね。

主演のギョーム・カネは、フランスでは人気の(?)イケメン俳優で、ダイアン・クルーガーと離婚し、マリオン・コティヤールと付き合って、子供も作ってるっていう、とっても羨ましい私生活を送ってるヤツなんよ(笑)

これまでも『恋と愛の測り方』『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』『プレイヤー』といった出演作を取り上げてるんやけど、監督としても、ちょっと前に紹介した『唇を閉ざせ』って作品で、キラリと輝く才能を見せてくれてるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

よりよき人生 / Une Vie Meilleure   ★★★☆☆   (2011年)

監督:セドリック・カーン

出演:ギョーム・カネ、レイラ・ベクティ、スリマン・ケタビ、ブリジット・シィ

シェフとしてレストランで働こうと職探しをしていた男は、ある店で出会った女性と恋に落ちる。シングルマザーの彼女には9歳の息子がおり、たまたま3人で行った湖畔で見つけた空き物件が気に入り、そこに自分たちのレストランを開こうと決意するのだが..........ってなドラマ?!

夢の実現のために、銀行から融資を受け、すべては上手く行くはずが、ムリな計画で歯車が狂い、窮地に追い込まれ........って、なんともビターな人生ドラマが展開するんよ。

そんな中で、ボロボロになりながらも夢にしがみつこうとする男を、ギョームくんが熱演してたかな。相手役のレイラ嬢も、なかなかセクシーやったしね。

単純な一発逆転のハッピーエンドにせずに、悲惨さのなかに微かな希望を描くあたりは、むしろ良心的なのかも。ただ、話の流れ上、どうしても地味でドンヨリな雰囲気にはなってまうよなぁ..............?!(苦笑)

2013年11月19日 (火)

『しあわせカモン』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

劇場未公開やったり、諸般の事情により公開の予定が立っていない作品のなかにも優れたものがあるんと違うかってことで、そんな作品ばかりを集めた“お蔵出し映画祭”なるものが、2011年から毎年1回、広島のほうで開催されてるんやって。

なかなかユニークな視点の企画やと思うし、映画愛を感じるわけやけど、そんなお祭りの栄えある第1回グランプリ受賞作品ってのが、この作品らしい。ちょっと前に紹介した『臍帯』ってのも、第1回のときに出品されてたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

しあわせカモン   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:中村大哉

出演:鈴木砂羽、石垣佑磨、今井雅之、大和田伸也、丹波義隆、沢田亜矢子、安達有里

ちんぴらヤクザと出会い、結婚したことで、ふとしたキッカケでシャブに手を出してしまい、重度の依存症になった女は、治療と再発を繰り返し、ひとり息子と暮らすこともままならず、成長した息子もまた、そんな母親に反発し..........ってな、実話を基にした母と息子の物語?!

う~ん、クスリに溺れる母親と、グレる息子、傷つき、傷つけあいながらも互いの愛と絆は変わらず.........感動の............ってことなんやろうけど、残念ながら胸に響くものは何もなかったよ(苦笑)

砂羽くんの時にシリアスで、時にコミカルな演技で母親の苦悩と愛情を表現しようってのは分からんでもないんやけど、ヤリすぎ感が出すぎてもうて、チープなおばさん演技に、観てて何や引いてもうた。

きっと実際の人生ドラマとしては、なかなか壮絶なものがあったんやろうけど、映画の作品としては、正直、蔵から出さん方が良かったような......................?!(苦笑)

2013年11月18日 (月)

『リアリティー』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、未公開とはいえ、カンヌ映画祭のパルム・ドールの候補作で、審査員特別グランプリなる賞を受賞してるらしいんよ。さらに、イタリアのアカデミー賞では、メイクアップ賞などを受賞し、監督賞や主演男優賞なんかでもノミネートされてたんやって。

監督をしてるマッテオ・ガローネってひとは、以前に紹介した『ゴモラ』って作品でも数々の賞を受賞してて、どうやらイタリアでは人気と実力を認められた注目の監督さんってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

リアリティー / Reality   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マッテオ・ガローネ

出演:アニエッロ・アレーナ、ナンド・パオーネ、クラウディア・ジェリーニ、ロレダーナ・シミオーリ

魚屋を営む男は、娘にせがまれて人気のリアリティ番組のオーディションを受けることに。一次審査をパスし、ローマでの二次審査に呼ばれた彼は、次第に自分が選ばれると確信するようになり.......ってなドラマ?!

テレビに出て有名になりたい、そんな夢の実現が目前になり、次第に自分を見失う、そんな男の姿を描いてるんよね。舞い上がって、妄想に取りつかれ、大切な家族や生活を顧みずに暴走する、なんとも哀れで切ない話やよなぁ。

作品としては、ちょっと展開にメリハリがなく、もうひとつノリきれん感じやったね。まぁ、小粒ながらも、丁寧に主人公の心情を追いかける、そんなところが、ドラマとしてカンヌでも評価されたんやとは思うんやけど、思ったほどのインパクトはなかったかなぁ..............?!

2013年11月17日 (日)

『42~世界を変えた男~』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、感動の実話を基にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

メジャー・リーグでは、毎年4月15日を“ジャッキー・ロビンソン・デー”として、全選手が背番号42を付けてプレーするんよ。マイナーや独立リーグを含めて、背番号42はアメリカでは永久欠番になってるらしく、それくらいジャッキー・ロビンソンってひとはアメリカの野球関係者、ファンすべてからリスペクトを受けてるってことらしい。

そんな作品を監督したブライアン・ヘルゲランドくんは、もともと脚本家として有名で、カーティス・ハンソン監督の『L.A.コンフィデンシャル』やクリント・イーストウッド監督の『ミスティック・リバー』なんかで脚本を共同執筆したことで、アカデミー賞を受賞したりしてるんよね。

というわけで、実話を基にした作品の感想は..................?!

42~世界を変えた男~ / 42   ★★★★☆   (2013年)

監督:ブライアン・ヘルゲランド

出演:チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード、ニコール・べハリー、ルーカス・ブラック、アンドレ・ホランド、ハミッシュ・リンクレイター、クリストファー・メローニ、アラン・テュディック

第二次大戦の終戦間もない頃、ニューヨークのブルックリンに本拠地を置くドジャースのGMは、チームに黒人選手を加えることを宣言する。世間では人種隔離政策が行われる中、ひとりの若者がベースボールの歴史を変える、その候補者として選ばれるのだが........ってな、黒人初のメジャー・リーガー、ジャッキー・ロビンソンを描いた伝記ドラマ?!

白人のファンからはブーイングされ、相手チームからはヤジられ、故意のデッドボールを受け、味方チームからも拒絶される、そんな孤立無援の状況のなかで、自分を信じてフィールドに立つ男、いやぁ~シビレてまうよなぁ!?

様々な苦難だけやなくて、後に続く者たちのために果たすべき重責もひとりで背負い、苦悩しながら新たな世界を切り開いたってのは、ホンマにすごいと思うんよ。

そんな偉大なひとりの選手を演じたチャドウィックくんもなかなかやったんやけど、GM役を演じたハリソンくんがエエ味出しとったねぇ。相変わらずの“軽さ”はあるんやけど、歳を重ねた演技の良さってのがあったように思う。

自分を信じ、仲間を信じ、困難な状況のなかでも希望を見失わずに前に進む、そんな生き方を貫いた男の姿は、最高にカッコよかったね!?

2013年11月16日 (土)

『ある愛へと続く旅』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をやってるセルジオくんと言えば、個人的には『マーサの幸せレシピ』っていうドイツ映画に出てくる陽気なイタリア人シェフなんやけど、短編も合わせるとこれが5作目の監督作品なんやって。でもって、この作品の原作は奥さんが書いたベストセラー小説らしく、ついでに息子も主人公の息子役で出演してるんよ。

主演のペネロペとは、監督&主演の『赤いアモーレ』でもコンビを組んでたっけ。そんなペネロペは、この作品の演技でスペインのアカデミー賞のゴヤ賞で主演女優賞にノミネートされたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ある愛へと続く旅 / Venuto Al Mondo   ★★★☆☆   (2012年)

監督:セルジオ・カステリット

出演:ペネロペ・クルス、エミール・ハーシュ、サーデット・アクソイ、アドナン・ハスコヴィッチ、ジェーン・バーキン、ピエトロ・カステリット、ミラ・ファーラン、ブルーノ・アルマンド、ブランコ・ジュリッチ、ヴィニーチョ・マルキオーニ

ある詩人の研究のためサラエボを訪れていたイタリア人の女学生は、現地ガイドの男の友人だったアメリカ人のカメラマンと知り合い、恋に落ちる。やがて結婚したふたりだったが、子どもができず、サラエボに住む女性に代理母を頼むことに.......ってな人間ドラマ?!

ひとりの女性の半生を軸にしながら、その愛する彼との関係を描きつつ、ユーゴスラビア紛争を背景に時代に翻弄された人たちの愛と哀しみをってことなんやろう。

この作品で大学生から中年までを演じるペネロペの演技が評価されてるらしいんやけど、なるほど体張って頑張ってたかな。個人的には、その相手役のエミール・ハーシュの“やさぐれ具合”が相変わらず上手いなぁって思ったんやけどね?!

話としては、過去を振り返りつつ、現在に続く人生ドラマってことで、ズシリと胸に響くようなヒネリもあって悪くはなかったんやけど、思ったほど感情移入ができんかった。戦争の理不尽さは感じるものの、中途半端に希望を前面に出した終わり方に、素直に納得できんかったのかもなぁ.................?!

2013年11月15日 (金)

『四十九日のレシピ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベストセラー小説が原作らしく、さらにNHKのドラマとして、和久井映見と伊東四朗の主演でやってたんやってね。視聴率を見たら、それほど話題になってたわけではなさそうなんやけど...........。

監督のタナダくんについては、その手腕にずっと疑問を感じてたんやけど、前作の『ふがいない僕は空を見た』がなかなかのデキで、ちょっと見直してみようかと思ったところやったんで、期待する気持ちもあったんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

四十九日のレシピ   ★★★☆☆   (2013年)

監督:タナダユキ

出演:永作博美、石橋蓮司、二階堂ふみ、岡田将生、原田泰造、茅島成美、淡路恵子、内田 慈、赤座美代子、萩野有里、中野英樹、執行佐智子、小篠恵奈

夫に浮気され、子どもまで作られ、我慢の限界に達した主人公は離婚届を突き付けて実家に戻る。家では妻(継母)に先立たれ、無気力な日々を過ごす父がいたが、そこに亡き母から父の世話を頼まれたという若い娘がやって来て、母が遺した“暮らしのレシピ”に書かれた“四十九日の大宴会”をやろうと言うのだが........ってなドラマ?!

人生に迷った夫と娘を、亡くなった母が優しくそっと導く、そんな様子をユーモアを交えて描くってとこなんやろね。

美味しそうな料理がいっぱい出てくるって聞いてたのに、それほどでもなかったのは拍子抜けやったんやけど、話の内容としては、ちょっと先が簡単に読めてまうってのはあるんやけど、それなりに悪くなかったかな。

個人的には、ゴスロリ系の“イタめ”のファッションで弾けまくる二階堂くんがツボやった。この手のエキセントリックな役柄をやらせたら、今一番ハマる女優さんかも♪(笑)

ただ、岡田くんの“日系ブラジル3世ぶり”はムリがあったかなぁ。それに、淡路おばちゃんのキャラにも違和感が残ってもうて、そこらへんで最後の大団円に向けた“作られた感”が出すぎてもうてるように思うんやけどね。

そうはいいつつ、所々ウルっとくる場面もあったりで、大切なひとの人生を振り返りながら、自分の人生を見つめ直す、そんな話には感じるものもあったかな?!

2013年11月14日 (木)

『2ガンズ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるバルタザールくんといえば、前作の『ハード・ラッシュ』でもマーク・ウォルバーグと組んでたっけ。このひと、アイスランド出身で、監督としても注目されてるんやけど、もともとは俳優として活躍してたらしい。

どうやらエベレストを舞台にした山岳モノを、近々ジェイク・ギレンホール、ジョシュ・ブローリン出演で公開する予定らしいんよ。もともと監督として評価された『101 REYKJAVIK』って作品は、日本ではどうも商品化されてないらしく、興味はそそられるものの、残念ながら鑑賞できないんよなぁ。

そんなこんなで、作品の感想は.................?!

2ガンズ / 2 Guns   ★★★☆☆   (2013年)

監督:バルタザール・コルマウクル

出演:デンゼル・ワシントン、マーク・ウォールバーグ、ビル・パクストン、ポーラ・パットン、ジェームズ・マースデン、フレッド・ウォード

メキシコのマフィアの金を銀行から強奪した2人組の男。実は、ひとりは麻薬取締局(DEA)の覆面刑事で、もうひとりは海軍の情報部の将校だった。互いに相手の素性を知らず、それぞれの組織から裏切られた挙句、なぜかCIAにも追いかけられ........ってなクライム・アクション?!

4,000万ドルの大金をめぐるDEA、CIA、海軍、そしてマフィアの攻防と、それに巻き込まれた絶体絶命の男ふたりってことで、なかなかテンポよく楽しませてくれるドラマやったね。

窮地に陥ったときに、果たして誰を信頼するかってことで、主演のふたりの凸凹コンビぶりがなかなかエエ感じにハマってて、作品の雰囲気をうまく作ってたかな。

ちょっと“ありがち”で、安っぽさはあるんやけど、娯楽映画と割り切って、勢いで押し切るあたりは、これはこれでアリなんと違うかな。

まぁ、その分、特に後に残るようなものは何もないんやけど、何も考えずに楽しめるってことでは、それなりに需要を満たすとデキやと思うんやけどね?!

2013年11月13日 (水)

『ファインド・アウト』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるアマンダくんといえば、この年代では売れっ子の女優さんやんね。『マンマ・ミーア!』の娘役で注目されて、その後もジャスティン・ティンバーレイクと共演したSF映画『TIME/タイム』や大ヒットしたミュージカル映画『レ・ミゼラブル』といった話題作に出演してたっけ。

メジャー系の作品ばかりかっていうと、結構、マイナーな作品にも出演してるってところが意外かもね。そんでもって、そういった作品では、彼女が脱ぎたがるのか、彼女を見ると監督が脱がせたくなるのか、なぜか必ずセクシー・シーンがあるんよなぁ(笑)

ブラジル出身の監督さんのハリウッド進出作でも、控えめにその流れを踏襲(?)しつつ.......ってことで、作品の感想は.....................?!

ファインド・アウト / Gone   ★★★☆☆   (2012年)

監督:エイトール・ダリア

出演:アマンダ・セイフライド、エミリー・ウィッカーシャム、ダニエル・サンジャタ、ジェニファー・カーペンター、セバスチャン・スタン、キャサリン・メーニッヒ、ウェス・ベントリー、マイケル・パレ

夜勤明けで家に帰ると、寝てるはずの妹の姿がなかった。1年前に自らが誘拐された経験を持つ彼女は、同じ犯人が自分の代わりに妹を誘拐したに違いないと確信し、警察に捜査を依頼しに行くのだが.........ってなサスペンス?!

1年前の事件で何も証拠が出ず、妄想だと言って警察が取り合ってくれないため、主人公は自分で犯人を突き止め、妹を救い出そうと奔走するのだが........ってなことで、なかなかスリリングな展開で話が進んでいくんよね。

まぁ、ぶっちゃけ、この警察のヤル気のなさはどないなんよってツッコミは入れたくなるんやけど、警察に追われながら犯人を追いかけるって流れのなかで、設定としては悪くなかったね。

ただ、気持ちは分からんでもないんやけど、個人的には終わり方がどうも“シックリ”とこんかったかなぁ.............?!

それにしても、原題は“消えた”って意味のタイトルになってるのに、それを邦題で“見つけたで”ってワザワザ片仮名のタイトルで付け直すセンスってのは、どうなんやろね。タイトルは作品の一部なわけやから、それを勝手に変えるのなら、十分に考えた上でやって欲しいと、つくづく思うんよなぁ..................。

2013年11月12日 (火)

『MOON DREAM ムーン・ドリーム』

今日は、ちょっと異色(?)の邦画をひとつ、ご紹介♪

いや、別に作品の内容が個性的って意味での“異色”なわけやなく、あのタレントのボビー・オロゴンが監督してるってところが“異色”ってことなんよ。

しかも、監督だけやなくて、脚本も書いたってことらしく、どうやら来日してからの自身の体験なんかを盛り込んだ話になってるんやって。演技の方はというと、ちょこっと調べたら、釣りバカ日誌に出演したこともあるらしく、いろいろと頑張ってるみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

MOON DREAM ムーン・ドリーム   ★★★☆☆   (2013年)

監督:近田ボビー

出演:ボビー・オロゴン、南沢奈央、六平直政、星野ルネ、マリエム・マサリ、セイン・カミュ、ダンテ・カーヴァー、ベルナール・アッカ、野村将希、ガッツ石松、布川敏和、中尾 彬、ワッキー

ナイジェリアから日本にやって来た青年は、空港からのバスの中にカバンを置き忘れたことで、偶然知り合った女の子にひと目惚れするのだが..........ってな、“ジャパニーズ・ドリーム”を追いかけてやって来た男の奮闘を描くってね?!

言葉も分からず、戸惑いながらも、なんとか頑張る主人公の姿を描きつつ、裏社会で暗躍する外国人の話を絡めてってな感じで、監督&脚本&主演のボビーくん、大活躍やったね。

まぁ、正直に言うと、映像にしろ、話の展開にしろ、素人っぽさ満点で、かなり“たどたどしい”んやけど、それでもボビーくんの人柄が出てるのか、南沢くんがキュートやからなのか、不思議と観れてしまう、そんな作品やった(笑)

ラブ・ストーリーにサスペンス、人情ドラマにコメディ、そしてアクションまで、いろいろと欲張りすぎな感じではあるんやけど、“頑張れボビー♪”ってことで、これはこれでエエんと違うかな?!

2013年11月11日 (月)

『ラスト・アサシン』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

先日紹介した公開中の『グランド・イリュージョン』では、インターポールの女刑事役ってことで出演してるメラニー・ロランが、女殺し屋を演じてるのがこの作品なんよね。

彼女とは、セドリック・クラピシュ監督の『PARIS パリ』って作品で妙にその存在が気になり、その後のタランティーノの『イングロリアス・バスターズ』で確信に変わり、『オーケストラ!』で完全に心奪われてもうたんよ(笑)

来年早々に、ジェイク・ギレンホールと共演したスリラーものが公開されるらしいし、ジェニファー・コネリーとの共演作も編集段階に入ってるみたいで、今年の春にヨーロッパで公開されたらしいジェレミー・アイアンズとの共演作は、まだ日本では音沙汰なしってところかな。

というわけで、今後もマスマス期待のメラニーくんの出演作の感想は..................?!

ラスト・アサシン / Requiemu Pour Une Tueuse   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジェローメ・ル・グリ

出演:メラニー・ロラン、チェッキー・カリョ、クロヴィス・コルニアック、クリストファー・スティルス

ある利権に絡むオペラ歌手の殺しの依頼を受けた女暗殺者は、スイスで行われる音楽祭で同じ歌手として共演するように仕向け、彼に近づくのだが.......ってなフレンチのサスペンスもの?!

腕利きの美人殺し屋と、そんな彼女の正体を探ろうとする警察機関の諜報員、そしてもうひとつの影........ってなことで、簡単なはずのケースは思わぬ方向にってね。

まぁ、それなりに楽しめるんやけど、細かいところで、もうひとつ“シックリ”とこない、そんなどことなく中途半端な印象の残る感じの作品やった。

メラニー嬢は、相変わらずの美しさで、作品のなかの“華”としては申し分ないんやけど、それを“凄腕の殺し屋”と言われると、ちょっとイメージが違うよなぁって思うんよ。それに歌手として歌うシーンは、どう見ても口パクで、かなりの違和感が.........(苦笑)

全体としては、まとまってはいるんやけど、そこが逆にコジンマリしてもうてて、小粒感だけが勝ってまうと、どうしても盛り上がりきらんってね。そういう意味で、作品としてはもう一息ってとこかもなぁ..............?!

2013年11月10日 (日)

『マッキー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、インド映画をひとつ、ご紹介♪

今年の前半で『きっと、うまくいく』が“まさか”の大ヒット(?)になり、同時期に公開された子供を主人公にした作品も評判がよかったし、なんか久々の“ボリウッド・ブーム”が来てる感じやね。

かつてのインド映画といえば、ラジニ・カーント主演で美女と歌って踊って、とにかく能天気に明るいってのがウリやったんやけど、基本的には同じ“陽気な流れ”ではあるものの、ドラマ性という点では、最近のものの方がより深みがある(?)作品が増えた気はするかな。

そんななか、まさかのハエをフィーチャーした作品が公開されるってんで、なかなかの前評判やったもんやから、ちょっと期待して鑑賞したのがこの作品なわけ。本国ではCGが評価されたらしく、映画賞を受賞したんやって。

ということで、そんな作品の感想は....................?!

マッキー / Eega   ★★★☆☆   (2012年)

監督:S・S・ラージャマウリ

出演:ナーニ、スディープ、サマンサ・プラジー

通りの向かい側に住む彼女のことを2年間想いつづけ、何とか気を引こうと必死の男と、そんな彼の気持ちに気づきつつも、素っ気ないフリをするツンデレな彼女。ついに彼の気持ちに応えようと決意したとき、彼女を狙う性悪な金持ちに彼は殴り殺されてしまうのだが、ハエに生まれ変わった彼は、復讐を決意し........ってな、インドの恋愛コメディ?!

まさかハエがヒーローになって大活躍するとは.........恐るべき“ボリウッド”の発想力やよなぁ(笑)

小さな体で、あの手この手を駆使して人間に嫌がらせってことで、耳元で鳴るハエの羽音なんてのは実体験としてあるから、やられる側の気持ちも良く分かるってね。

姿は変わってしまっても、大切なひとを悪い男から必死に守るってところに純愛ストーリーがあるんやろうけど、残念ながらラブストーリーとしては、どうも後味がすぐれん感じやったかな。

まぁ、コメディとしては、意外性があってエエような気はするんやけど、ただ、ちょっとクドさがあるかもなぁ..............ボチボチってね?!

2013年11月 9日 (土)

『グランド・イリュージョン』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、洋画の痛快(?)サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、映画館で見かけた予告で、なかなかオモロそうやなぁって思ってたんやけど、実際に公開されてからの評判もエエ感じやったんで、試しに鑑賞してみたんよね。

監督のルテリエくんと言えば、『トランスポーター』『インクレディブル・ハルク』『タイタンの戦い』なんかを作ったフランスのひとなんやけど、今回の作品の海外での評価なんかを見ると、キャリア“最高傑作”ってことになりそうかな。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

グランド・イリュージョン / Now You See Me   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ルイ・レテリエ

出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、マーク・ラファロ、メラニー・ロラン、アイラ・フィッシャー、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、デイヴ・フランコ、コモン、マイケル・ケリー

ある目的のために何者かによって集められた腕利きのマジシャンやイリュージョニスト、メンタリストの4人の男女。そのテクニックを駆使し、ラスベガスでのショーで、パリにある銀行の金庫から金を奪い取るのだが............ってなクライム・サスペンス?!

証拠を掴んで逮捕しようと躍起のFBIとインターポール、トリックを暴こうとする初老の元マジシャン、そんな彼らをあざ笑うかのように、華麗な手口で人気となる4人組、果たして彼らの目的とは........ってな感じで、なかなか楽しませてくれる作品やったね。

これ、キャスティングが結構、豪華なんよ。ケイン&フリーマンの両ベテランを脇で利かせつつ、若手3人にクセモノ役者のハレルソンくんを混ぜて絡ませるあたり、オモロイ具合に仕上がってた。

個人的イチオシ女優のメラニー嬢の役どころが少し中途半端になってもうてるのが残念ではあるんやけど、今回も時折キュートな魅力を振りまいてくれてて、作品を彩る“華”としては十分やったしね!?(笑)

まぁ、最後のオチがやや“安っぽい”印象はあるんやけど、それでも、小気味よく展開するサスペンスは、エンターテイメント作品としては及第点やったんと違うかな?!

2013年11月 8日 (金)

『劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

人気シリーズもいよいよ最終章ってなことで、先日はスペシャルドラマもTVでやってたし、深夜枠で再放送したりしつつ、なんや盛り上がってきたで~ってな感じで、無理やりハシャギながら、とりあえず今回も堤くんの“悪ノリ”具合をチェックしに、劇場まで足を運んだってわけ?!

個人的には、このシリーズとの本格的な付き合いは前作の『劇場版 SPEC~天~』からではあるんやけど、キャラの作り方やハマり具合を見てると、なんやクセになるあたり、嫌いやないんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

劇場版 SPEC~結~ 漸ノ篇   ★★★☆☆   (2013年)

監督:堤 幸彦

出演:戸田恵梨香、加瀬 亮、竜 雷太、北村一輝、有村加純、栗山千明、神木隆之介、向井 理、大島優子、遠藤憲一、香椎由宇

“人類最後の日”が迫り、特殊能力“SPEC”を持つ者と、そうでない者との戦いがハゲしさを増すなか、未詳事件特別対策係の面々は、SPECホルダーを抹殺する“シンプル・プラン”を阻止しようとするのだが..........ってな、シリーズ最終章の前篇?!

今回も細かいボケをテンコ盛りにして、堤監督のやりたい放題の悪ノリぶりが炸裂する、そんなヤリ過ぎ感が満載のデキやったね(笑)

このシリーズは、なんといっても主役の戸田くんと加瀬くんの掛け合いと、そんなふたりを脇から支える竜おじさんの抜群の“合いの手”が絶妙すぎるところがエエんよなぁ。ツンデレ系と暑苦しい系に、お気楽系とみせかけて実は思慮深い系のバランスが、今回も見事にはまってた。

まぁ、個性的なキャラが揃うと、なかには見る度に“イラッ”とくる“女優モドキ”がいたりして、勘弁して欲しいなぁって思わんでもないんやけど、とやかく言うほどの内容の作品でもないから、良しとするかってね(苦笑)

とりあえずラストまでアト少し、まだ編集が終わってなくて、作品が完成してないらしいんやけど、楽しみに待つとするかな?!

それにしても、これ観た後で妙に餃子が食べたくなって、ついつい冷凍ものをひとりで1パック食べたら、なんや気分が悪くなってもうたよ..........(苦笑)

2013年11月 7日 (木)

『アンチヴァイラル』

今日は、ちょっと個性的な洋画のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるブランドン・クローネンバーグってひとは、名前からも分かるとおり、カナダ出身のあのデヴッド・クローネンバーグの息子さんなんよ。

デヴィッド・クローネンバーグといえば、最近の『イースタン・プロミス』『危険なメソッド』こそ、ある程度まとも(?)なドラマになってるんやけど、もともとはホラー系の出身で、80年代なかばの『ザ・フライ』で“ハエ男”を生み出したときは、かなりの衝撃やったのを覚えてる。

その後の『裸のランチ』なんかも相当なグロで、そんな監督さんの息子が監督デビューってことで、どんな作品を作ったのかと思ったら.......................ってことで、注目(?)の作品の感想は................?!

アンチヴァイラル / Antiviral   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ブランドン・クローネンバーグ

出演:クレイブ・ランドリー・ジョーンズ、サラ・ガドン、ダグラス・スミス、ジョー・ピングー、マルコム・マクダウェル、ニコラス・キャンベル、ウェンディ・クルーソン、シーラ・マッカーシー

セレブと同化したい、そんな人々の欲求を満たすべく、セレブがかかった病気のウィルスを売って、稼ぐクリニックが流行する近未来。クリニックで働く青年は、違法にウィルスを抜き取り、闇で販売するのだが........ってなサスペンスもの?!

いやぁ~、「この親にしてこの子あり」、「親の背を見て子は育つ」ってのは、こういうのを言うんやろかって思うくらい、オヤジさんを彷彿させるグロい作品やったよ(笑)

出だしからよく理解できない話が続くんやけど、徐々につかめてくると、そこから一気に病的なドラマに........ってことで、ある意味スゴイなぁって感心してもうた。

この手の個性的なドラマってのは、実験的過ぎて、得てしてグタグタに終わってまうんやけど、そうならずに何となくセンスを感じさせるあたり、悪くないのかも。

そうは言っても、ここまで“キワもの”的な内容になってくると好みは分かれるわけで、間違いなく一般ウケするようなシロモノやないんやろなぁ......?!(苦笑)

2013年11月 6日 (水)

『ザ・マスター』

今日は、今年(2012年度)のアカデミー賞で話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪

アカデミー賞では結局のところ受賞しなかったんやけど、前哨戦ではヴェネチアで監督賞にあたる銀獅子賞や男優賞を受賞したり、LA批評家協会賞で監督賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞したりして、結構、注目されてた作品なんよね。

まぁ、某新興宗教のことやっていうことで、ちょっと騒がれてたってのもあるんやけど、そんなキワどいテーマに挑んだ監督のポール・トーマス・アンダーソン(P.T.A.)といえば、信者のトム・クルーズを起用して『マグノリア』って作品で話題になって、今回のアカデミー賞で主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイスが以前に主演男優賞を受賞した作品『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を監督したひとでもあるんよ。

そんなP.T.A.の5年ぶりの新作ってことで、個人的には、かなり期待してたんやけど、劇場で公開時には時間があわず、ようやくレンタルで鑑賞したってわけ。ちなみに監督さんの次作は同じくホアキン・フェニックス主演で、来年公開に向けて編集段階に入ってるらしいから、どうやら創作意欲が湧いてきたらしい??

ということで、そんな作品の感想は...................?!

ザ・マスター / The Master   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ポール・トーマス・アンダーソン

出演:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、アンビル・チルダーズ、ジェシー・プレモンス、ローラ・ダーン、クリストファー・エヴァン・ウェルチ、ラミ・マレック

第二次大戦を戦った海兵隊員の男は、精神的に病んでしまい、除隊後はアルコール依存となり、問題ばかり起こしていた。あるとき、たまたま停泊していた船に潜入し、そこでひとりの男と出会うのだが.........ってな、トム・クルーズがご執心の某新興宗教の始まりを描いてる(?)といわれるドラマ?!

酒浸りで気が短く、暴力的な男と、独特のカウンセリングで信奉者を増やす“マスター”、ぶつかり合いながらも強い絆で結ばれていく二人の関係を描くってね。

久々のP.T.A.作品は、少しキレがないような気もするんやけど、主演のふたりの演技は迫力があったかな。フィリップくんの細かな動きで表現されるカリスマ性やセリフ回しの巧さ、そしてホアキンくんの粗野な飲んだくれっぷりが作品の雰囲気を作り出してるんよなぁ。

ただ、話の内容が個人的にイマイチ乗りきれない感じで、あまり心に響くものがなかったもんやから、期待し過ぎたのもあるのかもしれんけど、何となく物足りなさが残ってもうたよ。

まぁ、役者の演技が楽しめるという点では悪い作品ではないんやけど、もう少し“深み”があったら良かったんやけどなぁ...............?!

2013年11月 5日 (火)

『よだかのほし』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品のタイトルは、宮澤賢治の「よだかの星」って童話がモチーフになってるんやって。他と見てくれが違う、醜く嫌われ者の鷹が、自分の居場所を探して空にのぼり、夜空の星になって輝き続けるって話らしい。

この作品で主演を務めてるのは、モデル出身の菊池亜希子なんよ。彼女、初主演作となった『森崎書店の日々』では、演技力がもう一つで、まだ女優になりきれてなかった感じやったんやけど、『わが母の記』なんかにも出演したりして、着実に良くなってる感じやったね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

よだかのほし   ★★★☆☆   (2012年)

監督:斉藤玲子

出演:菊池亜希子、眞島秀和、深水元基、北上奈緒、いせゆみこ、佐藤 誓

大好きだった父親を幼い頃に亡くし、ずっと喪失感を抱えたまま大人になった28歳の主人公は、ある日、川沿いをジョギングしているときに、自分と同じ岩手県花巻市出身のおばあちゃんと出会う。おばあちゃんが孫のために用意した浴衣を手直しすることになったことで、10年ぶりに自分も故郷に帰ることに.........ってな、穏やかなお話。

人生に目標を見いだせず、漫然と過ごしていたときに、ひとつの出会いが彼女を故郷へと導く......ってな感じで、過去と現在が結びつき、新たな一歩のきっかけをってところかな!?

取り立てて何かスゴイってものはないんやけど、ゆったりとした流れのなかで、自分を取り戻していく主人公の姿に共感できるんよね。まぁ、主演の菊池くんがゴッツいキュートで、個人的に必要以上の感情移入をしてもうてるってことなんかもしれんけど.........(笑)

でも、遠くにいても心の拠りどころとなる、そんな故郷の大切さってものを感じさせてくれるドラマは、さりげなく心を満たしてくれるんよね。

あぁ、なんか無性に実家に帰りたくなってもうたなぁ..........オレも人生の目標を失ってるのかも?!(苦笑)

2013年11月 4日 (月)

『最高のふたり』 (『サマー~あの夏の記憶~』)

今日は、劇場未公開の作品のなかから、イギリスのドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場では公開されてないんやけど、実はすでにWOWOWでやってたんやって。まぁ、地上波しか見れない環境にいると、当然、そんなことは露知らずなんやけどね(苦笑)

でもって、作品の感想を書く前に、どうしても一言物申したいことが.......。これ、どうやらWOWOWでやってたときのタイトルは、『サマー~あの夏の記憶~』やったらしいんやけど、今回、DVDでレンタル開始されるに当たって、どういうわけか『最高のふたり』って邦題に変わったみたいなんよ。

そう、これ、どう考えても大ヒットした、あのフランス映画に“便乗しまっせ”商法やんね。なるほど、作品の冒頭で車いすのオヤジとそれを介護するオヤジが出てきて........それでタイトルも“ドヤ”ってことなんか.........(苦笑)

本家の方は確かに“ふたり”を主眼にストーリーが展開するんやけど、こちらの方は“ひとり”目線で、しかもメインは友情やないからね。

ちょっと前に、バスは話にほとんど関係してないにもかかわらず、“電車男”が流行ってたばっかりに『バス男』なんて適当な邦題をつけ、10年近く経って謝罪して原題の『ナポレオン・ダイナマイト』になったってニュースがあったけで、まさにそれと同じ“とんでも邦題”やよなぁ(苦笑)

売りたくて必死なのは分かるけど、そのために内容も確認せずに安易に適当な邦題を付けるのは、作品への敬意を失するもので、映画を愛する気持ちが微塵も感じられへんて。

あまりの憤りで、愚痴が延々と続きそうなんで、とりあえずここいらで感想を........?!

最高のふたり (サマー~あの夏の記憶~) / Summer   ★★★☆☆   (2008年)

監督:ケニー・グレナーン

出演:ロバート・カーライル、スティーヴ・エヴェッツ、レイチェル・ブレイク、ジュリア・フォード、ケイト・ディッキー、マイケル・ソーチャ

幼い頃からいつも一緒で、悪ふざけをしながら育ったふたり、中年になり、ひとりが体調を壊し、余命2ヶ月を宣告される。そんな彼を看病する男は、今でも忘れられない、元恋人だった女性のことを想うのだが...............ってなちょっぴりセンチメンタルなお話?!

学習障害のために学校生活になじめず、少し荒れてた子供時代、問題ばかり起こしてた頃のことを苦々しく思い出しながらも、挫けそうなときに、いつも心の支えになってくれた彼女、そんな関係をノスタルジックに描くってとこなんかな?!

さすがロバートくんだけあって、抑えた演技をしながらも、主人公の心のなかの葛藤をうまく表現してたね。暗い過去を背負いながら、はいつくばって生きてる、そんな“ヤサグレ具合”がなかなかやった。

思い通りにいかない人生のなかで、輝いてた“あの夏”を想う、そんな甘く切ないドラマは、地味で少し辛気臭いんやけど、同じようにオヤジ世代に突入した目で観ると、なんや分からんでもないなぁって思ってもうたよ(苦笑)

2013年11月 3日 (日)

『人類資金』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、あの『亡国のイージス』と同じ福井晴俊の原作、阪本順治の監督で、今回は脚本もふたりで仲良く書いてってことで宣伝文句になってるんやけど、個人的には「えっ、あの中途半端なアクションもののコンビ.........??」ってなことで、かなりの不安が心をよぎったんよ(苦笑)

それでも、佐藤くんや森山くんといった、ある程度、信頼できる役者が出てるってことで、一部の顔ぶれに目をつぶって、シネコンの会員割引デーを狙って劇場に足を運んだんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

人類資金   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:阪本順治

出演:佐藤浩市、森山未來、香取慎吾、岸部一徳、仲代達矢、観月ありさ、石橋蓮司、寺島 進、豊川悦司、三浦誠己、オダギリジョー、ユ・ジテ、ヴィンセント・ギャロ

終戦直前に日本軍が隠したとされる秘密の資産、それをネタに詐欺をしていた男は、“M資金”と呼ばれるその資産を管理しているとされる財団を名乗る男に呼び出されるのだが.......ってなサスペンスもの?!

時価総額10兆円の資金を盗み出す、そんな壮大な計画に半信半疑で参加するものの、実態の見えない強大な敵との戦いは困難を極め.......ってな感じで、世界経済をテーマにスケール感たっぷりに..........ってことなんやろうけど、何なんやろね、この“コジンマリ”した印象は?!(苦笑)

まず、部分的に贅沢に役者を集めて作ってるものの、一部の中途半端な“役者っぽいひとたち”の存在で、実にチープな雰囲気に仕上がってるんよね。

それに加えて、話の方も世界を飛び回り、あの国連でもロケしって言われるほど、“大作感”が微塵も出てないんよなぁ。まぁ、海外キャストが、自分の主演監督作で主演女優に自分のイチモツを咥えさせて満足してるっていう“超キワものナルシスト”のギャロくんってところの小粒感が影響してるんかもしれんけど(笑)

いずれにしても、テンポ悪く、グタグタと展開するサスペンスでは、とても満足できるような作品とは言えんよなぁ.........千円での鑑賞でよかった.........?!

2013年11月 2日 (土)

『ダイアナ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、イギリスの伝記ものをひとつ、ご紹介♪

ダイアナ皇太子妃と言えば、あの華やかな結婚式のときから、人々を魅了し、憧れの的になってたひとやんね。パリでの事故死という、衝撃的な人生の幕切れもあって、今なお人々の心に残る存在なんやろなぁ。

そんなダイアナの最後を描いた作品なわけやけど、イギリス映画でありながら、実は監督さんはドイツ人なんよ。個人的には『es [エス]』って作品がお気に入りなんやけど、ブルーノ・ガンツの熱演もあって、その次の『ヒトラー ~最後の12日間~』の方が有名かもね。

というわけで、そんな作品の感想は.............?!

ダイアナ / Diana   ★★★☆☆   (2013年)

監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル

出演:ナオミ・ワッツ、ナヴィーン・アンドリュース、ジェラルディン・ジェームズ、ダグラス・ホッジ、キャス・アンヴァー、ローレンス・ベルチャー、ジュリエット・スティーブンソン、チャールズ・エドワーズ、ジョナサン・ケリガン、ハリー・ホランド

別居から離婚、そして36歳でこの世を去るまでの2年間のダイアナ元皇太子妃の秘めた恋を描くってな伝記もの?!

お見舞いで訪れた病院で、患者の主治医のパキスタン人の心臓外科医と出会い、恋に落ちる。互いに惹かれあうも、常にマスコミに追われる彼女にとって、普通の恋愛は困難だった.................ってなことで、彼女の知られざる素顔を語るドラマってことなんやろね。

主演のナオミ・ワッツは、この作品のために相当な気合いを入れて役作りをしたってことらしく、なるほど、かなりの“なりきりブリ”やった。

ひとりの女性として、当たり前のように恋をするも、公人として常に世間の注目を浴び、彼女の置かれた立場のせいで上手くいかない。そんな孤独のなかで生きる、ひとりの女性の苦悩の物語ってことで、それなりに分かる部分もあるんやけど、それを映画にして見せられた時に、思ったほど響くものがなかったんよね。

まぁ、こんなオヤジ目線で見るから、そう思うわけで、女性の立場で観ると、もっと違った感想になるんかもしれんけど..................ボチボチかなぁ?!

2013年11月 1日 (金)

『ペタル ダンス』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してる石川くんは、CM業界の出身らしく、これが長編3作目になるんかな。前作の『好きだ、』は、宮﨑あおいを主演に迎えたラブ・ストーリーで、モントリオール国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したんよね。

まぁ、同じCM出身監督ってことで、どちらかというと岩井俊二なんかと同じ“臭い”のする作風で、印象的な映像で作品を作っていくっていう感じなんかなぁって思うんやけど。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ペタル ダンス   ★★★☆☆   (2013年)

監督:石川 寛

出演:宮﨑あおい、忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵、安藤サクラ、風間俊介、後藤まりこ、韓 英恵

大学時代の親友に6年ぶりに会いに行くことにした2人の女性と、ちょっとした縁でその旅に運転手として参加することになった女の子、女3人の旅を映すドラマ?!

直接会って気持ちを確かめたい、そんな思いに駆られて旅に出る二人と、突然いなくなった友だちのことが頭から消えず、苦しんでいる女の子、そんな彼女たちの心の揺れを美しい景色を挟みつつ、叙情的にってとこなんかな。

う~ん、確かに映像としては雰囲気があって、この監督さんらしい“アート系”の作品ってことなんやろうけど、作品としてどうなんやろね。

おそらく台本らしいものはなく、アドリブ中心で撮影してるとおぼしきドラマは、リアルさを出す演出としてはアリなのかもしれんけど、うまく噛みあわないと、違和感だけが残ってまうんよなぁ(苦笑)

人と人との“つながり”を意識させつつ、20代の女の子たちの“新たな一歩”を追う、そんなドラマは、個人的にはもうひとつ“深み”が感じられない、ちょっと中途半端な印象やったね?!

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