『ラスト・アサシン』
今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪
先日紹介した公開中の『グランド・イリュージョン』では、インターポールの女刑事役ってことで出演してるメラニー・ロランが、女殺し屋を演じてるのがこの作品なんよね。
彼女とは、セドリック・クラピシュ監督の『PARIS パリ』って作品で妙にその存在が気になり、その後のタランティーノの『イングロリアス・バスターズ』で確信に変わり、『オーケストラ!』で完全に心奪われてもうたんよ(笑)
来年早々に、ジェイク・ギレンホールと共演したスリラーものが公開されるらしいし、ジェニファー・コネリーとの共演作も編集段階に入ってるみたいで、今年の春にヨーロッパで公開されたらしいジェレミー・アイアンズとの共演作は、まだ日本では音沙汰なしってところかな。
というわけで、今後もマスマス期待のメラニーくんの出演作の感想は..................?!
ラスト・アサシン / Requiemu Pour Une Tueuse ★★★☆☆ (2011年)
監督:ジェローメ・ル・グリ
出演:メラニー・ロラン、チェッキー・カリョ、クロヴィス・コルニアック、クリストファー・スティルス
ある利権に絡むオペラ歌手の殺しの依頼を受けた女暗殺者は、スイスで行われる音楽祭で同じ歌手として共演するように仕向け、彼に近づくのだが.......ってなフレンチのサスペンスもの?!
腕利きの美人殺し屋と、そんな彼女の正体を探ろうとする警察機関の諜報員、そしてもうひとつの影........ってなことで、簡単なはずのケースは思わぬ方向にってね。
まぁ、それなりに楽しめるんやけど、細かいところで、もうひとつ“シックリ”とこない、そんなどことなく中途半端な印象の残る感じの作品やった。
メラニー嬢は、相変わらずの美しさで、作品のなかの“華”としては申し分ないんやけど、それを“凄腕の殺し屋”と言われると、ちょっとイメージが違うよなぁって思うんよ。それに歌手として歌うシーンは、どう見ても口パクで、かなりの違和感が.........(苦笑)
全体としては、まとまってはいるんやけど、そこが逆にコジンマリしてもうてて、小粒感だけが勝ってまうと、どうしても盛り上がりきらんってね。そういう意味で、作品としてはもう一息ってとこかもなぁ..............?!
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