« 『よだかのほし』 | トップページ | 『アンチヴァイラル』 »

2013年11月 6日 (水)

『ザ・マスター』

今日は、今年(2012年度)のアカデミー賞で話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪

アカデミー賞では結局のところ受賞しなかったんやけど、前哨戦ではヴェネチアで監督賞にあたる銀獅子賞や男優賞を受賞したり、LA批評家協会賞で監督賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞したりして、結構、注目されてた作品なんよね。

まぁ、某新興宗教のことやっていうことで、ちょっと騒がれてたってのもあるんやけど、そんなキワどいテーマに挑んだ監督のポール・トーマス・アンダーソン(P.T.A.)といえば、信者のトム・クルーズを起用して『マグノリア』って作品で話題になって、今回のアカデミー賞で主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイスが以前に主演男優賞を受賞した作品『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を監督したひとでもあるんよ。

そんなP.T.A.の5年ぶりの新作ってことで、個人的には、かなり期待してたんやけど、劇場で公開時には時間があわず、ようやくレンタルで鑑賞したってわけ。ちなみに監督さんの次作は同じくホアキン・フェニックス主演で、来年公開に向けて編集段階に入ってるらしいから、どうやら創作意欲が湧いてきたらしい??

ということで、そんな作品の感想は...................?!

ザ・マスター / The Master   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ポール・トーマス・アンダーソン

出演:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、アンビル・チルダーズ、ジェシー・プレモンス、ローラ・ダーン、クリストファー・エヴァン・ウェルチ、ラミ・マレック

第二次大戦を戦った海兵隊員の男は、精神的に病んでしまい、除隊後はアルコール依存となり、問題ばかり起こしていた。あるとき、たまたま停泊していた船に潜入し、そこでひとりの男と出会うのだが.........ってな、トム・クルーズがご執心の某新興宗教の始まりを描いてる(?)といわれるドラマ?!

酒浸りで気が短く、暴力的な男と、独特のカウンセリングで信奉者を増やす“マスター”、ぶつかり合いながらも強い絆で結ばれていく二人の関係を描くってね。

久々のP.T.A.作品は、少しキレがないような気もするんやけど、主演のふたりの演技は迫力があったかな。フィリップくんの細かな動きで表現されるカリスマ性やセリフ回しの巧さ、そしてホアキンくんの粗野な飲んだくれっぷりが作品の雰囲気を作り出してるんよなぁ。

ただ、話の内容が個人的にイマイチ乗りきれない感じで、あまり心に響くものがなかったもんやから、期待し過ぎたのもあるのかもしれんけど、何となく物足りなさが残ってもうたよ。

まぁ、役者の演技が楽しめるという点では悪い作品ではないんやけど、もう少し“深み”があったら良かったんやけどなぁ...............?!

« 『よだかのほし』 | トップページ | 『アンチヴァイラル』 »

映画」カテゴリの記事