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2013年12月 4日 (水)

『最初の人間』

今日は、イタリア人監督によるフレンチな作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、アルジェリア生まれのフランス人作家アルベール・カミュの自伝的小説を映画化したものなんよね。カミュと言えば、内容はあまり覚えてないんやけど、学生の頃に「異邦人」って作品を読んだっけなぁ。

戦後最年少の若さでノーベル文学賞を受賞したひとらしいんやけど、この自伝的小説を執筆中に交通事故にあって亡くなってもうたらしく、未完の作品になってもたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

最初の人間 / Le Premier Homme   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジャンニ・アメリオ

出演:ジャック・ガンブラン、カトリーヌ・ソラ、トゥニ・ポタリデス、マヤ・サンサ、ジャン=フランソワ・ステヴナン、ニコラ・ジロー

作家として有名になった男は、住んでいるパリを離れ、久しぶりに母の住む故郷のアルジェリアに戻ることに。フランスからの独立運動が盛んになりつつある不安定な政情のなか、男は幼少期の思い出とともに、祖国の未来を憂うのだが...........ってな自伝的小説をモチーフにした映画?!

宗主国であるフランスに反発するアラブの人々、それを抑え込もうというフランス側の世論、そんな50年代後半の緊迫した状況のなか、フランス系アルジェリア人として、“故郷”を想う気持ちを伝えようとした男の姿を映し出した、ちょっとノスタルジックなドラマってね。

貧しかった幼少期、苦労しながらも、生き生きと蘇える大切な思い出、アルジェリアという国の置かれた状況を背景にしつつ、淡々と描かれるドラマは、とっても地味な作りなんやけど、なかなか味わい深いものがあったかな。

主演のジャックおじさんが、相変わらず渋い魅力を発揮してて、さりげない表情のなかに苦悩や悲しみが出てたりして、なんかエエんよね。

自分の子どもの頃の思い出が、思わず頭をよぎったりする、そんな作品は、小粒ながら良心的なデキやった?!

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