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2014年1月13日 (月)

『シモンの空』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルリン映画祭で銀熊賞(特別賞)を受賞してて、監督さんが金熊賞にもノミネートされてたらしいんよ。その他にも、マイナーな映画祭でノミネートされたり、賞を受賞したりしたんやって。

主人公は少年なわけやけど、そんな少年と一緒に暮らしてるっていう役どころで出てるレア・セドゥは、『イングロリアス・バスターズ』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『ミッドナイト・イン・パリ』なんかのハリウッド大作にも出演したりして、フランス期待の若手女優さんなんよね。

4月に公開予定の主演最新作『アデル、ブルーは熱い色(原題:La Vie D'Adele)』はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得してて、かなり注目されてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

シモンの空 / L'enfant D'en Haut   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ウルスラ・メイエ

出演:ケイシー・モッテ・クライン、レア・セドゥ、ジリアン・アンダーソン、マーティン・コムストン

気まぐれな“姉”と暮らしている少年は、その日の食事に困るくらいの貧乏暮らしのなか、近くのスキー場で泥棒をし、盗んだ物を売りさばいて生活のための金を手に入れていたのだが.......ってなドラマ?!

職を転々とし、男にだまされる“姉”は頼りにならず、生きるためにズル賢く盗みをする少年の様子を追いながら、ちょっと切ない人生の瞬間を切り取るってとこなんかな。

社会の底辺で健気に生きる少年を中心に、さりげない瞬間を写しだしながら淡々と心理を描いてみせる作品は、良くも悪くも“ヨーロッパらしい”ドラマやったね。

現実を受け入れられずに生きる大人と、満たされない愛情を抱えこみながら、心のなかの悲しみを隠して生きる少年、そんなふたりの姿を見てると、どこかやり切れん気分になってもうたかな。

万人受けするような作品ではないんやろうとは思うけど、どこかダルデンヌ兄弟なんかと同じ匂いのする作風は、繊細に人物を描いたドラマになってて、悪くはないと思うんやけどね?!

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