« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014年2月

2014年2月28日 (金)

『不安の種』

今日は、日本のホラーものをひとつ、ご紹介♪

これ、もともとはマンガ雑誌に連載されてたホラー・コミックを映像化した作品なんやってね。でもって、監督さんは、これまでもホラー系の作品をメインに手掛けてきたひとらしい。

あまり日本のホラーを観ないので、この作品もそれほど興味はなかったんやけど、個人的に期待してる若手女優の石橋くんが出演してるってことで、ちょこっと気になってレンタル屋で手にしてみたってわけ。

ということで、そんなヨコシマな気持ちで鑑賞した作品の感想は.........................?!

不安の種   ★★★☆☆   (2013年)

監督:長江俊和

出演:石橋杏奈、須賀健太、浅香航大、津田寛治、岩井志麻子、栗原 瞳、森くれあ、川村亮介、小山 颯

とある町に越してきた一家だったが、ある日、停電により真っ暗になった家のなかで、家族は見えてはいけないものを見てしまい、次々と殺されてしまう............ってなホラー映画?!

出だしから、ちょと奇妙な映像で恐怖心を煽りつつ、ホラーで突っ走るのかと思いきや、どこか中途半端に笑いを取りにきてるような感じすらさせるような、何とも不思議なノリの作品やったね。

そもそものところで、こんなホラー系の作品に、キュートな石橋くんが出てくるってのが驚きではあるんやけど、でも、その存在があるからこそ、恐怖一辺倒の流れになることなく、バランスが取られてるのかもね!(笑)

まぁ、どこかシュールな設定のなかで、日常を意識させつつ、そこから少しラインを越えたあたりの恐怖ってのを演出するってあたりは、観る側をそれなりに怖がらせるだけのクオリティはあるのかも。

しかし、一番不安にさせられたのは、エンドロールの流し方と超パンクな音楽やったかもね♪(笑)

2014年2月27日 (木)

『僕が星になるまえに』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の注目は、なんと言っても人気沸騰中(?)のベネディクト・カンバーバッチくんが出演してるってことなんやろね。DVDのパッケージにも“初主演作”なんて大き目の字で書いてあったしなぁ。

ちょっと言いにくい名前の“カンバーバッチ”くんは、BBCのTVドラマ「SHERLOCK」でシャーロック・ホームズを演じて人気になったらしいんよ。そちらは観たことがないんで、よう分からんのやけど、昨年公開された『スター・トレック イントゥー・ダークネス』では悪役を演じて話題になってたしね。

ピーター・ジャクソン監督の新作『ホビット 竜に奪われた王国』にも参戦ってことで、どんな役をやるのかと思ったら、どうやら竜を演じるって..................えっ、要するに声だけ??なんて、ちょっとツッコミを入れてもうたりして(笑)

そんなこんなで、作品の感想は..........................?!

僕が星になるまえに / Third Star   ★★★☆☆   (2010年)

監督:八ティー・ダルトン

出演:トム・バーク、ベネディクト・カンバーバッチ、JJ・フィールド、アダム・ロバートソン、ルパート・フレイザー、カール・ジョンソン、ニア・ロバーツ、ヒュー・ボネヴィル、エロス・ヴラホス

末期がんのため、余命宣告をされている29歳の男は、親友3人と一緒に、ウェールズの西にある思い出の場所まで旅することになったのだが...........ってなロード・ムービー?!

人生に残されたわずかな時間のなかで、心許す友と過ごす楽しいひと時。人生を終えようとしている友との思い出作りのはずが、それぞれに抱える悩みや苦しみを語り合い、濃密な時間が流れていくってな感じかな?!

単に難病モノのお涙頂戴ドラマやなくて、20代から30代になろうとする世代の、4人それぞれの胸の内をさらけ出しながら、生きること、死ぬことにについて語り、友情の絆をサラリと描いてるあたりが、なかなかの味わいやったかな。

ただ、逆にあらすじを見て、感動の物語を期待して観てまうと、少し裏切られた気分になってまうかもね。

派手な盛り上がりはないものの、期待の若手俳優の頑張りを眺めつつ、小粒ながら良質なドラマを楽しむってことなら、これはアリなんと違うかなぁ?!

2014年2月26日 (水)

『最後のマイ・ウェイ』

今日は、フランス映画の伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の主人公クロード・フランソワってひとは、本国フランスでは絶大な人気を誇る歌手やったらしい。アーティスト自らレコード会社を立ち上げ、音楽だけやなくて出版やら写真やら、いといろとビジネスを手がけ、成功を手にしたんやって。

そんな彼の愛称は、名前の“クロード”から“クロクロ”って言うらしく、それがそのまま原題になってるんやけど、どういうわけか邦題はオカシなことになってもうてるようで............。

名曲「マイ・ウェイ」のオリジナルを作ったってことで、“最後のマイ・ウェイ”ってのは、それっぽいタイトルのように聞こえるんやけど、そもそも“最後の”ってどういう意味なんやろね。作品の公式HPに“こじつけ”のようなコメントが書いてあったけど、それらしいことは話のなかでは語られてないからね(苦笑)

まぁ、そんな邦画の毎度の“やりたい放題”をチクリと批判しつつ、作品の感想は..............?!

最後のマイ・ウェイ / Cloclo   ★★★☆☆   (2012年)

監督:フローラン・エミリオ・シリ

出演:ジェレミー・レニエ、ブノワ・マジメル、マルク・バルベ、モニカ・スカッティーニ、ジョセフィーヌ・ジャピ、アナ・ジラルド、サブリナ・セヴク、モード・ジュレ、ジャニケ・アスケヴォルグ、ソフィ・マイスター

シナトラのヒット曲「マイ・ウェイ」のオリジナルを作ったことで知られる、60年代から70年代を駆け抜けたフランスのアイドル・シャンソン歌手の生き様を描いた伝記映画?!

厳格な父のもとに生まれ、銀行員になるように言われたが、反対を押し切って音楽の道へ。苦難の時期を過ごし、やがてスターになるも、父との確執や精神的な不安で幾度となくカベにぶち当たりながらも、類まれなアイデアと先見性で華麗な舞台でスポットを浴び続けた、そんな彼の短い人生を描いてるんよね。

10代から40代までを演じるレニエくんは、多少、10代のミエミエな若作りに違和感はあるんやけど、見事な踊りとスターの心の闇を演じ切って、パフォーマンスとしてはなかなか悪くなかったね。

国民的スターでありながら、本人は常に心に不安を抱いていて、折れそうな気持を虚栄心で支えてた、そんなひとりの人物の表と裏が垣間見れるドラマは、それなりに味わい深かったかな。

確かに名声を得たんやろうけど.........でも、ちょっと哀しい生涯やよなぁ?!

2014年2月25日 (火)

『人狼ゲーム』

今日は、ホラー系の邦画をひとつ、ご紹介♪

桜庭ななみと言えば、「三菱地所を見に行こう~♪」なんて歌いながら、無邪気な笑顔をCMで振りまいてる娘やんね。そんな彼女がホラーとは........なんて心配しつつ、なんとかブレイクするとエエなぁって思ったりして..........(笑)

そんな作品を監督してるのは、『パーク アンド ラブホテル』ってのでラブホテルを経営する女主人を中心にした人間ドラマを描き、初監督作品ながらベルリン映画祭の新人作品賞を受賞した熊坂くんなんよなぁ。これが2作目ってことで、前作からはホラーな雰囲気はなかっただけに、ちょっと意外な感じやった。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

人狼ゲーム   ★★★☆☆   (2013年)

監督:熊坂 出

出演:桜庭ななみ、太賀、竹富聖花、藤井美菜、岡山天音、入江甚儀、大沢ひかる、梶原ひかり、藤原 薫、平埜生成

高校2年の女の子は、親友と一緒に何者かに誘拐され、気がついたら見知らぬ建物の中に、他の8人の高校生たちと一緒に集められていた。そして、何者かによって、殺人ゲームに強制的に参加させられることに.................ってな、サスペンス・ホラーもの?!

10人のなかに2人の“狼”がいて、残りの8人の“村人”は、誰が狼かを当てて、殺さなければならない..........そんなゲームに、普通の高校生たちが戸惑いながらも、生き残るために参加するってな、なんとも理不尽な話なんよ。

いわゆるハリウッドで流行ってるシチュエーション・スリラーの日本版ってことなんやけど、ドラマとしては、それなりに上手く作られてたね。

ただ、ハリウッドものなら多少、現実離れした感覚で観れるんやけど、日本版になると、自分にもフサフサでスリムな(?)高校生の頃があったなぁ、なんて思いつつ感傷に浸ってるナイーブなオヤジは、少し気が滅入ってもうたよ(苦笑)

出演してる若手の役者さんたちは、それなりに個性を出して頑張ってて、これはそういう青田買い的な視点から見てもエエんかもね。

個人的には、カーリングを描いた『シムソンズ』で加藤ローサの親友役を演じてた藤井くんの姿を久々に見れて、ちょっと楽しめたかも?!(笑)

2014年2月24日 (月)

『ランズエンド - 闇の孤島 -』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、イギリスものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、1年ほど前に紹介した『アウェイクニング』って作品を作ったひとなんよ。レベッカ・ホール主演のホラー系の作品やったんやけど、なかなか味わいのあるドラマで、今後に期待と思った監督さんやったんで、今回はちょっと楽しみにしてたんよね。

そんな作品で主演を務めるポール・ベタニーといえば、ちょっと渋ごのみのイギリスの俳優さんで、常に主役を張るというよりは、脇役(もしくは悪役?)で見かけることが多いんやけど、個人的には“ヤサグレ”具合が好きなんよ。でもって、奥さんはジェニファー・コネリーやしね......って、関係ないか?!(笑)

ということで、そんな作品の感想は......................?!

ランズエンド - 闇の孤島 - / Blood   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ニック・マーフィ

出演:ポール・ベタニー、スティーヴン・グレアム、マーク・ストロング、ナオミ・バトリック、ブライアン・コックス、ナターシャ・リトル、ベン・クロンプトン、ゾーイ・タッパー

イギリスの田舎町で、ひとりの少女が刺殺された事件を捜査するふたりの刑事は、前科のあるひとりの男を容疑者として取り調べることに。彼が犯人だと確信したものの、証拠が不十分で釈放され、そのことに納得できない刑事たちは執拗に男を追い込むのだが...............ってなサスペンス調の犯罪ドラマ?!

これ、犯人探しのドラマというよりは、正義感を持つ刑事が間違いを犯し、自ら泥沼に堕ちていく、そんな様子を描いてるんよ。

主演のベタニーくんは、この手のキレぎみのワケあり男を演じさせると、渋くハマるんよなぁ。でもって、それと対照的な冷静な刑事役を演じるマークおじさんは、キラリと光る頭皮をアピール(?)しながら、抑え気味の演技で存在感を発揮するんよね。

ちょっと重たいトーンの作品で、面白味という点ではもう一息かもしれんけど、役者の演技に注目すると、なかなか楽しめる作品なんと違うかな!?

2014年2月23日 (日)

『大統領の執事の涙』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、実話を基にした伝記ものをひとつ、ご紹介♪

監督のリー・ダニエルズといえば、黒人の女の子を主人公にした『プレシャス』って作品でアカデミー賞の監督賞にノミネートされて、ちょっと話題になったやんね。ちょっと前に紹介した『ペーパーボーイ 真夏の引力』ってのも監督さんの作品なんよ。

そんな作品、実は元々のタイトルは“The Butler”やったんやけど、昔の作品で同じタイトルのものがあったらしく、そちらからクレームが来て、裁判沙汰になったってニュースがあったっけ。すでに宣伝活動が始まってたかなんかで、色々ともめた結果、どうやらタイトルに監督さんの名前“Lee Daniels'”って入れることで納めたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は................................?!

大統領の執事の涙 / Lee Daniels' The Butler   ★★★☆☆   (2013年)

監督:リー・ダニエルズ

出演:フォレスト・ウィティカー、オプラ・ウィンフリー、テレンス・ハワード、キューバ・グッディング・Jr、レニー・クラヴィッツ、デヴィッド・オイェロウォ、ロビン・ウィリアムズ、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、ジェームズ・マースデン、アラン・リックマン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ

南部の綿花の農場で働く両親のもとで育った少年は、目の前で父親を殺され、それがキッカケで農場主の家で下男として働くことに。やがて大人になった彼は農場を飛び出し、ホテルで働くようになり、そこで認められてホワイトハウスで執事をすることに.........ってな、歴代の大統領に仕えた執事の話を基にしたドラマ?!

人種差別の頃から公民権運動、ベトナム戦争、そして黒人の大統領の誕生まで、アメリカの歴史をひも解きながら、そんな激動の時代に、その時々の大統領の世話をし、信頼されていたひとりの黒人の生き様を描くってとこなんやろね。

虐げられた親の世代、それを引き継ぎつつ、変化のなかで戸惑う自分たちの世代、そして新しい考えを持った息子たちの世代、歴史のなかで翻弄される家族の物語なんかな。

主演のフォレストくんは、さすがに演技力は抜群で、抑え気味のパフォーマンスながら、丁寧に演じてたね。そんな彼が使える歴代の大統領を誰が演じるかってのが、ちょっと楽しみではあるんやけど、さすがにジョン・キューザックのニクソンはイメージが合わんかったね(苦笑)

あと、個人的に奥さん役のオプラ・ウィンフリーを役者として評価できなくて、どうにもスッキリせんかった。レニー・クラヴィッツやマライア・キャリーも、この監督さんの作品によく出てくるけど、どこまで本気なんやろなぁ??

アメリカの歴史のなかで、黒人が置かれていた立場ってのが分かって、教育的な内容やし、ドラマとしても悪くはないんやけど、賞レースから漏れたことからも分かるように、もう一息、押しが足らん作品やったかな?!

2014年2月22日 (土)

『エージェント:ライアン』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アクション系のものをひとつ、ご紹介♪

この作品、トム・クランシーっていうベストセラー作家が書いてる“ジャック・ライアン”っていう主人公のシリーズもので、アレック・ボールドウィンが演じたジャック・ライアン以上にショーン・コネリーが目立ってた『レッド・オクトーバーを追え!』とか、ハリソン・フォードが活躍(?)する『パトリオット・ゲーム』『今そこにある危機』、ベン・アフレックが出てた『トータル・フィアー』と同じくくりになるらしい。

そんなアメリカのサスペンスものをイギリス人の、しかもシェークスピアものしか監督しないと思ってたケネス・ブラナーが作ったってことで、ちょっと不安やったんよ。なんでかって言うと、ケネスくんのひとつ前の監督作が、あのアメコミものの『マイティー・ソー』で、アクションの処理があまりにもお粗末やったんよなぁ............(苦笑)

そんなわけで、あまり期待せずに臨んだ作品の感想は............................?!

エージェント:ライアン / Jack Ryan: Shadow Recruit   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ケネス・ブラナー

出演:クリス・パイン、ケヴィン・コスナー、キーラ・ナイトレイ、ケネス・ブラナー、コルム・フィオール、ジェンマ・チャン、デヴィッド・ペイマー、ノンソー・アノジー、カレン・デヴィッド、ペーター・アンデション

9.11の後に愛国心から海兵隊に入り、アフガニスタンでの任務中に重傷を負った青年は、苦しいリハビリを乗り越え、社会復帰するところをCIAにスカウトされ、CIAの分析官という身分を隠し、ウォール街でテロリストの金の流れを監視する任務をすることに.........ってなサスペンス&アクション?!

ロシアの投資会社による不自然な金の動きに気づいた男は、投資会社を訪問するためにモスクワに乗り込むのだが..........ってなことで、ジャック・ライアンが大暴れってね(笑)

なんかね、話としてはちょっとスケール感がない気がして、よく考えるとツッコミを入れたくなってまうんやけど、それなりにスリリングな展開で、この手のアクションものを得意としないケネスくんにしては、頑張ってたかな。

まぁ、どちらかというと、監督としてよりも、見事なロシア訛りで悪役を演じた役者としての存在感ってのは、さすがにケネスくんの本領発揮やなぁとは思ったんやけどね?!

あと、長らく低迷期を過ごしてたコスナーくんが、昨年の『マン・オブ・スティール』に続き、脇役ながらメジャー作品でいい役をもらってるってのが、ちょっと嬉しかった。

取り立てて“スゴイ”って言うほどの作品ではないんやけど、それなりに楽しめるんと違うかな。まぁ、これでシリーズ化するかどうかは、ちょっと怪しい気もするんやけど.............。

しかし、原題と邦題を並べて見てみたら、“エージェント”と“ライアン”の間にコロン“:”を入れるこのセンス、笑ってまうよなぁ........?!(苦笑)

2014年2月21日 (金)

『中学生円山』

今日は、今、大人気のあのヒトが監督した邦画をひとつ、ご紹介♪

いや、べつに“あのヒト”ってボカす必要はまったくなかったんやけど、心がとってもヒネクレてるオヤジだけに、どうも素直になれなくて、ちょっとだけもったいぶってみたりして(笑)

NHKの朝ドラのおかげで、宮藤官九郎って、今や“国民御用達”の脚本家みたいな雰囲気になってるやんね。演劇の世界で人気ってのは分かるんやけど、こと映画に関して言えば、世間に逆らうようで正直に言うのは多少の気まずさを感じるんやけど、個人的にまったく肌に合わんのよ(苦笑)

まぁ、素直になれない理由ってのは、そんなところにもあったりして、そもそも宮藤作品で笑えた試しはないし、その演技を見るたびに、思わずオイオイってツッコミを入れたくなってもうて、気づいたら、いつのまにかかなりのアンチになってもうてたんよなぁ?!

それなら観なければって思いつつも、雪で覆われた世界のなかで、他に目ぼしい作品もレンタル屋になく、とりあえず“ネタに”ってな気持ちで、渋々これを手にしたってわけ。

まぁ、かなり偏見アリなオヤジ目線での感想ではあるんやけど、とりあえずってことで.........?!

中学生円山   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:宮藤官九郎

出演:草なぎ 剛、平岡拓真、刈谷友衣子、仲村トオル、坂井真紀、ヤン・イクチュン、鍋本凪々美、遠藤賢司、YOU、原 史奈、野波麻帆、田口トモロヲ、岩松 了

自分で自分の“ナニ”を舐めたい、そんな野望(?)を抱く中学生の少年は、日夜、体を柔らかくするべく、柔軟体操に明け暮れ、部活ではレスリング部でトレーニングを積んでいたのだが..........ってな青春コメディ??

冴えない日常を、無限に広がる妄想で紛らわしていた男の子が、団地の上の階に越してきたシングル・ファーザーの男と知り合い、やがて事態は思わぬ方向に..........ってなことで、う~ん、相変わらずやよなぁ..............(苦笑)

いやね、きっとコメディなんやろうけど、まったく笑えんのよ。確かに妄想を膨らます年頃ってのは分かるし、それを極端にデフォルメして、ナンセンスな笑いでってことなんやろうけど、あまりにもくだらないことをグタグタやられて、途中でウンザリしてもうて.......。

救いといえば、ヒロインを演じる刈谷くんのキュートさと、懐かしのフォークシンガー、遠藤くんのある意味キュート(?)な歌声くらいと♪(笑)

まぁ、きっとクドカンが大好きなひとたちは絶賛するんやろうけど、そうやなかったら苦痛にしかならんのと違うかなぁ..............あぁ、世の中、今はクドカン好きなんやったっけ?!

2014年2月20日 (木)

『25年目の弦楽四重奏』

2週間ほど前に、仕事中になにげなくネットを見てたら、あのフィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなったってニュースがあって、思わず絶句してもうたんよ。記事によれば、死因は薬物の過剰摂取によるものらしく、発見されたとき、彼の腕に注射針が刺さってたんやってね。

40代半ばの役者として油の乗った時期に、なんでこんなことにって思うんやけど、彼自身、このままクスリを止めなかったら死ぬかもしれないって友人に話してたらしい。

彼の演技を初めて目にしたのは、アル・パチーノが主演の『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』って作品で、金持ちのちょっと嫌みなボンボンの役を演じてたときなんよね。それほど長くない出演時間ながら、強烈なインパクトがあって、忘れられへんかったんよ。

その時と同じように、どんな作品でも出てくると必ず記憶に残る演技をする、そんな彼の役者としての存在感ってのは、誰にもマネできない、独特の才能やったと思う。

そんな名優の死に哀悼の意を表して、今日は彼の出演作をご紹介♪

25年目の弦楽四重奏 / A Late Quartet   ★★★★☆   (2012年)

監督:ヤーロン・ジルバーマン

出演:クリストファー・ウォーケン、フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、マーク・イヴァニール、イモージェン・プーツ、ウォーレス・ショーン、リラズ・シャルヒ、マドハール・ジャフリー

結成して25年を迎えた弦楽四重奏団だったが、チェロ奏者がパーキンソン病になり、他のメンバーに引退を告げると、これまで盤石のチームワークで一緒に演奏してきた彼らのなかに、波紋が広がり..........ってなドラマ?!

チームの存続の危機に、追い打ちをかけるように噴出する問題、それぞれの25年間の思いがぶつかり合い、練習もままならないまま、演奏会の舞台に向い.........ってな感じで、音楽ドラマと言うよりも、音楽をネタにしつつ、友情や愛情で結ばれてたはずの仲間の複雑な心情を描いた人間ドラマになってるんよ!?

クラシックって聞くと、ちょっと敷居が高く感じてまうし、小難しくて退屈そうにも思えるんやけど、4人の役者の人間臭い演技に、なんや見入ってもうたなぁ。

一緒に美しい音を奏でるために、それぞれが犠牲にしてきたもの、そして手にしてきたもの、かけがえのない人生の欠片が、美しい音色とともに流れ出すってね♪

2014年2月19日 (水)

『ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界』

今日は、BBCが製作に加わってるイギリス映画(?)をひとつ、ご紹介♪

なんで“?”マークかは後で言うとして、この作品で主役を務めてるエル・ファニングは、ご存じのとおりダコタ・ファニングの妹なんよ。

でもって、あの狼男との関係に悩みながら白塗りの吸血鬼となぜか恋に落ちるっていう、なんともご無体な恋愛ドラマで姉ちゃんが悪役を演じてる間に、妹の方は“演技派”の若手女優ってことで、えらい評判を上げてるらしい。

このブログのプロフィールの“嫌いな役者”の欄に書いたとおり、個人的には、そんな評判にオイオイってツッコミを入れるわけやけど、そんな評価を見直すときがきたのかも、なんてことを1ミクロンほど思いつつ、この作品を鑑賞してみたってわけ(笑)

ちなみに、エル・ファニングと共演してるアリス・イングラートっていう若手女優は、あの『ピアノ・レッスン』でお馴染みのジェーン・カンピオン監督の娘さんなんやって。

ということで、そんな作品の感想は...................?!

ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界 / Ginger & Rosa   ★★★☆☆   (2012年)

監督:サリー・ポッター

出演:エル・ファニング、アリス・イングラート、クリスティナ・ヘンドリックス、アレッサンドロ・ニヴォラ、ティモシー・スポール、オリヴァー・プラット、アネット・ベニング、ジョディ・メイ

同じ日に同じ病院で生まれたふたりの女の子は、いつも一緒で何でも話し合える大親友だった。高校生になったふたりは、核の脅威を心配し、反核集会に参加したりするのだが...........ってな、10代の女の子の揺れ動く気持ちを描くってね?!

永遠に続くと思っていた友情も、少しずつお互いの距離が変化し、そこに家庭の問題やら未来への不安が重なり、何かが足元から崩れていく........ってな感じで、もう子どもではないんやけど、大人にもなりきれない、そんな微妙な世代の心情をってとこなのかもね。

繊細な心理描写で脆く、か弱い10代の女の子の苦悩を映し出そうってことなんやろうけど、なんと言うか、どうもスッキリせんのよ。

こんなことを気にするひとは、そうはおらんのかもしれんけど、60年代のイギリスを舞台にしていながら、なぜか主要キャストでイギリス人はティモシーおじさんだけなのは、なんでなんやろ??

まさか、イギリス人監督がロンドンを舞台にアメリカンなホームドラマをなんてことを考えたわけやないんやろうにね(苦笑)

個人的な先入観もあるんやけど、やっぱりファニング2号も初号機と同様に、作りすぎた演技が受け入れ難いんよなぁ。どちらかと言えば、断然、アリス・イングラートを推したいね!?

ということで、“ゆかいな姉妹”の評価は姉ちゃん同様に、変わりなしということで.........(笑)

2014年2月18日 (火)

『スターティング・オーヴァー』

今日は、マイナーな邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる五藤くんは、新潟の出身らしく、これまでに寺島 咲が主演の『モノクロームの少女』って作品や、石橋杏奈が主演した『ゆめのかよいじ』って作品など、ご当地の新潟を舞台にした映画を作ってるんやって。

この作品は、舞台は東京なんやけど、さりげなく、主人公たちが新潟出身で上京してきたカップルって設定で“新潟 愛”をアピールしてるみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

スターティング・オーヴァー   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:五藤利弘

出演:片山 亨、成澤優子、日高ゆりあ、飯島大介、生島勇輝、原武昭彦、岡村洋一、三浦景虎、サーモン鮭山

高校生の頃からの付き合いで、出会ってから10年のカップルは、彼が別の女性を好きになったことで、同棲生活を解消して別れることに。引っ越しの前日に、荷物の整理をするふたりだったのだが...........ってな恋愛ドラマ?!

自分を捨てて、他の女を好きになった彼を許せず、冷たく当たる彼女、そんな彼女に少し未練がある彼、互いに相手の気持ちが気になるなか、別れのときは確実に近づく........ってな感じで、若い男女の揺れる思いをってことなんやろうけど、どうにもなぁ.........(苦笑)

もう少しメリハリのある話を期待したんやけど、ちょっとグタグタで、いかにも“ありがち”な展開に終始してもうてるんよ。

リズムを変えようと、風変わりなキャラを途中で登場させたりしてるんやけど、これがまた中途半端な演出で、まったく活きてこないばかりか、違和感ありまくりでイラッとくるし。

でもって、主役を演じてる役者さんもベタな演技を見せてくれるもんやから、思わずため息が出てもうたよ.........まぁ、ある意味素人っぽいテイストってことなんかもしれんけど?!(苦笑)

まぁ、最初から何かを期待するようなものでもないんやけど、それでも何かもう少しやりようもあったんやろうになぁ.........。

2014年2月17日 (月)

『ナタリー』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、ちょっと素敵なフレンチの恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、未公開作品ではあるんやけど、本国フランスでは、アカデミー賞にあたるセザール賞で脚色賞と新人監督賞にノミネートされたらしいんよ。

主演のオドレイ・トトゥといえば、ジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』でのキュートな演技でブレイクしたわけやけど、その後はというと、個人的には女優として評価してるものの、世間的には、これといった代表作が他にないっていうイメージなのかも。

ちょっぴりコケティッシュな風貌で、いい意味で少し調子のハズレた演技ができて、それでいて不思議な魅力をふりまく存在感は、オドレイくん独特の個性やと思うんやけどね。

というわけで、「頑張れオドレイ♪」っていう“勝手にキャンペーン”も兼ねて、彼女の主演作をチョコッとプッシュしようかな?!(笑)

ナタリー / La Delicatesse   ★★★★   (2011年)

監督:ダヴィド・フェンキノス

出演:オドレイ・トトゥ、フランソワ・ダミアン、メラニー・ベルニエ、ブリュノ・トデスキーニ、ジョゼフィーヌ・ドゥ・モー、モニーク・ショーメット、アリアンヌ・アスカリッド、アレクサンドル・パヴロフ、クリストフ・マラヴォワ、ピオ・マルマイ

理想の相手とめぐり会い、結婚して幸せな日々を過ごしていたが、ある日、最愛の夫が事故で他界してしまう。愛を失った彼女は、ひたすら仕事に打ち込み日々をやりすごしていたが、ある時、会社の同僚に自分から衝動的にキスをしてしまう.........ってな恋愛ドラマ?!

いやぁ、やられてもうたよ。キュートな未亡人の恋の相手が、会社のなかで存在感のまったくない、ヒゲ面のハゲ男やなんて、世の中の“ハゲ”に希望を与える、なんてステキなストーリーなんやろ!!(笑)

そんな“ハゲ目線”なコメントは置いといて、ちょっと意外性のある設定から、ありえんやろうと思わせつつも、思いやりやったり、気持ちが通じる、そんな相手こそ、人生には大切なんやっていう説得力を話にもたせるあたりに、恋愛ドラマとしての共感が持てるんやなぁ。

心に深い傷を負った女を救うのは、不器用ながらも、自然体で彼女を受け止める、そんな飾らない男の優しさやったってね!?

ハゲ冥利に尽きる話やないですか♪(笑)

2014年2月16日 (日)

『ザ・イースト』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めてるブリット・マーリングっていう女優さん、ちょっと注目なんよ。彼女、以前に紹介した『アナザー プラネット』っていう作品で主演だけやなく脚本まで手掛けてたんやけど、この作品でも主演と脚本、それに製作までやってるんよなぁ?!

ロバート・レッドフォード主演の『ランナウェイ/逃亡者』って作品にも出てた彼女は、出演作の数はまだ少ないものの、役者としては、透明感を持ち合わせた、なかなかの演技力を兼ね備えた女優さんやと思うんよ。

というわけで、そんな彼女が奮闘する作品の感想は........................?!

ザ・イースト / The East   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ザル・バトマングリッジ

出演:ブリット・マーリング、アレキサンダー・スカルスガルド、パトリシア・クラークソン、エレン・ペイジ、トビー・ケベル、ジュリア・オーモンド、シャイロー・フェルナンデス、ビリー・マグヌッセン、ジェイソン・リッター

元FBIの捜査官だった女は、顧客のリスクマネジメントを請け負う民間会社に再就職することに。調査員となった彼女は、公害問題を抱える大企業をターゲットに活動する、ある環境テロリスト集団の動向を探り、潜入捜査をすることに............ってなサスペンスもの?!

大企業の利益を守るために、無法者たちに近づき、その情報を報告する、そんな犯罪者を捕まえるための調査のはずが、彼らと行動をともにすることで、次第に心のなかに別の感情が.........ってな企業を取り巻く問題をテーマにしながら、何が正しく、何が間違っているのか、その間で揺れる女性を描いてるんよね。

“経済活動”という大義名分のもと、副作用のある薬をばら撒き、有害物質を垂れ流す、そんな相手にどんな“テロ”を仕掛けるのか、その行為は許されるのか、そんな問いかけをしつつ、自ら抱いた疑念に苦しむ女性を主役のブリットくんが熱演してた。

あまり身近なところで経験がないだけに、現実味のないストーリーのような気がして、なんとなく違和感ってのは残るんやけど、ただ、巨大な敵に立ち向かう気概のようなのは伝わったかも。

主役のブリットくんの魅力と、エレンくんの気合いの入った演技を見れただけで、個人的には満足やったんやけどね?!

2014年2月15日 (土)

『ラッシュ/プライドと友情』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、熱い友情を描いたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、F1でのライバル関係がドラマのネタになってるんやけど、F1と言えば、最近のニュースで聞くところによると、今年のマシンのノーズ部分がカッコ悪くて、ファンから随分と非難の声があがってるんやってね。

個人的には、子供のころからF1よりも2輪のレースの方が好きやったんで、中島 悟が頑張ってた頃を除いては、それほどF1に思い入れはないんよなぁ。まぁ、TAMIYAのラジコンが流行ってた頃に、F1マシンをモデルにしたやつが無性に欲しかったって思い出はあるんやけど(笑)

というわけで、“ロッテン・トマト”で満足度93%っていう数字をたたき出したらしい作品の感想は...................?!

ラッシュ/プライドと友情 / Rush   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ロン・ハワード

出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、オリヴィア・ワイルド、ピエルフランチェスコ・ファヴァーノ、アレクサンドラ・マリア・ララ、クリスチャン・マッケイ、デヴィッド・コールダー

F3で走っていた頃からのライバルだったニキ・ラウダとジェームズ・ハント。冷静沈着で頭脳派のラウダと自由奔放で天才肌のハント、ふたりのドライバーが互いに相手を意識しつつ、F1でのチャンピオン争いを繰り広げるのだが..........ってな、1976年のグランプリで起こった出来事を描いた伝記ドラマ?!

緻密な計算で頂点に登りつめた男と、挫折を味わいながらも同じ舞台に上がり、勝負を挑む男、死と隣り合わせのサーキットでしのぎを削る男たちの“ハゲしい”バトルの行方は.........ってなことで、なかなか熱いドラマが展開するんよね。

倒すべき敵でありながら、同じ戦場で戦う友でもある、そんな相手を認めるがゆえに成立する“友情”ってのが描かれてるんかな?!

F1マシンの走りを追った映像には疾走感と迫力があり、スクリーン映えしてたし、そういう意味では映画館で観る方が楽しめる作品なんやろね。

作品のデキとしては、悪くはなかったんやけど、予告編で煽りで期待しすぎてもうたのか、正直、もうひとつ感動するってところまでは盛り上がりきらんかったかなぁ.................?!

2014年2月14日 (金)

『リアル~完全なる首長竜の日~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は「このミステリーがすごい!」っていうので大賞を獲った小説なんやってね。まぁ、例によって読んでないんで、原作本と比べてどうのこうのってのは、よう分からんのやけど。

でもって、そんなネタを監督したのが、小泉今日子と香川照之が主演の『トウキョウソナタ』や役所広司が主演したホラー系の『叫』を撮った黒沢くんなんよね。

カンヌやヴェネチアといった海外の映画祭によく出品してることから、最近は彼のことを“世界のクロサワ”って呼ぶらしい(この作品のオフィシャルHPによると......)(苦笑)

そんなわけで、作品の感想は...........................?!

リアル~完全なる首長竜の日~   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:黒沢 清

出演:佐藤 健、綾瀬はるか、中谷美紀、堀部圭亮、オダギリジョー、染谷将太、小泉今日子、松重 豊、浜野謙太

自殺未遂で昏睡状態にある彼女を助けるため、“センシング”と呼ばれる特殊な機械で彼女の意識に入りこみ、心の闇から救い出すべく、必死に方法を探すのだが.........ってなミステリー.........ロマンス??(苦笑)

綾瀬くんに中谷くんと“キレイどころ”を揃えて、さらに人気のイケメン(?)佐藤くんも加えてオダギリジョーまで.............なんて豪華なこって。

そんなメンツで気合い入れて作ったのが、SFで.........ホラーで..........アクションにロマンスまで.........う~ん、とりあえず何でも放り込んどけって感じで、お腹いっぱいテンコ盛り(笑)

必死にヒネッたと思われるストーリーは、最初からの白々しい演技で読めてもうて、しかも今どき使わんやろうっていうくらいチープな合成の手法を多用し、挙句に“愛さえあれば..........”って言われても?!

まぁ、最後の部分は愛のない生活をする者のヒガミかもしれんけど、それにしてもムダに豪華でどーしようもない邦画の典型的な作品やった(苦笑)

2014年2月13日 (木)

『ウィ・アンド・アイ』

今日は、低予算で描く、ちょっと変わった青春ドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のミシェル・ゴンドリーといえば、猛烈に毛深い女をフィーチャーしたシュールなコメディ作品の『ヒューマンネイチャー』で注目され、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット主演の切ないラブ・ストーリー『エターナル・サンシャイン』でアカデミー賞の脚本賞を受賞して人気になったひとやんね。

もともとフランス出身でありながら、アメコミものの『グリーンホーネット』を監督して話題になったりもしたんやけど、個人的には、ゴンドリー作品のなかではジャック・ブラックが主演した『僕らのミライへ逆回転』ってのが、溢れんばかりの“映画愛”を感じられて、たまらなく好きなんよなぁ。

そんなわけで、そんな監督さんが3年の年月をかけて、高校生にインタビューしながら作り上げたドラマの感想は...........................?!

ウィ・アンド・アイ / The We And I   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ミシェル・ゴンドリー

出演:マイケル・ブロディ、テレサ・リン、アレックス・バリオス、レイモンド・デルガド、レイディーチェン・カラスコ、ジョナサン・オルティス、ジョナサン・ウォーレル

学期末の最終日の授業が終わり、下校のためにバスに乗り込んできた高校生たちの様子を、実際の高校生をキャスティングして描いた異色の青春ドラマ?!

最後尾に陣取るワル、そんな彼らにイジメられる気弱な生徒、音楽に夢中の男の子に、誕生日パーティーの準備で盛り上がる女の子たち、バスの中で繰り広げられる等身大の高校生の会話や行動を、リアルに描写していくってことなんやろね。

この作品のユニークなのは、仲間と一緒の“We”のなかの高校生と、ひとりのときの素の“I”ってのを、ブロンクスを走るバスのなかの時間を使って、丁寧に追いかけてるってところで、それが作品のタイトルになってるんよ。

最初は“クソがき”やなぁなんて思いながらも、徐々に、恋愛であったり友情であったり、彼らなりの人間関係や親との関係での悩みや不安が描かれてるところが、なかなかの味わいやった。

ちょっとクセがありすぎて、一般ウケするような作品ではないんやけど、シンプルな設定を使い、素人の役者を起用して映し出したドラマは、監督さんらしい一品に仕上がってたんと違うかな?!

2014年2月12日 (水)

『アンタッチャブルズ』

今日は、フランスの刑事ものコメディをひとつ、ご紹介♪

この作品、注目は大ヒットしたフランス映画『最強のふたり』で介護士を演じて、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で主演男優賞を受賞したオマール・シーが主演なんよ。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢い(?)ってやつで、近々公開されるX-Menシリーズの最新作に出演したらしく、その他にもジェームズ・フランコの主演作に出たり、シャーロット・ゲンズブールと共演する主演作も撮影中らしんよね。

そんなオマールくんが主演ってことでフィーチャーしたい気持ちは十分わかるんやけど、この作品の邦題の“アンタッチャブルズ”ってのが『最強のぶたり』の原題やっていうのは............なんかのシャレなんやろか?(苦笑)

とまぁ、細かいツッコミを入れつつ、作品の感想は.......................?!

アンタッチャブルズ / De L'Autre Cote Du Periph   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ダヴィド・シャロン

出演:オマール・シー、ロラン・ラフィット、リオネル・アベランスキ、サブリナ・ウアザニ、アンドレ・マルコン、ザブー・ブライトマン

パリ郊外で見つかった女性の変死体。闇賭博と逃亡犯を追いかけていた所轄の刑事は、中央からやって来たエリート刑事に強引に共同捜査を迫るのだが.......ってなコメディ・アクション?!

仕事熱心だが少々空回りギミの黒人デカと出世命で上司にゴマをするのに熱心な白人デカ、ソリの合わないふたりが捜査を進めるうちに“相棒”に.........ってな感じで、キャラで笑いを取りながら程よい“バディ映画”にってことなんやろね。

それなりにテンポよく進む展開は、ボチボチと観れるんやけど、ありきたりなストーリーの範疇を越えるものはなく、犯人探しという点では、早々とメボシがついてまうし、何よりフランス人の“笑いのツボ”ってのがイマイチつかめんのですよ(苦笑)

主演のオマールくんのコミカルさってのは伝わるものの、どこか爆笑できるポイントがあるとか、掛け合いで笑わせるとか、そこまでの“楽しさ”がなかったね?!

う~ん、結論としては.....................ボチボチ..........かなぁ..........??

2014年2月11日 (火)

『七人の侍』

今日は、ちょっとクラシックな邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、言わずと知れた黒澤 明監督の代表作なわけで、国内にとどまらず、海外の映画人からも高いリスペクトを受けてるんよね。なんたって、西部劇の代表作『荒野の七人』の元ネタになったっていうくらいやもんなぁ。

そんな作品には、若き日の三船敏郎も出演してるんやけど、個人的には子供の頃に観た『将軍 SHOGUN』ってドラマ(実際に観たのはドラマの劇場版かなぁ?)での戦国大名役のイメージがずっとあって、この作品での一味違ったキャラってのは、結構、意外やったんやけどね。

というわけで、そんな名作の感想は...........................?!

七人の侍   ★★★★☆   (1954年)

監督:黒澤 明

出演:志村 喬、藤原釜足、加東大介、木村 功、千秋 実、三船敏郎、宮口精二、左 卜全、津島恵子、小杉義男

農村を荒し、傍若無人な振る舞いをする野武士たちに悩まされていた農民は、村を守るために浪人侍を雇うことにしたのだが........ってな時代劇の傑作?!

金になるわけでもなく、ただ苦しむ農民たちのために立ち上がった7人の侍、防御線を敷き、戦いの時に備え........ってなことで、たまらなく渋いドラマが展開するんよ。

この作品、なにがスゴイって、200分を超える長尺ながら、無駄がなく、飽きさせない内容になってるんよなぁ。要するに、しっかりとキャラクターを描きつつも、単にヒーローが現れて弱きを助けるってだけやなく、侍と農民という身分の違いを意識させつつも、彼らが徐々に距離を縮めながら、やがて力を合わせて悪と対峙するってのを、巧みなカメラワークで魅せるところなんやろね!?

浪人を束ねる志村さんの抜群の存在感と、ちょっぴりニヒルで心優しい宮口さんをはじめとする面々の個性、お調子者役を演じる三船くんのオチャラケなアクセントも含め、絶妙なバランスってことなんやろなぁ。

これぞまさに日本の映画史に残る名作ってことで、やっぱり観ないでおくのはもったいない、そんな作品なんやろね!?

2014年2月10日 (月)

『ザ・ボクサー』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、ちょっとグタグタなボクシング映画をひとつ、ご紹介♪

いやね、別に巷で盛り上がってる“カメ騒動”に調子よく乗っかろうなんてつもりでボクシングねたの作品を選んだってことは.................ない..............つもりなんやけど.................?!(笑)

ボクシングの素晴らしいところってのは、厳しいトレーニングを積んで、極限まで自らを追い込んでリングに上り、そこで栄光を勝ち取るために必死に戦う、そんなボクサーの姿なわけで、“本物のボクシング”を目の当たりにしてこそ、勝敗を越えた感動があるんやと思うんよ。

ただ、その“本物”の定義ってのが、一部のひとたちやテレビ関係者と世間とでは同じやないらしいんやけど.........なんてことを、ちょこっとグチってみたりして(苦笑)

というわけで、本題の作品の感想は.............って、最初に“グタグタ”って書いてもうてるんやけど、とりあえず............?!

ザ・ボクサー / The Boxer   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:トーマス・ヤーン

出演:ジョシュア・ダラス、ステイシー・キーチ、ケリー・アダムズ、ヘンリー・ギャレット、レスリー・マルトン、オシェイ・マイルズ

刑務所から出たばかりの青年は、母親に拒絶され、行く当てもなく街をさ迷っていたときに、偶然、ボクシング・ジムの清掃員の仕事にありつくことに。ジムのオーナーである頑固オヤジに教えられ、次第にボクシングに夢中になるのだが..........ってな、スポ根人生立て直しドラマ?!

病弱なトレーナーがいて、優しい彼女に見守られ、憎き敵とリング上で死闘を繰り広げる..............トレーニング中にどこぞの階段を駆け上がって、両手を天に突き上げれば..........“ロッキー、ロッキー♪”って声が.............(苦笑)

偉大な作品の影響を受けるのはしゃぁないとしても、ナンボなんでもこれではなぁ..........。

話のスジだけ見てたら、なんや熱い感動のドラマが..........なんて思ってまうんやけど、トレーニングのシーンも中途半端やし、ファイトシーンも迫力がなく、人間関係も思ったほど描けてないし、どうにも煮え切らんのよ。

欲しいものは自分で勝ち取れってなメッセージには、確かに力強さがあるんやけど、いかんせんドラマに説得力がないと、その効果も半減というか.............ね(苦笑)

なんや、とっても消化不良な感じやった...............?!

2014年2月 9日 (日)

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

アカデミー賞候補作品の第2弾として、今日は、“ディカプリオ念願のオスカーなるか”ってことで話題の作品を、ご紹介♪(笑)

『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』『ディパーテッド』『シャッター アイランド』そして今回の作品と、スコセッシ監督&プリオくんのコンビは、もはやハリウッドの定番(?)みたいになってきたやんね。

まぁ、世間一般では評価されてるんかもしれんけど、個人的にはブログのプロフィール欄に書いてるように、この組み合わせで作られた作品にロクなものはないっていうのが印象なんやけど(笑)

それでも今回こそは、っていうプリオくんのアカデミー賞にかける並々ならぬ意気込み(?)と、伝え聞くその演技への評価から、“ひょっとして、ついに.........”なんて1ミクロンほど思いながら“映画の日”に割安料金にて鑑賞してみたんやけど.............アカデミー会員の“もうボチボチええやろう”っていう純粋な演技への評価に過大なプラスアルファが加わらない限りは、今回も......................って思うんやけど.................。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ウルフ・オブ・ウォールストリート / The Wolf Of Wall Street   ★★★☆☆   (2013年)

監督:マーティン・スコセッシ

出演:レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マシュー・マコノヒー、マーゴット・ロビー、ジョン・ファヴロー、ジャン・デュジャルダン、ジョン・バーンサル、ロブ・ライナー、カイル・チャンドラー

ウォール街の証券会社で株のブローカーとしてのキャリアをスタートさせたと思ったら、いきなり“ブラック・マンデー”で会社が倒産し、ゼロから再スタートすることに。偶然知り合った男と小さな会社を起こした彼は、その巧みな話術で一気にのし上がるのだが..........ってな、実在の人物の波乱万丈の生き様を描いたドラマ?!

失業者から億万長者に成り上がり、ウォール街の“ウルフ”と呼ばれた男の破天荒な人生を描くってことなんやけど、う~ん、約3時間の尺でひたすらセックス、ドラッグ&アルコールでドンチャン騒ぎの作品って....................どないなの?(苦笑)

プリオくん演じる主人公には、確かにカリスマのようなものは感じられるんやけど、そのハチャメチャな生活を“どやっ!”って見せられても、まぁ、金を持ってるのは羨ましいと思うんやけど、どっちかというと個人的にはどうでもエエわけで.............なんて言うと実も蓋もないか(笑)

唯一の見どころは、出だしのところでチョイ役で出演のマシュー・マコノヒーの演技なわけで、冷静と狂気のハザマで、ギリギリな生き方をしてる男ってのを独特のオーラを発しながら演じる姿は、お見事やった。

プリオくんの主演男優賞がどうとか、ジョナ・ヒルの助演男優賞がどうとか言うよりも、マシューくんこそ助演男優賞のノミネートに値したと思うんやけど........別の作品で主演男優賞にノミネートされてるんで、そっちで頑張れ.........って、ここで言う話やなかったね(笑)

というわけで、スコセッシ&プリオくんの師弟コンビ(?)の作品は、今回も残念な結果ということで................?!

2014年2月 8日 (土)

『アメリカン・ハッスル』

いよいよ本年度の賞レースもクライマックスが近づいてきたなぁ............ということで、今日は、そんなアカデミー賞で10部門においてノミネートを受けてる注目の作品を、ご紹介♪

監督のデヴィッド・O・ラッセルくんは、昨年の『世界にひとつのプレイブック』に続いての監督賞のノミネートで、その前の『ファイター』と併せて、3作連続でのアカデミー賞ノミネートってことで、すっかり常連さんになってるらしい(笑)

主要キャスト4人も、すでに前作と前々作で監督さんとタッグを組んでいて、チョイ役で出演のデ・ニーロも、おそらく前作の父親役が縁での友情出演のような形なんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

アメリカン・ハッスル / American Hustle   ★★★☆☆   (2013年)

監督:デヴィッド・O・ラッセル

出演:クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンス、マイケル・ペーニャ、アレッサンドロ・ニヴォラ、シェー・ウィガム、ロバート・デ・ニーロ、ジャック・ヒューストン

美しい愛人をパートナーに詐欺を繰り返して稼いでいた天才的な詐欺師の男は、ある日、FBIの囮捜査に引っかかり、愛人が逮捕されてしまう。司法取引で他の詐欺師の逮捕に協力したら減刑すると言われ、仕方なく捜査に協力することになるのだが............ってなクライム・サスペンス?!

更なる大物を逮捕するために、天才詐欺師が仕掛けたワナにかかったのは、人気の若手政治家と、利権に群がる怪しい影やった.......ってなことで、実際にあった事件をモチーフに作られた話らしいんやけど、上手い音楽の使い方や巧みな演出で、2時間ちょっとの尺ながら楽しめる内容に仕上がってたかな。

出だしからクリスチャン・ベイルの見事な“ハゲ隠し”に感心してもうたんやけど、さらに貫禄の太鼓腹は、役作りのために20キロ増量した成果やっていうから、『マシニスト』って作品での不眠症の男を演じた際も驚かされたんやけど、彼のプロ根性には感心させられるよなぁ?!

ただ、キャストでいうと、この作品の演技でも評価されてる(アカデミー賞助演女優賞ノミネート)ジェニファーくんなんやけど、役柄のせいなのか、どうもその魅力が個人的には理解できんのよ。たまらなく、その演技にイライラしてもうて.........(苦笑)

作品全体の感想としては、飽きさせない内容になってるし、一定の評価はされて然るべきなんやと思うものの、特別ワクワクするとか、驚きや感動があるといったものがなくて、それほど“大作感”がないんよね。

これでアカデミー賞の作品賞や監督賞って言われると..........正直ちょっと寂しいかもなぁ.................?!(苦笑)

2014年2月 7日 (金)

『小さいおうち』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

山田洋次監督といえば、言わずと知れた日本を代表する監督さんってことなんやろうけど、若い頃の“寅さんシリーズ”や『幸福の黄色いハンカチ』、最近の『母べぇ』『おとうと』や前作の『東京家族』といった作品等、日本人が好きそうなドラマを作ってる監督さんってとこなんかな。他にも“釣りバカシリーズ”の脚本なんかでも有名やしね。

個人的には“だからどうした”くらいの印象なんやけど、とりあえず前作は本年度の日本アカデミー賞の監督賞と脚本賞にノミネートされたらしい(笑)

そんな山田監督が直木賞を受賞した小説を映画化したってのが、今回の作品なんやって。まぁ、例によって原作は読んでないんで、それと比較してどうというのは、よう分からんのやけど。

というわけで、新作の感想は..............................?!

小さいおうち   ★★★☆☆   (2013年)

監督:山田洋次

出演:松 たか子、黒木 華、片岡孝太郎、妻夫木 聡、倍賞千恵子、吉岡秀隆、橋爪 功、吉行和子、室井 滋、夏川結衣、螢 雪次朗、あき竹城、木村文乃、小林稔侍、笹野高史

ひとり寂しく亡くなった大叔母が遺した自叙伝には、若い頃の思い出と、ずっと胸に秘めていた秘密が記されていた..........ってなミステリー調のドラマ?!

山形の田舎町から東京に出てきた女の子は、とある家で女中として働くことに。小さな赤い屋根の家で、優しい旦那さんと美人の奥さん、それとかわいい息子さんの世話をしながら、幸せな日々を過ごしていたが.........ってな感じで、第二次大戦の前頃の東京を舞台に、その家で起こった人間模様を描くってとこなんかな。

まぁ、おそらく多くのひとが市原悦子の“家政婦は見た!”的な話やろうってボケなりツッコミをかますんやと思うんやけど、そこはホームドラマの巨匠(?)山田監督らしく、どこか温もりのある人間ドラマに仕上がってるんよね。

例によって豪華なキャストが揃ってるわけやけど、個人的には倍賞さんの味のある演技と、チョイ役のあき竹城のインパクトが強烈やったかな(笑)

全体として悪くはないんやと思うんやけど、すべてセットのなかで演じられる回想シーンは、役者のセリフ回しもどこか舞台調で、硬さばかりが目立ってもうてるようで、それが演出やと言われれば“そうでっか”ってことなんやけど、個人的にはどうもシックリとこんかったなぁ。

というわけで、またしても山田作品、ボチボチな感じで......................?!(苦笑)

2014年2月 6日 (木)

『セレステ∞ジェシー』

今日は、恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を務めるラシダ・ジョーンズってひとは、女優以外にもモデルやミュージシャンをやってるらしく、アメリカの「ピープル」って雑誌の“世界で最も美しい女性”ってのに選ばれたんやって。

監督さんは、かなり前に紹介した『ビンテージ・ラブ ~弟が連れてきた彼女~』って作品を作ったひとで、邦題のセンスは置いといて、作品自体はなかなかのデキやったのを覚えてる。

というわけで、小粒な作品ながら、アメリカでも少し話題になったらしい作品の感想は.................?!

セレステ∞ジェシー / Celeste And Jesse Forever   ★★★☆☆   (2012年)

監督:リー・トランド・クリーガー

出演:ラシダ・ジョーンズ、アンディ・サムバーグ、アリ・グレイナー、イライジャ・ウッド、クリス・メッシーナ、レベッカ・デイアン、ウィル・マコーマック、エリック・クリスチャン・オルセン、エマ・ロバーツ、クリス・パイン

結婚という関係を続けることで、互いに傷つけあうと感じた若いカップルは離婚を決意し、ふたたび昔のように親友同士に戻ろうとするのだが.........ってな、男と女の関係を描いた、ちょっと変わった恋愛ドラマ?!

離婚して距離を取れば、また昔のようにいい関係になると信じていた彼女、そんな彼女の気持ちを尊重しつつ、すぐに気持ちは元に戻ると思っていた彼、しかし、事態は思わぬ方向に.........ってなことで、好きなのに上手くいかない、そんな男と女の揺れる心をってとこなんかな。

主演のラシダくんの実体験を織り込みながら、自ら書いた脚本ってことで、失うと知って初めて気づく大切さ、それでも素直になれない女心ってのが、テンポのいい展開のなかで、うまく描かれてたね。

単純なラブコメにすることなく、軽妙なタッチで表現されたビターな恋愛模様は、なかなかの味わいやったかな?!

なんや素直に気持ちを伝えることの大切さを感じつつ、恋愛に不器用なオヤジには、なかなか難しいよなぁ.........なんて思ったりして...........そもそも相手してくれるひともおらんか(苦笑)

2014年2月 5日 (水)

『偽りの人生』

今日は、アルゼンチンの映画をひとつ、ご紹介♪

これ、アルゼンチンの女性監督の作品なんよ。彼女、本国ではかなり期待されてるらしく、この作品もアルゼンチンのアカデミー賞で最優秀初監督作品ってのにノミネートされたんやって。マイアミ映画祭ってのでは、最優秀監督賞を受賞したらしいしね?!

そんな作品で主役を務めてるのが、アルゼンチンの役者やなくて、なぜかヴィゴ・モーテンセンなんよ。で、なんでかって調べてみたら、彼、子供の頃にアルゼンチンで暮らしてたことがあったんやって。そういえば、『アラトリステ』って作品で、流暢にスペイン語をしゃべってたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は................?!

偽りの人生 / Todos Tenemos Un Plan   ★★★☆☆   (2012年)

監督:アナ・ピターバーグ

出演:ヴィゴ・モーテンセン、ソレダ・ビジャミル、ハビエル・ゴディーノ、ダニエル・ファネゴ、ソフィア・ガラ・カスティリオーネ、オスカル・アレグレ

美しい妻と幸せな暮らしをしていたはずが、養子縁組をめぐって意見が合わず、別居することになった医師。気力を失い、漫然と日々をやり過ごしていたときに、離れて暮らしていた兄がやって来て、末期のガンである自分を殺して欲しいと懇願するのだが..........ってなサスペンス調のドラマ?!

現実逃避のために、兄になりすまして余生を過ごすことを決意するものの、裏の世界に片足をツッコむ兄の住む世界には、思わぬ危険が........ってことで、ドツボにはまる男の姿を描くってとこかな。

このドラマ、とりあえず“やさぐれ”たヴィゴくんの魅力で、渋く決めたろって感じなんやろね。そういう意味で、狙ってる雰囲気みたいなものは伝わってくるんやけど、地味な展開が続くもんやから、少しノリが悪いかも。それに、話としてツメが甘くて、ツッコミどころが多くて、どうもスッキリとせんのよ。

まぁ、よく言えば“繊細”なストーリーってことなんやろうけど、ちょっと作りが粗く、内容も重苦しすぎたかもね?!(苦笑)

2014年2月 4日 (火)

『暗闇から手をのばせ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品を作った戸田くんは、作品の公式サイトのプロフィールを見ると、もともとはマンガの原作を書いてたらしく、その後、映像の世界に入り、NHKのドキュメンタリーのディレクターをやってたんやって。

この作品も元々はドキュメンタリーとして撮りはじめたらしいんやけど、NHKでは許可が下りず、仕方なくフィクションにして自主製作映画として発表したってことなんよ。

そんな作品は、ゆうばり国際ファンタジック映画祭のファンタスティック・オフシアター部門なるものでグランプリを受賞したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

暗闇から手をのばせ   ★★★☆☆   (2013年)

監督:戸田幸宏

出演:小泉麻耶、津田寛治、ホーキング青山、管 勇毅、モロ師岡、森山晶之

身体障害者を専門とするデリヘルで働くことになった女は、顧客である障害者と触れ合いながら、彼女自身も変わり始める.........ってなドラマ?!

障害を持つ者たちの性というデリケートなテーマを扱いながら、さりげなく日本の社会の抱える問題を描いてるあたり、なかなか鋭い視点やと思うんよ。

病気や事故で不自由な体であっても、悩み、傷つきながらも生きている男たちと、そんな彼らに“サービス”する女、“どっちが本当にかわいそうか?”そんな問いかけは、心に響くものがあるんよね。

単なる下世話な下ネタ映画にすることなく、“出会い”を通して響きあう、人と人の人生の交差点を描いたドラマは、ちょっと切なくもありながら、希望を感じさせてくれるような清々しさもあったりして、思った以上に良かったね!?

2014年2月 3日 (月)

『メグ・ライアンの男と女の取扱説明書』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、あのメグ・ライアンが主演の作品をひとつ、ご紹介♪

メグ・ライアンといえば、かつては“ラブ・コメの女王”って言われて、ハリウッドでは無敵の数字を稼げる女優さんやったんやけどねぇ。昨年はTVもので頑張ってたみたいなんやけど、最近はスッカリ映画の出演もなく、予定もないみたいなんよ。

個人的にも、嫌いやなかったんで、ちょっと寂しい限りなんやけどね。まぁ、“ラブ・コメ”のイメージが強くなりすぎて、結果として他の路線で評価されなかったことが、年齢を重ねたことで周囲の評価と本人のやりたい作品とのギャップになって、この状況になってもうたんやろなぁ。

というわけで、そんな彼女が主演の作品の感想は.......................?!

メグ・ライアンの男と女の取扱説明書 / Serious Moonlight   ★★☆☆☆   (2009年)

監督:シェリル・ハインズ

出演:メグ・ライアン、ティモシー・ハットン、ジャスティン・ロング、クリステン・ベル、デレク・カーター、ビル・パークス、キンバリー・ピーターソン

結婚して13年、幸せだと思っていたのに、ある日、突然夫から離婚を切り出され、動揺した妻は彼を監禁することに。何とか夫の気持ちを取り戻そうとするのだが.....ってな、サスペンス調の.....ラブ・コメディ??

自分を捨てて、若い女とデキてしまった夫、それでも離婚したくない妻は、必死になるってな流れで、どうやってハッピー・エンドに持っていくのかと思いきや..........う~ん、なんやろねぇ.............(苦笑)

メグ・ライアンもパっと見はまだまだ魅力もあるんかなぁって思って観てたんやけど、やってる内容が最初から最後までグタグタで......。基本的には夫婦の会話劇なんやけど、まったく魅力を感じられない、しょ~もない夫婦喧嘩をダラダラと展開されても、観てる方もぐったりしてまうやんね!?

どことなく調子のハズレた演技に、生きてこない設定、なんや旬の過ぎた役者さんたちの“イタイ”作品になってもうてるんよ。まぁ、この意味不明な邦題からして、大概な扱いやもんなぁ..........(笑)

メグ嬢のかつての輝きは、一体どこへ行ってもうたんやろか.......なんか切ないね?!

2014年2月 2日 (日)

『ヌイグルマーZ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元筋肉少女帯の大槻ケンヂが原作を書いてて、ついでに音楽も彼のバンド“特撮”が担当してるんよ。でもって、監督の井口くんとは、“古代少女隊ドグーンⅤ”なるTVドラマで大槻くんがゲスト出演するという形でコラボしてたんやって。

ちなみに、そのドラマには、ヌイグルマーとして華麗な(?)アクションを披露してる、“黒帯ガール”こと武田くんもドグーンのひとりとして出演してたみたいで、そこから『デッド寿司』につながり、今回のヌイグルマーに至ったってことらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

ヌイグルマーZ   ★★★☆☆   (2013年)

監督:井口 昇

出演:中川翔子、武田梨奈、猫ひろし、市道真央、高木古都、斎藤 工、北原帆夏、平岩 紙、(声の出演)阿部サダヲ、山寺宏一

遠い星から地球にやってきた謎の生命体が宿ったクマの縫いぐるみを、偶然手にしたことで正義のヒーロー“ヌイグルマー”になったゴスロリの女の子が、姉の娘を守るため、必死に悪と戦うってなお話?!

いやぁ~、出だしから怒涛のB級テイストで、どこか懐かしい特撮モノの臭いをプンプンさせながら、素敵にチープな作りのドラマが展開するんよ♪

主演が中川翔子ってところで意外性として十分やのに、更に、悪の親玉が猫ひろしって時点で、思わず“オイオイ”ってツッコミを入れたくなってまうやんか!(笑)

さすが“B級映画の巨匠”井口監督って思わせる演出がテンコ盛りで、かなり自由な作りになってはいるんやけど、ただ、そんな井口作品を観続けてきた者としては、今回はどうもメジャーを意識してるような気がして、その分、いつものドギツさが控えめで物足りない感じがしたのが残念やったかな。

このアホらしさを素直に楽しめる寛大な気持ちがあれば、きっとこんな作品でもオモロイと思えるんやろうけど、一般ウケは...................どうやろなぁ...................?!(苦笑)

2014年2月 1日 (土)

『ビフォア・ミッドナイト』

今日は、劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、そもそもの始まりは1995年に作られた『恋人までの距離(ディスタンス)/(原題)Before Sunrise』っていう、偶然知り合った男女が朝まで一緒に過ごす様子を描いたドラマなんよ。

ベルリン国際映画祭で監督賞に輝いた作品は、その個性的な作り方で話題になって、でもって、その9年後に『ビフォア・サンセット/(原題)Before Sunset』で再会した男女の数時間の出会いを描いてアカデミー賞の脚色賞にノミネートされたんよね。

9年周期で男と女のドラマを描いてきたシリーズは、今回もアカデミー賞の脚色賞にノミネートされてて、すでに全米批評家協会賞では脚本賞を受賞してたりする、そんな注目の作品なんよ。

というわけで、更なる9年後が気になりつつ、まずは今回の作品の感想を............?!

ビフォア・ミッドナイト / Before Midnight   ★★★☆☆   (2013年)

監督:リチャード・リンクレイター

出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、ジェニファー・プライア―、シャーロット・プライア―、シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック、パノス・コロニス、ウォルター・ラサリー、ゼニア・カロゲロプールー、アリアーヌ・ラベド

前作のパリでの再会から9年、最初の出会いから18年経った今、偶然の出会いから始まった男と女は、双子の娘たちと一緒にパリで暮らしていて、夏の間、ギリシャの友人宅を訪問し、バカンスを楽しんでいた。友人たちの厚意で、子育てを忘れ、恋人同士のように、ふたりだけの時間を過ごすことになったのだが...............ってな恋愛ドラマ?!

前妻との間の子どものこと、仕事のこと、相手への気持ちなど、互いに年齢を重ねて立場も変わり、日々を一緒に過ごすなかで、普段はなかなか言えないことを、ありのまま語り合う、そんなカップルの様子を描いてるんよ。

監督と主演のふたりで作り上げた脚本は、機知に富み、なかなかの味わいやった。でもって、その会話を、まるで実際のカップルのように、絶妙な掛け合いでしゃべり倒すふたりの“演技に見えない演技”ってのがスゴイんよね?!

少ないカットのなかで長セリフをテンポよく繰り出すってのは、主演ふたりのこれまでの関係がなせるワザなんやろなぁって思う。まぁ、この独特の雰囲気ってのは、多少、好き嫌いが分かれるんやろうけど。

男の言い分と女の主張、ぶつかり合いながらも互いを理解しようとし、気持ちを伝えようと必死になる........夫婦にしろ単なるカップルにしろ、会話をすることが大切ってことなんかもね......ひとり暮らしやと、そんな相手もおらんのやけど........?!(苦笑)

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »