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2014年2月23日 (日)

『大統領の執事の涙』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、実話を基にした伝記ものをひとつ、ご紹介♪

監督のリー・ダニエルズといえば、黒人の女の子を主人公にした『プレシャス』って作品でアカデミー賞の監督賞にノミネートされて、ちょっと話題になったやんね。ちょっと前に紹介した『ペーパーボーイ 真夏の引力』ってのも監督さんの作品なんよ。

そんな作品、実は元々のタイトルは“The Butler”やったんやけど、昔の作品で同じタイトルのものがあったらしく、そちらからクレームが来て、裁判沙汰になったってニュースがあったっけ。すでに宣伝活動が始まってたかなんかで、色々ともめた結果、どうやらタイトルに監督さんの名前“Lee Daniels'”って入れることで納めたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は................................?!

大統領の執事の涙 / Lee Daniels' The Butler   ★★★☆☆   (2013年)

監督:リー・ダニエルズ

出演:フォレスト・ウィティカー、オプラ・ウィンフリー、テレンス・ハワード、キューバ・グッディング・Jr、レニー・クラヴィッツ、デヴィッド・オイェロウォ、ロビン・ウィリアムズ、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、ジェームズ・マースデン、アラン・リックマン、ヴァネッサ・レッドグレーヴ

南部の綿花の農場で働く両親のもとで育った少年は、目の前で父親を殺され、それがキッカケで農場主の家で下男として働くことに。やがて大人になった彼は農場を飛び出し、ホテルで働くようになり、そこで認められてホワイトハウスで執事をすることに.........ってな、歴代の大統領に仕えた執事の話を基にしたドラマ?!

人種差別の頃から公民権運動、ベトナム戦争、そして黒人の大統領の誕生まで、アメリカの歴史をひも解きながら、そんな激動の時代に、その時々の大統領の世話をし、信頼されていたひとりの黒人の生き様を描くってとこなんやろね。

虐げられた親の世代、それを引き継ぎつつ、変化のなかで戸惑う自分たちの世代、そして新しい考えを持った息子たちの世代、歴史のなかで翻弄される家族の物語なんかな。

主演のフォレストくんは、さすがに演技力は抜群で、抑え気味のパフォーマンスながら、丁寧に演じてたね。そんな彼が使える歴代の大統領を誰が演じるかってのが、ちょっと楽しみではあるんやけど、さすがにジョン・キューザックのニクソンはイメージが合わんかったね(苦笑)

あと、個人的に奥さん役のオプラ・ウィンフリーを役者として評価できなくて、どうにもスッキリせんかった。レニー・クラヴィッツやマライア・キャリーも、この監督さんの作品によく出てくるけど、どこまで本気なんやろなぁ??

アメリカの歴史のなかで、黒人が置かれていた立場ってのが分かって、教育的な内容やし、ドラマとしても悪くはないんやけど、賞レースから漏れたことからも分かるように、もう一息、押しが足らん作品やったかな?!

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