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2014年3月 9日 (日)

『東京難民』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、佐々部 清って監督さん、好きなんよなぁ。このブログで何回か取り上げてきたんやけど、独特の“泣きのツボ”ってのがあって、うまいこと観る側の心を揺さぶってくるんよ。

今回は、堺 雅人と宮﨑あおいが共演した前作の『ツレがウうつになりまして。』以来の久々の監督さんの新作映画ってことで、ちょこっと期待してたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

東京難民   ★★★☆☆   (2013年)

監督:佐々部 清

出演:中村 蒼、大塚千弘、青柳 翔、山本美月、金子ノブアキ、中尾明慶、金井勇太、落合モトキ、吹越 満、津田寛治、福士誠治、小市慢太郎、井上 順

東京に出てきて、何となく日々を送っていた大学生の男は、ある日、学費未納で大学を除籍処分となってしまう。父親は失踪し、仕送りもないまま、マンションも追い出された彼は、ネットカフェ難民となるのだが..........ってな、都会の片隅でもがき苦しむ若者を追った社会派ドラマ?!

普通の大学生が半年でホームレスに、その転落人生を追いかけたドラマなんやけど、見事な“転がりぶり”に、なんや切ない気分になってもうたね(苦笑)

主役の中村くんの演技力について言えば、正直、物足りなさが目立ってまうんやけど、その拙さってのが逆に監督さんの必要としてた要素なのかもなぁ。

そうやってメインは若手を起用しながら、脇のさりげない役に吹越くんや津田くん、小市くんあたりを使ってくるあたり、佐々部監督らしいなぁって思ったよ。

いつもは的確に“泣きのツボ”を突いてくる監督さんなんやけど、今回は、社会問題をテーマにってことで、そこまで泣かせにくるような演出はなかったものの、それでも「このまま生きてていいですか」なんてセリフに、グッと胸を打つものがあったね。

一度落ちると再スタートできない社会、多くの人生が交錯している都会の片隅で、こうやって這いつくばって生きてる人たちがいる、そんな社会の底辺を切り取った作品は、ちょっと考えさせられてもうたかな?!

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