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2014年4月

2014年4月30日 (水)

『アウトロー』

今日は、アイスランド発の犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、本国アイスランドでは爆発的なヒットやったらしく、国民の4人に1人が観たって勘定なんやって。といっても総人口は30万人ちょっとやから、数字にすると7万5千人強ってとこなんやけどね(笑)

それでも、アイスランドのアカデミー賞にあたるEDDA賞では助演男優賞と助演女優賞、それに脚本賞を受賞し、作品賞を含むその他主要部門でノミネートされたってシロモノらしい。

邦題が、昨年公開されてたトムくんの作品『アウトロー』と“マルかぶり”なところが、“そういう売り方するかぁ??”って思ってもうたよ。まぁ、そもそものところで、どちらの作品も原題は“アウトロー”やないし、いずれも“アウトロー”って言われてピンとくるような内容やないってのが、“オイオイ”ってツッコミを入れたくなるところやんね(苦笑)

というわけで、そんな配給会社のセンスのなさを嘆きつつ、作品の感想は...................?!

アウトロー / Svartur A Leik   ★★★☆☆   (2013年)

監督:オスカル・ソール・アクセルソン

出演:ソルヴァルドゥル・ダーヴィッド・クリスチャンソン、デイモン・ヤンガー、ヨハンネス・ハウクル・ヨハネッソン、マリア・ビルタ・ビャルナドッティル、ヴィクニル・ラフン・ヴァルソルソン

酔っぱらって傷害事件を起こし拘留されたことで、警察署の前で幼なじみと再会した男は、その友人の“仕事”を手伝うこととなり、そのままある麻薬組織の一員となるのだが..............ってな犯罪ドラマ?!

刑務所送りにならないように、腕利きの弁護士を紹介してもらうために始めた組織の仕事だったが、次第に抜け出せないくらいにドップリと悪の道にはまり.......ってなことで、スリリングな話が展開するんよ。

これ、何がエエかって、小気味いい流れのなかで組織の人間関係が描かれてて、シリアスすぎず、軽すぎずの絶妙なバランスでドラマが繰り広げられるんよね。

クスリでトリップした感の表現なんかも上手く出てるし、不気味な恐怖感や人間臭さもあったりで、この手の作品では、かなり良くできてるんと違うかな。

ハリウッドのような派手さはないんやけど、ヨーロッパ系の硬派なフレンチな犯罪ドラマにあるような、洗練された感じがあって、なかなかの味わいやったね!?

2014年4月29日 (火)

『テルマエ・ロマエII』

今日は祝日ってことで、個人的には別に祝うようなことはないんやけど、とりあえず劇場で公開中の話題作(?)をひとつ、ご紹介♪

これ、前作『テルマエ・ロマエ』でとっても濃い顔の面々をキャスティングしてスマッシュ・ヒットしたことに気をよくして(?)作られた、シリーズ第2弾なんよ。

4月26日を“よいふろの日”ってことで、その日に合わせて公開初日にってことらしいんやけど、11月26日の“いいふろの日”とどっちがエエんよ、なんてツッコミを思わず入れてみたくなったりしたんやけどね。ちなみに、ネットでみたら、毎月26日はホンマに“風呂の日”なんやって(笑)

というわめで、そんな作品の感想は......................?!

テルマエ・ロマエII   ★★★☆☆   (2014年)

監督:武内英樹

出演:阿部 寛、上戸 彩、宍戸 開、市村正親、北村一輝、竹内 力、笹野高史、キムラ緑子、勝矢、琴欧洲

古代ローマ帝国でテルマエ(浴場)の建設技師をしている男は、アイデアに行き詰るとなぜか現代の日本にタイムスリップし、そこで目にしたものをローマで取り入れるのだが...........ってなコメディ・ドラマの第2弾?!

日本の風呂文化が古代ローマを救う、そんなご無体なストーリーを“濃い顔の面々”と愉快な仲間たちがワイワイとやりつつ、ってなことで、さすがに第一弾は違和感ありまくりやったけど、なんか少し慣れてもうた感じやね(笑)

今回は日本語とラテン語を、字幕を使ったりして、そつなく整理してたこともあってか、前回みたいな“しっくり”こない感じは減ったかな。

前作がそれなりにヒットしたってことで、今回も同様に、前半でジャブのように細かい笑いを取りに行き、中盤からドラマをってことみたいで、まぁ、工夫はされてるんやと思うんよ。

ただ、前もそうやったんやけど、どうも中盤以降の“なかだるみ感”ってのがありすぎて、マッタリしすぎてまうんよなぁ(苦笑)

結果的に、作品全体の印象としては、“そこそこ笑えなくもないんやけど、なんかボチボチで.........”ってなってまうところが、少しもったいない気はするんやけどね?!

2014年4月28日 (月)

『ファミリー・アゲイン/離婚でハッピー!?なボクの家族』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、コメディー系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、離婚家庭のその後を描いてるんやけど、監督さんや脚本家さんは、実際に両親が離婚したらしく、実体験をヒントに製作したってことらしい。

ちなみに、原題の“A.C.O.D.”ってのは、“Adult Children Of the Divorced”ってことで、離婚家庭の子どもたちってことで、離婚率がとっても高いアメリカでは、それなりに注目されてる問題らしいんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ファミリー・アゲイン/離婚でハッピー!?なボクの家族 / A.C.O.D.   ★★★☆☆   (2013年)

監督:スチュアート・ジッカーマン

出演:アダム・スコット、リチャード・ジェンキンス、クラーク・デューク、キャサリン・オハラ、エイミ―・ポーラー、ジェーン・リンチ、ジェシカ・アルバ

幼い頃に両親が離婚し、以来、親に頼ることなく生きてきた男だったが、弟が結婚することになり、頼まれて両親を一緒に式に呼ぼうと間を取り持つのだが.........ってな、コメディ調の家族ドラマ?!

ずっと互いを憎んでいる両親を見て育ち、長く付き合う恋人との結婚も踏み切れない男は、弟のためにと頑張るが、それが思わぬ方向に..........ってことで、離婚した家族で育った子どもが成長し、それが彼らの将来にどういう影響があるかっていうテーマを、ちょっとヒネリを加えて面白おかしく描くってとこなんかな。

未公開の作品“らしく”地味な作りで、それほど爆笑するようなコメディでもないんやけど、親の離婚がトラウマになって、って話は、夫婦になる2組のうち1組が離婚するらしいアメリカ社会を考えれば、シニカルな鋭い視点で作られたドラマなのかもね。

それにしても..........ジェシカくんがこんな端役で出てるってのが、ちょっと寂しいよなぁ.............(苦笑)

2014年4月27日 (日)

『クローズ EXPLODE』

今日は、劇場で公開してる作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

小栗 旬と山田孝之がメインやったクローズの前シリーズは、あの“暇があればとりあえず何でもエエから映画を作る”をモットーにしてる(?)三池くんが監督をしてたわけやけど、新たな幕開けは別の監督さんに託されたらしい。

でもって、その“別のひと”が豊田くんってのが、どうもなぁ........................(苦笑)

『空中庭園』『ナイン・ソウルズ』『青い春』『I’M FLASH!』と............どう考えてもキレキレのバイオレンスものを上手く料理できるタイプやないだけに、不安になってまうやんね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

クローズ EXPLODE   ★★★☆☆   (2013年)

監督:豊田利晃

出演:東出昌大、勝地 涼、早乙女太一、柳楽優弥、永山絢斗、岩田剛典、深水元基、やべきょうすけ、高橋 努、浅見れいな、高岡早紀、板尾創路、渋川清彦

権力闘争がハゲしさを増す鈴蘭高校に転入することになった3年生の男は、登校初日にひとり倒し、注目されるが、喧嘩には興味を示さず、争いから距離を置いていたのだが..............ってな、不良が暴れ回って、殴る蹴るで大騒ぎするドラマの新作?!(笑)

例によって今回も、よう分からん“テッペン”目指して男子高校生がドツキまくりなわけやけど、う~ん、なんや監督さん変わって、少し変わってもうたね。

まぁ、心機一転、単なる高校生の殴り合いやなくて、ドラマを入れてってことなんやろうけど、卒業生とヤクザのゴタゴタや、中途半端な笑えない“笑い”は必要やったんやろか?

前シリーズのメンバーを登場させるために話を脱線させてもうて、それを強引に結び付けようとしてる感がアリアリで、それでも足らん部分を補うために、今回は“朝ドラ”人気の主役をフィーチャーしてって魂胆が見えすぎでなぁ(苦笑)

まぁ、そんな東出くんは、演技は拙いながらも図体がデカいだけに、それなりに様にはなってるんやけど、そんな彼以上に柳楽くんのキレっぷりが良かったねぇ。彼の“目力”が存分に発揮されてて、なかなかのハマりっぷりやったよ(笑)

というわけで、作品全体としては、なんとなく“ゆる~く”なってもうたわけやけど、これ、シリーズ化するんやろか??

2014年4月26日 (土)

『アナと雪の女王』

今日は、巷で大ヒットになってるらしいアニメ映画をひとつ、ご紹介♪

なんか映画館に行くと、早々とチケットがウリキレになってて、すごい盛り上がりやなぁって関心してまうよね。どうやら興行収入が100億円を超えたらしく、まさに大ヒットってことなんやろう。

そもそもアカデミー賞で長編アニメ賞と歌曲賞を受賞して、ゴールデン・グローブ賞やその他の賞レースでもぶっちぎってきたわけで、実写映画ではコケまくってるディズニーも嬉しくてウハウハなんやろね(笑)

まぁ、ちょっとオヤジがひとりで鑑賞するには、毛色が違いすぎる気はしつつ、流行りものにはとりあえずノッテおくかってことで、そんな作品の感想は....................?!

アナと雪の女王 / Frozen   ★★★☆☆   (2013年)

監督:クリス・バック、ジェニファー・リー

出演:(声の出演)クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、サンティノ・フォンタナ、クリス・ウィリアムズ、キアラン・ハインズ

とある王国で暮らす王女の姉妹は仲が良かったが、あるとき、姉に触れた物を凍らせる魔力があることが分かり、彼女は妹を守るため、誰にも会わず部屋にこもる生活をすることに。しかし、両親が事故で亡くなり、彼女は王位を継ぐことになるのだが..............ってなディズニー・アニメ?!

心優しい姉妹の絆をミュージカル仕立てでドラマチックに、そしてディズニーならではの美しい映像で描くってことで、なるほどヒットしてるのが分かるよね。

誰にも理解されずに殻に閉じこもってたのが、自分を解き放ち“Let it go !”って心地よく歌うと、“そうそう、ありのままでエエんよ”って共感を呼んで盛り上がるってことか♪(笑)

そんなわけで、特にケチをつけるつもりはないし、きっと小中学生の娘さんのいる家族なんかが一緒に鑑賞するとか、女友達やカップルで鑑賞するには“もってこい”の作品なんやろうとは思う。

ただ、つくづく実感したんやけど、たとえ大ヒット作品でも、寂しいオヤジが独りで劇場で観るのには適さない作品ってのが、こうして存在するんやってね?!(苦笑)

2014年4月25日 (金)

『神様のカルテ2』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、前作の『神様のカルテ』では個人的に辛い思いをしてもうて、もうこのシリーズを劇場で金払って観るのはヤメにしようって思ってたんやけど、たまたま行きつけのシネコンの会員割引デーで¥1,100で観れるってのと、他の作品との絡みで時間が合ったんで、ヒマつぶしに観たんよ。

そもそも巷の評判をチェックすると、そこそこ評価が高かったりしたんで、ひょっとして前回から格段の成長をしたのかって期待する気持ちも少しあったんやけど..............ね(苦笑)

というわけで、ハナからダメだしするつもりやったんやろうって言われると少し心苦しいんやけど、率直な感想を........................?!

神様のカルテ2   ★★★☆☆   (2014年)

監督:深川栄洋

出演:櫻井 翔、宮﨑あおい、藤原竜也、柄本 明、市毛良枝、西岡徳馬、原田泰造、濱田 岳、要 潤、池脇千鶴、吹石一恵、吉瀬美智子、朝倉あき

長野にある地方病院で寝る間を惜しんで激務を続ける若い医師、そんな彼の職場に学生時代の同期が東京からやって来ることに。かつては同じように理想に燃える医者だった彼は、別人のようになっていた..........ってな医療ドラマ?!

まぁ、観る前からある程度は覚悟をしてたつもりなんやけど、う~ん................やっぱり主役がなぁ.................アカンよね、これ(苦笑)

きっと原作の主人公像を忠実に表現しようと必死に頑張ってるんやろうとは思うんやけど、原作をまったく知らずに冷静に眺めてると、その不似合な口調からして、どこをどうみても程度の悪い“学芸会”の延長でなぁ................。

そこに、声を震わせれば“上手い演技”になるってずっと勘違いしてる舞台好きの俳優さんが妙にシリアスな表情で演技しても、なんか痛々しさしか感じへんやんか(苦笑)

医療現場の末端の苦悩ってのを描きたいってのは分かるし、そのなかで医師もひとりの人間として悩みながらも、高い理想を胸に頑張ってるってのもスゴイって思うんやけど、それをこんな形で映像にせんとイカンってのが残念やよね。

いや、ホンマ主人公とその友だちが画面に映ってないシーンは、なかなか味わい深いものがあるんやけど、いっそのこと彼ら抜きバージョンで...........なんて思ってまう作品って、どないなんやろ(笑)

もはやこのシリーズは、主役の彼が大好きな某事務所アイドルのファンの皆さんと、舞台好きで舞台映えする彼の演技が好きでたまらん人たちが楽しむための作品ってことでエエんかもね?!

2014年4月24日 (木)

『告発のとき』

今日は、ちょっとシリアスなドラマをひとつ、ご紹介♪

主演を務めてるトミー・リー・ジョーンズは、この作品でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされてるんよ。結果的にダニエル・デイ=ルイスに負けてもうたんやけど、当時、かなり評価されてたのを覚えてる。

監督のポール・ハギスといえば、『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本で人気になり、その直後の初監督作『クラッシュ』で脚本賞を受賞したひとやんね。6月にリーアム・ニーソン&ミラ・クニス主演の『サード・パーソン』って新作が日本でも公開されるらしいんやけど、こちらの本国での評判もなかなからしい。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

告発のとき / In The Valley Of Elah   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ポール・ハギス

出演:トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、スーザン・サランドン、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・パトリック、ジョナサン・タッカー、フランシス・フィッシャー

イラクから無事に帰還しながら、突然、無断で部隊を離れて行方知れずとなった息子。やがて死体となって発見された彼に何があったのか、その真相を追求しようとする父親の姿を描いたサスペンス・ドラマ?!

無残な姿で殺された息子の死の原因を突き止めようとする元軍人の父親、最愛の息子はなぜ殺されたのか、誰にやられたのか、手掛かりの携帯で録画した映像、そして息子の戦友たちとの会話をたよりに、必死に謎を追いかけるんよ。

最近はすっかりコーヒーのCMでコミカルな姿がイメージになりつつあるジョーンズおじさんなわけやけど、この作品では抑えた演技ながら、子を失う親の気持ちってのを表現してて、その悲しみが胸にグッとくるんよ。

この作品のいいところは、単なる犯人探しのストーリーにするんやなくて、イラクで悲惨な経験をして戻ってきた兵士たちの苦悩や、父親と息子の関係、そんでもってイラク戦争の意味を問うってところが、全体としての作品の質を高めてるんよね。

まぁ、話としてはあまり救いがないだけに、重いよなぁって思ってまうんやけど、繊細な心理描写で丁寧に作られたいい作品やった。

ただ...................この当たり障りのない適当な邦題は、かなり頂けんよなぁ?!(苦笑)

2014年4月23日 (水)

『黒いスーツを着た男』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるラファエル・ペルソナーズくんは、本国フランスで“アラン・ドロンの再来”って言われて、注目されてるんやって。なかなか整った顔立ちに、どこか繊細さを感じさせる憂いのある表情をみてると、なるほど人気になるのかもって思ったよ。

ちなみに監督をしてるカトリーヌ・コルシニは、エマニュエル・ベアール主演の『彼女たちの時間』って作品で、カンヌ国際映画祭に出品したことがあって、この作品でもカンヌで賞にノミネートされてたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

黒いスーツを着た男 / Trois Mondes   ★★★☆☆   (2012年)

監督:カトリーヌ・コルシニ

出演:ラファエル・ペルソナーズ、クロティルド・エスム、アルタ・ドブロシ、アルバン・オマル、レダ・カテブ、ジャン=ピエール・マロ、アデル・エネル、ロラン・カペリュート

職場の同僚と酒を飲み、帰り道でひとを轢いてしまった男は、仲間に促されて現場から逃げてしまう。そんな事故を自宅から目撃してしまった女は、被害者の妻を見つけ出し、連絡するのだが........ってなドラマ?!

勤め先の自動車ディーラーの社長の娘との結婚を10日後に控え、罪の意識に苛まれながらも出頭できない男と、加害者を目撃し、被害者の家族とも知り合った女、それぞれの心の葛藤を描いてるんよ。

なんや邦題からはサスペンス臭をプンプンとさせてるんやけど、これ、どちらかというと加害者、目撃者、被害者というそれぞれの立場での苦しみに、不法就労の現実っていうフランス社会の問題を絡めた人間ドラマやと思うんやけどね。

ひとつの事故が巻き起こした波紋の結末、ちょっと地味ではあるんやけど、なかなか悪くないドラマやったかな?!

2014年4月22日 (火)

『あさひるばん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、レンタル屋でなんの気なしに手に取ったときに、主演が國村くんってあって、「おっ、それならば」ってことで借りたんよ。ただ、始まってすぐに“よしもとクリエイティブ・エージェンシー”って文字がデカデカと出てきた瞬間に“あぁ、やってもうた........”って思ったんよ(苦笑)

自分とこのタレントを売り込むのが目的で、本気でエエ作品を作ろうって気がないんやったら、吉本も中途半端に映画界に参入せんといて欲しいよなぁ。新喜劇で十分やんかって、思わずボヤキたくもなるで?!

ちなみに、そんな作品を監督してるのは“釣りバカ日誌”のシリーズの原作者で、配給は松竹ってことで、まさに松竹お得意の路線の延長のような作りやったね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

あさひるばん   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:やまさき十三

出演:國村 隼、板尾創路、山寺宏一、桐谷美玲、西田敏行、斉藤慶子、雛形あきこ、松平 健、温水洋一、間 寛平、上島竜兵

かつて高校の野球部で一緒に甲子園を目指していた3人の中年オヤジたちは、当時のマネージャーでマドンナだったひとが重い病気で入院中という知らせを受け、数十年ぶりに再会するのだが..........ってなドラマ?!

大好きだったひとの娘の結婚式に、彼女の父親で野球部の監督だったひとを出席させてあげたい、そう思う3人は、頑固オヤジを説得に行くってな感じの人情ドラマってことなんやろね。

まぁ、松竹らしい“まったり”感が漂う雰囲気で、そんなテイストを堪能したいひとには向いてるんやろうけど、そうやない者には少々辛いかも(苦笑)

強引に釣りのシーンを突っ込んでみたり、イメージシーンのようなものを長めに入れてみたり、なんや間延びしすぎて“締まらん”のよね。

“ほのぼの”系ってのがウリなわけなんやろうけど、吉本が絡んでも特に笑えるものもなく、ちょっと退屈やったかなぁ...................?!

2014年4月21日 (月)

『恋のときめき乱気流』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フレンチな恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品でヒロインを演じてるリュディヴィーヌ・サニエといえば、フランソワ・オゾン監督とのタッグが有名で、『8人の女たち』『スイミング・プール』といった作品で日本でも注目されたのかな。

印象としては、“大胆な演技をする女優さん”ってなとこで、どちらかというと“妖艶な(=エロ?)”っていう形容詞が合うイメージなんやけど、この作品では、そちらは抑えぎみに、ラブコメをやってる感じやったね。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

恋のときめき乱気流 / Amour & Turbulences   ★★★☆☆   (2012年)

監督:アレクサンドル・カスタネッティ

出演:リュディヴィーヌ・サニエ、ニコラ・ブドス、アルノー・デュクレ、ジョナタン・コエン、ブリジット・カティヨン、ミシェル・ヴュイエルモージズ、ジャッキー・ベロワイエ

ニューヨークでの個展を終え、フィアンセの待つパリに帰国することになった女性だったが、飛行機に乗ると、なんと隣の席に3年前に別れた元カレが.........ってな、ニューヨーク-パリ間の元恋人のふたりの様子を描いた恋愛ドラマ?!

プレイボーイでイケメンの男と、少しエキセントリックな芸術家の女、逃げ場のない状況で、気まずい雰囲気のふたりの掛け合いを見せつつ、出会いから別れまでのエピソードを挟み、なかなか粋な恋愛ドラマにまとめ上げてたかな。

ヨリを戻したい男と、別の男との結婚を控え、相手にしたくないと思いつつ、どこか揺れる気持ちを必死に抑えてる女、そんな恋の駆け引きがオモロイんやろね?!

とびっきりロマンチックだとか、トキメクといった作品ではないんやけど、軽いタッチでさりげなく楽しませてくれる恋愛ドラマは、なかなか悪くなかったかな。

2014年4月20日 (日)

『白ゆき姫殺人事件』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は公開1週目に映画館に行ったら、チケットが売り切れになってて、観れなかったんよ。で、2週目の先週も上映前には完売になってて、なんやエライ人気らしい。

原作はベストセラーになってる湊かなえの小説らしいんやけど、例によって未読なんで、どの程度の話なんかはよう分からんのよね。でも、監督の中村くんの作品は、『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』のように、結構、嫌いやないんで、そこらへんで期待するものはあったんよ。

というわけで、そんな話題作(?)の感想は..........................?!

白ゆき姫殺人事件   ★★★☆☆   (2014年)

監督:中村義洋

出演:井上真央、綾野 剛、菜々緒、金子ノブアキ、染谷将太、谷村美月、ダンカン、秋野暢子、蓮佛美沙子、貫地谷しほり、生瀬勝久、小野恵令奈、宮地真緒、野村佑香

化粧品会社の美人OLが何者かによって殺される。何度も刺された上に焼かれるという残忍な手口もあり、世間の注目を集めるが、たまたま被害者の会社の同僚だった知り合いの女から事件のことを聞いた番組製作会社のディレクターは、関係者のインタビューを撮り、取材を進めるのだが...........ってなサスペンスもの?!

関係者が語るひとりの女性の存在、ネットで拡散する情報、そんでもって作られる世論、殺人事件をネタにしながら現代社会を風刺する視点ってのは、なかなか新鮮やったね。

ひとつの発言から、勝手に“事実”が作られていき、それに容易に振り回される理不尽さや滑稽さってのは、ネット社会になってから確かに感じるよなぁ。なんか“ワイドショーはこうやって作られる”っていうのを見てるようで、妙に納得してもうたよ(笑)

情報のやり取りが格段に容易になった一方で、匿名性を使って無責任なやり取りが横行し、知らない間に誰かを傷つけてるってのは、なんや皮肉なもんやと思う。

それにしても、女同士の付き合いってのは............いろいろと大変なんやねぇ................?!(苦笑)

2014年4月19日 (土)

『LIFE!』

先週になって、ようやく数週間ぶりに映画館に行けたんで、今日は、久しぶりに劇場で公開中の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、予告編を目にしてから、ずっと気になってたんよ。ただ、監督&主演がベン・スティラーってところが少し不安やったんやけどね。

ベンくんといえば、ハリウッドではそこそこ人気のコメディ役者なわけやけど、正直、ハリウッドのコメディで腹を抱えて笑えたことがないってのもあるんやけど、クドさやベタさ加減で、彼のコメディ俳優としての演技は、個人的にあまり好きやなかったんよ。

まぁ、監督もした『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』での演出の弾け具合(演技は別にして)は、出てる役者の演技の楽しさもあって、少し見直した感はあったんやけど。

そんなわけで、期待と不安を胸に鑑賞した作品の感想は............................?!

LIFE! / The Secret Life Of Walter Mitty   ★★★★   (2013年)

監督:ベン・スティラー

出演:ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、アダム・スコット、シャーリー・マクレーン、キャスリン・ハーン、ショーン・ペン、ポール・フィッツジェラルド、パットン・オズワルド、アドリアン・マルティネス、マーカス・アントゥーリ

雑誌「LIFE」で使われる写真のネガフィルムの管理をする男は、廃刊が決まった雑誌の最終号の表紙となるネガを写真家から受け取るが、指定されたものだけが欠落していることに気づく。行方不明の写真のネガを見つけるため、彼は世界を旅している写真家に直接会いに行くことに.........ってなアドベンチャー映画?!

家と会社の往復で、平凡すぎる毎日を過ごす男の唯一の楽しみは妄想にふけることやった..........ってな感じで、冴えない男が一大決心をして旅に出て、退屈な日常を抜け出す様を程よいテンションで描いてるんよ。

これまでのベン・スティラー作品といえば、極端にコメディー寄りで“ヤリすぎ”感がアリアリなものが多かったんやけど、この作品はその点、いい塩梅やった。

妄想のなかでは何でも可能なのに、現実の世界では臆病に生きてる男が、未知の世界に踏み出す様が、なんとも爽快やったね!?

なんかね、主人公と同じ世代で、同じように日常に縛られた生活をしてると、妙にいろいろと共感してもうたりして........(苦笑)

自分も妄想の世界を飛び出して、“人生”を探求せんとアカンよなぁ............すべてを忘れて旅にでも出るかぁ..............なんて?!

2014年4月18日 (金)

『桜並木の満開の下に』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、オフィス北野が配給してるらしく、お笑いアリなんかと思ったら、そんなことはまったくなかったね。所属の柳 憂怜と高橋 洋が出演してるってところがミソなのかも。

ちなみに、柳くんといえば、最近はスッカリ俳優として色んな作品で脇役として出演してるんやけど、かつては“たけし軍団”の一員で、北野 武と一緒にフライデーも襲撃してたよなぁ?!

もひとつオマケに、今回、オフィス北野をネットで検索してたら、あの寺島 進の所属事務所ってのがオフィス北野なんやってね。ちょっとビックリしてもうたよ。

というわけで、まったく作品と関係のない小話を終えたところで、作品の感想は..............?!

桜並木の満開の下に   ★★★☆☆   (2012年)

監督:舩橋 淳

出演:臼田あさ美、三浦貴大、高橋 洋、諏訪太朗、柳 憂怜、松本まりか、三浦 力、石垣光代、小澤雄志

結婚して2年、同じ町工場で働く夫とは、ささやかながらも幸せな日々を過ごしていたが、ある日、出張先での作業中に事故で夫が亡くなってしまう。事故の原因となった工場の同僚の謝罪を受け入れられない妻だったが...........ってなドラマ?!

突然、最愛のひとを失い、やり場のない気持ちを同僚に向ける女、事故の責任を背負い込み、自らを責めて苦しむ男、そんなふたりの距離の変化を描くってとこなんやろね。

大切なひとを奪った相手を赦せるか、そんな心の葛藤をじっくりとってのは分からんでもないんやけど............ちょっと“かったるい”感じやったかな。

あまりメリハリもなく、暗めの映像でマッタリと展開するもんやから、疲れた体で観てるとボディー・ブローのようにジワジワと効いてきてもうて.................(笑)

好きになったらアカンひとを好きになる、そんな恋のジレンマってのは定番のエッセンスなわけやけど、ちょっと狙いすぎたラストも、どうもシックリとこんかったなぁ.............?!

2014年4月17日 (木)

『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』

今日は、ちょっぴりアクション系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるジェフリー・フレッチャーってのは、リー・ダニエルズ監督の『プレシャス』って作品で脚本を書いてたひとで、それでアカデミー賞の脚色賞を受賞したらしいんよ。

注目は、もちろん主役のふたりってことなんやろうけど、個人的には、昨年の夏に急逝したガンダルフィーニおじさんが出演してるってところが非常に気になったんよね。大きな体を揺らしながら、マフィアからコミカルなオヤジの役まで、ホンマ存在感のある役者やったよなぁ。まだ51歳やったってことで、惜しい役者やったね。

というわけで、そんなガンダルフィーニおじさんの演技が堪能できる作品の感想は...............?!

天使の処刑人 バイオレット&デイジー / Violet & Daisy   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ジェフリー・フレッチャー

出演:シアーシャ・ローナン、アレクシス・ブレデル、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ダニー・トレホ、コディ・ホーン、タチアナ・マズラニー、マリアンヌ・ジャン=バプティスト

まだ10代の若い女の子ふたり組は、殺し屋をして生活をしていた。雑誌で見つけたお気に入りのドレスを買うため、ひとりの男を殺す仕事を受けるのだが............ってなドラマ?!

ドレス代を稼ぐための簡単な“仕事”のハズが、なぜか死にたがるターゲットの男と話をするうちに、事態は少しおかしな方向に.........ってなことで、いい意味で、ちょっと調子ハズレなバイオレンス・アクションって感じやったね。

キュートな女の子たちが殺し屋をやってるっていう意外性を上手く活かしつつ、こだわりの(?)映像でインパクトを出して、ってなところは、なかなか上手いよなぁって思うんよ。

シアーシャくんの不思議な魅力ってのもエエんやけど、主演のふたりを相手にみせるガンダルフィーニおじさんの懐の深い演技ってのが味わい深いんよなぁ!?

この手の作品としては地味な部類やとは思うんやけど、ドラマとしてはそれなりに楽しめるんと違うかな。

2014年4月16日 (水)

『ペインレス』

今日は、スペイン系のサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、去年の秋に“スクリーム・フェスト スペイン2013”なる企画もので、先日紹介した『ゴースト・スクール』なんかと一緒に、スペイン発のホラー作品ってことで上映されてたらしい。

監督さんは、どうやらアメリカ生まれで、これが長編第1作目ってことらしいんやけど、脚本を担当してるルイス・ベルデホってひとは、ヒットした『REC/レック』ってホラー映画の脚本もやってたひとで、スペインではボチボチ売れてるんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ペインレス / Insensibles   ★★★☆☆   (2012年)

監督:フアン・カルロス・メディナ

出演:アレックス・ブレンデミュール、イレーネ・モンターラ、トーマス・レマルキス、デレク・デ・リント、フアン・ディエゴ、フェリックス・ゴメス

交通事故をきっかけに、自分がリンパ腫であることが分かった医師は、両親に骨髄移植をしないと生きられないと協力を頼むが断られ、代わりに自分の生い立ちについて、ある事実を告げられるのだが........ってな、ちょこっとホラー調のサスペンス?!

かつてスペインの村で見つかった、痛みを感じない子どもたち、彼らは危険な存在とみなされ、人里離れた場所に監禁されていたっていう話と、図らずも自分の過去を知ることになる男の苦悩を絡め、闇に葬られた真実を暴くってなことで、まぁ、大筋はある程度読めてまうような展開ながら、なかなかスリリングなんよ。

30年代以降のスペインの歴史も反映しつつ、“恐怖”ってのではなく、ちょっと切なくて、やるせない良質なサスペンスドラマに仕上がってるところがナイスやったね!?

2014年4月15日 (火)

『ゆめのかよいじ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督の五藤くんといえば、ちょっと前に『スターティング・オーヴァー』って過去の作品を紹介したっけね。同じ監督さんやってことに観終わってから気づいたんやけど、なんや、「なるほどなぁ.......」って感想やったよ(苦笑)

でもって、これをレンタル屋で手にした理由といえば、主演の石橋くんが気になったってのと、最近ちょくちょく名前を目にする竹富くんをチェックするためやったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ゆめのかよいじ   ★★☆☆☆   (2012年)

監督:五藤利弘

出演:石橋杏奈、竹富聖花、白石隼也、日置かや、上田 結、内田 滋、岡田さつき、喜多道枝、大桃美代子

東京から母親の故郷の田舎町にある高校に転入してきた女子高生。古い校舎にある古時計を見つめていると、見慣れない制服の同年代の女の子を見かけ........ってな、ちょっぴりノスタルジックでファンタジーな..........青春ドラマ??

人付き合いが苦手で、心に傷を負った少女と、そんな彼女に惹かれる同級生の男、最初は彼女を毛嫌いするものの、次第に仲良くなっていく女の子、そして時空を超えた出会い、高校生の恋や友情を描いた話ってことなんやろうけど...........なんやろなぁ..........(苦笑)

まず、主人公の設定が中途半端なもんやから、どうにもシックリとこんのよね。でもって、脇役の演技が拙くて、どうにも締まらんわけよ。

更に、意味不明なカットや、役者が活きてこないアングルやら、演出がどうにも下手クソでなぁ.........本人的に“きれいな画”ってのに酔ってる感がアリアリで、ちょっと失笑もんやったかな。

結果的に、石橋くんのアンニュイな表情が、なかなかキュートやったなぁ.......ってくらいの印象しか、正直、残らん作品やったね!?

2014年4月14日 (月)

『ウンギョ 青い蜜』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、韓国映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督を務めてるチョン・ジウってひとは、以前におススメとして紹介した韓国映画『黒く濁る村』で脚本を担当してたひとらしい。

そんでもって、主演のパク・ヘイルもまた、その『黒く濁る村』に出演してた俳優さんで、今やハリウッドにも進出したポン・ジュノ監督の出世作『殺人の追憶』って作品でも主要なキャストで出てたひとなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ウンギョ 青い蜜 / (ハングル)   ★★★☆☆   (2012年)

監督:チョン・ジウ

出演:パク・ヘイル、キム・ムヨル、キム・ゴウン、チョン・マンシク

人里離れた邸宅で静かに暮らしていた初老の詩人、そんな彼を師と仰ぎ、身の回りの世話をする新進の作家は、たまたま出会った女子高生を家の掃除などをさせるアルバイトとして雇うのだが.........ってなお話?!

最初は戸惑う詩人の男だったが、歳の離れたふたりは次第に打ち解けていき、彼女の存在が彼の創作意欲をかき立て........ってなことで、弟子を交えて少しヒネリの効いた三角関係が展開するんよね。

単にエロいだけの韓国ドラマかと思ってたら、これ、意外と悪くないんよ。無邪気な若い女の子を中心に、初老の男が抱く恋心と、師弟間の複雑な関係と歪んだ感情、そんなものが入り交じって、なんやエエ具合に盛り上がってたね?!

ちょっと途中の演出が妙にチープやったりするところがご愛嬌やけど、ドラマとして上手い作りやったかな。

2014年4月13日 (日)

『フィクサー』

今日は、ちょっと前の作品で、アカデミー賞を賑わせた良作をひとつ、ご紹介♪

今や実力派の女優として知られ、主役から脇役まで質の高い演技を見せてくれるティルダ・スウィントンがアカデミー賞(助演女優賞)を受賞したのが、この作品なんよね。

監督のトニー・ギルロイは、あの“ジェイソン・ボーン”シリーズの脚本を担当してたひとで、シリーズ最新作の『ボーン・レガシー』では自ら監督もやってたっけ。

この作品、シドニー・ポラックが製作に加わり、スティーヴン・ソダーバーグにアンソニー・ミンゲラが製作総指揮に名を連ねてるってあたりも、なかなか豪華やなぁって思うんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

フィクサー / Michael Clayton   ★★★☆☆   (2007年)

監督:トニー・ギルロイ

出演:ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、シドニー・ポラック、マイケル・オキーフ、ジュリー・ホワイト、オースティン・ウィリアムズ

法律事務所で訴訟の担当ではなく、裏で事件のモミ消す役を担当する男は、巨大な化学会社の集団訴訟に絡む事件に巻き込まれるのだが..........ってな、サスペンス映画!?

大企業の主任弁護人を務める親友が、謎の奇行の挙句、原告の手助けをしようとし、戸惑う男は、親友が掴んだ証拠を手に、ある選択をするのだが........ってなことで、前半は少し退屈気味やったものの、終盤の緊迫感はなかなかやったね。

オスカーを獲得したティルダ嬢の演技は確かに見応えがあるし、“チャラさ”を控えめにしたジョージくんの抑えた演技も、全体の雰囲気にマッチしてて、久々に存在感があって、よかった。

ドラマとしても大企業の裏の顔、胡散臭い感じがなんともリアリティをもって描かれてて、気がつくと話しにのめり込む、そんな内容やったね!?

ただ、残念なのは、例の如く中途半端に変えられた邦題なんよ。なぜ原題として主人公の名前が使われてるかっていう部分をぶっ飛ばして、安易に“もみ消し屋”ってつけたところが、なんとも情けないよなぁ..................(苦笑)

2014年4月12日 (土)

『ブラインドネス』

今日は、公開当時かなり話題になった、ブラジル人監督による作品をひとつ、ご紹介♪

監督のメイレレスくんは、『シティ・オブ・ゴッド』って作品でセンセーションを巻き起こし(ブラジル映画ながらアカデミー賞の監督賞にノミネート)、その次の『ナイロビの蜂』で絶賛されたブラジルの監督さんなんよ。

そんな監督さんの新作に日本から木村くんと伊勢谷くんが出演ってことで、世間的に盛り上がったわけやけど、その結果は..........ってね(苦笑)

他の出演者もなかなか豪華な面々が揃ってた作品の感想は.......................?!

ブラインドネス / Blindness   ★★★☆☆   (2008年)

監督:フェルナンド・メイレレス

出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、ガエル・ガルシア・ベルナウ、ダニー・グローヴァー、木村佳乃、伊勢谷友介、アリシー・ブラガ

突然失明して、目の前に白い世界が広がる、そんな原因不明の伝染病に冒されていく人々は、隔離病棟に追いやられることになるが.........ってな、パニック・サスペンス?!

感染した夫を助けるために、ひとり目が見えるのに隔離病棟で過ごす妻、段々狂気が覆う病棟のなかで、どうすればいいか苦悩するのだが........ってなことで、閉鎖された社会のなかで、戸惑いながら生きる人たちの様子を描いてるんよ。

不安に慄く気持ちが、やがて狂気となって暴走し、強い者、狡賢い者が弱者たちを飲み込みピラミッドの頂点に君臨する、そんな社会の縮図を描くところはさすがやったね。

ただ、悲惨な状況のなかでの目の見える主人公の行動に合点がいかないのと、終わり方がやっぱり中途半端やったなぁって思ってまうのが残念やったかな。まぁ、極限状態で生まれる人と人の“絆”ってのは共感できるんやけどね。

あと、伊勢谷くん..........ヘタすぎ。「最悪だよ」ってセリフを聞いた瞬間に、「アンタの演技こそ“最悪”やわ」って、間髪いれずにナチュラルにツッコミ入れてもうたよ(笑)

ほんま監督が日本語での演技が分からないブラジル人でよかったよなぁ。そやなかったら、確実にシバカレてるで、ほんまに!?

2014年4月11日 (金)

『ゆるせない、逢いたい』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、これ一応、柳楽くん出演ってところに期待してレンタル屋で借りたんやけど、始まってスグに“SDP(スターダスト・ピクチャーズ)”の文字を目にした瞬間に、正直「やってもうたかぁ....」って思ったんよ。

主演の吉倉くんとその親友役の新木くんは、スターダストプロモーションの所属らしく、所属の若手女優のために作った作品かってね。実は、ふたりとも、ちょっと前に紹介した『スクール・ガール・コンプレックス~放送部篇~』に出てたらしいんやけど。

というわけで、ちょっと不安な気持ちで鑑賞した作品の感想は.................?!

ゆるせない、逢いたい   ★★★☆☆   (2013年)

監督:金井純一

出演:吉倉あおい、柳楽優弥、浅加真由美、新木優子、中野 圭、ダンカン、原 扶貴子

新しい家に越してきたばかりの女子高生は、たまたま知り合った古紙回収業者をする青年と遊ぶようになる。次第に惹かれあうふたりだったが、すれ違いから会えない日が続き、久しぶりに会ったときに、彼が彼女を襲ってしまい.........ってな、しょっぱい青春ドラマ?!

些細なボタンの掛け違いから、淡い恋の結末はビターなものとなり、傷つき、悩みながらも前に踏み出す、そんな様子を描いてるんよね。

“好きだったのに、なぜ?”そんな気持ちを抱えて苦しむ被害者の女の子を、主演の吉倉くんが拙いながらも、初々しく頑張って演じてたかな。

一方の柳楽くんはというと、さすがにキャリアを積んでるだけのことはあって、なかなか深みのある演技をしてて、かつての“目力”が戻ってきたってのが、なんや嬉しかったね(笑)

てっきり事務所ゴリ押しのアイドル映画なのかと思ったら、ほろ苦い初恋のドラマは、好きなのに愛せない、そんな歯がゆさが表現されてて、思ってた以上に良かったかも?!

2014年4月10日 (木)

『潜水服は蝶の夢を見る』

今日はフランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国フランスでは主演のマチュー・アマルリックがセザール賞の主演男優賞を受賞し、カンヌ映画祭では監督賞を受賞、アカデミー賞でも監督賞や脚色賞にノミネートされたっていう話題作やったんよ。

監督のジュリアン・シュナーベルは実はアメリカ出身で、ハビエル・バルデムが世界的に注目されるようになった『夜になるまえに』って作品がヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリ賞を受賞したりして、メジャーになったんよなぁ。

というわけで、実話を基にした作品の感想は.........................?!

潜水服は蝶の夢を見る / Le Scaphandre Et Le Papillon   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ジュリアン・シュナーベル

出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、アンヌ・コンシニ、マリ=ジョゼ・クローズ、ジャン=ピエール・カッセル、マックス・フォン・シドー、パトリック・シェネ、オラツ・ロペス・ヘルメンディア、ニエル・アレストリュプ

雑誌『ELLE』の編集長だった男は、ある日脳卒中を患い、左目以外の肉体的自由を奪われてしまう。絶望に打ちひしがれながら、彼は“まばたき”により、一冊の本を書き上げるのだが.........ってな、実話を描いた作品?!

華やかな生活から、一転して全ての自由を失う絶望的な闘病生活へ、そんな悲しみに挫けそうになりながら、耐える主人公の姿には、やっぱり驚きを感じてまうんよなぁ。

彼の心のなかの声や、生み出された“言葉”を見ながら、苦しみの中から生まれるユーモアや考えってのがヒシヒシと伝わってくるんよ。

家族への想い、父親へのいたわり、人生の悔い、ちょっと寂しげなカレー近郊の景色と印象的な音楽で、淡々としたなかにも、考えさせられるものがあったね。

少し演出が控え目のような気がするものの、逆に感動の押し売りになってないところが、彼の生き様を表現する上では、よかったんかもなぁ。

ちょっと邦題が日本語的に“?”ながら、作品としては、なかなかの味わいやったね?!

2014年4月 9日 (水)

『マニアック』

今日は、ちょっとホラー系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は80年代初めに作られたホラー映画のリメイクなんやって。元ネタそのものは知らんのやけど、聞くところによるとかなりB級やったらしい(苦笑)

このリメイク版を進めたのは、フレンチホラーの『ハイテンション』を監督してたアレクサンドル・アジャくんらしく、製作と脚本を彼が担当してるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

マニアック / Maniac   ★★★☆☆   (2012年)

監督:フランク・カルフン

出演:イライジャ・ウッド、ノラ・アルネゼデール、リアーヌ・バラバン、ジュヌヴィエーヴ・アレクサンドラ、サミ・ロティビ、アメリカ・オリーヴォ、サル・ランディ

マネキンの修復師をする男は、夜な夜な目当ての若い女性を襲い、その頭皮を剥ぎ取るという猟奇殺人を繰り返していた。そんな彼の前に、マネキンの写真を撮りたいという写真家の卵の女性が現れ、男は彼女に恋心を抱くのだが...........ってな、ちょっとグロ系のホラー&サスペンス?!

幼少期のトラウマから人を愛することができず、髪の毛に異常な興味を示す男の残忍な殺しの様子から、彼の心の闇の深さを表現してるんやろね。

ただ、主人公の目線で映し出すシーンには、かなりエゲツないものがあって、ホラー慣れしてない者としては、痛々しいやら気持ち悪いやら...........(苦笑)

そんな精神の崩壊した主人公を演じるイライジャくんの“病んだ”演技ってのは、なかなかスゴみがあって良かったね。“指輪を捨てる旅”での葛藤とは違う、ドス黒さってのは、迫力があったかな。

あと、ヒロインを演じるフランス人女優のノラくんは、ハリウッドでも順調に作品数を増やしてきてて、そのキュートな魅力は、今後ますます注目されるかも.........なんて、かなり贔屓目なコメントではあるんやけど(笑)

エゲツなさと、ちょっぴり切なさもあるドラマは、単なる怖がらせるだけのホラーではなく、それなりに楽しめる要素もあって、悪くなかったかな?!

2014年4月 8日 (火)

『チキンレース』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、邦画といっても劇場で公開されてたものではないらしく、WOWOWが製作したテレビムービーなんやって。まぁ、要するにドラマと映画の中間ってところなんかな?!

そうは言いつつ、出演陣はベテランから若手まで、なかなかの顔ぶれが揃ってるし、監督の若松くんと言えば、『沈まぬ太陽』『夜明けの街で』なんかを撮ったひとで、WOWOWの気合いも相当なもんなんかなぁって思うんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

チキンレース   ★★★☆☆   (2013年)

監督:若松節朗

出演:寺尾 聰、岡田将生、有村架純、鹿賀丈史、松坂桃李、大鷹明良、泉澤祐希、藤井武美、吉村卓也、嶋尾康史

19歳のときに事故で昏睡状態となり、以来45年もの間、病院のベッドで眠り続けていた男と、そんな彼の担当となり、男が目覚めるきっかけとなった(?)看護師、そんな年の離れたふたりの友情を描いたドラマ?!

医者になるハズが挫折して看護師になった青年と、体は64歳ながら心は19歳のままの“チョイワル”な不良おやじ、“奇跡”がめぐり合わせたふたりの間には、いつしか固い絆が........ってなことで、まぁ、なんといって寺尾さんの存在感やろね?!

心と体の年齢が違うっていう難しい設定を、ほど良くコミカルに、かつ“さりげなさ”を前面に出しながら魅力的なキャラクターを演じてるんよ。

その他では、ちょっとツンデレな看護師役を演じてる有村くん、キュートやねぇ........ついついベタな感想を言ってもうた........(笑)

結末はなんとなく読める範囲の話ではあるんやけど、どことなく適度にホッコリできる、エエドラマやったんと違うかな?!

2014年4月 7日 (月)

『リトル・フィッシュ』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、オーストラリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、オーストラリアン・フィルム・インスティチュートっていう賞で主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞なんかを受賞し、地元オーストラリアではその年の賞レースを賑わせた作品なんやって。

そんな作品で主役を張ってるケイト・ブランシェットといえば、今年のアカデミー賞の主演女優賞を受賞したひとで、以前に助演女優賞を獲ってるから、今回が2度目のオスカーやったんよなぁ。

個人的には、サム・ライミ監督の『ギフト』での演技で彼女の存在を知って、上手い役者やなぁって思ったのが最初で、セリフを言うときのアクセントのこだわりから、細かい演技の見せ方まで、その演技を見るたびに“プロの女優さん”やなぁって感心させられるんよね。

というわけで、今回のアカデミー賞の受賞作品であるウディ・アレンの新作は、まだ公開されてないみたいなんで、そちらを楽しみにしつつ、彼女が地元オーストラリアで撮影した作品をってことで、その感想は..................?!

リトル・フィッシュ / Little Fish   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ローワン・ウッズ

出演:ケイト・ブランシェット、ヒューゴ・ウィーヴィング、サム・ニール、マーティン・ヘンダーソン、ノニ・ハズルハースト、ダスティン・ヌエン

レンタルビデオ店で店員をしている女性は、共同経営者となり、店舗スペースを拡大して新たなビジネスを展開するために、銀行に融資のお願いに行くが、何の資産もなく、カード詐欺などの過去もあって、ことごとく断られてしまう。どうしても金が必要な彼女は、弟と元カレの裏稼業の計画に加わることを決意するのだが..........ってなドラマ?!

クスリを断ち、真面目に生きていても、過去から逃れることはできず、かつて有名なサッカー選手だった麻薬中毒の継父の面倒を見ながら、なんとか現状から抜け出そうともがくが.........ってなことで、“しょっぱい”人生ドラマが展開するんよ。

ポイントは、すっかり前頭部が“ハゲしく”寂しくなったヒューゴおじさんの“ジャンキー”な演技で........なんて“ハゲ目線”で(?)鑑賞してたわけやけど、地味目なドラマのなかで、役者が抑えた演技を見せてくれてたのが印象的やったかな。

ケイトくんなんかは、際立ったシーンがあるというわけではないんやけど、過去をひきずり苦悩する、そんな主人公の苦しみってのを、さりげない仕草のなかで表現してくるあたり、さすがやなぁって思ってもうた。

取り立てて感動する話ってわけでもなく、ハッピーエンドの物語でもないんやけど、役者の演技を楽しむには、なかなかエエ作品かもね?!

2014年4月 6日 (日)

『マルタのやさしい刺繍』

最近、なんや映画館に行くヒマがなくて、ちょっと気分がオチぎみなんやけど、そんなことではアカンってことで、少し癒しのある(?)スイス映画をひとつ、今日はご紹介ってね♪(笑)

この作品、そもそもスイス映画って時点でかなりマイナーな臭いがプンプンするんやけど、出演者も世界的には無名なひとばかりで、とっても地味なんやけど、本国スイスで公開当時、観客動員数が1位となり、アカデミー賞の外国語映画賞のスイス代表になったんやって。

日本でもミニシアター系でスマッシュ・ヒットになって、結構な話題作になってたのを、なんとなく記憶してるんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

マルタのやさしい刺繍 / Die Herbstzeitlosen   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ベティナ・オベルリ

出演:シュテファニー・グラーザー、アンネマリー・デュリンガー、モニカ・グブザー

夫の死の悲しみにくれ、生きる気力を失って塞ぎこんでたおばあさんは、若かりし日の夢であったランジェリー・ショップを開店することを決意するのだが..........ってな、スイス発おばあちゃんの“青春”ドラマ?!

スイスの片田舎、保守的な村人の反感を買いながら、息子にも怒られ、それでも友人と計画を進め夢に向かって突き進む........なんて前向きなイカス婆ちゃん!(笑)

いくつになっても夢をあきらめない、それが老人たちの生きがいになり、いつのまにか生き生きした笑顔が溢れる、なんとも爽やかな話やったね。

馬鹿にして、反対する人もいれば、応援する人たちもいる、小さな挑戦が、やがて村人を変えるってなところが、なかなか爽快な展開なんよなぁ。

お年寄りが主人公だけに、のんびりした展開のなかに、時折ユーモアを交え、とっても地味ではあるんやけど、素朴な味わいのあるドラマに仕上がってたね。

ちょっと話に強引さがあるのが気になるのと、もう少し盛り上がって感動できたらなぁ.......とは思ったりもするんやけど、それでも高齢化社会に元気なじいさん、ばあさんの姿を見せられると、不思議と力が湧いてくるってね?!

ちょっと自分も頑張らなアカンよなぁ........って思うわけよ(苦笑)

2014年4月 5日 (土)

『私が愛した大統領』

今日は、アメリカ大統領を描いたイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるロジャー・ミッシェルくんは、あの『ノッティングヒルの恋人』『恋とニュースのつくり方』の監督さんで、どちらかというと軽妙なタッチの作品で真価を発揮するタイプな気がするね。

そんな監督さんの最新作は、ゴールデン・グローブ賞でビル・マーレイがノミネートされてたらしく、本国イギリスのインデペンデント・フィルム賞では英国王の妻を演じたオリヴィア・コールマンが助演女優賞を受賞したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

私が愛した大統領 / Hyde Park On Hudson   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ロジャー・ミッシェル

出演:ビル・マーレイ、ローラ・リニー、サミュエル・ウェスト、オリヴィア・コールマン、エリザベス・マーヴェル、エレノア・ブロン、オリヴィア・ウィリアムズ、エリザベス・ウィルソン、アンドリュー・ヘイヴィル

大恐慌の真っただ中、国を立て直そうと執務に追われるルーズベルト大統領の話し相手として呼ばれたのは、従妹の女性だった。ナチスの台頭により不安定となったヨーロッパから、英国王が支援を求めて訪問することになり、彼女もまたその場に居合わせることに........ってな伝記ドラマ?!

年老いた伯母の世話をしながら静かな暮らしをしていた女性が、大統領のそばで同じ時間を過ごすようになり、歴史的な出来事を目の当たりにするってな流れの話なんやけど、ちょっと中途半端なデキやったかなぁ(苦笑)

軸になるのは大統領とひとりの女性の秘めた愛なんやけど、それに他の女性関係やら、英国王とのやり取りやらを加えることで、焦点がボケてもうてるんよ。

結果的に恋愛ドラマとしも煮え切らんし、歴史ドラマとしてもパッとせず、なんとなく終わるって印象やったね?!

しかも、ルーズベルトが好色家やったって言われても、クリントンやあるまいし...............(笑)

2014年4月 4日 (金)

『暴走』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

“邦画”といっても、これ、カテゴリー的には“オリジナル・ビデオ”ってことになるらしい。なので劇場で公開されてるものではなく、おそらくテレビとかその他の媒体で利用するために作られてるんと違うかな。

そんな作品に出てる伊嵜くんといえば、かつて子役として人気で、長渕 剛が主演のドラマで息子役をやってたのを覚えてるんよ。そんな彼も30代半ばになって、なぜかオールバックで先生役をやってるってのは、なんとも感慨深いものがあるんよなぁ........なんて(笑)

そんなわけで、作品の感想はというと................................?!

暴走   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:東條政利

出演:鳴海 剛、大山貴世、橋元優菜、桑垣紀彦、伊嵜充則、美月 凛、椿 鮒子、朝岡実嶺、増田美保、金沢涼恵、中原芽生

ごく普通の中学校で起こったイジメによる生徒の自殺未遂事件をきっかけに、教師と生徒、そして親を巻き込んで起こる騒動を描いたドラマ?!

あらすじを見た感じでは、真面目にイジメの問題を取り上げた、ちょっとシリアスなドラマなのかと思ったんやけど、出だしから意味不明なミュージカル仕立てで、しかも音をハズしまくられて、かなり引いてもうたよ(苦笑)

事なかれ主義の学校側と、責任逃れに終始する先生たち、子どものことで必死のモンスター・ペアレントに懲りない生徒、設定としては分からんでもないんやけど、それを大げさに学芸会のノリでやられてまうと、観ててイタイなぁって思ってまうやんか。

どうやら“スマイル学園”なるアイドル・グループの宣伝も兼ねてる風なんやけど、そこに興味がないと、まったくついて行けないノリやったね(苦笑)

2014年4月 3日 (木)

『4分間のピアニスト』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国ドイツでは大ヒットしたらしく、主演のふたりや監督さんが賞を受賞してるみたいやね。ドイツ以外でも各国の映画祭で数々の賞に輝いていて、かなりの高評価やったらしい。

そんな作品でピアノ教師を演じてるモニカ・ブライブトロイって女優さんは、トム・ティクヴァ監督の『ラン・ローラ・ラン』やオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督の『es [エス]』、他には『バーダー・マインホフ 理想の果てに』『ミケランジェロの暗号』っていう作品なんかに出演してる、ドイツで有名なモーリッツ・ブライブトロイって俳優さんのお母さんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

4分間のピアニスト / Four Minutes   ★★★☆☆   (2006年)

監督:クリス・クラウス

出演:ハンナー・ヘルツシュプルング、モニカ・ブライブトロイ、リッキー・ミューラー、ヤスミン・タバタバイ、スヴェン・ピッピッヒ、シュテファン・クルト、ナディヤ・ウール

刑務所で受刑者を相手にピアノを教える老女は、ある日、才能豊かなひとりの少女と出会った。過去により人を信じることを拒絶した彼女と、その才能に惚れこんだ老教師との心のふれあいを描いた人間ドラマ?!

心に傷を負ったふたりが出会い、そして音楽を通じて互いに認め合う...........鍵盤上を暴れまわる指が、ふたりのむき出しの感情を表すってなところかな。

それぞれの心の中の揺れ動く想いってのが、繊細かつ丁寧に描かれてたね。主人公の奏でる音楽は、素直な気持ちがストレートに出てて、とてつもなく凶暴やったりもするんやけど、その荒々しさが「“魂の叫び”を聞け!?」、ってなぐらいの勢いがあって、かなり圧倒されてもうたよ♪(笑)

ドラマとしても悪くなかったんやけど、ただもう少し欲を言えば、エピソードのつなぎにスムースさがなかった気がして、そのせいか、もう一息“感動”するって域には達しなかったかなぁ。

自分も子どもの頃にピアノを習ったことがあるものの、その甲斐なく、今は何も演奏できないんやけど、こうして自分の何かを表現する“術(スベ)”を持っているひとってのは、ちょと羨ましいなぁって思うんよね!?

2014年4月 2日 (水)

『ゴースト・スクール』

今日は、まったく怖くないホラーをひとつ、ご紹介..........って、まぁ、ホラーというよりは、完全にコメディなんやけどね♪

この作品、スペインで作られたもので、スペインや中南米でかなり大ヒットしたらしい。そのお蔭か、どうやらハリウッドでのリメイクが決定した、なんてニュースもあったっけ。

そもそもDVDのパッケージを見た段階で、ありがちなハリウッドのおバカな学園コメディやろうって思っただけに、それがスペイン映画やったってところで驚いてもうたんやけどね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

ゴースト・スクール / Promocion Fantasma   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ハビエル・ルイス・カルデラ

出演:ラウール・アレバロ、アレクサンドラ・ヒメネス、ハビエル・ボダロ、ハイメ・オリアス、アンドレア・ドゥーロ、アンナ・カスティーリョ、アウラ・ガリード

昔から霊感が強く、幽霊を見ることができる男は、教師となったものの、ノイローゼぎみで職場を転々としていた。そんなある日、新しく赴任した学校で5人の生徒の霊を見てしまい、一度は辞職しようとするが、美人の女校長から懇願され、解決に乗り出すことに..........ってなスペインの学園コメディ?!

成仏できない生徒たちを“卒業”させるため、幽霊相手の授業がスタートする........ってな感じで、ちょっと意外性のある設定を使って、ユニークな学園ドラマが展開するんよね。

なんとなく一昔前の学園モノのノリなのがご愛嬌なんやけど、ほどよく“脱力した”作りが、なんや微笑ましかったかな。

しかし、学校に幽霊が出るってのは、どこの国でもある話なんかなぁ。よく音楽室のベートーベンの絵の目が動いたなんてこと、言ってたもんね(笑)

2014年4月 1日 (火)

『実芭蕉(バナナ)』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

これ、ArtPortっていう配給会社がやってる“青春Hシリーズ”ってののひとつらしいんよね。このシリーズ、愛(=エロ)と青春をテーマにインディーズ系の作品を世に送り出すって感じらしい。

要するに、新人監督さんや無名の役者を使って、ちょっと“色っぽい”作品で世間の注目を集め、彼らがメジャーになるキッカケを作るってことなんやろう。かつての日活ロマンポルノあたりでデビューした監督さんが、現在の邦画の巨匠になってることを考えれば、邦画の将来のための青田買い市場ってことなんかもね。

すでに38作目までイッてるらしく、その中から新たな才能が出てくれば.........ってことなんやろう。

というわけで、そんなシリーズに属する作品の感想は..................?!

実芭蕉(BANANA)   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:村松英治

出演:堀内暁子、服部竜三郎、鍛代 良、宇田川大介、横山真弓、岩瀬谷 快、阿久沢麗加

一緒に死ぬ場所を探しに海辺の町にやって来た若いカップルは、立ち寄った食堂で店主に罵倒される従業員の青年と出会う。店をクビになった彼は、ふたりの後を追いかけるのだが..........ってな、男女三人の........恋愛ドラマ??

う~ん、なんやろう。とってもエキセントリックな感じは伝わってくるんやけど、どうにも入り込みにくいドラマやった(苦笑)

ひたすらバナナを食べる、ちょっとイカれた彼女と、少し距離を保ちながら彼女を見守る男、そして彼女にひと目惚れして一緒に行動するダメ男、三人の微妙な関係を孤独感を漂わせながらってところなんやろうけど..........。

まぁ、ちょっとイビツな青春エロドラマって路線なわけで、残念ながらそれ以上のものを求めてもアカンかなぁって感じやったね。

唯一の収穫は、“バナナ”を漢字でどう書くかを知ったことかな!?(笑)

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