« 『マイ・マザー』 | トップページ | 『MUD マッド』 »

2014年6月22日 (日)

『サード・パーソン』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから群像ドラマをひとつ、ご紹介♪

監督のポール・ハギスは、もともと脚本家として評価されてて、初監督作品の『クラッシュ』で見事にアカデミー賞の脚本賞を受賞したんよね。

その後、監督としては『告発のとき』『スリーデイズ』を世に送り出してるんやけど、今回の作品で久しぶりに群像劇をやるってことで、ちょこっと期待してたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

サード・パーソン / Third Person   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ポール・ハギス

出演:リーアム・ニーソン、オリヴィア・ワイルド、ミラ・クニス、ジェームズ・ブランコ、エイドリアン・ブロディ、モラン・アティアス、マリア・ベロ、キム・ベイジンガー

パリのホテルで“恋人”との一時を過ごす作家、ローマのバーで美しい女性と出会う産業スパイの男、息子の親権を芸術家の元夫と争っているニューヨークに住む元女優..............ってな、3組のカップルの恋愛模様を描いた群像ドラマ?!

ピュリッツァー賞を受賞したこともある有名作家の男は、パリのホテルでなかなか進まない新作を書きつつ、若い女性と不倫を楽しみ、ローマでは、娘の密入国の費用に困っている女を助けようと男が奔走し、ニューヨークでは、奪われた息子の親権を取り戻そうと、必死になっている母親がいて........ってなことで、それぞれに問題を抱えた男女が織りなすビターなドラマを、ひとつにまとめて描くってとこかな。

この監督さんの巧さってのは、例えば音楽をうまく使いながら、展開に変化を加えつつ、異なるドラマをまとめ上げていくあたりなんよなぁ。

そんななかで、役者の演技を引き出しつつ、ちょっと重みのあるドラマを重ね合わせていくってところが、さすがやなぁって思うんよ。

今回の話は、一応、パリ、ニューヨーク、ローマの3都市を舞台に、ってことなんやろうと思うんやけど、ちょっとその区切りがハッキリせずに、シックリとこない部分があるのが気になってもうて、個人的には盛り上がりきらんかったのが残念やったかなぁ...........?!

それでも、心のどこかで“赦し”を求めつつ、苦悩する男女の揺れる感情を繊細に写し出した作品は、なかなかの見応えやったとは思うけどね。

« 『マイ・マザー』 | トップページ | 『MUD マッド』 »

映画」カテゴリの記事