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2014年6月27日 (金)

『チチを撮りに』

今日は、ちょっとおススメな邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、“SKIPシティ国際Dシネマ映画祭”なるもので監督賞を受賞して、注目されたらしい。あまりよく知らんのやけど、埼玉県の川口市で毎年開催されてて、新たな才能の発掘を目的にした映画事業なんやって。

監督さんは、これが長編第一作目らしく、これまでも“家族”をテーマに作品を作ってて、東日本大震災なんかを乗り越えて、この作品の完成にこぎつけたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

チチを撮りに   ★★★★   (2012年)

監督:中野量太

出演:渡辺真起子、柳 英里紗、松原菜野花、滝藤賢一、二階堂 智、小林海人、今村有希、星野晶子、関口崇則、宇野祥平、三浦景虎、木村知貴

キャバクラでバイトする姉と高校生の妹は、ある日、母親から話があるから早く帰宅するようにと言われ、家に帰ると、離婚して14年間ものあいだ会っていない父親が余命わずかなので見舞いに行くように言われる。そして、病院のベッドに横たわる父を写真に撮って来てほしいと頼まれるのだが............ってな家族ドラマ?!

幼い頃に家を出て行った父親について、ほとんど記憶がない娘たちは、あまり気乗りがしないものの、言われるがままに父のいる田舎町に向かうってなことで、ちょっと普通やない家族の話ながら、これがなかなかエエ感じなんよ。

とある母子家庭の2日間を切り取っただけのドラマなんやけど、そのなかで彼らの14年間が透けて見えるような気にさせるところがスゴイよなぁ。

女手ひとつで必死に娘ふたりを育ててきた母親の苦労や意地、そんなものをカラっと表現する渡辺くんの存在感。そんでもって、思わぬミッションを実行するために父のもとに向かう姉妹からは、そんな母親の背中を見つめながら成長したってのが伝わってきて、彼女たちを通して母娘の絆の強さを感じるんよ。

夫に対する妻としての気持ち、娘たちを思う母の気持ち、そして父に対する娘の気持ち、そして母を愛する彼女たちの気持ちがジンわりと心に響くってね。

そんなちょっとメロドラマのような話を湿っぽくすることなく、どこか爽やかに表現してるところがナイスやった。低予算の小粒な作品ではあるんやけど、この味わいは本物かも?!

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