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2014年7月

2014年7月31日 (木)

『アイム・ソー・エキサイテッド!』

今日は、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

ペドロ・アルモドバルといえば、アカデミー賞を受賞したことのあるスペイン人の監督さんってことで、日本でも“巨匠”として取り上げられてるやんね。

みんな簡単に“アルモドバル作品”と聞いただけで飛びつくんやけど、この監督さんの作品ほど、観る人を選ぶものはないように思うんよ。もともと相当ヒネくれた作品が多いだけに、ある程度の心の準備をしてから鑑賞しないと、肩すかしをくらってまうんやろうと思うんよなぁ。

というわけで、今回も例によって、とっても“個性的な”アルモドバル印の作品ってことで、その感想は..........................?!

アイム・ソー・エキサイテッド! / Los Amantes Pasajeros   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ペドロ・アルモドバル

出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、ウーゴ・シルバ、ハビエル・カマラ、カルロス・アレセス、ルール・アレバロ、ギイェルモ・トレド、ホセ・ルイス・トリホ、ロラ・ドゥエニャス、セシリア・ロス、ブランカ・スアレス、パズ・ヴェガ、アントニオ・バンデラス、ペネロペ・クルス

マドリッドの空港を出発したメキシコ行きの航空機、しかし、機体の異常のため緊急着陸することになり、Goサインが出るまでスペイン上空を旋回することに。エコノミーの乗客は薬で眠らせ、ビジネスクラスの乗客に事態を説明する客室乗務員だったが............ってな、アルモドバル流のコメディ?!

なぜかゲイのビジネスクラス担当の客室乗務員の3人に、客は有名なSM女王、ベテランの役者、不正がバレて高飛びを目論む頭取やら、個性的な面々が揃い、あれやこれやのドタバタで.........って感じなんやけど、毎度のことながら、アルモドバルのコメディは笑えない(笑)

単純な笑いを求めてるとハズすんやけど、監督さん特有の毒気やドロドロした人間模様ってのを期待すると、まさにそういう内容になってるんよね。

とってもアホらしくて、どこか滑稽なドラマは、実にアルモドバルらしい作りなわけやけど、笑いという点では、間違いなくウケないと思うんよなぁ..................?!(苦笑)

2014年7月30日 (水)

『インシディアス 第2章』

今日は、ホラーものをひとつ、ご紹介♪

前作『インシディアス』がまさか(?)のヒットで、ちゃっかり作られた続編なわけやけど、予算の枠も広がって、気合を入れたら、更に興収が上がって、大盛り上がりってね(笑)

ジェームズ・ワン&リー・ワネルのコンビといえば、“ソウ”のシリーズでメジャーになったわけやけど、すでに第3弾の製作に入ってるらしく、新たな鉱脈を発見したってとこなのかもなぁ。ちなみに、第3弾はリー・ワネルが監督になり、霊媒師トリオはそのままに、それ以外は新たなキャストで話が展開するらしい。

ところで、“ソウ”のシリーズ第7弾で、勝手に日本の配給会社が『ソウ ザ・ファイナル』ってタイトルで邦題で終止符を打ったわけやけど、どうやら第8弾の製作が発表されたらしい。さて、配給会社さん、どないするんやろね(笑)

というわけで、続編の感想は..........................?!

インシディアス 第2章 / Insidious: Chapter 2   ★★★★☆   (2013年)

監督:ジェームズ・ワン

出演:ローズ・バーン、パトリック・ウィルソン、バーバラ・ハーシー、リー・ワネル、アンガス・サンプソン、リン・シェイ、タイ・シンプキンス、スティーヴ・コールター、アンドリュー・アスター、ハンク・ハリス

前作で昏睡状態になっていた息子を救い出すことに成功した一家だったが、彼らに降りかかる災いは、まだ終わってはいなかった...............ってな、サスペンス&ホラーものの続編?!

夫の実家に身を寄せるものの、怪奇現象は止まらず、別の世界から引き寄せてしまったモノにより、一家に更なる恐怖が........ってな感じで、いやぁ~、なんというか、上手いんよなぁ。

音や小物を使って恐怖を煽るという具合に、やってることは至ってオーソドックスな手法で、特に目新しさはないんやけど、上手い具合に話を組み上げてて、そう来るかって思わず感心してもうたよ(笑)

まぁ、さすがに2作目ともなると、ちょっと“ヤリすぎ”感ってのはあるんやけど、それでも巧みなプロットと、いい塩梅のテンションで盛り上げてくれてたね?!

すでに第3弾の製作に入ってるらしく、気づいたらシリーズ化されて毎年やってたりして......................(笑)

2014年7月29日 (火)

『HOMESICK』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、若手の映像作家を応援するぴあのPFFスカラシップの支援で作られた作品なんやって。監督さんは、PFFアワードで審査員特別賞を受賞したり、バンクーバー国際映画祭で新人賞を受賞したりしたことがあるらしい。

その際には、韓国のポン・ジュノ監督や中国のジャ・ジャンクー監督なんかから“有望な映画監督”って言われたらしく、かなりの評価やったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

HOMESICK   ★★★☆☆   (2012年)

監督:廣原 暁

出演:郭 智博、奥田恵梨華、金田悠希、舩崎飛翼、本間 翔

地域の再開発のために、明け渡しの決まっている家にひとりで住んでいる男は、ある日、勤め先の塗装会社の社長が逃げ出してしまい、仕事も失ってしまう。そんな彼の家に、イタズラ好きな小学生の悪ガキ3人が来るようになり、いつしか一緒に遊ぶように........ってなドラマ?!

家族のいない家に取り残され、仕事もなくなり、社会のなかで居場所を失った男が、子供たちと遊びながら、新たな一歩を踏み出すまでの心の準備をするってとこなんかな。

この作品、内容としては、スゴく他愛もない瞬間を切り取ったものになってるんやけど、不思議な雰囲気を持ってるんよ。

それは、かつて子どもだった自分が大人になり、大きな虚無感とカベを目の前にしたときに、子どもと目線を合わせて、かつての自分と重ねることで、忘れていたものを思い出すっていうような、どこかノスタルジックでありながら、力強さを感じさせてくれるってことなのかもしれんね。

表面上は、すごく淡々とした、何気ないドラマなんやけど、いい意味で気づくと心に引っかかってる、そんな作品かもなぁ?!

2014年7月28日 (月)

『BEDWAYS -ベッドウェイズ-』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、とりあえずベルリン国際映画祭やモスクワ国際映画祭なんかに出品したらしいんやけど、あまりにも過激すぎて、物議を醸したらしい。ちなみに、この監督さん、懲りずにこの作品の後も同じようなものを撮ってるみたいやね。かなり好きなんやろう、きっと................(苦笑)

というわけで、それ以上のコメントもないんで、とりあえず感想だけ..........?!

BEDWAYS -ベッドウェイズ- / Bedways   ★★☆☆☆   (2010年)

監督:RP・カール

出演:ミリアム・マイエ、マティアス・ファウスト、ラナ・クーパー、ローラ・トンケ、アルノ・フリッシュ

ひとりの女性映画監督が、ベルリンにある古いアパートで、若い男女を主人公として、愛についての映画を製作するため、そのテスト撮影を行っているのだが......ってな、エロなドラマ?!(苦笑)

いくつかのシチュエーションの中で、体を絡め合う男女、そんな映像の中の世界と日常が混在しながら、欲望に駆られる3人の男女の関係を描く...........ってなことなんやろうとは思うんやけど、これ、ムダにエロいだけで、何が言いたいのか、よう分からん話やった。

映画の要素としてのエロを否定はせんし、そこに必然性があれば、それが芸術性につながるとも思うんやけど、これほど中身がない話で、ただただ“エロ驀進中”ってな感じになると、さすがにちょっと付き合いきれんよなぁって思ってまうんよ。

う~ん.....................あまりにも痛すぎやわ!(苦笑)

2014年7月27日 (日)

『好きっていいなよ。』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、なんでこんな作品をワザワザ映画館で観てもうたんやろう...........っていうのが、今の正直な気持ちなんよ(苦笑)

たまたま某シネコンでやってる作品が観たくて、その前後で調整のきく別の作品を探してて、まぁ、ポイント・サービスデーで¥1,100やし、主演ドラマが大コケして辛い思いをした“じゃがりこ娘”が頑張ってるんやったらってことやったんやけどね。

まぁ、ある程度の予想はしてたんやけど、ほぼ満席の場内は、明らかに平均年齢が20歳以下の女の子で埋め尽くされてて、その時点で場違い感がハンパなくて後悔の念が頭のなかをよぎったんやけど、本編が始まって15分もすると、もうどうしようもなくて...............(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

好きっていいなよ。   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:日向朝子

出演:福士蒼汰、川口春奈、永瀬 匡、市川知宏、足立梨花、西崎莉麻、山本涼介、菊池亜希子、渡辺満里奈、八木アリサ、永池南津子

友だちもなく、誰とも話すことなく高校生活を送っていた女の子が、ふとしたキッカケで学校一のモテ男の同級生に告白される。戸惑いながらも付き合いはじめる二人だったが..............ってなウブな恋のお話?!

過去のトラウマから自分の殻に閉じこもって生きている女の子が、ひとつの恋を通して変わろうとする、そんな様子をロマンチックにってことなんやろうけど.................う~ん、なんや作品として痛いんよなぁ.............。

まず、基本的なところで、出演のみなさんの演技が、どうにもショボいんよ。なんとなく音楽でゴマカしてる風やけど、たぶんセリフだけ聞いたら、相当ドン引きしてまうくらいにお粗末やろね(苦笑)

それに加え、キャラクターがどうにもなぁ。最近の若者の恋については、当然ながら、オヤジには窺い知れないものがあるんやけど、今の流行りは、これほどまでに“オレ、オレ系”がモテ男なんやろか?

あまりにも自意識過剰な勘違い男が、薄っぺらい中身を棚に上げてナンパしまくる様にトキメク乙女心ってものが、まったく理解できんかった。まぁ、そういうことを言う時点で、オヤジにはすでに入り込めない世界なんやろうけど(笑)

しかしながら、本命でもない男を相手にホテルで簡単に体を許すようなキャラを否定しないで、それを恋の一部のように描くドラマが、健全な“純愛”映画やって言うのは、ちょっとどうかと思うんやけどね?!

これが等身大の今の高校生の恋愛事情やって言われると、ちょっと悲しくなってくるんよなぁ............(溜息)

2014年7月26日 (土)

『her/世界でひとつの彼女』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ちょっと変わった恋愛ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、実はアカデミー賞で脚本賞を受賞したんよね。作品賞にもノミネートされてたし、ゴールデングローブ賞でも脚本で賞を受賞してるんよ。

声で出演してるスカーレット・ヨハンソンは、ローマ映画祭で声だけで主演女優賞を受賞したんやけど、そもそも彼女が演じた“サマンサ”って役はサマンサ・モートンがキャスティングされてたらしいんやけど、出来上がったものに監督さんが納得いかず、スカーレットくんに役が回ってきて、すべて音声を取り直したんやって。

というわけで、スパイク・ジョーンズ監督の久しぶりの作品の感想は..................?!

her/世界でひとつの彼女 / Her   ★★★★☆   (2013年)

監督:スパイク・ジョーンズ

出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、マット・レッシャー、クリス・プラット、(声の出演)スカーレット・ヨハンソン

手紙の代筆をする会社で働く男は、別居中の妻から離婚を迫られ、精神的に辛い日々を送っていた。そんなある日、人工知能を持ったOSの宣伝を目にし、自分のパソコンにインストールし、“彼女”と時間を過ごすうちに、次第に惹かれていき................ってな、ちょっと異色の恋愛ドラマ?!

結婚生活は破綻し、他の女性とデートしてもうまく行かない、そんな彼を優しく慰め、気の利いた会話で楽しませてくれるPCの中の彼女、惹かれあう“ふたり”は互いに相手を恋人と認識し、デートをするのだが.........ってなことで、近未来の世界を舞台に、肉体を持たない相手とのバーチャルな恋愛模様が描かれてるんよ。

あまりにも独特な世界観と内容で、誰もが共感できるといったものではないんやろうけど、それでもちょっとスィートでビターな愛のドラマは、グッと胸にくるものがあると思うんよね。

恐らくまともな人たちから見ると、この主人公は“イタすぎる”のかもしれんけど、過去を引きずり、妄想のなかで生きる彼の弱さってのは、同じようにひとりで悶々と日々を過ごす者からすると、気持ちがよう分かるんよね。

これが本当の愛なのか、それとも単なる現実逃避なのか、そんな議論のなかにも、“愛”の本質が見え隠れしてるのかもなぁ..........なんて?!

2014年7月25日 (金)

『武士の献立』

今日は、邦画の時代劇をひとつ、ご紹介♪

この作品、去年の暮れの公開で、当時はなかなかの評判やったよね。上戸くんと余さんが、それぞれ日本アカデミー賞で主演女優賞と助演女優賞でノミネートされてたみたいで、武家を描いた時代劇ながら、女性にスポットを当てたドラマってことなんかな。

監督さんはというと、ここ10年くらいの“釣りバカ”シリーズの監督をしてたひとらしく、その縁もあってか、“ハマちゃん”もちゃっかりこの作品で重要な役で出演してるんよね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

武士の献立   ★★★☆☆   (2013年)

監督:朝原雄三

出演:上戸 彩、高良健吾、西田敏行、余 貴美子、夏川結衣、鹿賀丈史、成海璃子、柄本 祐、緒形直人、宮川一朗太、笹野高史、ふせえり

藩の料理方を務める男に料理の腕を認められ、彼の息子と結婚することになったバツイチの女中は、親の跡を継いで“料理侍”になった夫に料理を教え込むのだが........ってな時代劇?!

剣で名を成すことに未練があり、仕事に身が入らない夫に、必死に料理を叩きこみ、一人前の料理侍にしようと奮闘する様子を追いつつ、夫婦の絆を描くってとこなんかな。

なかなかテンポのいい流れのなかで、時代劇で料理をメインにっていう珍しさもあって、悪くはないドラマやったね。

ただ、ベテランの役者と若手の役者の時代劇への適応力に差がありすぎて、ちょっとキャスティングがもう一息やった。特に、コーラくんのぎこちなさと、いつもの“親の七光りくん”の中途半端な感じ、それと成海くんの演技はアカンかったなぁ........(苦笑)

実生活でも妻になり、最近、すっかり“いい奥さん”役が板についてきた上戸くんがメインってことで、その頑張りもあってか、意外と悪くなかったかもね?!

2014年7月24日 (木)

『セッションズ』

今日は、ちょっとステキなラブストーリーをひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞ではヘレン・ハントの助演女優賞のノミネートだけやったんやけど、サンダンス映画祭で観客賞や審査員特別賞を受賞し、インデペンデント・スピリット賞で主演男優賞と助演女優賞を獲得したり、世界各地の映画祭で高評価やったらしいんよ。

少し地味目のキャスティングではあるんやけど、体当たりで演じるヘレン・ハントに難しい役どころで奮闘するジョン・ホークス、そして不思議な茶目っ気を出すメイシーおじさんと、いい具合にかみ合ってたのかな。

というわけで、少し“変化球”な恋の話の感想は.......................?!

セッションズ / The Sessions   ★★★★   (2012年)

監督:ベン・リューイン

出演:ジョン・ホークス、ヘレン・ハント、ウィリアム・H・メイシー、ムーン・ブラッドグッド、アニカ・マークス、アダム・アーキン、ロビン・ワイガート、ミン・ロー、W・アール・ブラウン

子供の頃に病気になり、体が麻痺して寝たきりの生活を続ける詩人でジャーナリストの男は、若くて美しいヘルパーに恋心を抱くが、アッサリとフラれてしまう。そんな時、身体障害者のセックスについて原稿を依頼され、自身も経験がなかった彼は、セックス・セラピーを受け、セラピストとのセッションを行うことに...........ってな、実話を基にしたドラマ?!

身体障害者の性生活という難しいテーマを扱った作品ではあるんやけど、なんとも素敵なラブストリーに仕上がってるんよ。

不自由な体で生きてきて、人を愛することを知らずにいた男が、戸惑いながらも、純粋な気持ちで女性と触れ合い、愛を知る。そんでもって、そんな彼を導くセラピストや、彼を応援する周りの人たちの思いも伝わってきて、なんとも清々しい話になってるんよなぁ。

“セックス”をテーマにした作品というと、なんや少し淫らなものを考えてまいがちやけど、そこには深い“愛”が描かれてて、愛し合う行為がいかに大切かってことが分かる気がしたね!?

2014年7月23日 (水)

『なんちゃって家族』

今日は、アメリカで意外なヒットを記録したコメディをひとつ、ご紹介♪

この作品、それほど金を掛けて作ってるわけでもないのに、興行収入が100億円をはるかに超えてもうたっていう、驚きのヒットになったんよ。ジェニファー・アニストン主演作で最大のヒットって言われてたらしい。

そんな結果に気をよくした製作サイドは、どうやら続編の企画に入ったって噂が流れてるらしく、まぁ、こんだけ儲かればもう一丁ってことになるのは当然やろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

なんちゃって家族 / We're The Millers   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ローソン・マーシャル・サーバー

出演:ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス、ウィル・ポールター、エマ・ロバーツ、ニック・オファーマン、キャスリン・ハーン、エド・ヘルムズ、トメル・シスレー、モリー・クイン、ルイス・ガスマン、マーク・L・ヤング

セコく麻薬を売りさばいて生活していた売人の男は、“商品”と金をチンピラに奪われ、元締めのマフィアの命令で、メキシコから大量のブツを密輸することに。怪しまれずに国境を越えるため、同じアパートに住むストリッパーと、親しい少年、そして家出中の女の子を誘い、“家族”のふりをすることにしたのだが.........ってなロード・ムービー&コメディ?!

逮捕されれば刑務所行き、そんな危険なミッションのために、即席の家族が奮闘する様を、オモシロおかしくってところなんかな。

ジェニファーくんの出演作で久々のヒットってことで、どないやろうって思って観てたら、ストリッパー役ってことで、残念ながら(?)エロさはないものの、体を張って(?)エエ具合に弾けてたね!(笑)

話としては、血のつながらないエセ家族が、一緒に危機を乗り越えながら、次第に絆を深めてくってのを、ちょっとグタグタの笑いと下世話な感じを織り交ぜながら、楽しく愉快にってことで、ありがちなコメディーの域を出るものではないんやけど、それなりに気楽に楽しめるデキやったかな。

しかし、麻薬の密輸で“家族の絆”が深まるなんて、あまり教育的ではないんやけど...............?!(笑)

2014年7月22日 (火)

『女の穴』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、注目の女性漫画家ふみふみこって人の短編集を映画化したものなんやって。まぁ、当然のことながら、まったく知らないんやけど?!(苦笑)

少し知ってるのは監督さんの方で、以前に紹介した『オチキ』『うそつきパラドクス』って作品を監督したひとで、この手の低予算のインディーズ系では“精力的”に活動してるみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

女の穴   ★★☆☆☆   (2014年)

監督:吉田浩太

出演:市橋直歩、小林ユウキチ、酒井敏也、石川優実、布施紀行、青木佳音

卒業アルバムの製作委員会で委員長に立候補した女子高生は、委員会のまとめ役の男性教師に、自分と性交して欲しいと頼む。一方、同級生の男子生徒に好意を持つゲイの国語教師に想いを寄せる女子高生は、教師のある“日課”をネタに、大胆な行動に出るのだが..........ってなエロとSFと青春ドラマ??

自分は宇宙人で人間との子どもを作るよう使命を受けてやって来たという女子生徒に誘われ、男の欲望と道徳心のハザマで一瞬だけ戸惑う教師、そんでもって女性を宇宙になぞらえ、そこからSFへともっていく発想........なんて方ってみたところで、結局のところ“男のサガの憐れ”ってのがテーマなのかもね(苦笑)

もうひとつの話は、普段、脇役で頑張ってる酒井くんが、そんな扱いを........って驚きが少しだけあるくらいの、なんともビミョーな感じやった。

というわけで、ふたつの短編をつなぎ合わせた二部構成になってるんやけど、正直、後半のほうは、なんで関西弁なのかって疑問もあって、少し引いてもうたよ。エロには関西弁がよく似合うってこと??

まぁ、一応はツッコんでみたものの、もとからB級なエロ要素がウリの作品だけに、だからどないやねんって程度のことなんやけどね?!(笑)

2014年7月21日 (月)

『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

これ、スペインのアカデミー賞であるゴヤ賞で2部門で受賞し、作品賞や監督賞をはじめ、主要部門でノミネートされたっていう作品らしい。デ・ニーロ主催のトライベッカでも賞を獲ったらしく、本国スペインだけやなくて、いろいろと評価されてるみたいやね。

でもって、そんな作品に出演してる顔ぶれを見て、どこかで見かけた役者やと思ったら、このブログでも一時かなりアクセスのあった『空の上3メートル』とその続編『その愛を走れ』でちょっとヤンチャな男の子を演じてたマリオ・カサスくんが主役として出てるんよ。

というわけで、日本ではDVDスルーではあるんやけど、きっと本国では黄色い声も飛び交って、かなり盛り上がったであろう作品の感想は......................?!(笑)

UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班 / Grupo 7   ★★★☆☆   (2011年)

監督:アルベルト・ロドリゲス

出演:マリオ・カサス、アントニオ・デ・ラ・トレ、ホアキン・ムニョス、ホセ・マヌエル・ポガ、インマ・クエスタ、ルシア・ゲレーロ、フリアン・ビラグラン

万国博覧会の開催を控えるセビリアの街では、蔓延する麻薬取引の撲滅のために、ひとつのチームが捜査を行っていたのだが................ってな犯罪ドラマ?!

新たにチームに加わった新人刑事の変化を追いつつ、売人と警察のギリギリの攻防をスリリングに描くってとこなんかな。

検挙率を上げるためには手段を選ばず、強引な捜査で内外で敵を作っていくチーム、その中でベテランの刑事と若い刑事のそれぞれの苦悩を映しつつ、最後の攻防へってなことで、それなりにまとまった内容やった。

スペインの若手注目俳優のマリオくんの“ギラギラ感”ってのを前面に、泥臭いドラマをってとこなんかもね........個人的にはデラ・トレくんの渋みの方がお気に入りなんやけど................(笑)

正直、絶賛するほどのスタイリッシュさや迫力ってのはなかったんやけど、あえて少し時代を感じさせるような映像を使ったり、ほどよく人間ドラマを入れ込んだりで、丁寧に作られてる印象はあったかな。

2014年7月20日 (日)

『ダイバージェント』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、SFものをひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、若者向けの小説としてベストセラーとなってるらしく、その人気を受けての映画化ってことで、実際にアメリカでの興行収入を見ると、製作費を大きく超える大ヒットになってるみたいなんよ。

そんな作品を監督してるニール・バーガーってひとは、エドワード・ノートン主演の『幻影師アイゼンハイム』やティム・ロビンスとレイチェル・マクアダムスが共演した『それぞれの空に』、ブラッドリー・クーパー主演の『リミットレス』といった、少しクセのある作品を作ったひとなんよね。

というわけで、続編を期待する配給の角川映画の荒い鼻息が聞こえてきそう(?)な、そんな作品の感想は....................?!

ダイバージェント / Divergent   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ニール・バーガー

出演:ジェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、ケイト・ウィンスレット、アシュレイ・ジャッド、レイ・スティーヴンソン、マギー・Q、ジェイ・コートニー、ゾーイ・クラヴィッツ、マイルズ・テラー、トニー・ゴールドウィン、メキー・ファイファー

戦争によって壊滅状態となった地球で、生き残ったひとたちは“勇敢”“高潔”“博学”“無欲”“平和”の5つの性格にそれぞれを分類し、所属するカテゴリーごとに社会で役割を担い、争いのない世界を築き上げていた。そんななか、社会に出るための儀式である性格診断を受けた女の子は、自分が複数のカテゴリーを満たす“異端者”であることを知り、抹殺されないよう真実を隠して生きて行こうと決意するのだが........ってなSFアクション?!

う~ん、予告編を観た段階では、なかなかオモロそうな話かなぁって思ったんやけど、いざ本編を観てみると、期待したほどでもなかったかもなぁ................(苦笑)

まず、作品の作り方が“ハンガー・ゲーム”と同じ臭いがしてもうて、しかも、それに何となく“ハリー・ポッター”要素が加わったりで、ごった煮感がハンパなかったりして。

でもって、主役の女の子は“第二のジェニファー・ローレンスか”なんて言われてるらしく、見た目が似てるのもあって、「なるほどなぁ」って思わんでもないんやけど、そもそものところで、“第一”もあまり好きやない者からしたら、どうでもエエなぁって思うんよ(笑)

キャスティングの見どころといえば、悪役のケイト・ウィンスレットがいい存在感を出してるのと、アシュレイ・ジャッドのレアなアクションが見れるってところと、相手役のテオくんがなかなかのイケメンで、今後ブレイクしそうなイギリス系の役者やなぁってことぐらいかな。

原作の小説が3部作ってことで、おそらく映画も続くんやろうとは思うけど、果たしてこの先、盛り上がっていくのか...........ちょっと疑問かもね..............?!

2014年7月19日 (土)

『敬愛なるベートーヴェン』

今日は音楽をネタにした、ちょっとおススメな作品をひとつ、ご紹介♪

最近、なんとなくエド・ハリスが出てる作品をよく観てるような気がして、それなら彼の作品でお気に入りのやつを紹介してやろうってことで、こいつを取り上げてみたってわけ。

正直、エド・ハリスって昔はあまり好きやなかったんよね。70年代からスクリーンに登場してるエドくんなわけやけど、おそらく『アポロ13』での演技が世間で注目されたときなんやと思う。ただ、個人的には、それほどのインパクトは感じなかったんよなぁ。

それからしばらくして、自ら監督と主演を務めた伝記映画『ポロック ふたりだけのアトリエ』の演技がすごかった。本人も思い入れのある役やったからなのか、その熱演ぶりに、エエ役者やなぁって思い知らされたんよ。

というわけで、そんなエドおじさんが髪フサフサで演じた作品の感想は................?!

敬愛なるベートーヴェン / Copying Beethoven   ★★★★   (2006年)

監督:アニエスカ・ホランド

出演:エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、ジョー・アンダーソン、マシュー・グード、ビル・スチュワート、ニコラス・ジョーンズ

交響曲『第九』の初演を前にした作曲家ベートーヴェンと、そんな彼の写譜師として働く若き音大生との関係を描いた人間ドラマ?!

気難しくて粗野、傲慢で繊細な天才、そんな彼に戸惑いながらも、次第にその魅力の虜となり、慕う女性、そんな二人の関係が綴られてるんやけど、これ、なんといってもエド・ハリスの存在感がスゴイんよ。でもって、その脇で素朴な美しさを放つダイアン嬢もエエんよね。

音楽と真摯に向き合い、そこに神を見出した男の、脆くて力強い、そんなアンバランスな役どころを見事に演じきったエドおじさんの見事な演技と、第九の印象的な旋律の生み出す迫力が、少し涙腺を熱くするんやなぁ........(笑)

確かに、全員が英語をしゃべるとか、難聴のはずが、普通に会話が成立するといった、リアリティの欠如はあるんやけど、それ以上に音楽という世界の中で、まったく違う次元にいた天才の姿が、鮮烈に描かれてるところが、お見事やったね!?

2014年7月18日 (金)

『もらとりあむタマ子』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時は予想に反して、そこそこの評価やったんで、少し気になったんやけど、結局のところ、主演が主演なので、まぁ、いろいろとあるんやろうと思い、劇場ではスルーしたんよね。

それでも、日本プロフェッショナル大賞なる賞では、主演女優賞と獲得し、作品そのものも2013年のベスト10の第6位に選ばれたっていうくらいやから、それなりなんやろなぁ。

そんなことを思いつつ、マッタリと鑑賞した作品の感想は.........................?!

もらとりあむタマ子   ★★☆☆☆   (2013年)

監督:山下敦弘

出演:前田敦子、康 すおん、伊東清矢、中村久美、鈴木慶一、富田靖子、奈良木美羽、吉田 亮、萩原利映

大学を卒業したものの、就職もせずに、母と別れて独りでスポーツ店を営む父親の住む実家に転がり込んだ娘。何をするわけでもなく、ゴロゴロと転がって日々を過ごすのだが........ってなコメディ調のドラマ?!

料理や洗濯をするわけでもなく、ただ漫画を読んで、父親の作った料理食べるだけの生活、そんなグタグタな彼女の日常を、秋から冬、そんでもって春から夏にかけて追いかけるってね。

まぁ、タイトルのとおり、“モラトリアム”な生活を送る年頃の女の子のダメすぎる日々がテーマなわけで、内容としては間違ってはいないんやけど、これ...........意味あるんやろか(苦笑)

主演の“女優”さんのファンのひとは、普段と違う様子が見れて、それはそれで盛り上がるんやろうけど、グタグタなドラマを見せられた挙句に、だからどうしたっていう以上の感想の生まれてこない結末(?)を突き付けられると、つくずく時間のムダやったなぁっていう現実に気づくんよ。

それこそが作品の意義かもしれんのやけど、こんなものに主演女優賞を与える日本プロフェッショナル大賞ってのは、どんだけプロフェッショナルなんやろって、ちょっと思ってもうた?!

2014年7月17日 (木)

『オンリー・ゴッド』

今日は、ちょっと取扱い注意(?)の作品をひとつ、ご紹介♪

ニコラス・ウィンディング・レフン監督といえば、北欧のデンマーク出身ながら、この作品と同じライアン・ゴズリングが主演した『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したりして、注目されてるひとなんよ。

これまで紹介した『ブロンソン』『ヴァルハラ・ライジング』といった作品にも共通するんやけど、その独特の映像センスとバイオレンス描写ってのが、他にはない個性となってるんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの最新監督作の感想は.......................?!

オンリー・ゴッド / Only God Forgives   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

出演:ライアン・ゴズリング、トム・バーク、ヴィタヤ・パンスリンガム、クリスティン・スコット・トーマス、ゴードン・ブラウン、ラータ・ポーガム

タイでキックボクシングのジムを開いて、裏で麻薬の売買で儲けている兄弟だったが、その兄が何者かに殺され、それを知った母親が報復のためにタイに乗り込んでくるのだが..............ってなバイオレンスもの?!

無残に殺された娼婦、その親によって惨殺された兄、そしてそれを煽った警官、ひとつの事件をきっかけに、連鎖する報復のドラマを、独特の映像で描くってとこなんかな。

これ、なにがスゴイって、映像のセンスが凄まじいんよ。基本的に赤と青を鮮烈に対比させ、そこに時折、黄色の光でインパクトを出す、そんなコダワリまくりの映像で、淫靡で深い闇を表現するあたりが強烈やった。

バイオレンスものと言いながら、キレやスピードで攻めてくるわけやなく、むしろユッタリとした流れのなかで、スタイリッシュにエゲツなさを表現してるんよ。

内容からしても、かなりグロくて、とても一般ウケするようなシロモノではないんやけど、これだけの個性を出せるのは、この監督さんならではやなぁって、個人的には関心してもうたよ?!

2014年7月16日 (水)

『ソウルガールズ』

今日は、実話を基にしたオーストラリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国オーストラリアでは、数々の賞を受賞し、大ヒットしたらしい。日本でも、どちらかというとマイナーな公開作品ではあったんやけど、口コミの評価は高く、気にはなってたんよね。

監督さんは、主にTVドラマを中心に作品を残してるみたいで、長編映画としては、この作品がデビュー作ってことになるらしい。役者としても映画やドラマに出演してるようで、マルチな才能を持ったひとなのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ソウルガールズ / The Sapphires   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ウェイン・ブレア

出演:クリス・オダウド、ジェシカ・マーボイ、デボラ・メイルマン、シャリ・セベンズ、ミランダ・タプセル、トリー・キトルズ、エカ・ダーヴィル

人種差別が残る60年代後半のオーストラリアで、アボリジニの居住区で暮らす歌が好きな3姉妹は、地元のコンテストに出場するも、白人でないために相手にされなかった。諦めきれない彼女たちは、コンテストで司会をしていた男を誘い、ベトナムの米軍慰問団のオーディションを受けることになったのだが...........ってな、実話を基にした(?)お話?!

オーストラリアの負の歴史を背景にしつつ、歌で自分たちの世界を変えようと奮闘する3姉妹と従姉妹の姿を、軽めのタッチで軽快に描いてるんよね。

歌がカギになるだけに、しっかりと聞かせる声を持つひとをキャスティングできてる(リードシンガーは、オーストラリアの人気歌手とのこと)ところが良かったかな。なかなか迫力のある歌声は、説得力があったね!?

“感動の実話”ってふれ込みに、ちょっと“涙腺刺激系”ってのを期待しすぎてもうたのか、その点では少し肩すかしな感じは否めんかったかな。

それにしても、おおらかでノンビリしたイメージのオーストラリアという国で、ほんの50年ほど前まで、肌の色で人を差別し、それによって子供たちが苦しんでたってのは、なんや切ない話よなぁ...............?!

2014年7月15日 (火)

『ジ、エクストリーム、スキヤキ』

今日は、脱力系の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してる前田くんは、これが初監督作品になるらしい。もともと演劇の世界で注目されてるひとみたいで、小説でも芥川賞の候補になったりしてるんやって。

映画でいうと、『童貞放浪記』の脚色を担当したり、竹野内 豊が主演したコメディ『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』の原作&脚本や、朝ドラで人気(?)の吉高くん出演の『横道世之介』の脚本を書いたひとらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ジ、エクストリーム、スキヤキ   ★★★☆☆   (2013年)

監督:前田司郎

出演:井浦 新、窪塚洋介、倉科カナ、市川実日子、高良健吾、沖田修一、黒田大輔、西田麻耶、内田 慈

ある出来事をきっかけに、15年ものあいだ絶縁状態だった大学時代の先輩が、ひょっこりと会いに来た。なんとなく時間を過ごすうちに、後輩の彼女と、ふたりの大学時代の女友達を誘い、海を目指してドライブすることに..........ってなドラマ?!

仕事を辞めてフラフラと生きてる男、バイトをしながら気ままに暮らす男とその同棲相手、そして冴えない男となんとなく社内恋愛してる女、なんとも“ゆる~い”キャラ設定の面々が繰り広げる絡みを切り取った作品なんよ。

どこか調子のハズれたマッタリ感、そのなかで過去や現在を独特のリズムの会話でつないでいく、そんな雰囲気は嫌いやないんやけどね。主要キャストも、それぞれに個性が出てて、悪くない演技をしてたかな。

ただ、どこか漠然とした流れのなかで、別のイメージを挟みながら、リズムを変えて何かを言いたげなんやけど、それが上手く伝わらない(理解できない)ところが、なんか消化不良な気分にさせられてもうて、ちょっとスッキリとせんかった。

うまくいかない人生の悲喜こもごもと、忘れられない過去の思い出と明日への一歩ってのがテーマなんやろうとは思うんやけど、少しもったいない作品やったかな?!

2014年7月14日 (月)

『ヘンリー・プールはここにいる ~壁の神様~』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、もともとミュージック・ビデオで活躍してらしく、Pearl JamのMVでMTVの賞を受賞したり、過去にはUSのドキュメンタリーを監督したりしてるらしい。

これまでの作品のリストを見ると、ジェフ・ブリッジスとティム・ロビンスが出演した『隣人は静かに笑う』や、リチャード・ギアとローラ・リニーが共演した『プロフェシー』といったように、どちらかと言うとサスペンス系が得意なのかなぁっていう印象やったんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ヘンリー・プールはここにいる ~壁の神様~ / Henry Poole Is Here   ★★★☆☆   (2008年)

監督:マーク・ペリントン

出演:ルーク・ウィルソン、ラダ・ミッチェル、ジョージ・ロペス、レイチェル・シーファス、シェリル・ハインズ

理由があって幼少期を過ごした町にに移ってきた男は、生きる気力もなく、隣人とも付き合うことなく、ただ時間が経つのを酒でやり過ごしていた。ある日、そんな彼の家の外壁にキリストの顔が出てると隣の住人が言い出したことで、騒ぎに巻き込まれるのだが........ってなお話?!

主演がルーク・ウィルソンとくれば、てっきりコメディなのかと思ったら、この作品、意外なほどシリアスな話なんよ。まぁ、未公開作品ってことで、少し安っぽさはあるんやけど、それでも、思いのほか楽しめる内容やった。

奇跡をどうしても信じられないという気持ちと、大切なものを見つけたときに、何かにすがらずにはいられないっていう感情が、いい具合にせめぎ合って、そんな心の葛藤がうまく表現されてるんよなぁ。

しかし..........気持ちは分からんでもないんやけど、ダメ押しのようにタイトルに“壁の神様”って付けるのは、やっぱりどう見ても蛇足やと思うんやけど...........?!(苦笑)

2014年7月13日 (日)

『ノア 約束の舟』

今日は、劇場で公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

アカデミー賞をはじめ、賞レースを賑わせた前作『ブラック・スワン』から4年(日本での劇場公開からは3年)、ダーレン・アノロフスキー監督の新作が登場ってことで、個人的にもかなり楽しみにしてたんよ。

そんな待望の新作には、アンソニー・ホプキンスやレイ・ウィンストンといったベテランから、エマ・ワトソンやローガン・ラーマンといった期待の若手まで、なかなかの顔ぶれが揃ってるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ノア 約束の舟 / Noah   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ダーレン・アノロフスキー

出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、アンソニー・ホプキンス、ダグラス・ブース、エマ・ワトソン、ローガン・ラーマン、レイ・ウィンストン、ダコタ・ゴヨ、ケヴィン・デュランド、(声の出演)ニック・ノルティ

神を信じ、慎ましく生きていた男は、ある晩、大洪水によって人類が滅亡する様子を夢で見る。神の啓示と信じた彼は、新しく生まれ変わる世界のために、洪水から動物たちを守る目的で、巨大な箱舟を建造するのだが..............ってな旧約聖書の「創世記」に記された物語を映画化した作品?!

欲にかられ、争いを繰り返す人類に対し、神が下した決断、そして理想の世界を築くために、神からある使命を授かった男とその家族、彼らが向かう先には何が待ち受けるのか........ってなことで、聖書の中の物語を壮大なスケールで映像化ってとこなんかな。

聖書の内容はあまり知らない“エセ仏教徒”にとっては、この手の話は少し敷居が高かったね(苦笑)

まぁ、ファンタジー要素満点で、監督さんらしい映像へのこだわりも伝わってはくるんやけど、正直なところ、この監督さんには、この手の“大味”な大作ものよりも、より緻密なドラマを作って欲しいって思ってもうたよ。

作品のデキについては、それほど心動かされるものはなかったんやけど、しかしながら、その愚行により環境を破壊し、自ら破滅へと向かおうとしている人類の罪深さってのは、ちょっと考えさせられるものがあったかな?!

2014年7月12日 (土)

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、トム・クルーズの新作をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作が日本のライトノベルなんやってね。まぁ、例によって原作はまったく知らないんで、正直、どれほどのものなのか、よう分からんのやけど。

トム・クルーズ&エミリー・ブラントの主演コンビの豪華さだけやなく、監督をジェイソン・ボーンのシリーズ第1作目のダグ・リーマンがやってるってのも注目かな。この監督さんの前作、ショーン・ペンとナオミ・ワッツが共演した『フェア・ゲーム』もなかなかやったんで、個人的には期待してたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

オール・ユー・ニード・イズ・キル / Edge Of Tomorrow   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ダグ・リーマン

出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ブレンダン・グリーソン、ビル・パクストン、ジョナス・アームストロング、キック・ガリー、トニー・ウェイ、ドラゴミール・ムルジッチ、ノア・テイラー、シャーロット・ライリー

謎の生命体による侵略を受け、壊滅状態の近未来の地球で、米軍の広報官だった男は、兵士としてフランス上陸の最前線に送り込まれることに。戦闘訓練をしていなかった彼は、すぐに敵に殺されるが、なぜか時間が元に戻り、再び前線に.........ってなSFもの?!

勝ち目のない戦いのなかで、強大な敵を倒すために必死に生死を繰り返す男と、そんな彼の力を信じ、共に戦う女戦士、トムくんとエミリーさん、なかなか様になっとったね~(笑)

この監督さんらしく、テンポよく展開していくあたりは、飽きさせずに楽しませてくれてたかな。時間軸をいじる作品ってのは、どこか引っかかるとツッコミを入れたくなってまうのはしょうがないんやろうけど、それを差し引いても悪くなかったかも。

トムくんが主演となると、どうしても“大作”っていう飾り言葉が付くイメージなわけやけど、残念ながら、この作品にはそこまでのスケール感がなかったような気がするね。

娯楽作品としては及第点やと思うんやけど、後に残るようなものは.............ないかもなぁ............?!

2014年7月11日 (金)

『渇き。』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の中島監督といえば、前作『告白』で凄まじいテンションの作品を作り上げ、その才能を認められてる監督さんやんね。日本アカデミー賞で監督賞と脚本賞を受賞したのをみて、納得のいく受賞作品やったと思ったのは、久々やったもんなぁ(笑)

そんな監督さんの新作には、“中島組”常連の役所くんに妻夫木くん、國村おじさんや“華”として中谷くんが出てたりして、橋本&二階堂の期待(?)の若手女優も含めて、かなり豪華な面々になってるね。

公開前の予告編でも、かなりインパクトのあった作品の感想は.........................?!

渇き。   ★★★☆☆   (2014年)

監督:中島哲也

出演:役所広司、小松菜奈、中谷美紀、妻夫木 聡、オダギリジョー、國村 隼、橋本 愛、清水尋也、二階堂ふみ、森川 葵、青木崇高、高杉真宙、古館寛治、品川 徹

離婚して離れて暮らす妻から、高校生のひとり娘が家に帰ってこないと連絡が来て、娘を探すことになった元刑事の男。娘のことを知る人たちに聞き込みをして、失踪の謎を追うのだが..................ってな、かなりドギツいサスペンス調のドラマ?!

まぁ、監督が中島くんってことで、ある程度は覚悟してたんやけど............これ、かなり描写がエグかった(苦笑)

主演の役所くんは、どうしようもなくダメの親父という役どころで、珍しく悪い人間を演じてて、普段は見せないような弾けっぷりで大暴れしてたね。

ごく普通の女子高生だと思っていた娘のイメージが、彼女のまわりの人たちの証言から別の顔が見えてきて、次第に何かが崩壊してく、そんな様子を勢いとインパクト重視でってとこなんやろうけど、どうなんやろなぁ。

確かに“劇薬エンターテイメント”なる宣伝文句はハズレてはないんやろうけど、下衆さ加減がハンパなくて、あまり気持ちエエもんやなかったね(苦笑)

個性的ではあるし、意外性もある、よく練られたドラマではあるんやけど、クセが強すぎて、誰でも楽しめるようなもんではないってことは、間違いないんと違うかな?!

“あまり期待せずに、覚悟して観る作品”..........ってとこかも..............。

2014年7月10日 (木)

『ブリッジ』

今日は、ちょっと重たいテーマのドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

ゴールデンゲートブリッジと言えば、世界でも最も有名な橋のひとつで、アメリカの西海岸を象徴するような、そんな“まばゆい”イメージやったんやけど、そこが実は世界一の自殺の名所やったってことをテーマにしたドキュメンタリーなんよ。

公開当時は、実はあまり知られていなかった(?)事実を赤裸々に映し出した内容が衝撃的で、かなり話題になったんよね。

監督のエリック・スティールくんは、監督としてはドキュメンタリーを手掛けてるんやけど、プロデューサーとしては、サミュエル・L・ジャクソンが主演した『シャフト』ってアクションものや、メリル・ストリープが主演の『ジュリー&ジュリア』なんかを作ったひとらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ブリッジ / The Bridge   ★★★☆☆   (2006年)

監督:エリック・スティール

出演:ジーン・スプラーグ、エリザベス・リサ・スミス、クリス・ブラウン

観光地として世界的に有名なゴールデンゲートブリッジ、そこは自殺スポットというもう一つの顔があった。その場所で自殺を試みた人々と残された家族、救助した人々や友人のインタビューをつないだドキュメンタリー作品?!

未来に絶望し、死を選択した人々、そんな彼らをよく知る者たちは、突きつけられた“死”を必死になって受け入れようとするが、どうしても解けないパズルに苦しみ.........ってなことで、下された選択が巻き起こす波紋が描かれてるんやね。

単なる興味本位ではなく、自殺という行為から導かれる影響を様々な角度から捉えているところが、ドキュメンタリーとしてなかなか秀逸やった。

あれ程の高所からの飛び降りを決意するほどの苦悩、生き残った青年のコメントや死んだ者の遺書を見ながら、ちょっといろいろと考えさせられてもうたなぁ..............?!

自殺をすることは、決して肯定できんけど、美しい橋の持つロマンチシズムが、同時に人生の最後を決意させる魅力を持つ、そんな皮肉めいた考えは説得力があったりしてね...........。

2014年7月 9日 (水)

『迷子の警察音楽隊』

今日は、ちょっとホノボノ系のイスラエル映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国イスラエルのアカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞に主演女優賞等、主要部門を独占し、カンヌ国際映画祭でもいくつか賞を受賞し、その他世界各地の映画祭で絶賛されたんよね。

この作品で注目を浴びた監督さんは、その後、もう1本監督をして、その作品もイスラエルのアカデミー賞の主要部門でノミネートされ、ヴェネチア国際映画祭でも金獅子賞にノミネートされたらしいんやけど、残念ながら日本には入ってきてないんかな。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

迷子の警察音楽隊 / Bikur Hatizmoret   ★★★☆☆   (2007年)

監督:エラン・コリリン

出演:サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ、カリファ・ナトゥール

イスラエルにやって来たエジプトの警察音楽隊は、目的地を間違えて別の町にたどり着いてしまうが、そこで出会った人たちとふれあい..................ってな様子を描いた、ちょっと爽やかドラマ?!

言葉も違えば宗教も違う、戸惑いながらも、どうしていいか分からず、地元の人の好意で家に泊めてもらうのだが.........ってなことで、田舎町のレストランの女主人とその店の常連たちや、堅物の隊長に控え目なクラリネット奏者と色男のバイオリニストといった魅力的な登場人物をうまく活かし、時にコミカルやったり、ちょっとハートウォーミングやったり、切ない恋の話があったりと、いろいろ詰まったドラマになってるんよ。

なかでも、妻に先立たれた不器用な中年男の気持ちが、なんやもどかしくもあり、それでいて微笑ましかったりもして、何とも言えない味わいがあったかな。

特に“感動”といったものはないんやけど、国同士はいがみ合ってみても、人と人は心が通い、分かり合えるんやって、そんなメッセージが込められてるせいか、清々しい気分になるんよね。

イスラエル映画だけに、ちょっと全体的に地味な印象は拭えないんやけど、人情味あふれるドラマには、なんとも言えない“癒し”があったかなぁ..........................!?

2014年7月 8日 (火)

『川下さんは何度もやってくる』

今日は、火曜日恒例の(?)、B級な邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんの気なしにレンタル屋でタイトルを見ながら、借りる作品を探してたときに、“川下さん”のただならぬ雰囲気(?)が気になって、思わず手にしてもうたんよ(笑)

監督のいまおかくんは、ゴリゴリのピンク映画畑の出身らしいんやけど、ちょこっと経歴を見たところ、山下敦弘監督の『苦役列車』の脚本を書いてたひとなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

川下さんは何度もやってくる   ★★★☆☆   (2014年)

監督:いまおかしんじ

出演:水澤紳吾、佐藤 宏、櫻井拓也、星咲優菜、倖田李梨、守屋文雄

自殺をして死んだ友人の実家に、その死顔を見に行くと、彼が棺桶から出てきて起き上がった。ただ、“Sexがしたい”という理由で................ってな、なんともシュール(?)なコメディ調の人間ドラマ?!

あらすじを読むと、なんとも下世話な下ネタ映画ってことになるんやけど、主人公の“川下さん”の突きぬけたキャラと、そんな彼の友人2人が、“やりたい”って願う死んだはずの男の願望を満たすために協力し、そんでもって彼らが出会った女性と繰り広げるエピソードってのが、妙にホノボノしてて、不思議な雰囲気になってるんよ。

まぁ、確かに“エロ”が話の軸にあることは、たぶん間違いないんやけど、友情であったり、淡い恋愛感情であったり、そこに欲望がまぶさって、ある意味とっても“人間臭い”ドラマに仕上がったってことなのかもね。

ちょっと“キワモノ”の作品であることには違いないんやけど、むさ苦しいオヤジ3人を見ながら、オフビートでありつつ、どこか清々しさを感じる、なんとも言えない話やったなぁ............?!(苦笑)

2014年7月 7日 (月)

『バージニア その町の秘密』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ジェニファー・コネリーとエド・ハリスが共演した作品を、ご紹介♪

ジェニファーくんって、もともとモデルからスタートしたこともあってか、アイドル女優っていうイメージが強かったんやけど、個人的にはベン・キングスレーと共演した『砂と霧の家』(作品自体はイマイチやったんやけど.......)あたりの演技から、“女優”として評価してるんよ。

まぁ、その直前のエドおじさんも出てた『ビューティフル・マインド』の演技でアカデミー賞助演女優賞を受賞してるんで、気づくのが少し遅かったのかもしれんけど........。ちなみに、その作品がきっかけで、ポール・ベタニーと結婚したらしい(笑)

この作品を監督したダスティン・ランス・ブラクってひとは、監督としての知名度はイマイチなんやけど、脚本家としては、ショーン・ペンが主演し、アカデミー賞の脚本賞を受賞した『ミルク』(監督のガス・ヴァン・サントは本作の製作総指揮)や、デカプリオ主演、イーストウッド監督の『J・エドガー』の脚本を書いてるひとなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

バージニア その町の秘密 / Virginia   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ダスティン・ランス・ブラク

出演:ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ハリソン・ギルバートソン、エマ・ロバーツ、エイミー・マディガン、トビー・ジョーンズ、キャリー・プレストン、イヤードリー・スミス

敬虔なモルモン教徒が多く住む小さな町で、少し心を病んだ母親とふたりで暮らす男子高校生。母親が付き合っている相手は、妻子のある警察署の署長で、彼は、その男の娘に恋をしているのだったが...............ってなドラマ?!

周囲とは少し浮いている母親と息子、それぞれに悩みを抱えながら巻き起こす波紋は、思わぬ方向に..........ってことで、ちょっと調子ハズレなドラマが展開するんよね。

不器用に息子を愛する母親でありながら、心と体を病んだ女性でもある、そんな難しい役どころをサラリと演じるジェニファーくんは、さりげなくエエ演技をしてたと思う。

とっても地味で小粒な作品ではあるんやけど、ちょっぴり“しょっぱく”、ビターな余韻を残すラストもあってか、意外と悪くないなぁって思うんよ。

ジュリア・ロバーツの姪っ子のエマくんがキュートやったし...................ね!?(笑)

2014年7月 6日 (日)

『トランセンデンス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ジョニー・デップがいつもの“白塗り”をせずに出演してる最新作をひとつ、ご紹介♪

監督のフィスターくんは、これがデビュー作なんやけど、実はクリストファー・ノーラン監督の作品の撮影を担当してたひとらしく、“バットマン”シリーズの撮影を手掛けたのも彼みたいで、『インセプション』ではアカデミー賞の撮影賞を受賞してるんやって。

そんなわけで、当然のことながらノーラン先生は、ちゃっかり製作総指揮に名を連ね、盟友のバックアップに勤しんでたみたいで、彼の作品のような、驚くようなスケール感のある作品になってるかもって、ちょっと期待したんやけどね。

というわけで、そんな話題作(?)の感想は.......................?!

トランセンデンス / Transcendence   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ウォーリー・フィスター

出演:ジョニー・デップ、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー、モーガン・フリーマン、キリアン・マーフィー、ケイト・マーラ、コール・ハウザー、クリフトン・コリンズ・Jr、ルーカス・ハース、コリー・ハードリクト

人工知能を研究していた男は、科学による支配に反対する集団によるテロ行為により、銃で撃たれてウィルス感染し、余命が数週間となる。同じく研究者である妻は、夫の死を受けれられず、彼の脳をコンピューターにアップロードすることに成功するのだが................ってなSFもの?!

自我を持ち、急速に進化しながら強大化するコンピューターのなかの“男”は、次々と不可能を可能にしていくのだが、次第に暴走し...........ってなことで、テクノロジーの進化とそれを使う人間側の葛藤を描くってとこなんかな。

テーマとしては、近い未来に起こりそうな問題で悪くないし、映像もいろいろと凝ってる感じはあって、気合いは伝わってくるんやけど、なんか思ったほど話に深みがないんよなぁ(苦笑)

あと、それほど嫌いな女優さんではないんやけど、妻役のレベッカくんの演技が硬すぎて、毎度のケイト・マーラの鼻の穴と併せて気になってもうて.............(笑)

ベタニーくんとマーフィーくんの共演という、イギリス人俳優好きには魅力的な組み合わせもあったり、ノーラン先生の製作総指揮に期待してたんやけど、その気持ちを満たすまでのデキではなかったかもね.................ちょっと残念?!

2014年7月 5日 (土)

『マイティ・ハート 愛と絆』

今週から公開のディズニー気合いの一品『マレフィセント』では製作総指揮と主演を務め、これまでの主演映画で最高のすべり出しになってるってことで話題の“アンジー”ことアンジェリーナ・ジョリーに、今日は遠慮なく乗っかれってことで、過去の作品をひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品は、それまでアクションや軽めの娯楽作のイメージが強かったアンジーが、“女優”として評価されるようになったキッカケやったんかな。まぁ、もともと演技力は『17歳のカルテ』で主役のウィノナ・ライダーを完全に食ってもうた時に、アカデミー賞助演女優賞を受賞して、ある程度の注目はされてたんやけど。

社会派ドラマを得意とするマイケル・ウィンターボトム監督がアンジー主演で撮るってことに、公開当時はちょっと驚きがあったんやけど、今思うとまったく違和感がないってところが、その後の彼女の活躍に対する評価なんやろなぁ。

というわけで、“人気あやかり”のチョイス作品の感想は........................?!

マイティ・ハート 愛と絆 / A Mighty Heart   ★★★☆☆   (2007年)

監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、イルファン・カーン、アーチー・パンジャビ、デニス・オヘア、ウィル・パットン、アドナン・シディキ、ゲイリー・ウィルメス

9.11事件後のパキスタン、帰国を目前に、最後のインタビューをするために相手と接触したジャーナリストが失踪する。彼の帰りを待つ、同じくジャーナリストの妻は、身重の体で、夫を救おうと奮闘するのだが........ってな、実際にあった事件に基づく物語?!

愛するものを突然に奪われた悲しみ、不安、すがる思い、ひとりの女性のなかの複雑な感情をじっくりと描いてるやね。

ウィンターボトム監督らしく、派手な演出を排除して、ドキュメンタリー調に事件を追うところが、なかなかの味わいなんやけど、逆に、感動を期待して観ると、泣き所の少ない作りになってて、拍子抜けしてまうかも。

それでも、最愛の夫を想う妻の苦悩を表現しようと、渾身の演技を見せるアンジーの姿は、結構なインパクトやった。やっぱり、彼女には闘う姿がよく似合うよなぁ..........!(笑)

しかし、複雑な政治的、宗教的思惑が重なるパキスタンという国の現状を背景に、憎しみの標的となる無実の人々のことを思うと、無力感と虚しさが広がってまうね。

2014年7月 4日 (金)

『恋の渦』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、意外なところで、“日本プロフェッショナル大賞”なるもので、堂々たる第2位に選ばれたんやって。まぁ、主演女優賞にアイドルさんが選ばれてたりして、その時点でどうなんやろうって思うところもあるんやけど(苦笑)

ちなみに監督をしてる大根くんといえば、『モテキ』のヒットで注目されたひとで、なかなか独特の感性とセンスを持ち合わせたクリエーターってとこなんかもね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

恋の渦   ★★★☆☆   (2013年)

監督:大根 仁

出演:新倉健太、柴田千紘、若井尚子、後藤ユウミ、松澤 匠、上田祐揮、澤村大輔、圓谷健太、國武 綾、松下貞治

恋人のいない友だちに相手を紹介するために開催された“部屋コン”に集まった9人の男女の、ちょっと複雑な人間関係をコミカルに描いたドラマ?!

同棲中の2組のカップルに、その遊び友達の3人の男と仕事の同僚の女2人、幸せそうに見えるカップルにもいろいろと事情があり、いろんな思惑が交錯して、気づいたら大変なことに..............なんて男女のドロドロした関係を、軽いノリのコメディ調にして修羅場を描くってとこなんかな(笑)

出てる役者の面々もよう知らんし、パッケージからして適当すぎる“チープな臭い”がプンプンしてたんやけど、男と女のホンネと建前みたいなものを前面に出しながら、意外と楽しめるドラマが展開するんよ。

男の傲慢さに女のしたたかさ、もつれあう男女の気持ちで、大騒ぎってなことで、ちょっとシュールなテイストで描かれる男女の恋愛模様は、その“痛さ”が程よいスパイスになって、思ったよりも味わい深いってね?!(笑)

2014年7月 3日 (木)

『いとしきエブリデイ』

今日は、イギリスの家族ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、本国ではTV映画として流れたものらしく、それを海外では映画作品として上映してるんやって。なので、BAFTA賞では、単発“ドラマ”の賞にノミネートされてたらしい。

そういえば、マイケル・ウィンターボトム監督の最初の作品『GO NOW』も、もともとTV映画ってことで話題になったんやったっけね。代表作になってる『イン・ディス・ワールド』『グアンタナモ 僕達が見た真実』なんかで“社会派”のイメージが強いかもしれんけど、時には『9 Songs ナイン・ソングス』といった実験的な作品を発表したりして、意外と作品の幅は広いんよね。

というわけで、そんな監督さんの最新作の感想は...........................?!

いとしきエブリデイ / Everyday   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マイケル・ウィンターボトム

出演:シャーリー・ヘンダーソン、ジョン・シム、ステファニー・カーク、ロバート・カーク、ショーン・カーク、カトリーナ・カーク

父親が刑務所で服役中で、母親は4人の子どもを抱えて大忙しの毎日を送っている、イギリス東部の田舎町で暮らす、そんな一家の日常を切り取りながら、成長する子どもたちの様子を追った家族のドラマ?!

2人の息子と2人の娘、仲良く暮らす家族には父親がいない。母親に連れられて刑務所に面会に行き、時には電話で父親と話すのがうれしくてしょうがない子供たちと、夫の不在で大変な日々を過ごす妻の苦悩を綴ってるんよ。

実際に5年の年月をかけて、本当の兄妹をキャスティングして撮影したらしく、さながらドキュメンタリーのようなテイストになってるところが、ちょっと斬新かも。

成長していく過程で、いろんなことを経験しながら、父親の帰りを待ちつつ、大きくなっていく子供たちの様子を見ながら、いろいろと問題を抱えながらも、家族ってエエなぁって思わせるものがあったね?!

まぁ、どちらかというと淡々とした流れの作品ではあるんやけど、イギリスの田舎の美しい映像と、マイケル・ナイマンの繊細な旋律が、優しく家族を包んでるようで、なかなかナイスな余韻を残すんよなぁ♪

2014年7月 2日 (水)

『スノーピアサー』

今日は、韓国の監督さんがハリウッドで撮った作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開前から結構な話題になってたやつで、映画館で観ようと思いつつ、時間が合わずに見過ごしてもうたんで、レンタル開始が楽しみやったんよね。

監督のポン・ジュノといえば、『ほえる犬は噛まない』『殺人の追憶』といった作品で有名になって、前作の『母なる証明』もウォンビンが出演してたり、当時は韓流ブームの勢いもあってか、かなり話題になってたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

スノーピアサー / Snowpiercer   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ポン・ジュノ

出演:クリス・エヴァンス、ジョン・ハート、ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサー、ジェイミー・ベル、ソン・ガンホ、コ・アソン、ユエン・ブレムナー、アリソン・ピル、エド・ハリス、スティーヴン・パーク、ルーク・パスクァリーノ、アドナン・ハスコヴィッチ、クラーク・ミドルトン

地球の温暖化を食い止めるために撒かれた物質により、氷河期を迎えた地球では、唯一残った人類がノンストップで走り続ける列車の中で生活していた.........ってなSFサスペンス?!

前方の車両で優雅に暮らす富裕層と最後尾の車両で虐げられる貧民層、厳格なヒエラルキーで支配された世界のなかで、貧しいひとたちは自由を求めて戦いを挑む、ってな感じで、ハゲしい階級闘争をテーマにしたドラマが展開するんよね。

電車という、ちょっと意外なものを舞台に、限定した空間を使って社会の縮図をってことで、権力の表と裏を上手く表現したところは、なかなかのアイデアやと思うし、うまく途中でリズムをかえながら、飽きさせないようになってたかな。

あと、ティルダくんの変身ぶりがスゴイんよ。別人かと思うくらいの役作りで、さすがやなぁって感心してもうた。

そんなわけで、全体的に悪くないデキではあるものの、ただ、冷静に考えると少し無理あがあったり、話に強引さがあるあたりってところが、惜しかったかなぁ................?!

2014年7月 1日 (火)

『トテチータ・チキチータ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、3.11の震災で中止になりそうになりながらも、関係者の努力と頑張りで、福島県でのオールロケで完成された作品なんやって。

あまりよく知らんのやけど、日本映画批評家大賞なる賞があるらしく、そこで新人監督賞と助演女優賞を受賞したらしい。まぁ、同じ年の作品賞が『鍵泥棒のメソッド』で、監督賞が『アウトレイジ ビヨンド』の北野 武って聞くと、ちょっと“批評家”のレベルに疑問を感じてまう部分はあるんやけどね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

トテチータ・チキチータ   ★★★☆☆   (2012年)

監督:古勝 敦

出演:豊原功輔、寿理菜、葉山奨之、松原智恵子、石堂夏央、佐藤仁美、大鶴義丹、斉藤 暁、萩原うらら、井村空美、森下くるみ、斉木テツ

借金まみれで自殺しようとした時に、ひとりの女の子に声をかけられ、思いとどまって福島で働くことになった男、原発事故で家を追われ、別の高校に通う青年、そして彼らをつなぐ謎の女の子もまた、ある人に会うために、福島の地に........ってなファンタジー調のドラマ?!

年老いた女性が戦時中に失った兄、そして両親、彼らの生まれ変わりの年齢もマチマチな3人の男女、戸惑いながらも“家族”としてひと時を過ごす彼らの様子を描くってな、ちょっと風変わりなドラマやった。

それぞれが“家族”との関係で悩みを持つ人たちが、不思議な絆で巡り合い、変わっていくってところなんやろうけど、う~ん、やっぱり設定の部分での違和感が邪魔して、すんなりと入り込めんかった。

それと、若い役者のもう一息な演技と、松原おばちゃんの相変わらずな調子ハズレな熱演ぶりが気になってもうて................(苦笑)

アイデアで勝負ってところやったんやろうけど、思ったほど効果的やなかったのかもね?!

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