『セッションズ』
今日は、ちょっとステキなラブストーリーをひとつ、ご紹介♪
この作品、アカデミー賞ではヘレン・ハントの助演女優賞のノミネートだけやったんやけど、サンダンス映画祭で観客賞や審査員特別賞を受賞し、インデペンデント・スピリット賞で主演男優賞と助演女優賞を獲得したり、世界各地の映画祭で高評価やったらしいんよ。
少し地味目のキャスティングではあるんやけど、体当たりで演じるヘレン・ハントに難しい役どころで奮闘するジョン・ホークス、そして不思議な茶目っ気を出すメイシーおじさんと、いい具合にかみ合ってたのかな。
というわけで、少し“変化球”な恋の話の感想は.......................?!
セッションズ / The Sessions ★★★★☆ (2012年)
監督:ベン・リューイン
出演:ジョン・ホークス、ヘレン・ハント、ウィリアム・H・メイシー、ムーン・ブラッドグッド、アニカ・マークス、アダム・アーキン、ロビン・ワイガート、ミン・ロー、W・アール・ブラウン
子供の頃に病気になり、体が麻痺して寝たきりの生活を続ける詩人でジャーナリストの男は、若くて美しいヘルパーに恋心を抱くが、アッサリとフラれてしまう。そんな時、身体障害者のセックスについて原稿を依頼され、自身も経験がなかった彼は、セックス・セラピーを受け、セラピストとのセッションを行うことに...........ってな、実話を基にしたドラマ?!
身体障害者の性生活という難しいテーマを扱った作品ではあるんやけど、なんとも素敵なラブストリーに仕上がってるんよ。
不自由な体で生きてきて、人を愛することを知らずにいた男が、戸惑いながらも、純粋な気持ちで女性と触れ合い、愛を知る。そんでもって、そんな彼を導くセラピストや、彼を応援する周りの人たちの思いも伝わってきて、なんとも清々しい話になってるんよなぁ。
“セックス”をテーマにした作品というと、なんや少し淫らなものを考えてまいがちやけど、そこには深い“愛”が描かれてて、愛し合う行為がいかに大切かってことが分かる気がしたね!?
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