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2014年8月21日 (木)

『鉄くず拾いの物語』

今日は、東欧の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルリン国際映画祭で審査員グランプリと主演男優で銀熊賞をダブル受賞したってことで話題になったらしいんよ。アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされてたみたいやしね。

そんな作品を作ったのは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ出身のダニス・タノヴィッチ監督で、『ノー・マンズ・ランド』っていう戦争をテーマにした作品でカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞したことのあるひとなんよ。

以前にここで紹介したなかでは、コリン・ファレルが主演した『戦場カメラマン 真実の証明』って作品を撮ったのも、この監督さんなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

鉄くず拾いの物語 / Epizoda U Zivotu Beraca Zeljeza   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ダニス・タノヴィッチ

出演:ナジフ・ムジチ、セナダ・アリマノヴィッチ、セムサ・ムジチ、サンドラ・ムジチ

山あいの村で暮らすロマ族の一家。ある日、妊娠中の妻が腹痛を訴え、病院に連れて行くと、すでに流産していることが判明する。すぐに手術をする必要があるものの、保険証も持たない一家は、高額の手術代を支払わない限り、手術はしないと病院に言われてしまうのだが.............ってな、実際の新聞記事を基にして作られたドラマ?!

愛する妻を救うためには手術が必要なのに、鉄くずを拾って生活している男には、その費用を支払うことはできず、どうしようもない状況のなか、必死に打開策を探して奔走する、そんな彼の姿を追うんよね。

実際の出来事の当事者が、本人役で出演してるってことで、まるでドキュメンタリーのような作りになってるんよ。

リアリティ重視で、ドラマ性を排除した感じになってるもんやから、ちょっと“面白味”に欠けるような気はするんやけど、人命を救う場所であるはずの病院で、お金と命を天秤にかけられてるっていう現実への問題提起としては、なかなか強烈なメッセージかも。

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