『殯〈もがり〉の森』
今日は、日本を代表する女性監督(?)の作品をひとつ、ご紹介♪
河瀬監督といえば、『萌の朱雀』がカンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞して以来、世界的に活躍する女性監督の草分け的存在でもあり、常に注目されてるやんね。
確かにその存在は評価できるんやろうけど、ちょっと前に紹介した『朱花(はねず)の月』にしてもそうなんやけど、個人的には、最近の世間の評価と彼女の作品の評価ってのは、少しギャップが生じてる感じがしてもうて、しょうがないんやけどなぁ..........。
最新作が劇場で公開されてるのに合わせ、そんな彼女の過去作品の感想をってことで............?!
殯〈もがり〉の森 ★★★☆☆ (2007年)
監督:河瀬直美
出演:うだしげき、尾野真千子、渡辺真紀子、斉藤陽一郎、ますだかなこ
山間の老人ホームにやって来た新人の介護士と、先立った妻を思い続けるホームで暮らす老人との心の交流を描いたドラマ?!
心に傷をもつ介護士は、ある日ボケた老人を追って森のなかに迷い込み..........ってなことで、映像的には、田んぼや茶畑の鮮やかな緑で印象的な感じなんやけど、内容的にはちょっとなぁ...........?!
ドラマの背景となる部分の説明が足らないために、話の流れに必然性が感じられず、観ててどうにも入り込めないんよね。
いろいろと雰囲気やらイメージやら表現したかったんやろうけど、ひたすら暗闇の映像を延々と流されても、おっちゃんの集中力はもたへんって...............まさに苦行やね(苦笑)
まぁ、なんとなく雰囲気は伝わらんでもないんやけど...........恐ろしく退屈な作品やった。唯一の救いは、尾野くんがとっても“べっぴん”なことかな!?
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