« 『戦争と一人の女』 | トップページ | 『早熟のアイオワ』 »

2014年9月 3日 (水)

『ハンナ・アーレント』

今日は、ドイツの伝記映画をひとつ、ご紹介♪

ハンナ・アーレントってひとは、ユダヤ系のドイツ人で、ナチスによる迫害を逃れて戦時中にアメリカに亡命した女性の哲学者なんやってね。

この作品のテーマになってる“イエルサレムのアイヒマン”っていうナチスの親衛隊(SS)の中佐で、ホロコーストを指揮したといわれる人物の裁判に関するレポートで、彼を極悪人ではなく、凡庸な役人と称して、同じユダヤ人の同胞からハゲしく非難されたらしい。

そんな実在の人物を描いた作品は、本国ドイツの映画賞で主演のバルバラ・スコヴァの演技が評価され、なかなかのヒット作になったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ハンナ・アーレント / Hannah Arendt   ★★★☆☆   (2012年)

監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ

出演:バルバラ・スコヴァ、アクセル・ミルベルク、ジャネット・マクティア、ウルリッヒ・ヌーテン、ミヒャエル・デーゲン、ユリア・イェンチ

ナチスの戦犯であるアイヒマンがイスラエルの諜報部に捕まり、裁判が行われることに。パリのユダヤ人キャンプからアメリカに亡命していた女性哲学者は、裁判を傍聴し、雑誌にレポートを発表するのだが.........ってな伝記ドラマ?!

ホロコーストを指揮し、多くの同胞の命を奪った憎き男の裁判、しかし、実際の裁判を目にして感じた違和感から導き出した結論は、センセーショナルな内容となり、多くの批判を受けることに。

それでも自分を信じ、考えを貫いたひとりの哲学者の苦悩の日々を、夫や友人との関係を交えて描いてるんよね。

自らも戦時中に辛い体験をしながらも、周囲に影響されることなく、思いを伝えようとする、そんな強い女性がそこにはいるんよなぁ。

真実を追究しようとする気持ちと、揺るぎない信念、そして友人や夫の愛情が支えとなり、彼女は戦い続けたってことなんかな。

ナチスを巡って、こんな騒動があったとは............いろいろと勉強になったかな?!(笑)

« 『戦争と一人の女』 | トップページ | 『早熟のアイオワ』 »

映画」カテゴリの記事