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2014年10月 7日 (火)

『正しく忘れる』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の井上監督ってひとは、若手監督の登竜門であるPFF(ぴあフィルムフェスティバル)でグランプリを受賞した経歴の持ち主らしいんよ。

まぁ、受賞者全員がその後、活躍してるってわけではないんで、“だからどうした”って言われるとそれまでなんやけど、でも、ひょっとしたら園 子温や中島哲也、石井裕也や荻上直子みたいになるかもしれんしね。

というわけで、そんなちょっと“青田買い”な作品の感想は..........................?!

正しく忘れる   ★★★☆☆   (2010年)

監督:井上真行

出演:小野まりえ、篠田光亮、染谷将太、なかみつせいじ、平川行弘、石川紗彩

父親が自殺して5年が経ち、未だにその死と上手く向き合えない娘は、残された家族や、恋人との関係に苦悩するのだが.........ってな喪失と再生の物語ってとこかな?!

ある日、夢のなかで死にそうな父親の姿を見るが、現実では父はすでに亡くなっていた。父がいなくなって、母親や弟との関係も前のようには行かず、なんとなく日常を過ごしているが、現実を受け止められていない自分がいることに気づくのだが.........ってなことで、シンプルさのなかに工夫やセンスの見える、そんな作品やったね。

商業映画としては、粗さや不器用さってのがあるようには思うんやけど、それでも若手俳優の個性を引出し、独特のテイストで語りかけてくるところは、なかなかやった。

染谷くんは、『ヒミズ』でのブレイク前の作品で、まだ初々しさも垣間見れるんやけど、それでも短い出番でインパクトを残すあたり、やっぱり役者としての才能を感じさせるよなぁ。

作品全体としては、絶賛とまではいかないんやけど、荒削りではあるものの、どこか心にひっかかる、ちょっと印象的な作品やった!?

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