『鑑定士と顔のない依頼人』
今日は、劇場での公開当時から話題になってた作品をひとつ、ご紹介♪
この作品、評判がすこぶる良いせいか、レンタルが開始してからもずっと貸出し中が続いてて、なかなか観れなかったんよ。ようやくこの3連休中に、何本かレンタル屋の棚に並んでるうちの1本を手にすることができたんで、小走りに家に帰って、早速、鑑賞したってわけ。
監督が『ニュー・シネマ・パラダイス』や『海の上のピアニスト』で知られるイタリア人のジュゼッペ・トルナトーレってことで、これ実は製作国はイタリアになってて、イタリアのアカデミー賞で最優秀作品や最優秀監督などの賞を受賞してるんよ。
というわけで、そんな作品の感想は...................?!
鑑定士と顔のない依頼人 / The Best Offer ★★★★☆ (2013年)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、シルヴィア・フークス、ドナルド・サザーランド、ダーモット・クロウリー、フィリップ・ジャクソン
誰もが一目置く一流の美術鑑定士の男は、ある日、若い女性から亡くなった両親のコレクションを処分したいという鑑定依頼の電話を受ける。指定された屋敷に行くものの、依頼人は姿を見せず、戸惑うのだが..............ってなミステリー?!
孤独な男とミステリアスな依頼人、ぶつかり合いながらも徐々に縮まるそんな二人の距離感を軸にしながら、不器用な男の幼気(いたいけ)な恋を切り口に、巧みに話が展開していくんよ。
そんな物語のなかで、偏屈な中年オヤジでありながら、どこかピュアな感情を持つ主人公をジェフリーおじさんが上手く演じてるんよなぁ。
そんでもって、もはやトルナトーレ作品には欠かすことのできないモリコーネの繊細な音楽が、静かな熱情と悲哀を演出してるんやね。
正直、結末はなんとなく途中で想像できるんやけど、それでも観る者を飽きさせることなく夢中にさせるところは、ホンマに見事やった?!
それにしても、女性を知らない中年オヤジが、思わぬ恋に心躍らせ........ってのが、なんや妙に理解できてもうて、自分自身を見てるようで切なくなってもうたよ(苦笑)
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