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2014年11月

2014年11月30日 (日)

『インターステラー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、公開一週目の興行成績でトップになったクリストファー・ノーラン監督の新作を、ご紹介♪

バットマンのアメコミ3部作を撮り終え、ノーラン監督が次に何を作り出すかが注目されてた(?)わけやけど、その待望の新作がSFものってことで、この作品の公開が楽しみでしょうがなかったんよ(笑)

しかも、キャスティングをみたら、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でアカデミー賞の主演男優賞を受賞して、絶好調のマシュー・マコノヒーに、『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞の助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイが出演するとなると、期待が高まるやんか。

そんなわけで、弟と共同で脚本を執筆し、奥さんがプロデュースを務めた“ノーラン・ファミリー”の渾身の逸品(?)の感想は.............................?!

インターステラー / Interstellar   ★★★☆☆   (2014年)

監督:クリストファー・ノーラン

出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、マイケル・ケイン、ジェシカ・チャスティン、エレン・バースティン、マッケンジー・フォイ、ジョン・リスゴー、ティモシー・シャラメ、ケイシー・アフラック、マット・デイモン、トファー・グレイス

近未来の世界は、度重なる砂嵐により穀物が獲れなくなり、深刻な食糧難に陥っていた。別の惑星への移住計画を進めていたNASAの極秘ミッションを偶然に知った元パイロットの男は、計画への参加を請われ、愛する子どもたちの未来のために旅立ちの決意をするのだが.............ってなSFドラマ?!

家族を地球に残し、命がけの旅に出る男の苦悩、未知の世界での困難、約170分におよぶドラマは、ノーラン監督らしい緻密な世界観と壮大なスケールで描かれてるんよ。

今、役者としてノリにノッてるマシューくんに、こちらもアカデミー賞女優になったアン嬢が加わり、脇でマイケルおじさんがしっかりと締める、まぁ、このメンツでやられたら文句は言えんわ(笑)

そんな役者の巧さを引き出しながら、作り上げた世界を表現してみせるところが監督さんの腕の見せ所ってなわけで、流石やなぁって思ったよ。正直、途中までは少し“かったるさ”を感じてたんやけど、中盤から終わりにかけの展開力は、いつもながらスゴイものがあった。

最後は少し極端なSF調でヒネリすぎた感もあって、この作品が誰にでも受け入れられるかって部分で疑問が残るってことで、とりあえず3つに留めたんやけど、個人的には十分に満足できる、見事な“ノーラン節”やったね!?

2014年11月29日 (土)

『おじいちゃんの里帰り』

今日は、ドイツとトルコの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、トルコ系ドイツ人の監督さんが、自らの体験を基に、妹さんと一緒に脚本を書いて撮り上げたものなんやって。ドイツのアカデミー賞で最優秀脚本賞を受賞する等、ドイツ本国をはじめ、各国で評価されたらしいんよ。

ワールドカップなんかで、ドイツチームにトルコ系ドイツ人の選手がいたりして、なんとなくトルコからの移民が大勢いるんやなぁって思ってたんやけど、彼らが戦後のドイツの復興を担ってたなんて話は、ちょっと勉強になったかも。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

おじいちゃんの里帰り / Almanya - Willkommen In Deutschland   ★★★☆☆   (2011年)

監督:ヤセミン・サムデレリ

出演:ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス、ファーリ・オーゲン・ヤルディム、エルカン・カラカイリ、トリスタン・ピュター

トルコからドイツに家族で移住して50年、妻の希望を聞いてドイツに帰化したおじいちゃんが、故郷の村に家を買ったので、休暇を利用して家族全員でトルコに行こうと言いだし、里帰りすることになったのだが.................ってな家族ドラマ?!

なぜトルコから遥か離れたドイツに行き着いたのか、そんな家族の歴史を辿りながら、それぞれに問題を抱える家族の面々とおじいちゃんの想いをホノボノと描くってとこなんかな。

祖国を離れて必死に生きてきて、子供たちはすっかりドイツに溶け込むものの、心の中で忘れることのできない郷愁の念。家族で繰り出した旅の結末は.........ってなことで、優しい眼差しのおじいちゃんと、素直な孫の活躍で、ホノボノとした味わいのドラマに仕上がってるんよ。

自己のアイデンティティや、次の世代へ受け継がれる家族の想い、そんなものを優しく包み込んだ話は、なかなか悪くなかったね!?

2014年11月28日 (金)

『偉大なる、しゅららぼん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作は人気作家の万城目 学の人気小説なんやってね。これまでも山田孝之が主演で、この作品の濱田くんも出てた『鴨川ホルモー』や、綾瀬はるかが走るシーンが話題になった(?)堤 真一が主演の『プリンセス トヨトミ』など、個性的な原作が映画化されてるやんね。

といいつつ、小説の方はまったく読んでないんで、直木賞の常連と言われてもピンとこず、“万城目ワールド”と語られても、実はよう分からんのよなぁ(苦笑)

そんなことを言いつつ、映画の方の感想を................................?!

偉大なる、しゅららぼん   ★★★☆☆   (2013年)

監督:水落 豊

出演:濱田 岳、岡田将生、渡辺 大、深田恭子、貫地谷しほり、佐野史郎、村上弘明、笹野高史、大野いと、柏木ひなた、小柳 友、津川雅彦、田口浩正、高田延彦、渡辺 哲、森若香織

琵琶湖の持つ不思議な力を授かった日出(ひので)家。分家の息子ながら力を持つ男は、一族の慣わしにより、高校入学を機に本家で修行をすることになるのだが、風変わりな本家の跡取り息子に振り回され、更に同じく湖の力を授かるライバルの棗(なつめ)家の跡取り息子ともクラスメートになり..............ってなファンタジー&コメディ調のドラマ?!

劇場公開の際の予告編を観て、その異質な雰囲気が気にはなってたんやけど、実際に観てみると、その荒唐無稽な設定と、キャラ立ちした面々が適度に絡むあたり、思いのほか楽しませてくれるんよ。

殿様気質の変わり者を演じる濱田くんや、ツンデレ高飛車な深田くん、そこに頼りない岡田くんがいて、貫地谷くんが上手くまとめる、なかなかのコンビネーションやった。

話のオチもそれなりに意外性があって、悪くないし、くだらない笑いに走り過ぎず、シリアスになり過ぎずで、いいバランスで娯楽作に仕上がってたんと違うかな。

まぁ、原作を読んでるひとからすると色々と思うところはあるんやろうけど、何の前知識なく観ると、結構エエ感じで楽しめると思うんやけどね?!

2014年11月27日 (木)

『ターニング・タイド 希望の海』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、“ヴァンデ・グローブ”っていうヨットレースが舞台になってるんやけど、フランス北部ヴァンデ県の港を出発し、そこからアフリカ南端の喜望峰を周って、南極のそばを通り、南米大陸の南端のホーン岬を周って、ふたたび出発地点に戻るっていうルートを、単独の無寄港でやるっていう、とっても過酷なものなんやって。

これでセザール賞の新人監督作品賞にノミネートされた監督さんは、この作品に役者として出演してるギョーム・カネの監督作品で撮影監督をしてたひとで、映像のセンスはさすがというところを見せてくれてるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ターニング・タイド 希望の海 / En Solitaire   ★★★☆☆   (2013年)

監督:クリストフ・オーファンスタン

出演:フランソワ・クリュゼ、ギョーム・カネ、サミ・セギール、ヴィルジニー・エフィラ、ホセ・コロナド、カリーヌ・ヴァナッス、ダナ・プリジャン、ギョーム・ニクルー、エマニュエル・ベルコ

単独無寄港で世界一周を競うヨットレース“ヴァンデ・グローブ”に出場した男のヨットに、途中、修理のために停泊した際に、ひとりの少年が潜り込む。ヨットから降ろすこともできず、男は少年を乗せてレースを続けるのだが..........ってな海洋アドベンチャー?!

同乗者がいることがバレれば失格、しかし大海原に放り出すこともできず、仕方なく一緒に旅を続けるが、そんなふたりの間に次第に強い絆が........ってなことで、ある種の友情を描いてるのかもね。

この作品、映像がすごい迫力なんよ。ハゲしい波に呑まれそうになりながら、必死になってヨットを操るなんてシーンでは、レースの過酷さがヒシヒシと伝わってくるんよね。

そんな大自然の脅威が映し出される一方で、洋上から眺めるみごとな夕日や自然の美しさもあって、映像に釘付けになってもうた。

感動をウリにした作品ではあるんやけど、この流れではこの終わり方しかないやろうって所に落ち着いてしまうせいか、肝心の最後の盛り上がりがイマイチ弾けきれないところが惜しかったかな?!

2014年11月26日 (水)

『エヴァの告白』

今日は、過酷な人生ドラマ(?)をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ国際映画祭に出品されてたらしく、パルム・ドールの候補作ってことで、それなりに注目されて、話題になってたみたいやね。

監督のジェームズ・グレイってひとは、毎回、カンヌ国際映画祭のコンペティションで作品が上映されてて、パルム・ドールにノミネートってことになってるらしい。

そんな監督さんとホアキン・フェニックスくんは、とっても親密な仲らしく、今作が実に4度目の出演ってことで、監督さんの作品にはなくてはならない存在ってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

エヴァの告白 / The Immigrant   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジェームズ・グレイ

出演:マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー、アンジェラ・サラフィアン、グレン・フレシュラー、ダグマーラ・ドミンスク、イリア・ヴォロック、アントニー・コローネ

ポーランドから妹と一緒に移民としてアメリカにやって来た女は、入国審査で引っかかり、妹は結核のため隔離され、自分も強制送還されそうに.........ってなドラマ?!

彼女の美しさに惹かれ、入国の手助けをするも、金のために体を売ることを強要する男と、同じく彼女にひと目惚れした奇術師の男、過酷な現実において、ふたりの男の間で揺れる女心を.........ってな感じかな。

う~ん、確かにマリオンくんの美しさってのが、幸薄いなかで魅力的に引き出されてるってのはあるんやけど、メリハリのないマッタリした話では、作品としてチョット辛いものがあったかも(苦笑)

屈折した愛情を表現するホアキンくんの熱演も注目ではあるんやけど、どうもキャラとして中途半端で、感情移入がしづらいところが残念やったね。

幸せを思い描いてたどり着いた未知の国での酷い仕打ちに打ちひしがれ、それでも生きる女性の苦しみを描くってことで、悪いドラマではないんやけど、ちょっと盛り上がりに欠けたかも?!

2014年11月25日 (火)

『ハイキック・エンジェルス』

今日は、邦画のアクションものをひとつ、ご紹介♪

女子高生の“ハイキック”もの(かなり強引なジャンル分けやけど......)と言えば、以前に紹介した武田梨奈主演の『ハイキック・ガール!』なわけやけど、その作品を手掛けた西 冬彦監督が、この新たな“ハイキックもの”の原案&脚本を担当ってことで、更なるパワーアップってことらしい(笑)

そんな作品で主役を務めるのは、三愛の水着キャンペーンガールらしいんやけど、どうやら小学生の頃に全日本の空手大会で優勝した経歴を持つツワモノなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ハイキック・エンジェルス   ★★★☆☆   (2014年)

監督:横山一洋

出演:宮原華音、伊藤梨沙子、青野 楓、川本まゆ、永島弘奈、森下千里、中谷 竜、那奈、子安慎悟

廃校となった校舎を使って、アクション映画の撮影をしていた映画部の女子高生たちだったが、なぞの集団が校舎に乗り込んできて、いつのまにやらハゲしいバトルが始まり...............ってな、ちょっと異色のアクション映画?!

ミニスカ制服の女子高生が、悪党を相手に回し蹴りを炸裂っていうことで、ちょこっと男心をくすぐる(?)設定のB級アクションものなんよ(笑)

主役の宮原くんがキュートやなぁ.............なんて鼻の下を伸ばしながら観てたわけやけど、これ、意外とアクションのレベルが高いんよね。見事なまでの身のこなし、ほれぼれするハイキック、あり得ない角度からの踵落としと、結構なレベルで繰り広げられるアクションの見どころは満載やった。

元祖“ハイキック・ガール”こと武田梨奈に続き、また新たなアクション女優の誕生かもね!?

2014年11月24日 (月)

『ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム』

今日はイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、新宿にできたシネマカリテってミニシアターで開催された「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2014」って企画で上映されたものなんやって。ちなみに、この上映会のことを略して“カリコレ”って言うらしい(笑)

この作品で主役を務めてるジェイミー・ブラックリーくんは、イギリスのマン島生まれの若手イケメン俳優ってことのようで、公開前の準備中のウディ・アレンの新作にも出演してるようで、なかなか将来を嘱望されてるみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は................................?!

ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム / U Want Me 2 Kill Him ?   ★★★☆☆   (2013年)

監督:アンドリュー・ダグラス

出演:ジェイミー・ブラックリー、トビー・レグボ、マーク・ウォーマック、ジョアンヌ・フロガット、リズ・ホワイト、エイミー・レイン、ステファニー・レオニダス、ジェイミー・ウィンストン

チャットで知り合った女性に夢中の男子高校生は、恋人から暴行を受けている彼女のことが心配でならなかった。なんとか助けたいと思っているのだが、同じクラスに彼女の弟がいると知らされ、彼をイジメから守り、仲良くなるのだが.......ってな実際に起こったネット犯罪を基にしたドラマ?!

コンピューター上だけの関係が現実世界と結びつき、更なる連鎖が思わぬ結末へ..........ってなことで、これ、なかなかヒネリの利いた話になってるんよ。

小さな“いざこざ”が次第に大きな騒動になり、その背後にはネット社会が抱える危険がうまい具合に描かれてるんよなぁ。

まぁ、確かにホンマかいなって思うんやけど、事実は小説より奇なりって言うし、こんな嘘みたいな話も、ヴァーチャルな世界を介すると、意外と簡単に起こってまうのかもね!?

2014年11月23日 (日)

『マダム・イン・ニューヨーク』

今日は、“ボリウッド”ことインド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、公開当時は結構な評判やったんよ。本国インドでは大ヒットしたみたいで、これが初監督作品となるらしいガウリ・シンデーさんは、その手腕が認められ、一躍、将来が期待される注目の監督さんになってたんやって。

監督さんと一緒に、主役を務めた女優のシュリデヴィさんもインドで賞を受賞したらしいんやけど、もともとインドでは人気の女優さんやったみたいで、ただ、今回が10数年ぶりのスクリーン復帰やったらしく、そんなところも話題になったみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

マダム・イン・ニューヨーク / English Vinglish   ★★★★   (2012年)

監督:ガウリ・シンデー

出演:シュリデヴィ、メーディ・ネブー、プリヤ・アーナンド、アディル・フセイン、アミターブ・バッチャン

ふたりの子どもにも恵まれ、幸せに暮らしていたが、夫は自分の料理の才能を認めてくれず、娘には英語ができないことをバカにされていた。そんな時、アメリカに住む姉から姪っ子の結婚式の準備を手伝ってほしいと言われ、家族より先にニューヨークに向かうのだが.........ってなドラマ?!

言葉で辛い思いをした主人公が、4週間でしゃべれるようになるという広告を見て、勇気を出して語学学校に通うことになり、そこでの出会いから人生を見つめ直すってな感じかな。

これ、なんと言っても主役のシュリデヴィさんが魅力的なんよ。目鼻立ちのクッキリとした美人で、気品があって、それでいて可愛らしさも兼ね備える、もう無敵やね♪(笑)

嫌味のない演技で惹きつけながら、家庭で虐げられる妻のささやかな反乱を、可憐に、かつコミカルに演じてるんよなぁ。

インド映画というと、どうしても不自然な歌と踊りで違和感が出てもうて、なかなかウケなかったりするんやけど、この作品では確かに定番の歌と踊りはあるものの、自然の流れのなかで上手く使われてるから、それほど抵抗はなかったかな。

異国の地で、自分らしさを取り戻す、そんな女性の人生再発見のドラマは、ホッコリと温かく、なかなかの痛快さやったね!?

2014年11月22日 (土)

『ショート・ターム』

今日は、劇場で公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品、インディーズ系の作品ながら、インディペンデント・スピリット賞での編集賞の受賞や、ロカルノ映画祭での主演女優賞の受賞をはじめ、世界各地の映画祭で30以上の賞を受賞し、50以上のノミネーションを受けたらしいんよ。

監督さんは、これが長編2作目みたいで、出てる役者もそれほど名前が知られていない若手が中心で、インディーズものらしい、フレッシュな感じなんよね。

というわけで、小粒ながら話題の作品の感想は.........................?!

ショート・ターム / Short Term 12   ★★★★   (2013年)

監督:デスティン・ダニエル・クレットン

出演:ブリー・ラーソン、ジョン・ギャラガー・Jr、ラミ・マレック、キース・スタンフィールド、ケイトリン・デヴァー、ケヴィン・ヘルナンデス、アレックス・キャロウェイ、ステファニー・ベアトリス、ダイアナ・マリア・リーヴァ

恵まれない家庭環境のせいで苦しむ子供たちを一時的に預かって共同生活をする保護施設を舞台に、そこで暮らす子供たちと、彼らを見守る職員の日常を描いたドラマ?!

育児拒否や虐待などにより、親と暮らすことができない子供たちは、それぞれに心に深い傷を抱えて生きている。そんな彼らが普通に生活できるように、彼らの問題と一緒に取り組みながら世話をする職員たちもまた、それぞれに過去を背負っていて、そんな彼らの暮らしを追いかけながら、悲しみや苦しみを描くんよ。

家族の温もりを知らず、愛された記憶もない、そんな彼らには、どこか幸せになることを諦めてるところがあって、その心の闇を見つめながら、愛情の大切さってのを痛感してもうたよ。

思いどおりにいかない人生に絶望し、悩みながらも、過去を振り切って前に踏み出す、そんな彼らの奮闘に、かすかな希望を感じさせられるところに、このドラマの救いがあるんよなぁ。

少し重めのテーマで、傷ついた人たちを描いてるだけに辛い部分もあるんやけど、過度な演出をせずにリアルに心情を映しだしてるところは、なかなか見事やったね!?

2014年11月21日 (金)

『紙の月』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題の(?)邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、角田光代さんのベストセラー小説を映画化したものらしいんやけど、映画になる前にNHKでドラマ化されてるんやってね。ちなみに、その時のヒロインが原田知世やったらしく、なかなかの評判やったんやって。

映画版で監督を務めてるのは、前作『桐島、部活やめるってよ』で絶賛された吉田くんで、確かに日テレが放送する日本アカデミー賞で日テレのイキのかかった作品が作品賞ってどないなのって声はあったものの、作品自体のクオリティは抜群で、監督さんの腕前も覚醒して、今後が期待かなぁって、その時は思ったんやけど..................(笑)

ということで、最近、すっかり脱ぎ役の連続で“前張り先生”と呼ばれてるらしい池松くんと、大人になった宮沢りえの絡みも話題になってる(?)作品の感想は..........................?!

紙の月   ★★★☆☆   (2014年)

監督:吉田大八

出演:宮沢りえ、小林聡美、大島優子、田辺誠一、池松壮亮、石橋蓮司、近藤芳正、中原ひとみ、天光眞弓、佐々木勝彦、平 祐奈、伊勢志摩

夫とふたり暮らしの女は、銀行の契約社員として、個人相手の営業をしていた。どこか満たされない日常のなかで、顧客の孫の大学生と知り合い、すぐに男女の仲となり、学費を借金している彼のために、顧客の金に手を出すのだが...........ってな犯罪ドラマ?!

たった1万円から始まったのが、いつのまにか額が大きくなり、転げ落ちるように深みにはまっていく、そんな様子を描くってとこなんやけど、う~ん、なんやろなぁ(苦笑)

話の導入部分で、簡単に大学生と恋に落ちていくクダリが、どうも説得力に欠けてて、違和感を感じながらグタグタと話が進んでいくもんやから、結局、最後までシックリとこんままに終わってもうた感じやったよ。

宮沢くんの“体を張った演技(=濡れ場を多用した演出)”ってのが見どころって言われても、そんなところを強調する前に、もう少しどうにかならんかなぁ、なんて言ってみたりしてね(笑)

日常的に多額の金銭を扱ってる銀行員の心情なんてのは、なるほどそうなのかもなぁなんて思いつつ、映画作品としてどう評価するかって聞かれたら、ちょっと退屈で面白味の欠けるドラマってことに落ち着いてまうかもね?!

2014年11月20日 (木)

『パパの木』

今日は、フランスとオーストラリアの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、フランス人の女性なんやけど、グルジアを舞台にしたデビュー作の『やさしい嘘』ってので、主演の女優さんが85歳でスクリーン・デビューしたおばあちゃんってこともあってか、かなり注目されたんよ。

この作品自体もフランスのアカデミー賞に当たるセザール賞で、主演女優賞や脚本賞にノミネートされたりして、それなりに注目されてたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

パパの木 / The Tree   ★★★☆☆   (2010年)

監督:ジュリー・ベルトゥチェリ

出演:シャルロット・ゲンズブール、モーガナ・デイヴィーズ、マートン・ソーカス、エイデン・ヤング、トム・ラッセル、クリスチャン・バイヤーズ、ゲイブリエル・ゴッティング

大好きな父親が車の運転中の突然の発作で亡くなり、悲しみに暮れる家族。8歳の娘は、父親の亡くなった場所でもあるある、家の前にある大きな木が、父親の魂の生まれ変わりだと信じ込み、毎日話しかけるのだが..............ってな家族ドラマ?!

一家の大黒柱を失った深い悲しみから、少しずつ立ち直っていく、そんな様子をってことなんやろね。もう少しファンタジー要素を入れて、エモーショナルな作品に仕上がってるのかと思いきや、意外とリアリティ重視の作りやった。

家を見下ろす大木を父親に見立て、家族の絆を意識させつつ、癒しの物語をってことなのかもしれんけど、思ったより胸に響いてくるものがなかったのが残念やったかな。

一番印象に残ったのは、エンディングで流れる主題歌(The Cinematic Orchestra feat. Patrick Watson/To Build A Home)やったかも。この曲、ごっつい胸にくる名曲やねぇ~♪

2014年11月19日 (水)

『ブランカニエベス』

今日は、ちょっと個性的なスペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、18部門でノミネートされ、作品賞や主演女優賞、音楽に衣装、新人女優賞をはじめ、10部門で受賞したっていうシロモノなんよ。

“ブランカニエベス”ってタイトルは、どうやらスペイン語で“白雪姫”って意味らしく、白雪姫の話をスペイン流にアレンジして、しかもそれを白黒の映像と無声映画の形式で映像化したっていう、なんとも異色の作品なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は...............................?!

ブランカニエベス / Blancanieves   ★★★☆☆   (2012年)

監督:パブロ・ベルヘル

出演:ダニエル・ヒメネス・カチョ、マリベル・ベルドゥ、マカレナ・ガルシア、ソフィア・オリア、アンヘラ・モリーナ、ペレ・ポンセ、ホセ・マリア・ポウ、インマ・クエスタ

人気の闘牛士だった男は、牛との戦いの最中の事故で半身不随となり、その場に居合わせた妊娠中の妻は、ショックで産気づき、娘を産んで死んでしまう。娘は、育ての親だった祖母が亡くなり、悪女にダマされて再婚した父の元に引き取られるのだが、継母のイジメにあい、辛い幼少期を過ごし.........ってなことで、“白雪姫”を闘牛士にアレンジして作ったファンタジー?!

白黒の無声映画として作られた作品は、出だしは違和感があって、取っつきにくい感じがしたんやけど、情熱的なフラメンコの音楽が効果的に流れてきたりして、慣れてくると次第に話に惹きつけられて、夢中になってもうたよ。

波乱万丈の人生を生きる女の子に共鳴してまうわけやけど、その理由は、子役から大人になるまで、どちらもキュートな役者が演じてるからかもなぁ!(笑)

ちょっと最後がシュールすぎるのが、そこまでする必要あったんかなぁって思ったりもするんやけど、実験的な作り方と大胆なストーリーは、他にはない個性を存分に発揮してて、本国スペインで絶賛されたのも納得のデキやったね!?

2014年11月18日 (火)

『スイートプールサイド』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる松居くんは、初監督作品で松田家の次男坊にコテコテのアフロづらをかぶせて話題になった(?)『アフロ田中』ってコメディを撮ったひとなんよ。

少しキワものな人たちを主人公にした作品が好みのようで、来年早々に公開される『ワンダフルワールドエンド』って新作では、人気の橋本 愛を主演に迎えて、ガールズムービーを作ったらしい。

というわけで、そんな監督さんが作った、レンタル解禁になったばかりの作品の感想は.........................?!

スイートプールサイド   ★★★☆☆   (2013年)

監督:松居大悟

出演:須賀健太、刈谷友衣子、荒井 萌、落合モトキ、松田翔太、谷村美月、太賀、利重 剛、木下隆行

高校生になって、まだ下の毛の生えていないことが悩みの男子高校生と、毛深いことが悩みの女子高校生、同じ水泳部に所属していたふたりは、互いの悩みを知ったことをキッカケに、ちょっと特別な関係に.................ってな青春(?)ドラマ?!

気になる子から剃毛を頼まれ、動揺しながらも、次第に興奮を覚え、その感情が徐々に暴走し.........ってなことで、爽やか(?)なエロスを用いながら、性に目覚める高校生の妄想や欲情を表現しようってとこなのかも。

あまり“どストレート”にエロを前面に出すと露骨すぎるってことで、イメージ映像的なアプローチで工夫をしてるんやろうけど、イマイチ無理があるように思えてしまって、違和感がなぁ(苦笑)

意外性のあるシチュエーションで、それなりにインパクトがあるんやけど、作品全体としては、どこか物足りなさが残ってもうて、深みがないのが惜しかったかも。

松田家の次男坊と谷村くんの贅沢(=もったいない)使い方が、余計に中途半端さを際立たせてるのかもね?!

2014年11月17日 (月)

『アイ・アム・ニューマン』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、人生ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるダンテ・アリオラさんってひとは、どうやらCM業界で有名らしく、ソニーのプレステやナイキのCMなんかで国際的な賞を受賞したりしてるみたいやね。

これが長編映画デビューみたいなんやけど、そんな作品の主演に旬なコリン・ファースとエミリー・ブラントをキャスティングできるってのは、それなりに注目されてる証拠なのかも。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

アイ・アム・ニューマン / Arthur Newman   ★★★☆☆   (2012年)

監督:ダンテ・アリオラ

出演:コリン・ファース、エミリー・ブラント、アン・ヘッシュ、ルーカス・ヘッジス、M・エメット・ウォルシュ

離婚した妻と暮らす息子には相手にされず、恋人にも飽きられ、人生に絶望した男は、すべてをリセットするため、自殺を偽装し、別人のIDを手に入れて新たな人生を生きる決意をするのだが..............ってな、人生見つめ直しドラマ?!

今の自分のすべてを捨て去り、別人になりすまして生きようとする男は、似た境遇のひとりの女性と出会い、行動をともにすることになるが、旅を続けるうちに大切なことに気づき...........ってなことで、生きる意味や大切なものを探す旅を、ってなとこか。

コリンくんとエミリーくんの主演コンビは、演技力は十分なわけで、それなりに安定したクオリティの作品には仕上がってたかな。ただ、内容的にどちらかというとシリアス調になってるので、全体として地味な印象はあるかもね。

失って初めて気づく大切なもの、ちょっぴりビターな人生訓を教えてくれるドラマは、少し盛り上がりに欠ける感はあるものの、それなりに味わいはあったかな?!

2014年11月16日 (日)

『天才スピヴェット』

今日は、劇場で公開中の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるのが『アメリ』『ロング・エンゲージメント』、ちょっと前の作品では『ミックマック』なんかを撮ったフランス人のジャン=ピエール・ジュネなんよ。

本国フランスでの評価も良かったみたいで、セザール賞では撮影で賞を受賞し、コスチュームなんかでもノミネートされてたらしいんよね。この監督さん、写真で見ると“いかつい”顔をしてるんやけど、その作り出す映像は繊細で、個性的なところが不思議なんよ...........って、別に顔は関係ないか...............(笑)

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は...............................?!

天才スピヴェット / The Young And Prodigious T.S. Spivet   ★★★★   (2013年)

監督:ジャン=ピエール・ジュネ

出演:カイル・キャトレット、ヘレナ・ボナム=カーター、カラム・キース・レニー、ニーアム・ウィルソン、ジュディ・デイヴィス、ドミニク・ピノン、ジェイコブ・デイヴィーズ

アメリカ北西部のモンタナにある牧場で家族と暮らす10歳の少年は、その発明が認められてスミソニアン博物館から賞を授与され、授賞式に招待されることに。行くかどうか迷った彼は、両親に内緒でひとりワシントンDCを目指して旅に出るのだが.............ってなお話?!

カウボーイになりきって牧場を営む父に、昆虫の研究に夢中な学者の母、ミスコンを目指すミーハーな姉と、一見幸せそうな家族だったが、事故で双子の弟を亡くして以来、少年は家族のなかで居場所を見つけられず..........ってなことで、心に傷を負った少年が家出することで、見失った家族の絆を取り戻すってなとこなんかな。

まず、独特の映像センスが随所に見られるところが特徴的で、いかにもジュネ監督らしい色使いや描写が散りばめられてて、視覚的に楽しませてくれるんよ。

物語としては、まだ幼いながらも、天才科学者である少年のマセた部分と子どもらしい部分が共存してる様が軽妙に語られてて、そこにアドベンチャー要素や人との出会いを絡めながら、テンポよく展開してるんよなぁ。

子どもが主人公ってことで、ある程度ファミリー層をターゲットにしてる風でもあり、その点、少し安易な“軽さ”や盛り上げきれないところもあるんやけど、ただ、そんなコテコテしない“サラリ”とした流れも監督さんの持ち味かなって思うんやけどね?!

観る人によって多少の好き嫌いはでそうな作品ではあるんやけど、ジュネ作品が好きなものからすると、“らしさ”があって、十分にアリやったかな!

2014年11月15日 (土)

『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、スタローン率いる“アクション野郎たち”のシリーズ第3弾を、ご紹介♪

『エクスペンダブルズ』でのスタローン、シュワちゃん、ウィリスくんの3ショットに始まって、前作『エクスペンダブルズ2』ではヴァン・ダムにチャック・ノリスが加わって、次はどうなるのかと思ったら、なんとメル・ギブソンにハリソン・フォード、そしてバンデラスとついでに脱税による刑務所での“お勤め”から復帰したばかりのウェズリー・スナイプスまで参戦してもうたがな(笑)

今回は前2作に出てたブルース・ウィリスがギャラでもめたとかってニュースが出てて、どうなるかって騒がれてたんやけど、シリーズとして定着しつつあることもあってか、豪華な面々が揃って、めでたく完成となったんやね。

ミッキー・ロークの再登板が確定なんて話を聞いてただけに、ちょっと残念ではあったんやけど、とりあえず公開1週目の興収1位になったみたいで、そんな作品の感想をひとつ...................?!

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション / The Expendables 3   ★★★☆☆   (2014年)

監督:パトリック・ヒューズ

出演:シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、メル・ギブソン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ハリソン・フォード、ウェズリー・スナイプス、ジェット・リー、アントニオ・バンデラス、ドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、ランディ・クートゥア、ケラン・ラッツ、テリー・クルーズ、ロンダ・ラウジー、ヴィクター・オルティス

暗躍する大物の武器商人の取引を潰すべく向かったところ、その相手がかつての仲間で自らが葬ったはずの男だったことが判明する。仲間のひとりが重傷を負い、復讐を誓うメンバーだったが、リーダーは高齢化した仲間を心配し、チームを解体して若い新たなメンバーを集めて敵地に乗り込むのだが............ってなシリーズ第3弾?!

基本的に中身は“アクションだけ”の作品だけに、どうやって話を作るかが恐らく悩みなんやろうけど、豪華な面々を立てつつ、新しい血を入れて新鮮味を出し、なんとか2時間の尺を確保するっていう苦労がチラホラと見えてもうて.........(苦笑)

かなり“中だるみ”なところが辛かったんやけど、まぁ、それでも怒涛のアクションは本領発揮ということで、ボチボチなレベルには仕上がってたかな。

新たにメンバーに加わったバンデラスくんが、キレのある動きと持ち前のオチャラケ具合を存分に発揮してて、変化球として良かったね。悪役を務めたメルおじさんも頑張ってて、ランボーvsマッドマックスの図は、組み合わせとしては多少のノスタルジーも相まって、悪くはなかったかも。

まぁ、アクション俳優のシルバー人材センター的な感じもするんやけど、果たしてどこまで続ける気なんやろね..............そろそろジャッキーの出番?!(笑)

2014年11月14日 (金)

『サクラサク』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の原作は、最近すっかり小説家としても売れっ子になりつつある(?)さだまさしなんよね。『精霊流し』から始まって、『解夏』『眉山-びざん-』『アントキノイノチ』、そしてこの作品と、かなりの映画化率やよなぁ(笑)

そんな“さださん”の小説を映画化した監督さんは、『精霊流し』でも監督をしてたひとらしく、その他では西田敏行が主演の時代劇『火天の城』や、あの暑苦しい(?)海老蔵くんが主演した『利休にたずねよ』も監督してたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

サクラサク   ★★★☆☆   (2014年)

監督:田中光敏

出演:藤 竜也、緒形直人、南 果歩、矢野聖人、美山加恋、津田寛治、大杉 漣、佐々木すみ江、嶋田久作

仕事一筋でやって来た男だったが、同居する父親の認知症の症状がひどくなり、家族の誰も面倒を見ようとしない状況に困り果てていたのだが...............ってな、病気をキッカケに家族の関係を修復しようとするドラマ?!

頼みの妻とは会話もなく、フリーターでコンビニバイトをする息子との関係も上手くいっておらず、高校生の娘はあてにできず...........気がつくとバラバラになっていた家族の現状を変えるべく、ある決断をするのだが............ってなことで、崩壊した家族の再生を描くってね。

高齢化社会のなかで老いの問題と家族のあり方を問うってところなんやろうけど、話としては少しキレイにまとめすぎな感は正直あったかな。

それでも、細かいところでの気の利いたエピソードや、藤おじさんの見事なボケ演技と熱演もあって、それなりのドラマに仕上がってたね。

しかし、緒方直人がこういう世代の役を演じるようになったんやなぁって考えると、なんや自分も年を取ったなぁって思ってもうたよ(苦笑)

2014年11月13日 (木)

『ディス/コネクト』

今日は、ちょっぴり社会派のドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開してたときの評判がなかなか良くて、観たいなぁって思ってたものの、結局、時間と場所が合わなくて、見逃してたもので、個人的には待望のレンタル開始やったんよ。

監督のヘンリー=アレックス・ルビンってひとは、車いすでのラグビーを撮ったドキュメンタリー映画『マーダーボール』で、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた経歴があって、サンダンス映画祭では観客賞と審査員特別賞を受賞してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ディス/コネクト / Disconnect   ★★★★   (2012年)

監督:ヘンリー=アレックス・ルビン

出演:ジェイソン・ベイトマン、ホープ・デイヴィス、ポーラ・パットン、アンドレア・ライズブロー、ミカエル・ニクヴィスト、アレキサンダー・スカルスガルド、コリン・フォード、フランク・グリロ

ネットでのカード詐欺で全財産を失った夫婦、ポルノサイトで性を売る青年にインタビューを試みるTV局の女性レポーター、なりすましのイタズラが原因で息子が自殺を試みた家族、インターネットに依存する社会で起こる出来事から、その人間模様を鋭く切り取ったドラマ?!

不特定多数と“つながる”ネット社会で、それが原因で事件に巻き込まれる人たちの苦悩を描きながら、現代社会が抱えるコミュニケーションの問題を提起するってとこなのかもね。

3つのケースを中心にしながら、どこか“やるせない”苦しみや悲しみを、それぞれのエピソードのなかで上手く表現してるところがスゴいんよ。

単なる“出来事”を語るだけやなくて、その背後にある夫婦の問題や、家族の問題、そして社会の問題が描写されてて、ズシリと胸に響いてくるんよね。

ネットに依存している日常のなかで、本当につながっているべきものが何なのか...................ちょっと考えさせられてもうたよ!?

2014年11月12日 (水)

『8月の家族たち』

今日は、メリル・ストリープとジュリア・ロバーツの共演で話題になった作品を、ご紹介♪

この作品の元ネタは、舞台劇として人気のものらしく、ピューリッツァー賞戯曲部門賞とトニー賞演劇作品賞をダブルで受賞した傑作なんやって。

出演したメリル・ストリープとジュリア・ロバーツは、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞でそれぞれ主演女優と助演女優の賞にノミネートされたのをはじめ、様々な映画祭で評価されたらしい。

監督のジョン・ウェルズってひとは、もともとプロデューサーとして有名らしく、人気TVドラマ“ER”の製作者として名を連ねてるらしいんよ。初監督作品となったベン・アフレック主演の『カンパニー・メン』も世間的にはソコソコの評判やったみたいで、注目の作り手ってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

8月の家族たち / August: Osage County   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ジョン・ウェルズ

出演:メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、クリス・クーパー、ユアン・マクレガー、サム・シェパード、アビゲイル・プレスリン、ジュリエット・ルイス、マーゴ・マーティンデイル、ベネディクト・カンバーバッチ、ダーモット・マローニー、ジュリアンヌ・ニコルソン

父親の突然の失踪をキッカケに、残された母親のもとに久しぶりに集まった3姉妹だったが、ガンの闘病中で薬を大量に服用している母親の暴言で、険悪な雰囲気に..................ってな家族ドラマ?!

一見普通そうな家族、しかしそこに隠された様々な問題が明るみに出て、事態は思わぬ方向に........ってな感じで、ドロドロの人間関係が展開するんよ。

見どころは、強烈な個性の母親を演じるメリルおばちゃんの傍若無人ぶりと、それにがっぷり四つで組合うジュリアくんのキレキレっぷりで、特にジュリアくんは、これまでの役柄からは想像できない気合いの入りようで、ちょっとビックリしてもうたよ(笑)

家族という近しい関係のなかで、それぞれの剥き出しの感情がぶつかり合う様は、なかなかの迫力やったね。

メリルおばちゃんとジュリアくんの演技バトルがすべてで、話としてはあまり救いのないところが、ちょっとなぁ.........って思ってもうたんやけど................?!

2014年11月11日 (火)

『ハーメルン』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、福島県の山間の村にあった廃校の建物が舞台になってるんやけど、2009年から撮影を開始したものの、天候やらが合わずに撮影が延期され、そしたら震災があったりで、かなり苦労して完成にこぎつけたんやって。

監督さんは、全然知らなかったんやけど、初監督作品でトリノ国際映画祭のグランプリと最優秀観客賞を受賞したらしく、第2作も世界中の映画祭で招待されて、評価されたとのこと。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ハーメルン   ★★★☆☆   (2013年)

監督:坪川拓史

出演:西島秀俊、坂本長利、倍賞千恵子、水橋研二、風見章子、守田比呂也、内田春菊、小松政夫

廃校になった小学校で静かに暮らす元校長先生。学校の取り壊しが決まり、その学校で学んだことがある博物館の学芸員の男は、校舎に保管されていた遺跡の出土品を整理しに学校を訪れるのだが..........ってなノスタルジックなドラマ?!

人々に忘れられた学校と、忘れられない記憶、美しい風景をバックにしながら、過去と現在がクロスオーバーしたような話が展開するんよね。

主演の西島くんの他は、ほとんどが超ベテランの役者さんたちで、それぞれ味のある演技を見せてくれてるんやけど、ちょっと全体的に間延びしてもうてる気がして、かったるい所があったかな。

シンボル・ツリーとなってるイチョウの木の見事な美しさをはじめ、時間が止まったかのような美しい風景は、きっと監督さんのこだわりなんやろなぁってのは、観ててよく分かったね。

遠い過去の原風景、忘れられない思い出ってのは誰にでもあるんやろなぁ.............?!

2014年11月10日 (月)

『HUNGER/ハンガー』

今日は、ちょっと重たい作品をひとつ、ご紹介♪(苦笑)

この作品、今年のアカデミー賞において『それでも夜は明ける』って作品で監督賞にノミネートされたスティーヴ・マックィーン監督の長編デビュー作なんやって。

カンヌ国際映画祭ではカメラ・ドールを受賞し、イギリス・アカデミー賞でも新人賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で衝撃として受け止められ、評価されたらしい。

今や売れっ子のイケメン俳優となったマイケル・ファスベンダーが世界的に注目されたのも、この作品での演技がきっかけなんやって。

というわけで、アカデミー賞を賑わせたことをキッカケに劇場で公開されたらしい作品の感想は.................................?!

HUNGER/ハンガー / Hunger   ★★★☆☆   (2008年)

監督:スティーヴ・マックィーン

出演:マイケル・ファスベンダー、スチュアート・グレアム、リーアム・カニンガム、リーアム・マクマーン、ブライアン・ミリガン、カレン・ハッサン、ヘレン・マデン、ローリー・ミュレン

IRAの活動に手を焼くサッチャー政権は、刑務所に収容されている活動家の政治犯としての権利をすべて剥奪することに。これに反発する囚人たちは、必死の抵抗を試みるが状況は改善せず、ついにハンガー・ストライキをすることに...............ってな、実話を基にしたドラマ?!

不当な抑圧に抵抗するべく、必死に戦う男たち、権力に屈しない姿勢を示すため、最後の戦いを挑むってなことで、かなりインパクトのある作品やった。

無駄なセリフは排除し、ひたすらボコボコにされる囚人の様子を追いかけ、悲惨な状況を映しだした内容は、観ててかなり精神的にも辛いものがあって、重すぎるんよ。

作り方としては、終始暴力的な映像の連続のなかで、会話のシーンが限定的に存在することで、言葉からの感情ってのがより伝わってくるのかもしれんね。

ただ、痩せ衰えていくマイケルくんの病的な姿なんかもあって、インパクト勝負な感もあるような気がして、少なくとも他人に安易に進めるような作品ではないことは間違いないように思うんよ(苦笑)

これがマックィーン監督の原点であり、ここからその後の作品につながっていくってのは分かるんやけど、それなりの覚悟をしてから観ないと、かなり後味は悪くなるんと違うかな?!

2014年11月 9日 (日)

『トワイライト ささらさや』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

『青天の霹靂』『ぶどうのなみだ』に続き、今年3本目の大泉くん、なかなか活躍してはりまんなぁ~。シリアスなものからコメディまで、いろいろと幅広い作品に挑戦してるわけやけど、どうしても先入観ってのがあるせいか、コメディ要素を利かした作品の方がキャラとして活きる気はするんやけどね。

そんな彼の新作を監督してる深川くんは、堀北真希が主演した『白夜行』あたりで少し見直したんやけど、『神様のカルテ』『60歳のラブレター』など、どうも個人的に相性があまり良くないんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

トワイライト ささらさや   ★★★☆☆   (2014年)

監督:深川栄洋

出演:大泉 洋、新垣結衣、富司純子、石橋 凌、藤田弓子、波乃久里子、福島リラ、中村 蒼、寺田 心、つるの剛士、小松政夫

最愛の妻と生まれたばかりの息子を残し、交通事故によりこの世を去った売れない落語家の男は、妻のことが心配で成仏できずにいた。彼の葬式に現れた疎遠となっていた父が、孫を引き取りたいと言ってきたため、他人に乗り移り、妻に赤ん坊を連れて逃げるように言うのだが.............ってなファンタジーもの?!

早くに両親を亡くし、親を知らない新米ママが、“ささら”という町でいろんな人と出会い、他人に乗り移って現れる夫に励まされながら、一人前の母親になっていく様を描くってとこかな。

ちょっと変化球を利かせながら、夫婦の愛情や親子の絆をってことで、それなりにセンチメンタルなところを突きつつ、泣かせにかかってるんやけど、家族のない独り暮らしのオヤジには、どうも響くものは少なかったようで...................(苦笑)

ファンタジーは、設定を素直に受け入れられるかってのがポイントなわけやけど、個人的にはどうにも違和感が残ってもうて、なんかシックリとこんかった。

まぁ、悪い話ではないし、そこそこウケそうな作りにはなってるんで、素直な気持ちで鑑賞すればエエのかもなぁ..............?!

2014年11月 8日 (土)

『イコライザー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ちょっと渋めのアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは80年代にTVでやってたシリーズもののドラマなんやって。その当時の日本でのタイトルが“ザ・シークレット・ハンター”ってことらしく、このタイトルだけ見ると、なんやインディ・ジョーンズ系のお宝さがしを想像してもうた(笑)

監督をしてるアントワーン・フークアくんと言えば、ジェラルド・バトラーを主演に据えた前作『エンド・オブ・ホワイトハウス』では、なかなかの娯楽アクションを作ってただけに、本国での前評判の良さもあって、今回はちょっと期待してたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..................................?!

イコライザー / The Equalizer   ★★★☆☆   (2014年)

監督:アントワーン・フークア

出演:デンゼル・ワシントン、クロエ・グレース・モレッツ、マートン・ソーカス、ビル・プルマン、デヴィッド・ハーバー、メリッサ・レオ、ハーレー・ベネット

ホームセンターの従業員として働く男には、誰も知らない過去があった。そんな彼は、行きつけのダイナーで知り合った若い娼婦が、元締めのロシアのマフィアに虐待されていることを知り、ある行動に出るのだが..............ってなゴリゴリのアクションもの?!

強大な悪を相手に、抑えることのできない正義感が走り出しすってな感じで、デンゼルおじさんがキレキレで大暴れってね!(笑)

とにかくデンゼルくんが渋いんよ。沈着冷静に次から次へと悪をなぎ倒すあたりが堪らんのです。デキすぎた感じではあるんやけど、それをテンポよく、かつ巧みに音楽で盛り上げながら、一気に突っ走るところに勢いがあって、夢中にさせるんやろね。

もう少しキュートなクロエくんが見たかったなんて、ちょっとミーハーなことを言ってみたりしつつも、あくまでも主役はデンゼルくんで、そこに焦点が合ってることが作品としての成功なのかも。

残念なのは、予告での売り方が中途半端なことやね。“どんな相手も19秒で仕留める”的なことをウリにしてたけど、実際に本編で時間にこだわってるのは一部で、敢えてそんな宣伝せんでも良かったんと違うかなぁって思うんよ。

せっかくの力作を、余計な先入観で違和感を与えてもね..............(苦笑)

2014年11月 7日 (金)

『小野寺の弟・小野寺の姉』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんは、もともと脚本家として注目されてたみたいで、最近人気の池松壮亮と忽那汐里が共演した『半分の月がのぼる空』や、谷村美月と高良健吾が兄妹役で共演した『おにいちゃんのハナビ』、松田家の次男坊がアフロで大活躍(?)する『アフロ田中』なんかの脚本を書いたひとなんやって。

ちなみに、この作品も監督さんのオリジナル脚本らしく、映画化する前に舞台でやってたみたいで、その時の出演も片桐くんと向井くんやったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

小野寺の弟・小野寺の姉   ★★★☆☆   (2014年)

監督:西田征史

出演:片桐はいり、向井 理、山本美月、ムロツヨシ、寿 美菜子、大森南朋、及川光博、麻生久美子、モロ師岡、梅沢昌代、木場勝己、秋本奈緒美、橋本じゅん

早くに両親を亡くし、ずっとふたり仲良く生きてきた姉と弟。弟の将来を心配する姉は、郵便の誤配がキッカケで知り合った女の子との関係を盛り上げようと、必死に頑張るのだが...........ってな姉弟の絆を描いたコメディ・ドラマ?!

人生を少し諦めてしまっている姉と、過去の恋愛を引きずって異性との付き合いに後ろ向きな弟、それぞれに恋愛に不器用に生きてるふたりに訪れた恋のチャンスをネタにしながら、彼らの奮闘をコミカルにってとこなんかな。

片桐くんの飛び抜けた個性を前面に出しつつ、コンビを組むイケメン向井くんのさりげないツッコミが意外とハマってて、想像以上に悪くない組み合わせのキャスティングやった。

ユーモアを散りばめながら、お互いに相手を思いやる姉と弟の関係でホンワカさせつつ、家族の絆を描いたドラマは、観てて悪い気はせんよね。

なんとなく話の流れからオチが読めてまうところが物足りないところではあるんやけど、マッタリと楽しむにはエエのかもね?!

2014年11月 6日 (木)

『ハミングバード』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるスティーヴン・ナイトってひと、これが初監督作品になるらしいんやけど、もともとは脚本家として名前が知られてて、今年のアカデミー賞で話題になった『それでも夜は明ける』で注目されたキウェテル・イジョフォーとオドレイ・トトゥが共演した『堕天使のパスポート』って作品で、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされたことがあるんよ。

他にもベネディクト・カンバーバッチも出演してた『アメイジング・グレイス』や、主演のヴィゴ・モーテンセンがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた『イースタン・プロミス』の脚本を書いてたのも、このひとやったんやって。

というわけで、そんな注目の監督さんの作った作品の感想は.......................?!

ハミングバード / Hummingbird   ★★★☆☆   (2012年)

監督:スティーヴン・ナイト

出演:ジェイソン・ステイサム、アガタ・ブゼク、ベネディクト・ウォン、ヴィッキー・マクルア、ヴィクトリア・ビューイック、ジャー・ライアン

元特殊部隊の兵士だった男は、アフガニスタンでの任務で心を病み、軍隊から逃げ出してしまい、ロンドンのスラムでホームレスをしていたが、一緒だった女の子が殺され、その犯人を捜し出そうとするのだが........ってなドラマ?!

いやぁ~、冒頭で中途半端に髪の毛の生えたジェイソンくんを久しぶりに見て、かなりの衝撃を受けてもうたよ(笑)

話としては、軍隊で殺人マシーンとなった男が、苦しみながらも“悪”に怒りの鉄拳を見舞うってことなんやろうけど、中途半端に帽子をかぶって小洒落たジェイソンくんに若干の違和感を感じてもうて、ノリきらんかったかな。

アクションよりも恋バナが話のバランスとして勝ってもうてるところも、盛り上がりそうな部分でスカッと流されたりして、ちょっと拍子抜けやったかなぁ(苦笑)

過去の十字架を背負って生きる男っていう渋みは、ジェイソンくんのいつも通りの低音ボイスで表現できてるんやけど、期待したほどのゴリゴリ感ってのは、正直なかったかもね?!

2014年11月 5日 (水)

『グロリアの青春』

今日は、チリの映画をひとつ、ご紹介♪

チリ映画って言われると、それだけでいまいちマイナーな感じしかしてこないんやけど、この作品、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(女優賞)を受賞してるんよね。

その他にも南米のいくつかの賞で主演のパウリーナくんや監督さんが賞に輝いてて、アメリカでもナショナル・ボード・オブ・レビューやインディペンデント・スピリット賞なんかでノミネートを受けたりと、なかなかの評判やったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

グロリアの青春 / Gloria   ★★★☆☆   (2013年)

監督:セバスティアン・レリオ

出演:パウリ―ナ・ガルシア、セルヒオ・エルナンデス、マルシアル・タグレ、ディエゴ・フォンテシージャ

離婚して、子供たちもそれぞれに自立し、働きながら残された人生を楽しもうとする中年女性は、同じように相手を探していたバツイチの男と出会うのだが...............ってな、大人の恋愛を描いたドラマ?!

出会いを求めていたときに、お互いに惹かれあって付き合うようになった相手だったが、彼は別れた妻や娘たちのことばかり気にして........ってなことで、バイタリティ溢れる中年の女性が、新たな人間関係に悩み、苦しみながらも生きて行く姿をってなとこなんかな。

いくつになっても恋をして、人を愛し、時に傷つきながらも、それでも誰かを求める、そんなことを主人公の姿をとおして描いてるんやろね。

こうやってボーっと日々を過ごしてる自分にとっては、ちょっと見習わんとって思ったりして............(笑)

年を重ねると、いろんな余計なことを考えてもうたり、しがらみができてもうたりで、若い頃の勢いだけの恋愛ってのは、今思うと羨ましかったりするんよなぁ................難しいもんやね?!

2014年11月 4日 (火)

『家路』

今日は、震災後の福島を舞台にした邦画をひとつ、ご紹介♪

先日、震災後初の福島県知事選挙があったんやけど、自民、公明、民主、社民等の主な政党が相乗りで支援した元副知事さんが当選したってニュースがあって、そのなかで、安倍ちゃんが、選挙で原発再稼働への批判がなかったんで、再稼働をどんどん進めていく模様って一文があって、なんとも“やるせない”気分になってもうたんよ。

まぁ、代替エネルギーを考えれば原発は必要やとか、日本の原発は世界一安全やとか、いろいろと言われてるわけやけど、唯一の被爆国が原子力をエネルギー政策の中心に据えてたっていう違和感や、根拠のない安全神話に疑問を持ち、震災前から原発に反対してた者からしたら、これだけの被害を受けても、まだ、再稼働なんて議論をしてることが悲しいんよね。

ここで政治を深く語るつもりはないんやけど、それでも、現在の政権のもと、この国が向かおうとしてる“未来”には、とっても疑問を感じてまうんよなぁ。

というわけで、ホドホドにして作品の感想を.......................って言いつつ、あまり作品について語ってないかもしれんけど.................?!(苦笑)

家路   ★★★☆☆   (2014年)

監督:久保田 直

出演:松山ケンイチ、田中裕子、内野聖陽、光石 研、安藤サクラ、田中要次、石橋蓮司、山中 崇

震災後の原発の事故によって、住む家も仕事も失った一家は、少しボケが進行してきた年老いた母親の面倒をみながら、仮設住宅でやるせない日々を送っていたが、行方不明だった次男が立ち入り禁止区域にある家に戻り、生活していると聞き............ってな、震災後の福島を、ある一家をとおして描いたドラマ?!

生きる気力をなくした一家の主と、生きるために水商売をする妻、そして、敢えて実家に戻り、農作業を始めた青年、原発事故によってすべてが変わってしまった人たちの苦悩をってとこなんかな。

これ、作品としてどうのって言うよりは、生活の基盤をすべて一瞬で失ってしまった福島の人たちの現実を改めて知らされるっていう意味で、いろいろと考えさせられてもうたよ。

未だに、いろんな理由をつけて原発再開を推し進める政治家さんたちが、どんな見返りを期待してるのかは知らんけど、こうして日常を奪われた人たちの苦しみを思ったら、何が必要で何が不要なのかってのは、自ずと分かるんと違うかなって、つくづく疑問がわいてくるやけどね...........。

2014年11月 3日 (月)

『セインツ -約束の果て-』

今日は、ちょっとインディーズ系の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さん、もともと編集で名前を知られてるらしいんやけど、自ら短編映画を監督したりして、そちらでも色々と賞を受賞したりしてるんやって。

長編映画の監督としては、これが2作目ということみたいで、これから撮影される予定の作品では、デヴィッド・カンバーバッチ主演でイラク戦争を描いたものや、ロバート・レッドフォードの出演でディズニー映画の企画もあるようで、なかなか将来を嘱望される監督さんってことなのかもね。

というわけで、そんな監督さんの作品の感想は.............................?!

セインツ -約束の果て- / Ain't Them Bodies Saints   ★★★☆☆   (2013年)

監督:デヴィッド・ロウリー

出演:ルーニー・マーラ、ケイシー・アフレック、ベン・フォスター、キース・キャラダイン、ネイト・パーカー、チャールズ・ベイカー、ラミ・マレック

銀行強盗をして捕まった男は25年の刑を受け刑務所に入り、残された妻は娘を出産し、母子で静かに暮らしながら夫の帰りを待っていた。4年の月日が流れたある日、男は脱獄し、妻とまだ見ぬ娘の元に向かうのだが..............ってなドラマ?!

愛する妻に会いたい一心の男、彼の逮捕の現場で銃弾を受けて負傷したものの、男の妻に密かな想いを寄せる保安官、そして愛する夫の帰りを待ちながらも、保安官に惹かれている妻、不思議な因縁で結びついた3人の男女の関係を軸にしながら、切ない愛の物語をってとこかな。

これが長編2作目の監督さんの作品にしては、なかなか豪華なキャスティングやったね。若手のなかでは演技力を評価されてるケイシーくんとベンくんは、それぞれに渋めの演技を見せてくれてるし、ルーニーくんは、その美貌で存在感を発揮してたかな。

少し全体的に抑えたトーンになってて、感情的な部分も含めて、多少、盛り上がりに欠ける感じではあったんやけど、愛するがゆえの複雑な想いってのを繊細に描写しようという点は、それなりに上手くデキてたんと違うかな?!

2014年11月 2日 (日)

『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、あまりにもベタな臭いがプンプンと予告編で漂ってたんで、絶対に映画館では観んやろなぁって思ってたんよ。ただ、思いの外、評判がいい感じやったのと、最近、なんとなく疲れてるのもあって、“癒し”を求めてということで、昨日の映画の日を利用して、試してみたってわけ(笑)

監督さんは、神木隆之介くんが主演してた『Little DJ 小さな恋の物語』のひとらしく、主演の門脇くんは、ちょっと前に紹介した『愛の渦』『スクールガール・コンプレックス~放送部篇~』なんかでインパクトのある演技を見せてる若手女優さんなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸   ★★★☆☆   (2014年)

監督:永田 琴

出演:門脇 麦、道端ジェシカ、村上 淳、鶴見辰吾、ディーン・フジオカ、葉山奨之、石田ニコル、螢 雪次朗、木内みどり、坂口健太郎、高谷智子

バイトして貯めたお金を持って、青森の実家を飛び出して東京にやって来た女の子は、テレビでヨガの特集を見て興味を持ち、人気のインストラクターの教室に通うことに。男にダマされ、住む場所もなく途方に暮れる彼女は、ひょんなことからインストラクターの家に居候することになるのだが..............ってな、自分探しのドラマ?!

モデルとして雑誌の表紙を飾る売れっ子セレブと、金も仕事もない田舎者の女の子、悩み傷つきながらも、自分らしく生きる方法を探す女の子たちの様子を描くってとこなんかな。

道端くんの棒読みのセリフ回しとド素人なリアクションがちょっと“イタイ”ものの、門脇くんのベタなコメディエンヌぶりと、村上くんや螢おじさんの程よい存在感で、なんとなく雰囲気のいい作品に仕上がってたかな。

ヨガを通して新しい自分を発見する、そんなドラマには、ストレスの多い現代人には必要な“癒し”のヒントが確かにあるのかも。

心の声をしっかり聞き、自分自身を受け止める、簡単なようで難しいんやけど、しっかりと深呼吸しながら、心と体を解き放つってことは大事なのかもね!?

痩せるって噂やし、少しヨガでもやってみようかなぁ.............(笑)

2014年11月 1日 (土)

『あなたを抱きしめる日まで』

今日は、なかなか味のあるイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、去年のアカデミー賞で作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされてたらしく、ゴールデン・グローブ賞でも受賞はならなかったんやけど同じようにノミネートされてて、ヴェネチア国際映画祭では見事に脚本賞を受賞したんやって。

監督さんはイギリス人で、ちょっと前にヘレン・ミレンがエリザベス女王を演じて話題になった『クィーン』のひとで、彼の作品では、個人的にはこの作品と同じジュディ・デンチが主演した『ヘンダーソン夫人の贈り物』あたりがお気に入りかな。

ちなみに、出演者として名を連ねてるスティーヴ・クーガンは、製作だけやなくて脚本も担当してて、マルチな才能を発揮してるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

あなたを抱きしめる日まで / Philomena   ★★★☆☆   (2013年)

監督:スティーヴン・フリアーズ

出演:ジュディ・デンチ、ステイ―ヴ・クーガン、バーバラ・ジェフォード、アンナ・マックスウェル・マーティン、ミシェル・フェアリー、ソフィ・ケネディ・クラーク、ルース・マッケイブ、メア・ウィニンガム、ピーター・ハーマン、ショーン・マーホン

未婚の母となったことで、家族と離れて修道院に入れられ、苦労して産んだ最愛の息子は3歳で勝手に養子に出された、そんな過去を持つ女性が、息子の50歳の誕生日を迎えた日に、その過去を娘に語り、ひとりのジャーナリストに息子探しを手伝ってくれるよう頼むのだが.................ってな、実話を基にした話?!

敬虔なカソリックであったがゆえの理不尽な過去を、ひとり胸に秘めて生きてきた女性が、息子に会いたい一心で旅にでる。そんな彼女を取材対象として、真実を求めて同行するジャーナリスト。いやぁ、この作品、実話が元ネタってことでの話の説得力もさることながら、主演の二人の演技が見事やった。

ちょっとズレた感じのおばちゃん役のジュディくんと、皮肉屋のジャーナリストのクーガンくん、さりげなくも抜群のコンビネーションで演じ切ったふたりの演技は、十分に鑑賞する価値があるんと違うかな。

なんとも“やるせない”話ではあるんやけど、母と子の絆をじっくりと描いたドラマは、柔軟使い分けた役者の存在感で、なかなかのデキ映えに仕上がってたね!?

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