『100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!』
今日は、久しぶりにドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪
野球界はシーズンが終わり、まさにストーブリーグ真っ最中って感じで、誰がどこに移籍するとか、誰の年俸がいくらやとか、それはそれで結構盛り上がったりしてね(笑)
贔屓のトラさんチームは、まさかの(?)ポストシーズンでの大躍進で監督、投手コーチが留任してもうて、個人的にはごっついブルーな気分やったんやけど、“洋行帰りの、メジャーリーガーになれなかったひと”を獲りそこなったことで、むしろ未来に希望が............なんて思ったりして。
というわけで、そんな愛するチームへの思い入れは置いといて、作品の感想は.............?!
100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた! / Up For Grabs ★★★★☆ (2004年)
監督:マイケル・ウラノヴィックス
出演:アレックス・ポポフ、パトリック・ハヤシ、バリー・ボンズ
バリー・ボンズの年間最多ホームラン記録、そのシーズン73本目の球を巡って、誰のものかを法廷まで出て争った二人の男を追ったドキュメンタリー。
確かにボールひとつが億万長者への道を切り開くのは分からんでもないんやけど、いい年した大人が眼の色変えて裁判で訴える、なんとも滑稽な姿やったね(苦笑)
混乱の中で起こった出来事の真実は分からないんやけど、ただひとつハッキリと言えることは、人という生き物がいかに強欲かってことかな!
それにしても、こんな争いが正当な裁判の理由になるところが、訴訟社会のアメリカを象徴してるんやろなぁ。所有権がどの時点で発生するかなんて、真剣に論じるあたりが、おもしろいのか、アホらしいのか............?!
もうひとつ言えることは、こんなベタな邦題をつけたひとに、まったくセンスがないってことか。まぁ、確かに“捕って、盗られて、訴えて”ではあるんやけど、もう少しなんとかならんかったんかな...........。
内容的にはスポーツの枠を超えて、人間の本質をある意味突きつつ、ユーモアもあって、秀逸なドキュメンタリーなだけに、ちょっと売り方が残念やったね(苦笑)
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